里見香奈・女流五冠、女性初の棋士編入試験の第二局(vs岡部怜央四段)、逆転で連敗&休養11km

(21日)JOG 11km,1時間00分23秒,平均心拍 132

消費エネルギー 485kcal(脂肪 141kcal)

   

負けた里見の無念そうな表情より、勝った岡部四段の申し訳なさそうな振舞いの方が印象深かった。里見はベテランの女流五冠で、30歳。岡部は4月に四段になったばかりの新人で、23歳。132手で終局した直後の深い礼は、まるで謝ってる姿に見える。僕なんかが勝ってしまって、申し訳ありません。。

     

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知名度も人気も収入も、里見の方が遥か上。男性棋士の自分が勝っても誰も褒めてくれないけど、女流の里見が勝てば世間が盛り上がる。

   

その意味では、しっかり逆転勝ちした岡部は流石、プロフェッショナル。おそらく、試験官としての対局料・指導料も少ないと思うけど。

   

    

      ☆     ☆     ☆

女流からプロ棋士への編入試験、5局中の第2局。0勝1敗の里見は、是非とも1勝1敗にしたい所。私がabema動画を最初にチラ見したのは、65手目で、お互いに同じ手を繰り返す千日手の可能性が出て来た局面だった。

  

そこから目を離して、次に見た時には、後手の岡部が局面を強引に打開し始めた所。下は69手目、先手の里見が4五同歩と取った。

   

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AIの評価値は50vs50くらいで、全くの互角。里見が得意の中飛車。岡部は居飛車で穴熊。金2枚だけとはいえ、なかなか王手がかからない構えで、攻めに専念しやすい。

   

   

     ☆     ☆     ☆

この後、またしばらく目を離して、次に見ると里見が優勢になってた。92手目、後手が6九角と打った局面で、84%vs16%。

   

後手は大駒3枚で攻めてるけど、歩切れで持ち駒は桂馬1枚だけ。先手は金銀5枚の美濃囲い。おまけに、先手に3四桂とか4四桂とか3一銀とか攻められると、一気に詰まされそうな状況。

   

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ここでAIが示した最善手は、5八歩の受け。3六の銀を守る普通の手だった。ところが、里見が指したのは、2七金。ハッキリした悪手で、一気に形勢が逆転してしまった。3六角成、同金、2四桂で、後手の攻めを玉頭に呼び込んでしまう。

   

   

      ☆     ☆     ☆

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しかし、里見にもまだチャンスが残ってた。上は105手目、4六金と寄った局面。ここは3八銀と守りの駒を補強しとけば、3六桂には同角として、まだ粘れた。桂馬をもらえば攻めゴマになるし、龍の逃げ場もない。

  

ところが里見は金を寄ったので、同銀から一気に寄せられてしまった。反撃するヒマもなし。その後はもう、手数だけ伸びて、評価値も一方的な状況。岡部もやりにくいだろうから、早く投了して欲しかったと思う。

        

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里見と同じく、少数派の振り飛車党・菅井八段も、自分のことのように残念そうだった。編入試験で合格した折田四段も言葉少なめ。

   

とにかく、これでもう里見は、残り3連勝するしかない。私は男だけど、女性の棋士が1人誕生した方が将棋界が盛り上がると思うし、ずっと女流の世界を引っ張り続けて来た大功労者だ。今後の巻き返しに期待しよう。下は投了図。後手132手目、7七角成まで。

         

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     ☆     ☆     ☆

一方、単なる小市民は昨日・・じゃなくて一昨日も11kmだけ走って来た。前日が久々の16kmでしかもRUNペースだったから、最初から休養モード。それでも徐々にペースが上がって、トータルでは1km5分29秒ペースでクリア。

    

気温18度、湿度67%、風速2.5m。そこまで涼しくもなかったけど、まあ秋モードになってくれたのは確か♪ 暑さに弱い私としては急に楽になった。新・心拍計はまた終盤、高めに乱れてるから低めに補正。 

     

2度目の三連休はまた雨模様だけど、コロナのプチ収束モードが漂ってるから、みんなあちこち出かけるんだろうね。私は家でお仕事しなきゃならないのだ (^^ゞ 全然、楽しくないわ! 1人でブツブツぼやきつつ、ではまた。。☆彡

   

   

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往路(2.4 km) 14分26秒 119 131 

LAP 1(2.1) 12分22秒 125 134

  2   11分42秒 133 142

  3   10分56秒 142 149

復路(2.2)    10分58秒 143 150

計 11km 1時間00分23秒 131(75%) 150(86%) 

    

      (計 1680字)

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藤井五冠、A級順位戦で糸谷八段に勝利(戦型は横歩取り)、2勝1敗&残暑26度ジョグ

(11日)JOG 8km,42分49秒,平均心拍 138

消費エネルギー 383kcal(脂肪 88kcal)

  

タイトル戦と違って、順位戦はA級でも予告ニュースが少ないし、間隔も1ヶ月ほど空いてるから、つい忘れてしまう。昨日は藤井聡太五冠のA級順位戦、第3局。夜中にネットを見て、やっと気づいた

   

そこまで1勝1敗だったから、名人位に近づくためには、絶対に落とせない対局。名人に挑戦するには、出来れば1敗のまま。悪くても2敗だろう。

    

    

     ☆     ☆     ☆

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将棋の第81期・名人戦、順位戦(A級)。藤井五冠vs糸谷哲郎八段。後手の糸谷が、「横歩取り」戦法に誘導して、先手の藤井が応じた展開。58手目、後手の糸谷が6三銀と引いた局面で、AI(「白ビール」)的には先手がやや有利だった。後手が角の道を開ける3四歩を、先手の飛車が取る時、飛車が2四から3四へと横に動くから、横歩取り。

  

私も少年時代、さんざん経験した。父親が好きだったこともあって、100局は戦ってるはず。父は後手番で横歩を取らせて、3三桂と上がる手を非常に好んでた。これは自陣の角道をふさいでしまうし、あまり良くない手とされてるが、両方の桂馬で激しく攻めて来るので、先手は対応しにくい。

   

写真は、毎日新聞のYouTube動画より。将棋盤と駒台だけ、下に大きく再掲しよう。ここから、7二歩、同飛、7三歩、8二飛。後手の飛車の筋を歩でふさいだ後、6三銀、同金。その次の先手65手目が大きなポイントだった。

   

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     ☆     ☆     ☆

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先手が3五歩で、飛車の横効きを作ったのが、キレイな手に見えて、実は悪手らしい。AIの評価値は一気に後手優勢へと逆転。後手・糸谷も最善手の7七銀と指して来た。

    

先手が7六飛と回る攻防の手を指すと、後手は8八銀成。これが悪手で、先手の7二歩成で再び形勢が逆転。7八銀成が正解だったらしい。

  

