事実をもとにしたマンガ『塀の中の美容室』、東京拘置所で受刑者の矯正教育プログラムに採用&リハビリ14km
(19日)リハビリ JOG 14.2km,1時間21分25秒
平均心拍 115,最大 131
WALK 2km,24分,3000歩
☆ ☆ ☆
最近は朝、NHKニュース『おはよう日本』を見ることが多い。と言っても、画面を見る余裕はなかなか無いから、音声中心の流し見がほとんどだけど、昨日は途中で特集に引き込まれた。
刑務所。入ったことも行ったことも無いけど、誰でもみんな、紙一重だと思う。運とか偶然の部分が大きい。特に、恵まれない環境で育った場合とか。

刑法改正で、これまでの懲役と禁錮を、拘禁刑に統一。受刑者を懲らしめるより、矯正と再犯防止、社会復帰支援に力をいれるようになったらしい。その実際の様子の取材。
正直、そんなにすぐ上手く行く試みとも思えないし、正しい事かどうかもよく分からない。罪人の刑務所が、宿泊費・食費・教育費すべて無料の学生寮・合宿所みたいになってしまうと、一般社会との関係やバランスに疑問が生じる。一般人の税金で支えるわけだし、一般人が教育を受ける際にはそれなりの費用を自分で払うのだから。学校もセミナー・講習の類も、安くはない。
あまり待遇を改善すると、わざと刑務所に入ろうとする人が増えても不思議はない。ただ、理想論としてなら正しい方向性だろうし、多様性の共生という時代の流れにも沿ってそうだから、興味深い社会実験ではある。
東京拘置所では、教育プログラムにマンガも利用。誰でも気軽に読めて、感情移入しやすいから。特に注目されてたのが、『塀の中の美容室』という漫画。それも含めて3冊、平積みにされたマンガを見て、ちょっと気になったから調べてみると、やっぱり全て、小学館のマンガだった。『塀の中の美容室』、『ドラえもん』、『ルックバック』。
実は、このプログラムを運営してるのが、小学館が中心となって出来た会社、小学館集英社プロダクション。ウィキペディアによると、集英社は後から資本参加したらしい。大手出版社の系列の会社が、刑務所内の教育まで手掛けてるとは知らなかった。
☆ ☆ ☆
さて、小日向まるこ『塀の中の美容室』は、桜井美奈の同名小説の漫画化。漫画は第一章だけなら無料サンプルで読めるし、小説はamazonのキンドル読み放題に入ってたから全体をチェックできた。

岐阜県の女子刑務所である笠松刑務所・みどり美容院を取材した上で書いた作品で、あくまでフィクションの物語だけど、受刑者が一般客の髪を刃物で切ってるのは事実。誰でもちょっと警戒するだろうから、作品の第一章にも、ごく控えめにその緊張感が描かれてる。もちろん、刑務官が同席してるけど、刑務官が受刑者の行動を完全にコントロールできるかどうかは微妙。
すぐ上に縮小引用した小説の表紙のイラストは、主人公=ヒロイン・小松原葉留。殺人未遂の受刑者。長く伸びた髪を切ろうとしてる姿は、暗い人生に一区切りつけようとしてるのだろう。小説の最後に、そんな話が書かれてた。
一方、2つ上の漫画の表紙では、美容室の設定との関連で、青空が強調されてる。副題も、「The Depth of the Sky」。空の深さ。井の中の蛙、塀の中の人間だからこそ感じ取れる、空の深さもあるという意味。
青空へのこだわりは、小説の取材日がたまたま晴天で、スタッフもにこやかで優しい人達だったからとの事(小説のあとがき)。ただ、作品内の美容室が「あおぞら美容室」なのは、実在する「みどり美容院」の名前を少しだけ変えた形にもなってる。青空と緑の場所だから、妹の名前がハル(春)、姉の名前がナツ(夏)とか。
☆ ☆ ☆

矯正プログラムの受講者の1人が涙を流したと語るのは、漫画の終盤、146ページ。

「塀の中の美容室の146ページ 葉留の姉奈津が妹の葉留に向けて言った一言で涙が出ました。『私の店で一緒に美容師やろう』。私にも待っていてくれる弟がいるため葉留の気持ちと一緒でとてもジーンときました」
ちなみに、小説だと、その台詞はもっと抑制されたものになってる。「葉留。いつか、一緒に・・・・・・」。テレビドラマでどうなってるのかは調べてないけど、マンガと小説の違いがよく現れてる。マンガは、誰にでも分かりやすいように書かれてるのだ。普通、ドラマもそうなってる。

