Mrs. GREEN APPLE の曲『コロンブス』のMV炎上、探検家の歴史的評価の変化と、山川出版社の現在の高校教科書『世界史探究』

コロンブスというと、個人的に最初に思い出すのは、探検家とか卵というより、靴用品の老舗の名前だ。

     

試しに今、amazonで「靴クリーム」を検索すると、最上段のスポンサーのベストセラーとして、コロンブスのリキッドクリームがヒット。しばらく買ってないから、ひょっとすると社名変更してるのかと思ったら、そのままだった。

    

社名の由来は、彼が開拓者であるという点と、日本を目指してたという点らしい。今でも堂々と、公式サイトに説明が掲載されてる。もちろん、今回の騒動でも話題になってないし、会社の長い伝統の重さを考えると、社名変更する必要もないと思う。

    

    

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さて、私は長くブログを運営してることもあって、大きな炎上については基本的に自分で調べることにしてる。

  

今回、ネットの炎上報道を読んだ時点では、確信犯の若者グループの過激な悪ふざけかとも思ったが、実際に見ると印象はかなり違った。

    

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ニュース記事では分かりにくいが、最初から全体的に、映像も音楽も表情も非常に明るく陽気なのだ。類人猿みたいな住民たち(?)も含めて。

   

原住民というには、あまりに家の外観と内装が現代的で、むしろミセス・グリーンアップルが演じる3人(コロンブス、ナポレオン、ベートーヴェン)の方が古めかしく見えるほど。独特の歌詞にも、悪気は感じられない。

  

差別とか征服、植民地化とかいうより、時代や文化、外見を超えて、みんなで仲良くポップにパーティーしてる感じ。主催者は住民たちで、3人はお客様だから、お客様の好みに合わせておもてなしをしてるようにも見える。余裕を持って、自由に楽しく。あるいは、子どもたちの悪ふざけを温かく受け止める大人たちのように。

   

   

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ただし、類人猿みたいな住民たちは、手づかみで果物を食べてる。特に、中央ではバナナを食べてた。これだけでも、配慮が無いとかアウトとか言われてしまうのは、仕方ないことかも。

   

馬車の馬と並ぶ形で、彼らの1人に人力車を引かせる。ピアノを教える。鞭を使った馬の乗り方を教える。何かに向かって敬礼させる。そうしたシーンが、文化的に遅れた原住民を指導・訓練するように見える人がいるのも理解できる。

     

ただ、これらは欧米人というよりヨーロッパ人が教える形だから、教え込まれてるのは原住民というより、日本人とも取れるのだ。すると、それらのシーンはむしろ、日本人グループの自虐的コントにも見えて来る。だからこそ、3人ともヨーロッパ人の扮装で、しかも威張るというよりはしゃいでるのだろう。欧州の優越性に関する風刺的なパロディにもなるように。

    

   

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ほとんど話題になってないが、最後に3人が家を出てどこかへ旅立つ時、残骸がクローズアップされる。何かと思ったら、「BABEL」(バベル)というアルファベット5文字が見て取れる。

   

どうも、実在グループの彼らの次のイベント名か何かが、「BABEL no TOH」(バベルの塔)らしい。そのPRをさりげなく行うと共に、結局、完全には分かり合えないという必然的な寂しさも漂わせてる。だから、エンディングだけは暗い雰囲気なのだ。よく分からない世界を彷徨い続けるしかないし、その遥か向こうには、完全な闇も見えてるから。

   

「コロンブス」の歌詞の最初は、「いつか僕が眠りにつく日まで」。全編に、死という「運命」に覆われてる。差別とか征服とかとは次元が異なる、徹底的に公平で必然的な運命。。

    

    

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もちろん、この記事は、ミセスの単純な擁護でもなければ、ネット論壇のマトメや批判でもない。私も別に、彼らのファンというわけではない。

   

ここで、現代日本人の感覚から少し距離を取って、英語圏の感覚を知るために、英語のウィキペディアの説明を見てみよう。Christopher Columbus の項目。本当は、クリストーバル・コロンの方が正しいらしい。

    

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コロンブスの探検から、ヨーロッパとアメリカ、あるいは古い世界と新しい世界の間で、様々な移動、交換が始まったとされてる。動植物、貴金属、文化、人間、技術、病気、考え。

       

こうした移動や交換は、「コロンブス交換」(Columbian exchange)と言われる。この言葉は2023年(令和5年)の時点で、高校の教科書7種の内、5種で採用されてる重要語句らしい(山川出版社『世界史用語集』より)。ただし、「世界史探究」という3単位の新しい選択科目だから、高校生の全員が学ぶわけではない。

  

話を英語版ウィキに戻すと、コロンブスに対する肯定的な見方は、18世紀の終盤くらいからとされてる。意外と新しい人物像。

  

しかし、一般的な受け止め方も、21世紀になると揺らぐようになったとのこと。つまり、前から続いてた専門家・歴史家の見方が、ここ数十年で一般に広まって来たということだろう。特に、病気の持ち込みによる先住民・タイノ族の人口減少や、奴隷制をめぐって。

   

   

     ☆   ☆   ☆

では、2024年(令和6年)の今現在、コロンブスは高校の教科書でどのように書かれてるのか。歴史教育でお馴染みの山川出版社の最新の教科書を見てみよう。「第9章 大交易・大交流の時代」、p.160から引用させて頂く。

  

