NHK『映像の世紀 バタフライ・エフェクト』昭和の文豪たち、主役は三島由紀夫と国家・天皇&リハビリジョグ
(17日)リハビリ・スロー JOG 7km,48分21秒,
平均心拍 109,最大 114
WALK 7km(荷物 4.5kg),1時間24分,10500歩
☆ ☆ ☆
三島由紀夫という作家については、かなり興味を持ってるけど、作品はまだ『金閣寺』しか読んでない。それでも、凄い文章だなとは思った。好き嫌いとか、良し悪しとか言うより、あれほど華やかな文体の日本語を読んだ覚えがない。
・・・と、ここまで前置きを書いてる内に、そう言えば、あの小説と三島の最後もちょっと似てるなと気づいた。お寺の代わりに三島が「放火」したのは、自衛隊と自分自身だろう。
金閣寺の放火犯は、犯行直後に自殺し損ねたからこそ、三島は仲間に介錯(割腹自殺の手助け)させたわけか。まあ、その話については、またいずれ別の機会に。
番組では、遺作となった大作『豊饒の海』に焦点が当てられてたけど、そう言えば昔、この作品に心酔してる若者と出会ったことがある。わりと大人しくて控えめではあったけど、ちょっと怖いくらいの思い入れが伝わって来た。ひ弱そうな身体に見えたのも、肉体改造する前の三島と同じか。
ちなみに、三島関連のウィキペディアの項目も、妙に詳しくて熱い内容になってる。ウィキに限らず、情報量は非常に多そうで、一般社会の関心の大きさをも示してる。
☆ ☆ ☆

さて、NHKのドキュメンタリー番組、『映像の世紀 バタフライ・エフェクト』。いつも、寝不足と疲れでフラフラの時に放送されるけど、今回はすぐ目が覚めた。いきなり、三島の自決直前の映像から始まったから。
今回のサブタイトルは、「昭和の文豪たち」。火野葦平、林芙美子、永井荷風、司馬遼太郎らの映像も興味深かったけど、やはり三島由紀夫のインパクトが圧倒的。放送日が11月17日なのは、事件の日付けの11月25日にほぼ合わせたわけか。

「諸君の中に 一人でも俺と一緒に立つ奴はいないのか」
陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地のバルコニーに立つ三島。演説する声に、それほど迫力がないなと感じてしまったけど、マイクを付けてない屋外の高所だから当然かも。
軍服がオシャレだなと思ったら、当時の人気デザイナー・五十嵐九十九に頼んだオリジナルらしい。色もボタン使いも独特。身体にかなりフィットしてるから、肉体美は誇示できるけど、実用性は不明。
☆ ☆ ☆


二十歳の時(1945年)、本名・平岡公威(きみたけ)で書いた遺書(遺言)。弟に遺したメッセージは、自分へのメッセージでもある。
「皇軍ノ貔貅(ひきゅう:勇ましい兵隊)トナリ
皇恩ノ万一ニ報ゼヨ
天皇陛下萬歳」
軍からはすぐ家に帰されたから、この遺書はとりあえず無意味になったけど、三島にとってはずっと唯一の遺書であり続けたらしい。自決まで、思いが変わらなかったのか。それとも、その後の人生が遺書に支配されたのか。
☆ ☆ ☆
番組では、自分がノーベル文学賞を取れなくて、師の川端康成が受賞したことが、三島のその後の人生に影響した一因みたいに描かれてた。川端と疎遠になって行ったのも、そのせいだと言いたそうな番組構成。
試しに最新AIのChatGPT5.1(つい最近、5からバージョンアップ)に聞いてみると、それは番組が作った分かりやすい物語にすぎないとの事。もちろん、実際のAIの回答は、遥かに細かくて長い。
三島が右翼的活動を本格化させたのは1966年頃。川端の受賞は68年。三島の自決が70年。少なくとも、川端の受賞と三島の活動との関係は、それほど強くはないはず。
あと、番組で川端の自殺をスルーして、平成まで急に飛んでしまったのは、「作家と国家」というテーマと関係なさそうだからか?・・とAIにたずねると、ほぼ同意してくれた。数十倍の補足説明付きで。