ただ、7八銀成でも、私が先手なら7二歩成と指す。飛車と角の取り合いなら、勝負になる。8四飛と逃げれば6六角で、飛車に当てつつ、角を逃がす。先手の玉は右に逃げれるので、まだまだの戦いだと思う。そういった所までは、AIの分析でも現れてないし、「元奨励会員アユムの将棋実況」のハイライト解説でも説明されてなかった。

    

   

     ☆     ☆     ☆

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その後はずっと、先手の藤井が有利・優勢をキープ。上の局面(89手目)とか、飛車2枚と角で攻め込まれても、上手く6九玉と防御。

   

上から後手7七竜なら、同桂、6七金、5九銀と守るのか? 際どいのは際どいけど、後手玉も飛車を渡すと危ない形。実戦では後手は8六歩。先手の5五桂を見て、7二角。と金を払った。攻め合いは負けるという判断で、守りに回ったことになる。

       

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最後は上の局面。113手目、先手5八金の受けを見て、写真手前の糸谷が深々と頭を下げる。藤井も直ちに頭を下げた。これはもう、大差。ちなみに、このアングルの2人の終局映像は珍しい。abamaなら、いつも横から映して、横顔が見えるようにしてるのだ。

    

というわけで、藤井は名人位へとほんの少しだけ近づいた♪ まだまだ先は長いけど、数十年に1人のレベルの天才、「ギフテッド」だから、私は期待しつつ応援しよう。

  

   

     ☆     ☆     ☆

一方、単なる小市民の走りについて。11日(日曜)は、残暑の中、8kmだけ走った。今シーズンは3年ぶりに、自転車(というよりエアロバイク)中心の夏だったから、暑い中でのランニングはまだ慣れてない。

   

それでも、お古のレース用シューズで徐々に加速して、最後は1km4分40秒くらいまでペースアップ。トータルでは1km5分21秒ペース。気温26度、湿度86%、風速1m

  

非常に珍しく、新・心拍計のグラフが正確な右上がりになってたから、大きめに掲載♪ 滅多にないというか、覚えがないほど珍しい。今日も暑かったな・・とか思いつつ、それではまた明日。。☆彡

        

   

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LAP 1(2km) 12分35秒 121 130

  2   10分31秒 137 144

  3   10分02秒 147 154

  4    9分41秒 156 163

計 8km 42分49秒 138(79%) 163(93%) 

   

      (計 1681字)

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藤井聡太・五冠王、4勝1敗で王位三連覇!、豊島将之九段の善戦及ばず(2022年・第63期)

強い! これほど強いのに、先月のA級順位戦では負けてしまった。やっぱり名人位への挑戦は特別な重みがあるということか。

  

まだ20歳になって2ヶ月も経たない、藤井聡太・五冠王(竜王・王位・叡王・王将・棋聖)。かつての天敵、豊島将之九段(32歳)を4勝1敗で圧倒。見事に王位戦、三連覇を達成。

   

2022年(第63期)の王位戦・第5局は、藤井がもし負けてもまだ3勝2敗でリードだから、動画は全く見なかったけど、棋譜はわりとじっくり拝見。内容的にはかなり際どい接戦で、終盤まで逆転の可能性が残ってた。

    

結局、藤井の勝因は、2日目の昼食か♪ ボリュームがあって美味しそうに見える、かつおづけ丼。ほとんど座ってるだけなのに、よく太らないもんだね。脳のエネルギー消費がスーパーコンピューター並みなのか。日本将棋連盟提供の写真、スポーツ報知より。店名(テンメイ)は、ふくろ茶や、でいいのかな?

   

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さて、見どころ満載の第5局。ここでは1日目の最後の封じ手から見てみよう。

  

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角換わりから、相腰掛け銀に進むのかと思ったら、後手の藤井が4一飛という面白い手を指して、前例のない力将棋に突入。先手も4九飛と回って、対抗。上は59手目、先手の豊島が5五歩と位取りした局面。藤井の玉形はかなり怖いように見えるけど、すぐには問題ない。

   

ただ、金や銀を渡す展開になると、直ちに玉頭の5四への打ち込みが生じる。そんな局面でも、藤井は強気の攻めを開始した。封じ手は、8六歩。同歩と取らせて、5七歩の垂れ歩。5九飛には8一飛で、8五の継ぎ歩に向かう。小技を細かくつなぐ連続攻撃。

     

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後手の銀が先手陣まで進んで来て、銀の交換。そして上図は89手目、先手、7二銀の割り打ち。一見、先手の攻めが厳しくて有利に見えるけど、先手陣はすぐに詰んでしまう変な玉形になってて、ここでも後手が少し有利。後手の6八銀から7九角の攻め筋が強烈。

     

私なら、7二銀の前に、5八飛と引きたい。後手が5四金右なら、7七金で、守りを整えつつ、9八の角の筋を通して5四あたりを狙うとか。

   

  

     ☆     ☆     ☆

実際には、上図から、8二飛、6三銀不成、同玉、5八飛と進んだ。

     

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そこで登場したのが、上図の1三角。6九銀から6八角成とかを狙ったもので、遠見の角に好手あり」。以前から、藤井は角の使い方が上手いと思ってた。直接的な手ではないし、端攻めも誘ってしまうから、ちょっと指しにくい。

    

この後、飛車と角の交換になって、藤井の評価値が上がったけど、その後、AIの判断では悪手の連発があったらしい。次の局面は際どかった。人間にとっては、後手有利か優勢に見えてしまう。

     

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上図で、121手目、先手6六歩と指せば面白かったらしい。AI(水匠7)が示してた勝負手で、後手の玉も挟み撃ちの状態だから、玉頭を攻められると危ない。後手は6九飛車打ちから迫れるけど、9七の端玉で粘れば、先手の9八の角が攻防に効いてる。6五に後手の桂や金が来る展開になれば、後の後手の攻め(即詰み)も消える。

    

   

     ☆     ☆     ☆

とはいえ、既に両者、残り時間わずか。豊島2分、藤井9分。豊島が指した手は4五桂で、かなり緩かった。この後はもう、豊島が諦めたような展開。藤井は飛車打ちで追い込んだ後、8四飛で金を取って、簡単な即詰みに打ち取った。投了図は王位戦中継ブログより。

        

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128手目の8五桂を見て、豊島が投了。以下、同銀、7七龍、同桂、8六金、同玉、7五金、9七玉、8六金打、8八玉、7八金まで。この手順には、8五桂と7五金が出て来る。

  

もし先手が、6六歩から6五の地点を攻めていれば、後手の桂馬が6五に動くことになって、かなり違ってた。例えば、6五金、同角、同桂、7三金打、6四玉、7四金引、5四玉、6六桂まで。後手の玉はキレイに詰んでしまう。

   

    