「コロンブス以降に中南米へ上陸したスペイン人の『征服者』(コンキスタドール)たちは、先住民の文明の豊かな財宝を知ると、その略奪に熱中した。『征服者』は少人数だったが、火器や騎兵を駆使し、また先住民の被支配部族の反乱を煽って、コルテスがメキシコでアステカ王国を、つづいてピサロがペルーでインカ帝国を滅ぼした。

  

財宝を奪い尽くすと、『征服者』たちは王国の認可を受けて、キリスト教布教の義務と引きかえに先住民を使役し・・・」。 そして先住民が減少すると、労働力としてアフリカから黒人奴隷を運び込んだと。

    

学校教育でここまで明確に否定的な描写になってることを考えると、ミセスのMV作成に配慮が足りなかったのは間違いない。大勢で作成するのだから、少なくとも数人のスタッフは、こうした非常に否定的なコロンブス評価を知ってたはず。

   

実はこうした評価は、非常に早い段階からあったらしいことも、教科書に書かれてるのだ。同じページの下段には、1552年のラス・カサス『インディアスの破壊についての簡潔な報告」が引用されてる。

   

「彼ら〔スペイン人植民者〕のその有害きわまりない盲目ぶりは度を越し・・・暴力的な侵略であり・・・劣悪な所業である。」

    

    

     ☆   ☆   ☆

ただ私は、だからMVは公開停止が当然だ・・とも思わない。既に書いたように、ミュージック・ビデオには様々な含みがある。

   

残虐な歴史への配慮が無いという側面だけに注目して、大勢で作り上げた1つの作品を直ちに葬り去るのも、かなり危険な現代版の征服に見えるのだ。自分たちの考えや正義を力づくで相手に押し付けて、短期間で滅亡へと導くという点で。

  

数十年後には、この炎上騒動そのものが、現代史か現代社会の教科書で批判される可能性もある。高校生たちが教室で冷静に議論するだろう。

     

「なぜ誰も、『コロンブス』を消し去ろうとする自分たちが、別の「コロンブス」だと気づかなかったのかな」、「なぜ専門家のような人たちも、炎上に乗っかる形で一方的に批判するだけだったのかな」、と。ミセスへの批判が、ブーメランのように自らに返って来ることにも気付かずに。

    

   

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ともあれ、今回は超人気グループの新曲MVで、コカコーラという大企業がスポンサーになってたこともあって、非常に素早い撤退・謝罪となった。今後はもちろん、より丁寧な制作が要求されるのは当然のこと。私もあらためて、今現在の歴史というものを学び直したいと思う。

   

それでは今日はこの辺で。。☆彡

    

     (計 3163字)

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「夢のカリフォルニア」への幻想的な道・ルート66、古き良きアメリカの繁栄と哀愁 ~ NHK『映像の世紀バタフライエフェクト』

「ルート66」と言われても、日本人だと多分、何の事か分からない方がフツーだろう。私も12年半前、毎週・深夜の30分ドキュメンタリー『山下智久・ルート66~たった一人のアメリカ』を見るまでは知らなかった。

    

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北米・アメリカ合衆国の西寄りの7~8割くらいを横断するルート66は、1926年に指定された旧・国道。上図は英語版ウィキペディアより。繁栄と衰退を経て、1985年に廃線。ただ、現在でもかなりの部分は道路として使われてるようで、歴史的・文化的な価値も維持してる。

    

この道路の現在(撮影は2011年)の様子を深夜番組で見て、ブログの記事としてアップしてた頃は、まだネットがSNS主流に移行する前。ウチのブログも多少の発信力があった時代だったが、今では時代遅れになってしまった。敗戦の後も、廃線はしてない♪ 下は1本目の熱い記事。当時は走るスピードも今より速くて熱かったと。

    

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ルート66の繁栄と衰退の歴史を、自分のサイトの歴史に重ねつつ、昨夜のドキュメンタリー番組について軽く感想をまとめとこう。NHK『映像の世紀 バタフライエフェクト』、「ルート66 アメリカの夢と絶望を運んだ道」。2024年6月10日の放送。面白い内容だけど、距離的・時代的に長大な道路だから「バタフライ」(僅かな動き)という題名には合ってない。

    

   

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当初は急速なモータリゼーション(自動車社会化)の追い風を受けてたけど、すぐに大恐慌の荒波がやって来て、さらに自然災害「ダストボウル」(砂嵐)まで来襲。

   

行き場を失った人々は、ルート66で西海岸に向かい、「夢のカリフォルニア」に職を求めようとしたけど、実際には仕事は少ない。ところがやがて、第二次大戦の軍需景気のおかげで仕事が増加。ところが、日系人は敵性外国人として強制収容所に追い払われる。

    

戦勝国アメリカの繁栄は、1950年代のルート66とも結びついて、道路脇には「モーテル」(モーター・ホテル)が立ち並び、人々はドライブ旅行を楽しむ。ちなみに、モーテルの綴りを確認すると、最初は mo-tel だったらしい。

    

繁栄の陰で、黒人にとってはしばらく危険な差別も続いてたけど、公民権運動のおかげで旅も安全になって行った。

   

    

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1960年代になると、ルート66は、カウンターカルチャー(対抗文化)の聖地・カリフォルニアを目指す若者たちで溢れた・・とされてた。旧来の価値観にNOを突きつけて、定職も拒否。ヒッピーが典型。

   