番組のエンディングの画像は、国家に背を向けて冷笑し続けた永井荷風。前歯が数本抜けた笑顔は、我が道を行く個人の生き方の象徴。あるいは逆に、軍服姿で檄を飛ばす三島と比べて滑稽だと見ることもできそう。。
☆ ☆ ☆
一方、単なる小市民アスリートの方は、昨日も右脚の痛みが治らないまま。それでも、リハビリで超スロージョグ7kmはこなした。気温15度、湿度49%、風速2m。スロージョグにはちょうどいい気象条件。
他に、荷物ウォーキングも7km。合わせて、それなりの運動量にはなってる。脚は痛くても、気力は充実したままなのだ♪ それでは今日はこの辺で。。☆彡

(計 1833字)
| 固定リンク | 0
「文化・芸術」カテゴリの記事
- NHK『昔話法廷』第12話、滋賀『天女の羽衣』(近江国風土記「伊香小江」、七夕伝説)&15km走(2026.08.24)
- サグラダ・ファミリア(Sagrada Familia)、カタルーニャ語の名前の意味は聖家族(聖母+養父+キリスト)&高負荷ジム(2026.06.11)
- 藤井風MV「It′s Alright」の解釈、土・天界・楽園・星空宇宙・究極自我、上下5段のインド的階層構造&15km走(2026.04.30)
- 高市「その手は桑名の焼き蛤」♪、出典は東海道中膝栗毛ではなく『品川楊枝』(原著引用)&呼吸困難ジョグ(2026.04.07)
- 遠藤周作の小説「影に対して」(26共通テスト国語)全文レビュー・書評 ~ 母と父、私の2つの影とエディプス・コンプレックス(2026.01.18)
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- NHK『昔話法廷』第12話、滋賀『天女の羽衣』(近江国風土記「伊香小江」、七夕伝説)&15km走(2026.08.24)
- NHK『昔話法廷』第6話・浦島太郎、乙姫が玉手箱を渡した理由、開けてはいけないと言った理由♪&まあまあのジム(2026.08.19)
- NHK『100カメ』東海道新幹線の遅れを定刻通過に戻す運転士の暗算(番組テロップは計算ミス?♪)&微妙ジム(2026.08.14)
- Nスペ『知られざる核危機 ハルペリン文書』、中国による台湾・金門島砲撃に対して、米国は核兵器使用を考慮&微妙ジム(2026.08.10)
- NHK『Dearにっぽん』、熊本・水俣病の海で魚を捕り続けて来た94歳の漁師の告白&新ジム4(2026.07.05)
「ランニング」カテゴリの記事
- 今週残り900字、一言つぶやき&13km走(2026.09.06)
- 秋雨前線停滞+台風24号迷走、仕方なくビショ濡れラン、残暑よりマシか・・(2026.09.05)
- 久々にランニングマシン(トレッドミル)、空気抵抗も風も無いし、平坦で柔らかいベルトが自動で一定速度だから楽♪(2026.09.03)
- 15km走からランニングシーズン再開&26年8月の全走行距離(2026.09.02)
- 乗鞍ヒルクライム2026(第41回)は雨天中止!、コロナを除くと2003年以来か&帰宅後ハーフジョグ(2026.08.31)
「ウォーキング」カテゴリの記事
- 15km走からランニングシーズン再開&26年8月の全走行距離(2026.09.02)
- 北陸の豪雨の情報を見ながら、信州遠征の準備、週末の天気は小雨まじりの曇りか・・(2026.08.28)
- 仕事帰りに久々の10kmウォーキング、道を間違えたけど、楽しいし体重減少♪&プチラン(2026.08.23)
- 出張終了、日焼けと疲れの中でプチジョグ、帰宅後は久々に暴飲暴食(アイス6個♪)(2026.08.05)
- Android スマホ、モバイルネットワークはオフなのに1日で2.4GBデータ使用、月初めのエラー&猛暑移動疲れ(2026.08.02)


コメント