      ☆     ☆     ☆

なお、2日目のAI(水匠7)の評価値の推移グラフは以下の通り。YouTube、元奨励会員アユムの将棋実況より。藤井の110手目の6八成銀と、114手目の6四金が悪手とされてた。AbemaのAIの評価値は不明。

       

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とにかく、これで五冠をキープ。次は来月から竜王戦が始まるし、名人位を狙う順位戦も続いて行く。これからの半年ほどで、20歳の天才の偉業を見れるかも。それでは、今日はこの辺で。。☆彡

    

       (計 1777字)

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将棋の里見香奈・女流五冠、女性初の棋士への挑戦、編入試験の初戦(vs徳田拳士四段)は黒星スタート

これは将棋の話というか、男性社会に挑戦する女性の挑戦ストーリー。私は男だから、どうしても男びいきになりがちだけど、里見香奈・女流五冠(30歳)は「棋士」になっても不思議はないと思う。

     

「女流棋士」は女性のみの資格。「棋士」は男女問わず。歴史的にも社会的にも、棋士の方が上。将棋では今まで、棋士に女性は1人もいない。しかし里見は長い間、女流トップで活躍して来たし、最近は(一部の)男性棋士をも圧倒。5月までに、男性に10勝4敗の成績をあげて、編入試験の受験に名乗り出た。下はテレ東BIZより。服装の色も髪型も、女性らしい。

     

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ただし、喜んで挑戦したというより、色々と迷った末の挑戦。受験料50万円は、五冠の里見にとって何ともないだろうけど、失敗したら落胆するし、成功(合格)すると立場は大幅に上昇するけど、収入がアップするかどうかは不明。

   

というのも、男性の中で大変な戦いを続けることになるから、疲れとストレスで女流タイトルを失うことになりかねない。だからといって、代わりに男性を打ち負かして棋士のタイトルを獲るのも大変だ。

   

ちなみに、里見は13年前の女子高生時代、ほとんど放送事故レベルの珍映像を残してる♪ 下の画像の右側。自戦の解説(?)で、金の下に玉があるのを見て、うつむいたまま無言の笑いが止まらず。箸が転んでもおかしい年頃の黒歴史。聞き役の年長女流棋士、島井咲緒里も、里見の顔を見ながら無言で笑ってるから、里見が笑いをこらえてたのは間違いない。

    

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話を戻して、私が最初にabema動画をチラ見したのは、今日(22年8月18日)の14時ごろ。上図の局面で、先手の徳田拳士・四段(24歳)が6六銀と上がった所。

  

中盤の57手目まで進んだ局面で、AIの評価値は55%vs45%で後手・里見が少し有利になってた。まあでも、人間的にはほぼ互角だろう。後手は玉を固めた中飛車。先手は居飛車で、中央あたりを制圧した形。後手の持ち駒に角があるから、先手は3九角とか、角の打ち込みに気を使う局面。

   

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上は71手目、4四桂の局面。ちょっと目を離した隙に、後手の飛車が左端に動いて、窮屈になってる。ただし、2二に据えた角は先手の玉を遠くにらんでるから、そのにらみを消す意味もあって、先手は4四に桂馬を打った。AI的には、5六金がBESTとされてた。中央や飛車を完全に抑え込む戦略か。

   

   

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上図は放送用の大盤解説で、87手目、先手・9六同歩まで進んだ局面。後手のこの端歩攻めはあまり役に立ってないというか、逆効果かも。後手の玉の方が、逃げ道を失って危なくなってる。

  

後手の玉型は堅いから、アマチュア同士ならまだまだ勝負になると思うけど、プロ棋士が相手だと後手はもう苦しい。駒損が大きいし(角1枚の損)、先手に3七角と引かれる筋も見える。玉を角で狙われて、飛車の成り込みも生じる。

    

この後、飛車角交換から強引に攻め込んだものの、攻めが細くて、ほぼ切れてしまってる。下は終了図。127手で、里見が投了。

  

アマチュアなら、まだ諦めないのが普通だろう。里見もなかなか気持ちの整理がつかなかったようで、最後は持ち時間をギリギリまで使って、秒読みの残り10秒くらいになってから、ようやく小声で「負けました」。クセなのか、頭は軽く下げただけだった。ちなみに開始時には、藤井聡太みたいに深々とお辞儀。

   

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評価値のグラフは下の通り。中盤までは十分、勝負になってたけど、終盤はどんどん差が開く展開だった。

  

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      ☆     ☆     ☆

終局図から、先手は4六角と打つような攻め筋が強烈。後手が9九竜なら、先手は5五角で、7四桂の筋を見せて勝ち。他に、いつでも右上の方へ入玉することも可能。後手の玉は逃げ道がないし、守りで抵抗することも出来ない。ある程度以上、将棋を知ってる人間が見れば、大差で先手勝勢だと分かるはず。

      

まあ、初戦の相手は今期、絶好調の若手(12勝1敗)だったから、里見にとっては厳しい対局だった。残り4局で、3勝できるかどうか。月1回のペースだから、次戦は9月下旬。乞うご期待。

  

なお、日経HPがまとめた図を見ると、ここ4、5年で女流棋士が急激に強くなってるのがよく分かる。男性との対局で、互角に近いような所まで来てるのだ。たぶん、AIという最強の指導者からいくらでも学べるようになったのが大きいんだと思う。

  

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もちろん、男性との対局は「強い」女流が多くなるから、女流全体の底上げはまた別の話だけど、勝敗だけ見るともう、男性棋士も本気にならざるを得ない状況。

  

後は、華のある人気女流棋士がもっと増えるのがポイントか♪ あるいは、将棋好きの女性インフルエンサーが増えるとか。ともあれ、今日はそろそろこの辺で。。☆彡

    

       (計 1965字)

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藤井聡太五冠、A級順位戦2回戦で菅井八段に早くも黒星、最年少名人位に黄信号&エアロバイク1時間

(10日)BIKE 30.5km,1時間02分,平均心拍126,最大151;1260kcal?