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ここで番組に流れてたのは、物悲しいメロディーの名曲、『夢のカリフォルニア』。一番有名なママス&パパスのバージョンは、1965年。

  

この英語の歌詞をよく読むと、実はカリフォルニアには行ってないというか、行かないストーリーになってる。だからこそ、哀愁漂う曲調なのだ。あくまで、東海岸あたりの寒い冬に、暖かくて過ごしやすい西海岸を夢見てるだけ。淋しくて物悲しい現実。

    

彼女もいるから、なおさら自由に旅立てないと。「If I didn't tell her, I could leave today」。「彼女に言わなければ、今日、旅立てるのに」。実際とは異なる非現実的な現在を表す、仮定法過去の典型的な英文。

   

この曲が大ヒットしたということは、実際には西海岸に行かなかった若者が多いのかも。いずれ、統計的な事実を調べてみたい。

   

    

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一方、私はバイク(オートバイ)が好きだけど、カウンターカルチャーのその後を考える上でも、有名な映画『イージーライダー』は興味深い。フロントフォークを長く伸ばして、ハンドルの位置も高くして、ヘルメットも被らずに走る姿はいかにも反抗的で印象的。このバイクをゆったり運転できるのは、広い1本道が真っ直ぐ長く伸びてるからでもある。

   

1969年のこの映画、私は題名とイメージと曲(『Born to be wild』、Steppenwolf)しか知らなかったけど、英語版ウィキでプロット(あらすじ)を読むと、インパクトがあった。

   

ドラッグ(コカイン、LSD、マリファナ)や自由恋愛(フリーセックスも含む)が登場するし、結末は悲惨。ネタバレで恐縮だが、新しさや自由を恐れる一般の人々によって無惨に殺されてしまうのだ。最近の言葉なら、多様性への反動とでも言うべきか。共生という理想はなかなか難しいと。

     

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番組では、「アメリカを探して旅だった男は それをどこにも見つけられなかった」という宣伝のセリフを紹介。英語だと、A man went looking for America. And couldn't find it anywhere... より正確には、「アメリカ」は思ったより小さくて狭かったと言うべきかも。

   

そして数年後、ベトナム戦争が終わると、カウンターカルチャーも急速な終焉を迎える。哀愁ただようイーグルスの『ホテル・カリフォルニア』が1977年。

   

日本だと、学生運動の終わりも象徴する『いちご白書をもう一度』がヒットしたのは1975年。その後、若者たちのエネルギーは無害化され、アイドル=偶像へと向かうのであった。。

    

   

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そして番組の終わり間際には、予想通り、トランプ前・大統領が登場。熱狂的に支持したのは、ルート66沿いの州に住む人々だと。つまり、古き良き米国の復活を夢見る人々。「米国を再び偉大にしよう!」。

    

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NHKというマスメディアは、現場のレベルだと、かなりリベラルな立場に見える。「もしトラ」で再選もあり得るトランプを、まるで幻想の虚構に過ぎないように報じるこの番組にも、そうした姿勢が見て取れる。だからこそ、ジャニーズ事務所批判に転じるのも早かったし、旧ジャニーズ離れも民放よりは徹底してた。

         

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最後の映像は現在のルート66だと思うけど、道路の維持・管理はどうなってるのか、不思議な気もする。過去の遺物的な道路に、巨額の費用を注ぎ込む余裕はないはず。ということは、そもそも通行量がかなり少ない可能性もある。人気は今でもそれなりにあっても、実際に走る車は非常に少ないのかも。

   

ちなみに、ルート66の初期の1928年には、米国横断マラソンも開催されたらしい。また今度、調べてみよう。とりあえず、今日のところはこの辺で。。☆彡

   

    (計 2558字)

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NHK映像の世紀「奇妙な果実」、歌詞の元の黒人リンチ殺人事件が起きた(弁解にはならない)理由・キッカケ(英語版ウィキペディア)

奇妙なタイトルの番組だなと思って試しに見始めた、NHK映像の世紀バタフライ・エフェクト「奇妙な果実 怒りと悲しみのバトン」。奇妙な題名の曲と歌詞、その元になった黒人リンチ殺人事件の写真があまりに強烈なインパクトで、最後まで目が離せなかった。

        

ボブ・ディランの非常にストレートなプロテスト・ソング『エメット・ティルの死』は胸に響くし、それに触発されたサム・クックの『A Change Is Gonna Come』(変化はいつか起きる)も美しい歌声の名曲。

  

しかし、ここではやはり、番組の表題の曲『奇妙な果実』(1939年)に目を向けよう。差別から逃れて来たユダヤ系のエイベル・ミーロポル(Abel Meeropol)が作詞・作曲、黒人女性のビリー・ホリデイ(Billie Holiday)が歌ったこの曲は、リンチ殺人で黒人2人が木に吊された実際の事件(1930年)が元になってる。元の詩は「Bitter Fruit」(苦い果実)。

   

  

     ☆   ☆   ☆

番組では、おそらく意図的に、なぜそのリンチが起きたのかを伝えなかった。黒人差別の悲惨さと有名な曲を伝えるテレビ番組だから、NHKの編集方針としては間違ってないのかも知れない。

   

ただ、同じリンチでも、エメット・ティル事件のあまりに些細なキッカケは番組で伝えたのに、2人が木に吊るされた事件の原因・理由・きっかけは番組で伝えないというのは、国営放送のドキュメンタリーとして十分ではない。

   

