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ルービック・キューブみたいな立体図形、適度な難問~海陽中等教育学校2026年度特別給費生入試、算数・問題4の解き方

今は2026年の正月明け。今年も四谷大塚のサイトを見ると、一番上に載ってたのは海陽中等教育学校特別給費生入試の問題でした。

        

実施は2025年12月ですが、「2026年度」の入試。去年のこの時期に初めてこの学校の問題を見て、適度な難問だなと思いましたが、今回も適度な難問なので、今日のブログ記事で解説してみましょう。去年と同じく、算数の最後、問題4

      

ルービック・キューブが得意な生徒にとっては、解きやすかったかも知れませんが、最近の小学生だと、むしろスマホのゲームに夢中かも。

  

去年と同じく、もし完全な解答を書くと、長過ぎるし、実際の試験でもそんな時間は無いはずなので、ここでもかなり省略した解答を書きます。

 

学習塾とかだと、授業では要点だけ話して、後はたくさんの図をズラッと見せるのかも知れません。プロジェクターでスライドを映して見せるとか、画像ファイルを生徒の端末に送るとか。

    

受験生は、特別に優秀な小学生たちだから、頭の中だけで次々とイメージして解く可能性もあります。ただ、最後の(5)は微妙な問題なので、うっかり間違えた受験生も多かったと思います。だからこそ、正しく解けた人は、合格に近づくことになるでしょう。

  

以下、問題の画像は縮小して引用させて頂きました。

   

  

     ☆   ☆   ☆

260107a

   

  

(1) 左端の列のどこに球があるかを考えて、場合分けして図を書くと、次の6通り。 ・・・答

  

260107b

  

260107c

  

260107d

  

260107e

  

260107f

    

260107g

      

  

ちなみに、図を書くより、数で表す方が早くて簡単です。上の6つの図なら、上から順に、123、132、213、231、312、321などと書くのです。つまり、左の縦の列、中央の縦の列、右の縦の列のそれぞれで、上から何番目に球があるかを表すということです。

    

   

     ☆   ☆   ☆

260107h

   

(2) これも図を書くか、頭でイメージすると、こんな感じになります。

  

260107i

   

260107j

   

(1)で説明したように、数で表すと、上の2つは順に、1234、1243。

   

残りも、小さい順に数を書き並べると、1324、1342、1423、1432。

  

つまり、先頭が1の場合、6通り。先頭が2、3、4の場合もそれぞれ6通りになるから、全部で6×4=24通り。・・・答

   

   

    ☆   ☆   ☆   

(3) まず、左端の縦の列に球が2コある場合。上側の2ヶ所に球があるとすると、次の5通り。

  

260107k

   

260107l

    

260107m

   

260107n

  

260107o

    

これらを、(12)13、(12)23、(12)31、(12)32、(12)33と書くことにします。

すると、左端の縦の列に球が2コある場合は、(13)で始まるのも5通り。(23)で始まるのも5通り。

   

よって、左端の縦の列に球が2コある場合は、全部で5+5+5=15通り。

同様に、中央の縦の列に球が2コある場合も15通り。右端の縦の列に球が2コある場合も15通り。

    

これらはどれも、重複してないし、数えもらしもないので、全ての合計では 15×3=45通り。 ・・・答

   

   

     ☆   ☆   ☆

260107p1

    

  

(4) 上段、中段、下段、それぞれが、(1)の6通りのどれかになります。

例えば、上段が次のパターンだったとしましょう。つまり、上段が123の時です。

  

260107b

   

すると、中段231、下段312の時と、中段312、下段231の時とで、2通りあります。

   

ところで、上段は全部で6つのパターンがあります。だから、全て数え合わせると、6×2=12通り。・・・答

   

   

    ☆   ☆   ☆

260107q

   

260107r

   

(5) まず、前から見て、左上のマスに球が見えないとします。すると、上の赤線が通る4つのマスには球がありません。

   

260107s

  

続いて、上から見て、左下のマスに球が見えないとします。すると、上の青線が通るマスには、球がありません。ここまで、合わせて7コのマスには球がありません。左上の角は重複するので、4+4-1=7となるのです。

   

260107t

   

さらに、右から見て、左上のマスに球が見えないとします。この時、緑の線が通るマスには球が無いので、合計では10コのマスに球がありません。

   

マスは全部で、4×4×4=64コだから、64-10=54で、最大54個の球を配置できます。 ・・・答

   

  

上の配置において、緑の丸(右から見て球が見えないマス)は、下図のように7通り。

   

260107u

  

また、青い丸(上から見て球が見えないマス)は、すぐ奥側の3ヶ所で考えても同じことだから、合わせて4ヶ所で同様。

  

260107x

    

よって、上のような配置は、4×7=28通り。

   

一方、青い丸が下図のようなマスにある時は、この時点で既に8コのマスに球がありません。

   

260107v
   

だから、緑の丸は、下図のマス1ヶ所に限られます。この時だけ、球が無いマスが合計10コになります。

   

260107w

   

このように、赤線と青線がすれ違うような青い丸の選び方は、全部で12通りあります。そのそれぞれに対して、緑の丸の選び方はただ1通りに限られます。

   

260107y

   

結局、赤い丸が左上の時、条件をみたすような配置の数は、28+12=40通り。

   

赤い丸の場所の選び方は、全部で16通りあるから、結局、条件をみたす全ての配置の数は、 40×16=640通り・・・答

    

  

     ☆   ☆   ☆

最後、(5)の後半は、時間がないと特に見落としがちでしょう。ただ、じっくり考えれば、特別な才能や直感が無くても解ける良問で、適度な難問だと思います。

    

この記事の説明を読んでもすぐに分からない場合は、自分で手を動かして図を書いてみることをお勧めします。それでは今日はこの辺で。。☆彡

  

   

P.S. 分かりやすい誘導、適度な難問~海陽中等教育学校2025年度特別給費生入試、算数・問題4の解き方(図形の折り返しと相似)

   

    (計 2220字)

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