WALK 3km

   

将棋界の歴史を次々と塗り替えつつある若き天才、藤井聡太(20歳)。あっという間に五冠のトップ棋士になって以来、私の最大の注目点は名人位獲得になってる。どうしても、タイトル防衛より、頂点のタイトル奪取の方が気になるのだ。

  

将棋界の頂点は今現在、おそらく賞金の多さによって、竜王になってる。それなら既に、藤井は竜王だけど、やっぱり伝統的にもシステム的にも名人が頂点。実際、竜王なら藤井はすぐ取れたけど、名人は1年後ごとに順位の階級を上げていく必要があるから、まだ挑戦さえできてない。

   

来年の春から挑戦するためには、今年度のA級順位戦で1位になる必要がある。当然、昨日の2回戦も藤井が勝って、2連勝になるのを期待してたのに、早くも負けてしまった。序盤で1勝1敗だと、最年少名人位どころかA級1位さえちょっと苦しい。とにかく、全体を見てみよう。

  

私がチラ見を始めたのは、夕方から。順位戦は持ち時間が長いから、進行が非常に遅い。まだ2回戦にすぎないし、夕方からのチラ見くらいが精一杯だ。

   

   

     ☆     ☆     ☆

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見てなかったけど、上が序盤。対戦相手の先手・菅井竜也八段は、今どきのプロ棋士としては珍しく振り飛車党で、いきなり中央に歩を伸ばして位取りする中飛車を選択。

  

これ、私も何度も経験してるけど、居飛車の側は対応しにくいのだ。自分の玉のすぐそば(または真正面)に相手の飛車の筋が通ってるから、下手すると一方的なボロ負けになる。

     

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私が最初にabema動画を見たのは、41手目で、まだAI評価値は50%vs50%の互角だったけど、しばらく目を話してた間にちょっと差が開いてた。上は48手目、後手の藤井が5六桂と打ち込んだ局面で、ちょっと無理筋だったらしい。

   

ちなみにこの画面は、いつの間にかYouTubeに登場してた、毎日新聞の公式動画。これは将棋ユーチューバーにとっては強敵だろう。まだ完成度は低い(データ更新が遅くてズレてる)けど、堂々と棋譜を表示できるし、映像も圧倒的にキレイだ。不安定な通信環境でアベマを視聴するより、いいかも。

   

   

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その後、私がジムに行って目を離してる間に、評価値がほぼ互角まで戻ってた。上図の右下のグラフを見ると、上側(先手有利)に振れてたグラフが中央に戻ってるのが分かる。

 

これは79手目、先手が9七角とぶつけて来た局面。後手としては、先手の角を抑え込んでたのだから、普通に角交換に応じるのは面白くない。

  

AIの最善手は、人間には指しにくい8六銀。タダで銀を捨てて、6八とや5八歩成の時間を稼ごうということか。実際の藤井の指し手は、次善手の8六歩で、ここから一気に差が開いてしまった。先手の8六同角に、同飛と指したのもあまり良くなかったみたいだ。先手に飛車を渡すと、後手玉は一気に危なくなってしまう。攻め合っても、1手負けになる。

  

  

      ☆     ☆     ☆

後手の8六同飛から、同歩、6八と、5三歩成、5八歩成と進んだのが下図で、既に82%vs18%の大差で、先手・菅井が優勢。

    

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と言っても、1手違いの攻め合いだから、人間同士なら勝敗はまだ分からない。ただ、残念ながら持ち時間の差が大きかった。

   

藤井は残り3分で余裕がないから、なかなか最善手を差せない。ところが菅井はまだ40分も残してたから、かなり最善に近い手を選択して、最後もキレイな即詰みに打ち取った。

     

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上は92手目、後手が5三角で、と金を取った局面。この後、プロ棋士の解説者2人もしばらく考えて詰みを読み切ってたけど、さすがに対局者の菅井は早めに読み切ってた。

  

5二飛、4三玉、5三飛成、同玉、6五銀、5九と、4二角。この辺りからはもう、間違えると一気に大逆転だったけど、流石に全く間違えず。詰め将棋でもNo.1の藤井なら、当然すぐ詰みに気付いてたはずだけど、ほぼ最後まで投了しなかった。悔しかったのか、あるいは視聴者サービスか。

     

終局は日付け変わって、0時10分(!)。朝日が昇るまで続くこともあるらしい (^^ゞ 0時過ぎの勝利の後でさえ、菅井は疲れ果てた様子で、インタビューに上手く答えられなくて質問を聞き直してたほど。ともあれ、2人ともお疲れさま♪

      

   

      ☆     ☆     ☆

一方、単なる小市民は1日休んだ後、昨日もまたジムでエアロバイク。今季最長の1時間20分の予定だったのに、また時間が無くなってしまって、1時間02分になってしまった (^^ゞ ワンパターンの失敗。

  

まあでも、内容的にはいい感じ。レベル10で2分。レベル11で5分。レベル12で45分。レベル13で5分。レベル14で1分。最後は、レベル11で1分休んだ後、レベル12で3分。 

   

レベル13で5分回しても、まだ結構、余裕があったから、次はもうちょっと時間を延ばしてみよう。ただし、ポラール心拍計のサイトの心肺負荷状況はオーバートレーニング状態のままだから(一番下のグラフ参照)、やり過ぎないよう、ほどほどに♪

   

帰宅後はご褒美として、数年ぶりに高級アイスを味わった。「アイスクリン」、100円(笑)。美味しいっ! これ、テンメイ家の手作りアイスに似た味だから、懐かしさもあるのだ。自分で作ってみようかな。小市民的な満足に浸りつつ、ではまた明日。。☆彡

     

       

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       (計 2198字)

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藤井聡太5冠、叡王戦タイトル防衛!、出口若武六段は角と銀の打ち間違いが敗因か&リハビリ11km

(24日) JOG 11km,58分56秒,平均心拍 141

消費エネルギー 527 kcal(脂肪 121 kcal)

    

どうしても、タイトルを次々に奪取して行く時の方が注目を浴びて、単なる防衛戦だと注目度が控えめになってしまう。私も去年はずっと追っかけ状態(笑)だったけど、今春の叡王戦はネットでニュースを見るだけだった。どうせ藤井五冠が防衛するだろうと♪

   

ところが、たまたま昨夜は、防衛した直後のニュースをネットで見て、久々にabema動画をチェック。インタビューの後半が放送されてて、20時からは大盤解説に戻った。折角の機会だから、30分ほど鑑賞。

   

   

      ☆     ☆     ☆

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上の画像がボケてるのは、もとの放送画像がボケてたから(失礼♪)。通信環境にもよるだろうけど、動画はテレビと違って、画面がボケることが非常に多い。特に、対局終盤とか、タイトル獲得・防衛の直前・直後とか。テレビとの画質の差は、まだまだ大きいね。無料で見てて文句つけるのもビミョーだけど♪

    

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上は私が対局アプリで作り直した画像。先手・藤井101手目、3一同龍と指した局面。後手・出口若武六段がどう指すか、勝敗の分かれ目だったが、1分将棋だから考える時間が無い、心と身体の余裕も無い。。

     

ちなみに、若武と書いて、読み方は「わかむ」。若武者(わかむしゃ)を意識した、キラキラ系の名前♪ どうせなら、若武者のまま名前にしたらもっと面白かったかも。

      

話を上の盤面に戻すと、解説の木村一基・九段は、後手・5八金を推してた。先手は7九玉と逃げるしかない。そこで後手は攻防の7五角を打って、優勢。

   

  

     ☆     ☆     ☆

そう指しても後手が優勢だったし、5八金の代わりに4二角と打っても、後手が優勢だった。

   