しかもリンチを伝える画像には、当時、黒人へのリンチが「遊び半分に日常的に行われていた」という語りまで付けてたのだから、流石にミス・リーディング、誤解を招く表現だろう。

   

実はそこには、この番組で伝えにくい真実があった。その黒人2人は、「白人に対する強盗殺人の容疑」で逮捕されてたのだ。

   

あくまで、まだ容疑者の段階だったので、誤解や見落としのないように。裁判の前どころか、逮捕の翌日にすぐ、拘置所(刑務所)から外へ連れ出されてリンチされた。

    

    

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AI(ChatGPT 有料サブスクmodel4)も正しいと認めた、英語版ウィキペディアの説明によると、その2人の黒人男性は、白人男性に対する強盗殺人だけでなく、その女友達(ガールフレンド)に対する強姦の容疑もかけられてたらしい。

   

レイプの容疑は、助かった3人目の容疑者に関しては、取り下げられた(女性自身の証言で)。ただ、殺された2人に関してはどうだったのか、ハッキリしない。おそらく、2人に関してはレイプ容疑も残ってたと思われるが、とりあえず保留しとこう。

    

今現在の日本でさえ、その辺りは被害女性への配慮であまり触れられない部分だから、100年近く前の事件で情報が足りないのは自然なこと。

  

それはさておき、ではリンチが無ければどんな判決だったのか? ChatGPT4にたずねると、もし殺人と強姦の容疑が認められれば、死刑か長期の懲役だろうというような話。現在の日本の感覚と同様。ただし、もちろん実際には、陪審員の人種構成(おそらく白人が多数か全員)など、いろんな条件が影響するので不確定。

  

なお、結果的に助かった3人目の容疑者は、その後長く積極的に活動。その中で、その2人が殺人を行ったことは認めたようだ。と言っても、自分はその前に逃げたという話だから、殺害の現場は直接見てないかも知れないが。。

    

    

     ☆   ☆   ☆

いずれにせよ、群衆によるリンチ殺人や木に吊るす行為が論外なのは、言うまでもない。また、そもそも2人が本当に強盗殺人を行ったと仮定するなら、なぜそのような事を行ったのか。そこにはやはり、黒人差別による生きにくさが影響してた可能性が十分ある。

       

「バタフライ・エフェクト」、蝶の羽ばたきが回り回ってもたらす効果という言葉を使うのなら、最初のバタフライは、『奇妙な果実』という曲や歌というより、元になったリンチ事件だろう。さらに遡れば、おそらく、当時の悲惨な黒人差別というところまで到達すると思われる。

    

外国人や、元・外国籍の人、その種の人を親に持つ人が増えて来た日本でも、他人事ではない。まずは事実や歴史を知ることから始めようと思う。それでは今日はこの辺で。。☆彡

    

     (計 1752字)

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朝ドラ『虎に翼』で受験、昭和初期(戦前)の国家・高等試験問題とAIの解答〜司法科・選択科目「論理学」、繋辞(コプラ)の意義

NHKの看板番組の一つ、「朝ドラ」、朝の連続テレビ小説。私が見ることはほとんど無いし、ブログ記事でもほとんど話題にしてない。正直、今(2024年・令和6年の前半)、何を誰がやってるのかさえ知らなかった。

    

ただ、先日ネット記事を流し見してると、主人公の女性(ヒロイン・寅子:伊藤沙莉)が昔の国家試験(司法試験)を受けて合格するとか、そんなエピソードが書かれてた。ドラマを見てなくても、マニアがそそられる小ネタだ。

  

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このサイトは総合マニアック・ブログだから、戦前の試験問題についても数本の記事をアップしてて、地味にアクセスが入り続けてるし、私自身も面白くて勉強になった。昔だから、現代とは問題の傾向は違うけど、予想以上にレベルが高い。

    

そこで久々に、国立国会図書館デジタルコレクションにアクセス。古い問題集の公開画像を発掘してみた。やはり面白かったから、ごく簡単に記事にしとこう。

    

実は今、問題の一部をAI(ChatGPT 有料サブスクmodel4)に回答させてみた後、色々と突っ込んだやり取りをしてて、ブログ記事を時間が無くなってしまった。いずれまた、時間がある時に、別の記事を追加したいと思ってる。需要があれば。。

    

    

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朝ドラ『猫に小判』・・じゃなくて『虎に翼』で寅子が受験したのは、昭和12年(1937年)と昭和13年(1938年)。一度、落ちた女性が、働きながら再受験して合格するのが凄い。ちなみに、実在のモデル・三淵嘉子(みぶちよしこ)はおそらく一発合格で、浪人はしてない。

   

必須の法律5科目より、選択科目の一般教養の方が面白そうだ。哲学概論、倫理学、論理学、心理学、社会学、・・etcから二科目、受験してたらしい。マークシートとか穴埋めではなく、論述形式の筆記試験。

   

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その辺りの年代を指定して、国会図書館で検索すると、5回目くらいで何とか成功。当時の問題集の画像が無料で一般公開されてた。登録やログインさえ不要で閲覧可能。著作権は消滅してるはず。育成洞『最近国家試験問題集』、昭和14年。

     

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寅子が落ちた昭和12年度受験者数を見ると、司法は3500人ちょっとで、かなり多い。13年度は3000人弱で、合格率は約10%。大部分の受験生は、選択科目でも法律関連を取ったらしい。考えてみれば当たり前だけど、あえて不利な別の一般教養を取った受験生の方に興味が湧く。わずか数十人程度。

