秋篠宮悠仁さまの学術論文「赤坂御用地のトンボ相」、17歳で10年間の地道な生物学的研究&11km走
(7日) RUN 11km,54分20秒,平均心拍137
消費エネルギー 442kcal(脂肪 111kcal)
まだ17歳、高校2年生の悠仁さまが既に10年間も研究を続けてるということは、小学校の低学年からということ。血筋なのか、特別な教育環境なのか、素直に感心する。
実は私が初めて学問的な本を買ってもらったのも、小学校の3年か4年くらいで、大人向けの生物の百科事典だったのだ。田舎では目立ってたM書店の棚の上の方にあって、私はハシゴ段を使って手に取った。子ども向けの本とは全く違う、本格的な内容。昆虫採集や飼育が好きでマニアックな性格の私にとって、夢のような本。
確か1冊で5000円くらいだったと思う。テンメイ家にとっては超贅沢品だったけど、完全な教育本だから、わりとあっさり買ってもらえた。実はあまり読んでないけど(反省・・)、学校の宿題で使ったことがあって、先生はもちろん褒めてくれた♪ 図を書き写して、4重丸くらいもらったと思う。まだ、その本は実家にあるから、今からでも読み直してみようか。。
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というわけで、悠仁さまの初の学術論文は、内容的にも思い出的にも、ちょっと私に刺さるものなのだ。そうそう。トンボも好きで、虫取り網を持って追いかけてた。
国立科学博物館HPに目立たない形で公開されてる学術出版物、『国立科学博物館研究報告 A類(動物学)』、第49巻・第4号。学術雑誌ではよく、1巻をいくつかの号に分けてる。要するに、シーズンごとの季刊みたいなもの。
秋篠宮悠仁・飯島健・清拓哉、「赤坂御用地のトンボ相 —多様な環境と人の手による維持管理—」。トンボ相という独特の表現は、ネットでもなかなか見かけないが、動物相という表現ならそれなりにある。要するに、赤坂御用地のトンボの全体状況のこと。通俗的なネット用語なら、まとめ、に近いかも。英語では odonata fauna。読み方はそのまま、オドナタ・ファウナ。
非常に若い悠仁さま(生き物文化誌学会)が筆頭著者になってるのは、貴重なデータを集めた人だから。ただし、高校1年の春に清氏とお話をして、今年3月に論文として提出。半年かけた査読の末、9月にめでたく受理。
仮に、大学進学を意識したものだとしても、別に何の問題もない。全国の高校生がやってることだし、大学側もむしろ歓迎だろう。最近の大学は、一律の入学試験とは別に、そうした主体的で個性的な成果を求めてるのだから。
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論文の全体は25ページ(p.129-p.153)。そのうち、10ページ半はカラー写真で、大部分はトンボ。他に、少し御用地の写真もある。あと、1ページは御用地の地図だから、実質的というか、文章的には13ページほどの内容。
ただ、実は写真の価値だけでも高いのだろうと想像する。上の美しい姿は、菖蒲池のアオイトトンボ、♂(オス)。この世界では、オスやメス(♀)を記号で表すのが普通らしい。飛び回る昆虫の美しい写真を接写で撮るだけでも難しいはず。三脚と望遠レンズで遠くから写すのか? 高性能ビデオカメラのキャプチャーかも。論文には「デジタルカメラで」とだけ書いてた。
そのアオイトトンボの「連結産卵」の写真も、普通に掲載されてる。素人的にはちょっと驚く構図だが、この世界では、交尾も含めて、全く普通に発表されるらしい。連結産卵というのは、交尾の直後、オス(上側)がメスの首あたりを押さえ込む形で行うもので、他のオスの産卵妨害を防ぐためと考えられてる。人間をイメージすると、なかなか凄い話だ。
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年度ごとの調査表を見ると、さすがに小さい頃はデータが少ないようで、2017年から細かく書かれてる。それにしても、小学校時代から6年間だから、大人の研究者でもなかなか収集できないデータだろう。ちなみに、今年(2023年)の新しいデータも、末尾に補遺として付加されてた。あと、表の「前回調査」とは、他の研究者の調査結果のこと。
なお、赤坂御用地とは、上の青線の内部。Google Earthの航空写真より。右上あたりが凹んでるのは、迎賓館があるから。少し離れた右には、皇居。すぐ左には、最近話題の神宮外苑がある。今度あの辺りに行った時には、広大な緑に育まれた多様なトンボ達を思い出してみよう。
ともあれ、悠仁さまをはじめとして、皆さん、お疲れさまでした。
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一方、単なる小市民ランナーの方は、昨日はつなぎの11km走。久々に新シューズを使わず、1年前に買ったシューズを使用してみた。前足部だけにカーボンプレートが入ってる靴。それでも十分速いんだけど、既にかなり履いてるし、時間も経ってるから、やっぱりフルカーボンの新シューズよりは遅く感じたし、途中で早くも脚が疲れてしまった。
それでも、トータルでは1km4分56秒ペース。最近は5分切りのスピードが当たり前になってて、いいね♪ 気温12度、湿度35%、風速2mの好条件。気温よりは寒く感じたのは、湿度が低いからか。新・心拍計はまた、(やや低めで?)ほぼ正常に作動。脚の筋肉や背筋は疲れたけど、心拍はそれほど上がってない。
そろそろリップクリームを塗らないと、唇が乾くようになって来た。引き続き、コロナにも警戒しつつ、ではまた。。☆彡
往路(2.4km) 12分52秒 124 136
LAP 1(2.2) 10分33秒 138 142
2 10分24秒 142 145
3 10分03秒 145 149
復路(2.1) 10分30秒 139 149
計 11km 54分20秒 137(81%) 149(88%)
(計 2294字)
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