先手の龍が逃げた後、8六角と出る王手が非常に厳しい。合い駒に歩は打てないし(二歩の反則)、桂馬だと緩いから、仕方なく金を合い駒して、歩に取られることになる。その後、先手は少し粘れるけど、非常に苦しかった。

    

ところが、出口の実際の指し手(102手目)は、4二銀。これが敗着。感想戦で本人が、角と銀の打ち間違いだと言ってたというネット情報が出てた。確認はしてないけど、たぶん本当だろう。もちろん、時間切れで間違えるのも、実力のうち。本人も言い訳はしたくないはず。

        

いずれにせよ、銀打ちでは単なる受けであって、攻めになってないから、先手は2二龍と逃げる余裕がある。そこでもう出口は諦めたのか、気力を失ったのか、8八角と打ったから、3五桂、同歩、3四金で即詰みとなった。

   

終局後、大盤解説場に現れてインタビューされた出口は、悔し涙を手で拭うシーンがあったらしい。27歳での初タイトル挑戦。勝ちがあっただけに、思いが溢れてしまったと。その会場には、同い年の奥さん、北村桂香・女流初段(26歳)もいたらしい。おそらく、「出口くん」の涙にもらい泣きしたことだろう。。

  

   

      ☆     ☆     ☆

私の場合、将棋で負けて「涙ぐんだ」のは、中学生時代が最後かな。父親に負けたのが悔しくて悔しくて (^^ゞ 本当に「涙を流した」のはたぶん、小学6年生ぐらいが最後。これも父親が相手だったはず。息子をけなす言葉も度々あったし、何気に児童虐待だったかも(笑)

      

まあ、おかげで(?)強くなったけど、当時は本気で腹を立ててた♪ 私の目の前で、母親が父親に「負けてやり!」とか命令するから、また超~ムカつくのだ (≧▽≦)。男の子のプライドの立場は?!・・とかうっかり書くと、フェミニストに怒られるのかも(笑)

      

ともあれ、まだ19歳の藤井聡太五冠、叡王防衛おめでとう! タイトル戦の連勝記録(現在13連勝)も、もっと伸ばして新記録を達成して欲しいね♪

    

    

      ☆     ☆     ☆

一方、右ふくらはぎ痛でパッとしなかったハーフから1日休んで、昨日はリハビリ11kmジョグ。柔らかくて弾むシューズ、ノヴァブラストにすると、かなり痛みは楽になったけど、まだキックはできない。右脚はほぼ伸ばしたまま、付け根から前後に払うような走りになってしまった。

  

そうするとストライド(歩幅)がかなり短くなるので、ペースも遅い。結構ハーハー頑張って、汗も流れたのに、トータルでは1km5分21秒ペースだった (^^ゞ 気温20度、湿度83%、風速3m

      

なぜか公園の人が多かったけど、何か理由があるのかね? 連休疲れが収まったからかな。新・心拍計はほぼ正常に作動したけど、ちょっと高めにブレてたから補正した。あぁ、今月は走行距離のノルマが厳しくなったな・・とか思いつつ、ではまた。。☆彡   

 

   

220525c

       

往路(2.4 km) 14分06秒 123 139 

LAP 1(2.1) 11分33秒 137 145

  2   10分43秒 150 154

  3   11分00秒 151 156

復路(2.2)    11分34秒 146 158

計 11km 58分56秒 141(81%) 158(90%) 

    

       (計 1988字)

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天才・藤井聡太(19歳)、渡辺明三冠に4連勝で最年少5冠達成!~将棋・王将戦・第4局(2022年)

渡辺明名人の最終的な敗着は、人間の目線だと、101手目の9五角か? AIにはその6手前くらいで差がついたように見えるらしいけど、人間的にはまだ逆転可能でわりと難しかったと思う。

    

将棋の記事なんてほとんど書いてなかった当ブログが、5年前から惚れ込んで来た天才少年、藤井聡太。まさか、こんなに早く五冠を達成するとは思わなかった。竜王、王位、叡王、棋聖、そして王将。ホント、当初から特別扱いで注目して来て正解♪ 北京五輪なら、金メダル3個くらいに値する大活躍。

    

生年月日は2002年7月19日だから、まだ19歳6ヶ月と25日前後。2000年代生まれの十代☆ 今までの最年少五冠は羽生善治で、1993年に22歳10ヶ月で達成したものだから、28年ぶりの大幅な記録更新。これを次に破るのはかなり難しいと思うけど、もっと凄い天才少年が表れるのかも。

   

  

     ☆     ☆     ☆

220213i

  

上は日刊スポーツの記事より。左手を広げて、指5本で五冠を示してる。まあ、メディアか関係者が指示したわけか♪ ホント、将棋界にとっても天から舞い降りて来たような救世主だ。性格的にも、誰にでも好印象を持たれる控えめで謙虚なタイプで、伝統芸能である将棋のイメージにふさわしい。超有名人なのに、アンチが少ない。

  

彼がいなければ、将棋の名人はAIに負けるし、スマホ不正疑惑騒動もあったし(結果的には無実の判定)、老舗の大スポンサー、新聞社の経営は苦しいし、日本将棋連盟も大変だったはず。その意味でも歴史的偉業になった。

   

そもそも五冠は、まだこれで4人目。最初の2人は、1963年の大山康晴、1978年の中原誠。そして、羽生、藤井。大棋士3人の後に、あどけない顔の少年が並ぶことになった。素直に拍手喝采!

    

  

     ☆     ☆     ☆

では、令和4年2月11日・12日、渡辺明・三冠(対局時)をストレートの4連勝で破った王将戦・第4局を軽く振り返ってみよう。棋譜は、毎日新聞HPと毎日系のスポニチHPが公開中。

       

220213a

   

戦型は最初だけ、珍しく矢倉囲いの流れ。ただ、先手(こちら側)の渡辺が誘導したのに、後手の藤井は矢倉を拒否。最初から戦闘態勢になってる。

   

最近は、矢倉囲い同士がぶつかる対局はほとんど見なくなった。この流れとAIの台頭の関係は知らないけど、たぶん関係してると思う。AIはがっちり囲って守備を固める戦略をあまり評価してない気がする。それが本当に正しいことなのかどうかは不明。

  

220213b

    

上図は中盤。この辺りまで、非常に早い展開だったから、お互いかなり研究してたんだと思われる。藤井に続いて渡辺も去年、かなり高性能のPCと最新のAIを用意して(もらって・・笑)、研究に打ち込んでるらしい。

   

先手から見て左辺で桂馬を交換した後、後手の藤井が62手目、4四桂と打って、銀を狙う。これに対して、先手の渡辺は銀を逃げずに、7四歩。3六桂で銀を取られた後、桂馬を飛車で取り返せるとはいえ、強気の指し手だ。まだ研究範囲か。2筋から突破できるし、3筋にも拠点があるから、先手有利(または指しやすい)という判断だと思う。