    

今回は、昭和11年の論理学の第1問を見てみよう。現代とはちょっと違う、伝統的・古典的な「名辞論理学」の問題と用語が珍しいので。

    

    

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「一 判断ニ於ケル繋辞(コプラ)ノ意義。」

    

ちなみに繋辞とは、英語の「She is cute」(彼女はカワイイ)の is みたいな言葉。代表はbe動詞で、それに類する動詞も含まれる(seem とか)。

    

主語と述語を繋ぐ言葉だから、日本語だと繋辞と呼ばれるけど、英語だと copula(コピュラ)。コプラというのは、ラテン語読みの発音。

   

    

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ChatGPT4の回答は下の通り。

    

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私は素直で従順だから、直ちに「exist(存在する)は自動詞だから何も繋いでないのに、繋辞の一種なのか?」とか、「日本語の主語の直後の助詞『は』も繋辞の一部分ではないのか?」とか、立て続けに質問♪ それでもスラスラ答え続けるあたり、あらためて今のAIは凄いなと感心した。

     

ただ、上のAIの回答だと短過ぎて、不合格だろう。1回目の受験の寅子みたいに。もっと、ラテン語、英語、日本語の具体例を入れて具体的に詳しく解説した上に、深い考察も加える必要がある。文末の助動詞がない日本語「彼女はやさしい」なら繋辞はどう考えるのか、とか(私がAIにした質問に1つ)。繋辞は本当に前後の言葉を繋いでるのか?、という点も興味深い。

   

その辺りのやり取りや考察で、あっという間に時間が経って、金曜の夜は終わってしまった。既に土曜の朝が近づいてるので、今日は早くもこの辺で。。☆彡

   

     (計 1663字)

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約100年前のライオン歯磨きPRのアニメ映画(北山清一郎・作画)、全体の流れ・ストーリーをNHKニュース映像から再構成

世間的にも、地味なレトロ・ブームが続いてるみたいだけど、私は以前から戦前・戦中とか大正・明治のものに興味を持ってて、このブログでも度々扱って来た。

   

だから、私がピンタレストのトップページにアクセスすると、よく古い画像がお勧めされる。つい最近だと、「空爆に キャラメル持って!」と書かれた森永ミルクキャラメルの新聞広告が表示された♪ ただ、ピンタレストの場合、その画像が本物なのかフェイクなのかが分かりにくい。

    

その点、流石にNHKニュースの事実報道なら信頼できるだろう(政治・宗教・自社関連は別として)。2024年5月5日ごろ、NHKの各メディアで一斉に報道された古いアニメの発見ニュースは面白かったから、ごく簡単に記事にしとこう。

  

ただし、たぶん今現在、同種の記事は無いと思う。約8分半の全体の流れの再構成を試みる。著作権は既に切れてるはず。今現在、映像の全体は(おそらく)公開されてないけど、テレビやネット動画の途中で、各シーンごとのカットを順に並べた映像が一瞬だけ映されたのだ。

   

   

    ☆   ☆   ☆

おそらくアニメの最初の画面は、下のタイトルバック映像だと思う。当時、そんな用語はなかっただろうけど。文部省認定映画『口腔衛生』(こうくうえいせい)、ライオン歯磨口腔衛生部特作。ライオン・アーカイブス室に保管されてる台本には、「歯科衛生教育資料 活動寫眞フイルム」と書かれてた。「写真フィルム」ではなく♪

   

一番上にもライオンの旗が描かれてる。あくまで民間企業のライオンのCM映画だろうけど、101年前、1923年ごろなら稀少で貴重だから、学校とかでも映写会が開かれたはず。

  

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研究者が発見したフィルムの状態も非常に良かったらしい。東京のNPO法人「古き良き文化を継承する会」への寄贈からの発掘。

   

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大正11年(西暦1922年)ごろの北山映画製作所の作画風景。よく見ると、北山清一郎の背中の左上あたりに、ライオンという文字が見える。

   

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北山についてネット検索をかけると、「日本アニメーション映画クラシックス」というサイトを発見。ここも面白映像が公開されてるから、いずれチェックしてみたい。

  

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    ☆   ☆   ☆

さて、発見された歯磨きPR映画の全体構成は、ニュースで下のように映されてた。左上から右下へと順番に並べてるらしい。文字は小さ過ぎて読みにくいけど、大部分は読み取れるし、画像の中身はハッキリ分かる。

      

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まず、子どもがナイフとフォークで洋食を楽しむ様子が映される。「歯を強くするには」「How to keep tooth healthy?」(歯を健康に保つためには)。

    

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そして、男の子が煎餅みたいなお菓子を袋から出して、なぜか左手で食べる様子(左右逆転してるのかも)。今の私とあまり変わらない姿。まあ、私は帽子を滅多に被らないし、痩せてるし、右利きだけど♪

   

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「食物にも御注意」。「むしばの原因になりやすいもの いも パン さとう もちがし」、「むしばの原因にならないもの 牛肉 魚 青菜 くだもの(リンゴ)」、「歯のためによくないもの 熱いもの 冷いもの」、「歯のために良いもの ビターミン カルシューム」。今でもそこそこ正しい知識♪ 丸文字が可愛い。

   

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    ☆   ☆   ☆

この後、お母さんへのアドバイスが続く。子育てはあくまで母親、主婦の役割とされてるあたりは、さすがに時代を感じさせる。しかも、美人♪

   