担当者の山辺さおり課長は、魅力的な大人の女性だから、おそらく男性受刑者に人気だと思う。私の女友達に、ちょっと似た教育係がいて、普通に色々と声をかけられるとか言ってた。
その辺り、独特の難しさがあるかも知れないけど、教育的なマンガの感想をみんなで温かく共有するという「試み」はいいことだと思う。結果や成果、影響がどうなるかはさておき、長期的な視点でチャレンジして頂きたい。フィクションみたいなハッピーエンドになるかどうか、はたして。。
☆ ☆ ☆
一方、単なる小市民アスリートの方は、相変わらず右脚の裏側の故障が完治しないから、一昨日の19日(水曜)もリハビリジョグ。ただ、距離を14.2kmに伸ばしてみた。半端な0.2kmは、単なる気分的なオマケ♪
まだ痛みもあるから、スピードは出せないけど、余裕を持って完走。トータルでは、1km5分44秒ペース。気温8.5度、湿度55%、風速2.5m。ゆっくり走ってるから、上3枚でも寒かった。手袋してても、手先が冷え切ってしまう。
他に、ウォーキングも2kmだけ。それでは今日はこの辺で。。☆彡

平均心拍 最大
往路(2.4km) 14分51秒 107 131
LAP 1(2.1) 12分36秒 112 116
2 12分15秒 115 118
3 12分02秒 116 120
4 11分16秒 121 127
復路(3.2) 18分25秒 117 131
計 14.2km 1時間21分25秒 115(70%) 131(79%)
(計 2368字)
| 固定リンク | 0
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 事実をもとにしたマンガ『塀の中の美容室』、東京拘置所で受刑者の矯正教育プログラムに採用&リハビリ14km(2025.11.21)
- NHK『映像の世紀 バタフライ・エフェクト』昭和の文豪たち、主役は三島由紀夫と国家・天皇&リハビリジョグ(2025.11.19)
- 小説『舟を編む』文庫本、馬締が香具矢に書いたラブレター(恋文)全文に引用された漢詩の意味(夏目漱石、李商隠の作)(2025.08.24)
- 驚きと感動の意味の感嘆詞「うひょっぐ」♪、出典(初出)は小説『舟を編む』(連載時2009年)&がら空きジム2(2025.08.14)
- スマホ依存症の風刺画、携帯に顔が吸い込まれる加工写真、元ネタ作品は若手写真家アントワーヌ・ガイガー(Antoine Geiger)(2025.08.10)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 「女性タレントに関する、削除済の週刊誌の誤報」についての誤報、ネットリテラシー不足&つなぎラン、好感触(2026.01.17)
- iPad OS 26 のインストール、ストレージ 20GB 空けるだけで3時間、ログインできないトラブルも&休養ジョグ(2026.01.16)
- 障害者かグレーゾーンらしき人の奇妙な失敗繰り返し行動に遭遇して思ったこと、やったこと&またハーフ走(2026.01.14)
- 工事中で部分開館の都立中央図書館、連休に利用すると意外と空いてて、館員もわりとフレンドリー♪&積極的休養(2026.01.13)
- ランナー用の迂回路「ランパス」(runpass)とは?、具体的な図解2種で簡単に説明(新宿シティマラソン他)&休養ジョグ(2026.01.12)
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 文字の手書きのチカラ・効果、デジタル時代に世界で再評価(NHK『クローズアップ現代』)&お疲れジョグ(2026.01.09)
- 紅白歌合戦2025 〜 特別企画の大物が多過ぎて準備不足で沈黙が目立つけど、生放送だし人間らしくて、いいね♪(2026.01.02)
- 『火星の女王』第2話・第3話、カワナベがボードに書いた数式と英語の意味、重力波とマイクロブラックホール&正月の準備(2025.12.28)
- さんまのお笑い向上委員会SP、明石家サンタ2025の代わりの要素はわずか・・&ハーフ走の翌日にジム(2025.12.25)
- NHKドラマ『火星の女王』第1話、地球からの通信タイムラグ10分は脚本の計算ミス(単純化)&11km走(2025.12.18)
「ランニング」カテゴリの記事
- 「女性タレントに関する、削除済の週刊誌の誤報」についての誤報、ネットリテラシー不足&つなぎラン、好感触(2026.01.17)
- iPad OS 26 のインストール、ストレージ 20GB 空けるだけで3時間、ログインできないトラブルも&休養ジョグ(2026.01.16)
- 中国で大人気の1人暮らし生存確認アプリ「死了么」(「死んだ?」♪)、類似の孤独死サービスが増殖&ジムバイク絶好調(2026.01.15)
- 障害者かグレーゾーンらしき人の奇妙な失敗繰り返し行動に遭遇して思ったこと、やったこと&またハーフ走(2026.01.14)
- 工事中で部分開館の都立中央図書館、連休に利用すると意外と空いてて、館員もわりとフレンドリー♪&積極的休養(2026.01.13)


コメント