   

  

     ☆     ☆     ☆

220213c

   

上は毎日新聞の棋譜ページより。第1日の最後の「封じ手」は、藤井の72手目、7六歩。そこから第2日がスタートして、2一歩成、5三角、8八銀と進んだ局面。

   

本音かどうかはともかく、藤井はこの辺りまでそれほど自信はなかったようだけど、次の4四銀を発見してちょっと安心したらしい。2二と、には、4三金左と上がる。向こうから見て、右辺の方に逃げて行く方針。

   

220213d

  

発見したとしても、かなり強くないと指し切れないはず。たとえば上図で先手が2六飛とすれば、もう飛車に成り込まれてしまう。先手の竜、と金、桂馬の攻めを上回るスピードで反撃する力が、後手には必要になる。

  

渡辺は局後の本人ブログで、8八銀より8六銀だったと後悔。ただ、8六だと、角で取られて7七銀とか露骨に打ち込まれる筋もあるから、ちょっと怖い。しかも自玉のすぐそばで応戦することになるから、玉まで守りに参加して王手をかけられるはず。

   

   

     ☆     ☆     ☆

ちなみに、記念すべきこの日の藤井の勝負めし(お昼休憩のランチ)は、ハヤシライス♪ 正式名称、「国産牛のたんとほほ肉を柔らかく煮込んだハヤシライス」。写真はスポーツ報知HP経由、日本将棋連盟提供。奥にはスイーツも見えてる。「和栗とマダガスカル産バニラのモンブランプリン」。

  

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で、3時のおやつは、甘いコールドドリンク2杯。プレミアムぶどうジュースとアイスアールグレイティー。同じく報知より。ほとんど座ってるだけなのに(失礼♪)、脳が活発に動いて大量のエネルギーを消費してるのかね? 19歳だから新陳代謝も活発だと。ちなみに対局会場は、東京都立川市のソラノホテル。たぶんホテルが注文に応じて用意した飲食物だと思う。

       

220213k

   

  

     ☆     ☆     ☆

気分転換したところで、終盤のつばぜり合いに戻ろう。AI(水匠6)の評価値を見ると、後手の藤井の4四銀から4三金左を受けて、少し藤井が有利に変わってた。それまでは僅かに渡辺が有利だったのだ。といっても、まだ差は僅か。

   

220213l

  

評価値の推移のグラフは、今回もYoutubeより引用させて頂いた。元奨励会員アユム氏の棋譜なし実況中継より。なぜか、いつもすぐに動画が見れなくなるので、リンク付けは省略。終盤まで、あまり差がついてない熾烈な激戦だったのが分かる。ちなみにAIを動かすマシンは意図的に(?)、それほど高性能ではないものを使ってるとか話してた。

      

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上図は、後手が作った馬に対して、先手が2九飛車とぶつけた局面(89手目)。この辺りは私も、毎日新聞HPで棋譜だけ見てて、馬を切って金を取るんだろうとは思ってた。

  

実際、その通りに進んだけど、私の読みはその後、後手5六歩。それに対して、藤井の指し手は3六歩だった。なるほど、桂馬を手に入れると共に、と金を作りたいと。一見、遅いようで、実は速い手を藤井はよく指してる。飛び抜けて正確な読みと大局観(形勢判断能力)があってのこと。

   

  

     ☆     ☆     ☆

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まだ難しいなと思ってた時の後手100手目、8五金が渋かった。相手玉を詰ます時に使いたい持ち駒の金を、地味な中段にポツンと打ってる。下手すると大悪手で逆転になりかねない手だけど、先に渡辺が間違ってくれた。

  

9五角。金で取れば、8四馬で間接的な王手飛車になるし、取らなくても8四角と進めることは可能。しかし、藤井が7五歩と冷静に受けたから、9五の角がぼやけてお荷物になった。先手は角を放置して2三飛成だけど、後手は5四桂を効かせた後、9五金で角を入手。これが攻めのための貴重な持ち駒になる。

    

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上は投了の5手前、先手2二龍の局面(109手目)。この後、4二とから攻められるけど、玉が右辺に逃げて大丈夫らしい。後手は3四金で桂馬を入手して、同歩に、6六桂打。

  

そこでアマチュアならもう、4二と、か、4二金で突撃すると思うけど、プロ中のプロの渡辺は観念して、じっくり3三歩成。これが彼にとっての形作りか。後手、5八角を見て、投了。下は王将戦中継ブログより

  

220213h

  

これ、よく見ると投了図ではなくて、2手前の112手の局面だ♪ スタッフの方、歴史に残る局面の1つだから、訂正した方がいいと思う。 以下、3三歩成、5八角まで。藤井はまだ持ち時間を36分も残してた。

   

     

     ☆     ☆     ☆

というわけで、114手で藤井五冠が誕生した。ちなみになぜか将棋だと、「五冠王」という言い回しはあまり使われてない。野球のイメージが強いからか、あるいは、「王」という言葉が将棋の駒を指すからか。

  

ともあれ、まだまだ夢の「八冠」達成までは大変な道のりが待ち構えてる。まずは順位戦B級1組からA級への昇進を期待しよう。あと1ヶ月以内に決着。あらためて、天才少年・藤井聡太、五冠達成おめでとう!

  

なお、今週は計16838字で終了。ではまた来週。。☆彡

   

      (計 3202字)

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王将戦第3局(22年)、藤井四冠が3連勝、AI評価値もブレる難解な終盤の最後は即詰み

藤井聡太・四冠が渡辺明・王将(三冠)に3連勝した、第71期(2022年)王将戦・第3局。1月29日・30日の対局から既に丸2日経ったが、終盤の戦いは特に興味深かったから、軽く将棋記事をアップしとこう。棋譜、対局者の感想、AI評価に、私の個人的感想も少しまじえた、まとめ記事。

   

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上図は後手、渡辺の116手目、9二玉の局面。毎日新聞HPの棋譜より。先手の藤井が7二金と王手飛車取りに打って、端に逃げた所で、先手が有利だが、先手の玉も2枚の角ににらまれてかなり危ない。1手、大きく間違えるだけで逆転する。しかも藤井の残り時間は3分間のみ。渡辺は18分、残してた。

    

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AI(水匠5)の評価値や最善手・次善手は、秒単位で刻々と変化するが、ある一瞬だと上の通り。元奨励会員アユムの将棋実況、盤面なし評価値放送より。なぜか、この2日目の評価値放送だけ、今現在ネット上から消えてるから、リンクを付けれない。各種の検索でもヒットせず。何か問題があったのか?、あるいは大幅に内容を変えて、動画のタイトルも変更したのか。

        

最善手は9六香で、先手勝勢(2936)。しかし、次善手の9三歩だと優勢(1095)。3番目の8一金だと、一気に逆転して後手勝勢となる。

   