現在なら、男女同権の考え、フェミニズム的批判、ルッキズム批判とかで、ほぼ不可能な主張と企画。ただ、お母さんに限らず、作品全体が女性を主役にして作られてるのだ。

    

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「健康なる母親よ!! あなたは必ず健康なる愛児を得るでありませう」。この直前には、「歯の発育(?)は妊娠五十日より始まります・・」とも書かれてた。

  

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実写のパートを混ぜて、時間と予算を削減したとかいう解説(同志社大学・文化情報学部・佐野明子准教授)。セット代や出演料を考えると、この短い挿入映像でホントにコスト削減できるのかどうかは不明。女性の髪型もきちんと結われてる。

    

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     ☆   ☆   ☆

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ニュース動画では、上の和む映像がラストに使われてたけど、実際の順番はラストじゃなくて、その少し前。お母さんと一緒に歯を磨いた後。

  

そして、小学校に登校。おそらく、校門の手前で歯を見せてる。キレイな歯で登校すると。目の玉をくるくる回したのは、コミカルな効果を狙いつつ、頭の中で歯磨きを思い出す様子を描いてるのかも。

    

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そして、校門をくぐって、「終」。最後のカットは、上に「ライオン歯磨口腔衛生部(?)」と書かれて、「終」の下には歯ブラシと歯磨き粉(というよりチューブ)の絵。当時から、クリーム状の練り歯磨きが普及してたのかな。粉じゃなくて。

  

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    ☆   ☆   ☆

よく見ると、この女の子も洋風のオシャレな服装になってる。上はセーラーっぽい白の制服で、下は膝丈のミニスカートに白いハイソックス。カバンはショルダー。帽子も含めて、令和のお嬢様学校でもありそうな服装。

    

というわけで、大昔のアニメを令和に見ても十分楽しめることが分かった。戦後まもない頃の作品も色々と見てみたいと思いつつ、今日はそろそろこの辺で。。☆彡

    

     (計 2113字)

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NHK『太平洋戦争1943(後編)』のごく短い感想、戦意高揚の単語数の推移とか&エアロバイクまた45km

(13日) BIKE 45km,1時間33分07秒,平均心拍 126,最大154

消費エネルギー 670kcal(脂肪 241kcal)

        

WALK 3.1km

   

   

本格的な記事を書く余裕はないけど、昨日もNHK『太平洋戦争 1943 国家総力戦の真実(後編)』を見た。興味深い内容と映像の数々の中でも、目に留まったのは、エゴ・ドキュメント(日記・手記・手紙などの一般市民の文章)に書かれた「戦意高揚に関する単語数の推移」。

   

1190人、のべ19万3000日分ということは、1人平均で160日分くらいか。戦時下で、よくそんなに書いたもんだと感心する。

    

  

     ☆     ☆     ☆

私は、丸18年近く毎日ブログを書いてるから、合計で6500日分。太平洋戦争の期間(4年8ヶ月)で試算すると、1700日分か。平時とはいえ、そこそこ頑張ってるかも。

  

最近は情報が溢れ返ってるから、私のブログが未来のNHKスペシャルで使われることはないだろうけど、私が死んだ後でも誰か読む人はいるはず。いずれデジタル遺産として、自分できっちり残すか、あるいは、海外のインターネット・アーカイブや国立国会図書館のアーカイブに任せるか。

   

ちなみに昨日は、前編で紹介された元・兵士の手描きの絵について軽く書いておいた

   

 NHK『太平洋戦争1943(前編)』、兵士が描き残した絵(エゴ・ドキュメント)は貴重&ジム25日目、バイク45km

   

   

      ☆     ☆     ☆

さて、私は素直で従順な性格だから、NHKスペシャルの戦争番組を見ても、そのまま受け止めることはない。

   

戦意高揚の単語として、大文字で強調されてたのは、「殉国 一億火の玉 鬼畜米英 大東亜 玉砕 一矢報いる 学徒出陣 報告 撃ちてし止まん 八紘一宇」。

  

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それらはともかく、それ以外の小文字で一瞬映ってた「志願 憎悪 俗悪 犠牲 敢闘」などが本当に戦意高揚の意図・意味で使われてたのか、文脈がちょっと気になる。

  

NHKと慶応大学・玉井清教授が協力して、文章をスキャンしてコンピューター(AI)解析したんだろうけど、スキャンと解析の精度がまず問題。

   

私も仕事で似たような事をするけど、まだ日本語の手書き文字の認識精度は不十分。イマイチかイマニで、それを手作業で一つ一つ修正するのはかなり面倒な作業になる。特に80年前の紙の資料だと大変だろう。

    

   

      ☆     ☆     ☆

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あと、「戦意高揚に関する単語数の推移」という棒&折れ線グラフの縦軸は、単語数になってて、おそらくこれは言葉の種類の数、語彙の量だと思う。使用数だと考えると、少な過ぎるので。

    

語彙が増えるのは、戦況とメディア報道の変化を考えるとごく自然で普通のこと。それを言うなら、現代でもICT関連の単語数は激増してるはず。

 

だから、「のべ使用数」の推移も調べるべきだと思う。当然、桁違いに数が増えるはず。試しにネット検索してみたけど、NHKと玉井教授関連では情報が見当たらなかった。既にスキャンしてデータ化してるのなら、簡単に計算できるので、貴重な資料としてNHKのウェブか大学HPとかで公開して欲しい。