ちなみに、9六香の後は、5六角成、9五香、9三歩、同香成、同玉、9九飛(!)とか。最後に飛車が左に回る筋が実現する可能性があった。かなり前、途中の局面で、香車の下に加勢する「地下鉄飛車」の可能性が話題になってたのだ。

   

   

     ☆     ☆     ☆

私も何度も経験してるが、時間が無くて焦ってるとつい、王手をしたくなる。王手をかければ、相手が逃げるか防ぐだけだから、普通は自分の側は安全、安心。

  

天才・藤井もつい、117手目、9三歩と王手してしまった。消費時間0分。この辺りでAIの評価値は激しく動いて、何がどう正しいのか、誰にも正確には分からない。

   

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私はこの局面、リアルタイムで見てて、同玉で互角か、先手やや不利かなと思ってた。後でAI評価値を見ると、激しく変化する中、ある一瞬は下のように示されてた。

  

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最善手、互角(197)、同玉。次善手、先手勝勢(3462)、8三玉。評価値の折れ線グラフは、かなり上の位置から一気に下に落ちてる。

  

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     ☆     ☆     ☆

ここで渡辺が13分考えて指したのが、敗因・敗着と言える8三玉。これだと、次の先手の8一金(飛車取り)が詰めろになってしまう。

 

渡辺のツイッターによると、9三歩と打たれて「自玉が詰むのかなぁ、と気が付いて、その空気感(終わりという)もあったので93同玉で難しいというのに気が付かなかったですね」とのこと。

    

もし同玉なら、先手は9四歩か9六香。その後の変化では、先手が攻防の手として4八角か3九角と打つ変化もあった。藤井は4八角を考えてたらしい(感想戦)。

   

とにかく、8三玉、8一金の後、後手の渡辺は2九角成。これはもう、諦めて形作りをしたということか? もちろん、先手がちょっと間違えると逆転するけど、藤井は詰将棋でも日本一の実力を持ってるから楽勝みたいだった。

   

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      ☆     ☆     ☆

もちろんAIにとっても、詰みの結論を出すのは一瞬。先手、8四飛車で、31手詰めだと表示されてる。

  

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しかし、これは細かい変化が色々あって、反則の打ち歩詰めになってしまう筋もあるから、それほど簡単ではない。詰め損ねると、逆にすぐ詰まされてしまう。

  

8四飛、同角、同歩で、下の局面(123手目)。

  

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9四玉なら、7二角から9六金の筋で詰み。6四銀なんていう遊びゴマの活用まで絡んで来る。9三玉なら、8二角の後、歩と香車を活用して、7三角成に持ち込んで、詰み。

   

実戦は8四同玉。以下、6二角、9三玉、9四歩と進んで、先手135手目の9六金を見て、後手が投了。下の投了図は王将戦中継ブログより。19時15分、終局。

      

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     ☆     ☆     ☆

なお、投了図以下は簡単で、7六玉、7七歩、7五玉、6四銀、8四玉、8五歩、8三玉、8二馬。ここまで数えると、143手になる。

  

121手目の8四飛から、23手詰め。143-121+1=23の植木算。AIが示してた31手詰めより短いのは、最長手数の変化ではなかったからか、AIの読みが不完全だったからか。29手詰めという話も出てた。

   

途中、渡辺の玉は下に9二玉と逃げる方がまだ難しかったと思うが、藤井にとって結果は同じだろう。最後の最後は、藤井が完全に読み切った感じの指し手で、飛び抜けた才能と実力を見せつけてた。

  

さあ、これでいよいよ王将位と五冠王に「王手」! 注目の第4局は、2月11日・12日に東京都立川市「SORANO HOTEL」にて。それでは今日はこの辺で。。☆彡

    

      (計 1919字)

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王将戦第2局(22年)、藤井四冠連勝、渡辺三冠の敗着は8八同金か&よろよろハーフ

JOG 21.1km,1時間55分45秒,平均心拍 146

消費エネルギー 1089kcal?(脂肪 229kcal)

   

連敗した渡辺明王将が、局後の感想で「もっとまともな将棋を・・」と率直に語ってたけど、私もこの対局はほとんど見なかった。初日の後、棋譜を見て、おそらく藤井聡太四冠がこのまま無難に勝つと思ったから。

   

第1局は最後まで激戦の名局だったけど、第2局は渡辺の完敗というか、失敗だろう。AIの評価値グラフもズルズルと後手の藤井に傾く形になってた。いわゆる「藤井曲線」か。

   

   

     ☆     ☆     ☆

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戦型は、角換わりから、相早繰り銀。上図は毎日新聞HPの棋譜ページで、51手目、先手・渡辺が3四角と歩を取った局面。この手が最初の悪手で、AIの評価は後手・藤井有利に振れた。

  

ところが藤井は、2時間28分の大長考の末に、8八歩と打つ。これは悪手か緩手で、AIの評価値はほぼ互角に逆戻り。

  

もし8八歩を取ってくれれば、先手は壁金の悪形になるから上手い効かしになるけど、私が先手でも取らない。当然そんなものは無視して、2三歩成の攻め合いで勝負。アマチュア同士なら多分、先手が勝つと思う。ちなみにAIの候補手を見ると、2三歩成か4五銀を最善手としてた。

   

   

     ☆     ☆     ☆

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もし渡辺が2三歩成としてたら、上図から、同歩、同角成、3六角のような激しい闘いになってたらしい(AIの読み筋)。その次からは見えなかったけど、たぶん3五銀だと思う。以下、2五角、3二馬、同玉、2五桂、2八飛くらいか。

    

しかし、勝負事に「たら」「れば」は禁物。実際は、渡辺は8八同金と取ってしまったから、3六角、2六飛、4七角成、5六銀、3五銀で不利となった。以下はほとんどチャンスなし。渡辺のブログを見ても、8八同金を悔やむような感想を書いてた。

  

「結果的に先手が変化するとしたら、ここで2三歩成しかなかったです。本譜の8八同金でもすごく悪いとは思っていなかったのですが。。。」

   

結局、98手までで渡辺が投了。下図は王将戦中継ブログより。以下、変化は色々あるけど、どれも簡単な即詰み。最長の変化は、2八玉、4六角、3九玉、3八歩、同玉、3七角成(右でも左でも同じ)、4九玉、3八金までか。渡辺が先に飛車で王手してれば、ちょっと違う展開だったとは思うけど、最後はもうあっさり諦めたようだ。

  

220124c

  

さあ、これであと2勝すれば、藤井聡太五冠の誕生☆ 最近ちょっと負けが多めになってたけど、王将戦のために力を残してた形か。どうせなら4連勝して綺麗な歴史を作って欲しい。将来の名人位につながる順位戦B1組も頑張って!