    

    

      ☆     ☆     ☆

サラッとコメントした所で、早くも、単なる小市民アスリートの練習日誌に向かおう。無味乾燥な個人的データでも、案外、未来の誰かが予想外の意図や関心で分析してくれるかも。

   

三連休の最終日の昨日も、地道にジムでエアロバイク。前日ほどではなかったけど、やっぱりジムは結構にぎわってた。少しずつ、顔というか、姿を覚えて来る。あえて具体的には書かないけど、ウェアが独特だと分かりやすい。マシンの使い方にも特徴がある。

     

前日、今季最長の45kmをこなした直後だから、あんまし自信は無かったけど、再び45kmに挑戦。何とか、僅か7秒遅れのタイムでクリアできた。1時間33分07秒で、平均時速29km。心拍は、流石に前日より上がってしまったけど、まだまだ余裕。ただ、脚が最初からちょっとダルかったし、呼吸もキツめ、汗もちょっと多めになった。

   

         

      ☆     ☆     ☆

レベル9で2分半。レベル10で5分。実験的に、ウォーミングアップを短めにした後、レベル11で1時間15分30分。長過ぎて、単調で飽きたかも (^^ゞ

  

最後は、レベル12で6分30秒。レベル13で1分15秒。レベル14で45秒。最後はレベル12で1分37秒。思ったより早めに、走行距離45kmに到達したから、高レベルの時間が少なくなってしまった。まあ、疲れてたから良しとしとこう。

      

新・心拍計は正常に作動。お盆休み「前」の仕事がまだまだ終わらないな・・とか、毎年のようにボヤキつつ、ではまた。。☆彡

   

  

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      (計 1883字)

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NHK『太平洋戦争1943(前編)』、兵士が描き残した絵(エゴ・ドキュメント)は貴重&ジム25日目、バイク45km

(12日) BIKE 45km,1時間33分00秒,平均心拍 118,最大150

消費エネルギー 608kcal(脂肪 243kcal)

      

WALK 3.1km

   

    

今週は既にかなり書いてるから、今日はごく簡単なつぶやき日誌にしようと思ってたけど、夏の恒例、NHKの戦争番組を動画で見て、気が変わった。

    

去年に続く、エゴ・ドキュメント(個人が残した記録)を中心とする歴史番組『新・ドキュメント 太平洋戦争』、1943年版。「国家総力戦の真実」。番組全体が興味深いものだったけど、特に私の印象に残ったのは、兵士が描き残した絵。「戦場のリアルが刻まれていた」。

   

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上質のスケッチブックに、色鉛筆で描いて、文章も添えてるらしい。かなり上手いし、浮世絵的な要素も含む貴重な芸術資料なのに、Googleで検索すると全く情報がヒットしなかった。

    

個人の記録だから仕方ない側面はあるけど、既に国営放送が放映したし、描いたご本人たちも明らかに広く知って欲しいはず。とりあえず、名前と小さい画像くらいは転載させて頂こう。私のブログという、21世紀版のエゴ・ドキュメントにおいて。

    

    

      ☆     ☆     ☆

その絵は、ブーゲンビル島での活動と戦闘に関するもので、帰国後に描き続けた作品だと思われる。

  

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マイクロソフトで地図検索すると、日本の遥か南で、オーストラリアの少し北。パプア・ニューギニアの島。この距離と位置を見るだけで、こんな所まで支配しようとした無謀さが分かる気がする。それを言うなら、そもそもの真珠湾攻撃からして無謀だが。

  

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去年、扱われた、悲惨なガダルカナル島と、歌で有名なラバウルの間で、飛行場を作って連合国軍(米軍)の攻撃を食い止めようとしてたらしい。おそらく当時も、こんな感じの熱帯雨林だったんだと思う。失礼ながら、日本の小市民としては、1日でさえ耐えられないような場所に見える。撮影隊にとっても、大変なロケだったようだ。

     

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      ☆     ☆     ☆

元・陸軍准尉、井手末光氏が遺した絵の数々。次女の井手逸恵さんが提供。まず、「空腹・・・餓死寸前の体に鞭打って」移動する姿。歩いて、重い荷物と武器を持って。

    

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続いて、米軍機が飛ぶ下で、木に身を隠す兵士たち。

   

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さらに、ご自身が負傷して、腕を切断される手術の様子。切られた腕はどこかに捨てられてしまったそうだ。麻酔や輸血や薬は十分あったのだろうか。。

  

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      ☆     ☆     ☆

もう1人、桐木平武二氏の絵も使われてた。この方は有名人みたいで、検索すると色々な情報がヒットする。NHKの扱いが少なかったのは、画集が有料で2019年に発売されてるからかも(非会員1500円)。ここでも、テレビ映像のキャプチャーは非常に小さく圧縮しとこう。

    

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船が潜水艦の攻撃を受ける様子は、どちらの作品か分からないけど、番組の流れ的には桐木平氏のものかも知れないから、こちらもごく小さく。

  

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今なら、誰でもスマホやカメラを持ってるから、写真や動画が溢れてる。ただ、写真より絵の方が、人間の目と心には分かりやすいことはよくあること。人間の印象で、情報を絞り込んで、逆に心を込めてるからだろう。

  

そう言えば、私もイラストを描きたいと昔から言いつつ、いまだに何も書いてない。iPadにアップルペンシルで描いて練習したくなった。ともあれ、貴重な作品と活動に感謝。。