   

   

     ☆     ☆     ☆

一方、単なる小市民の方か、2日休んだ後、昨日は半月ぶりにハーフ。疲れが抜けてるかと思ったら全然ダメで、序盤からずっと脚が重かった。火・水・木と3日連続で頑張ったからかね?

  

それでも、ペースを抑えて何とか保守的に完走。トータルでは1km5分29秒ペース。ぎりぎり合格か。最低点で (^^ゞ 実はひそかに5分15秒のRUNペースを狙ってたのに。

  

気温6度、湿度56%、風速1.5m。走る直前には、雨が降りそうな予報に変わってたけど、結局ふらなかった。本降りになったら途中で止めようかと思ってたのに、残念♪ コラコラ! 新・心拍計は終盤、異常に高い値になってたから、旧・心拍計で低めに補正した。

   

走る前に痛めてた右膝が悪化したのが気になりつつ、ではまた。。☆彡

   

   

220124d

  

       時間  平均心拍  最大

往路(2.4 km) 14分02秒 129 141 

LAP 1(2.1) 12分09秒 138 142

  2   12分08秒 141 146

  3   12分05秒 140 142

  4   12分03秒 140 145

  5   11分33秒 145 149

  6   11分13秒 150 155

  7   11分06秒 154 156

  8   11分19秒 156 159

復路(1.6)  8分08秒 156 162

計 21.1km 1時間55分45秒 146(83%) 162(93%)

   

        (計 1607字)

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藤井聡太四冠vs渡辺明三冠の頂上決戦スタート、渡辺の9六金が敗着か~王将戦・第1局(2022年)

2日目の夕方から毎日新聞HPの棋譜実況を見始めて、終局まで見入ってしまった。最後の即詰みは、渡辺が諦めたのか、あるいは、うっかりミスによる頓死だったのか? この後、奥さんが書くマンガで真相が明らかになるはず♪

    

いずれにせよ、力の入った大接戦。勝敗の行方が終盤まで混沌とした死闘で、プロでもアマでも面白かったはず。AI(水匠5)の評価値と指し手の候補だけを示す非公式YouTube動画は、同時接続者が5万人に達したらしい。再生回数ではなく、ライブを同時に見てる人数。音楽でも大変な数字だから、将棋でこの数字は凄い。さすが、新旧の天才同士の頂上決戦。

  

220111c

 

私もさっき、最後の渡辺の指し手が気になって動画(元奨励会員アユムの実況放送)を確認したけど、やっぱり詰みの局面ではなかったのだ。渡辺は玉を逃がすこともできた。それなら、両者1分将棋が続いてたから、まだ逆転の可能性があったかも。

  

結局、藤井の勝因は、2日目の昼食の「しあわせ卵のオムライス」だろう♪ しあわせな勝利を生み出す卵になったと。いや、単に美味しそうだったもんで。ALSOC杯王将戦中継ブログ。オムライス、しばらく食べてないな。・・というか、ALSOCというと先日、妙なニュースが出てたけど、冠スポンサー様だから誰も触れないのであった♪

    

220111a

  

   

   

     ☆     ☆     ☆

さて、藤井聡太四冠v渡辺明三冠の頂上決戦となった第71期・王将戦(2022年、令和4年)。藤井がタイトルを奪えば、五冠の偉業達成となる。過去、五冠を達成したのは、大山康晴十五世名人、中原誠十六世名人、羽生善治九段のみ。いずれも将棋の歴史に燦然と輝く大棋士だ。

   

もちろん、渡辺三冠にもチャンスはあるけど、これまで渡辺は藤井を苦手として来た。対戦成績は2勝8敗。勝率わずか2割。やっぱり何事にも相性というものはある。

   

ただ、第1局の会場となった静岡県掛川市は、渡辺にとって相性がいい場所らしい。過去、6戦全勝で、今回の対局前には不敗神話とか言われてた。会場は掛川城・二の丸茶室。グーグルアースで見ると、観光的に贅沢な場所だった。

  

220111e

   

静岡といえば、お茶も有名。前夜祭では掛川茶PRレディから花束贈呈。左が中山千夏、右が河住美侑。実はレディは5人いるけど、全員を比較すると頂上の2人だと思う(個人の感想・・笑)。頂上決戦には頂上レディ♪ 普通のメディアはこの種の話は書けなくなってるから、個人ブログが書くしかない(使命)。頂上は左の中山さんかな ♡ スポーツ報知より。

   

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第1局で最初に注目を浴びてたのは、先手・藤井の8六歩。確かに見覚えがないし、一見かなりの悪手だと感じてしまう。わざわざ相手が攻めやすくしたようなもの。プロ棋士にとっても衝撃だったようで、渡辺本人も局後の公式ブログで動揺を記してた「86歩は新時代の手という感じで1日目の昼から大長考を余儀なくされました」。

  

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個人的には、見始めてまもない後手・88手目の5六桂にドキッとした。

   

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先手の藤井は同角と取るしかなさそうなのは分かったけど、どうも先手の攻めが薄くて、切れてしまいそうに見える。下手に飛車を動かすと、角の打ち込みが生じるのも辛い所。後手は玉が薄いけど、駒得だし、5一飛や2五桂もあるから攻めには困らない。AIの評価値の推移グラフを見ても、この辺りでは、後手の渡辺が少しだけ有利になってた。

  

   

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結局、渡辺の敗因、敗着は、122手目の9六金だろう。一瞬、鋭い攻めに見えたけど、藤井の9七金がキレイな受け。遊びゴマの金で相手の金を取れば、攻撃にもなる。AIの評価値を見ると、この辺りからようやく先手の藤井がハッキリ優勢になってた。

       

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後手が9七同金だと、同桂で桂馬にも逃げられてしまうから、後手は8九成香。 先手は9六金で、金を持ち駒にして、これが最後の即詰みにつながった。

  

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上図は後手の130手目、7七角成の局面。ここで渡辺は、先手に4五桂と跳ねられるのをうっかり見逃してたらしい。それでも、5二玉とか、下に逃げれば詰みにはならなかったけど、先手も4九玉から右辺に逃げてしまうから、勝ち目がないと判断して諦めたのかも知れない。後手は本当は、むしろ上に逃げて入玉を目指したかったけど、間に合わなかった。

   

4五桂、同銀、4三金、5四玉、4五銀、同玉、4六歩、5六玉、5七金で、渡辺が投了。139手で、先手の藤井がまず1勝となった。とはいえ、かなり際どい名勝負で、むしろ渡辺は「これなら十分、戦える!」と手ごたえを感じたかも。PCもハイスペックにして、ずっと最新AIで研究して来たらしい。

     

私としてはやっぱり、弱冠19歳の天才少年の五冠達成を期待する♪ ちなみに「弱冠」とは元々、男子の20歳のことを表す言葉だったらしい。なお、第2局は1月22日・23日の予定。それでは今日はこの辺で。。☆彡

    

       (計 2002字)

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