    

    

      ☆     ☆     ☆

一方、単なる小市民アスリートの方は、三連休の中日の昨日も、ジムでエアロバイク。みんな、ヒマというか、時間の余裕が出来たからなのか、今シーズンで最高の人数が集まってた。

  

活気があるのはいいけど、ちょっとコロナ感染が心配ではある。実際、私の周囲でも次々と感染報告が出てるのだ。職場でも、プライベートでも。

  

乗鞍ヒルクライムまでもう2週間しかないから、エアロバイクで予定通り45kmの走行距離まで回した。1時間37分くらいで十分だと思ってたけど、妙に調子が良くて、1時間33分で余裕を持って終了。平均時速29km

   

心拍もやたら低かったし、呼吸も楽、汗も少なめ。やっぱり、館内のエアコンの温度設定が違うような気がする。涼しいと全然ラクなのだ。乗鞍は高山でかなり涼しいから、レースの温度にも近くなる。去年なんて、登ってる途中から、ずっと寒かったほど。当然、何かと話題の富士登山は遥かに寒いはず。皆さん、お気をつけて。

     

     

      ☆     ☆     ☆

レベル9で3分半。レベル10で15分。レベル11で1時間02分30分。レベル12で8分。レベル13で1分15秒。レベル14で45秒。最後はレベル12で2分。

  

新・心拍計はほぼ正常に作動してると思う。かなり低い値になってるけど、途中で何度か、マシンの心拍計(両手でつかんで測定)と比較したら、ほぼ一致してた。

   

なお、今週は計15264字で終了。ではまた来週。。☆彡

   

  

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       (計 1972字)

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原爆の報道規制の原点、1945年9月15日の朝日新聞・鳩山一郎の記事内容(縮刷版、NHK『歴史探偵』)&ジム24日目

(10日) BIKE 37.4km,1時間16分00秒,平均心拍 131,最大153

消費エネルギー 574kcal(脂肪 178kcal)

      

WALK 3.1km

  

  

今日は生活コネタをトッピングするつもりだったけど、たまたま見たNHKプラスの戦争番組で気が変わった。重い情報を1つ、正確にあげとこう。数年前に同種の情報が1つだけ、ネットに出てるけど、ウチの扱い方とはかなり違ってる。

    

敗戦または終戦の直後、広島・長崎の原爆被害の報道はそれなりにあったが、1ヶ月後くらいから6年間ほど(?)、急激に消えてしまったらしい。

  

そのキッカケの1つが、朝日新聞とのこと。1945年9月15日の記事を見たGHQ(連合国軍総司令部)が激怒。いきなり、19日と20日の新聞発行を停止させたほど。

   

    

     ☆     ☆     ☆

私が、8月9日放送のテレビ番組『歴史探偵 消えた原爆ニュース』を動画で見て注目したのは、その記事内容の「平凡さ」。当時の有力な政治家で、後の首相でもある、鳩山一郎へのインタビュー記事の一節だ。ちなみにこの番組は、放送日の朝日新聞・朝刊でも紹介されてた(「試写室」)。

      

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原子爆弾の使用や 無辜(むこ)の国民殺傷が 病院船攻撃や毒ガス使用以上の国際法違反 戦争犯罪であることを 否むことは出来ぬであろう

    

正直、令和に生きる私が聞くと、拍子抜けするほど普通の意見、普通の文章だと感じる。ところが、それは当時の占領軍とか米国にとっては絶対に許せないものだったらしい。

   

人類史上初の核兵器使用を国際的に正当化すると共に、自国民に対しては原爆の凄まじい威力を隠すため。米国内では当時、もし自国で原爆が落ちて来たら、身をかがめて何かで身体を覆えばいいというような映像が流れてたらしい。

    

    

      ☆     ☆     ☆

番組を見終えた後、朝日新聞のデータベースで過去の縮刷版をチェックしてみた。かなり前のスキャンだろうから、マシンやアプリ(ソフト)の性能も低いのは仕方ないが、かなり読みづらい画像になってる。そもそも78年前の記事だから、日本語の言葉遣いや文字・記号も多少、違ってる。例えば、句点(。)が無くて、読点(、)だらけなのだ。

    

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著作権に配慮して、ほとんど読めない程度の縮小引用に留めるが、記事がわりと長めで、しかも別に原爆や戦争に焦点を絞ったものではないことが分かるだろう。昔は文字が小さいので、見た目よりも中身は長い。二面しかない新聞の、一面の左下。

  

記事タイトルは「新党結成の構想 上 鳩山一郎氏」。大見出しは「婦人参政権実現」。小見出しは「官僚統制は絶対排撃」。日本人の一般男性の私としては、自然にスルーしてしまいそうな記事に見える。

  

ところが、9段に分かれた記事の8段目に、分かりにくい形で戦争の話が書かれてるのだ。段落のタイトルは「工業政策を確立せよ」。インタビュアーの質問は、「戦後復興の諸施策如何」。日本の復興をどうするかという文脈で、米国の戦争犯罪の指摘が登場する。要するに、償いとしての支援を米国に求めてるのだ。

    

   

      ☆     ☆     ☆

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"正義は力なり"を標榜(ひょうぼう)する米国である以上、原子爆弾の使用や無辜(むこ)の国民殺傷が病院船攻撃や毒ガス使用以上の国際法違反、戦争犯罪であることを否むことは出来ぬであろう、

  

極力米人をして罹災地の惨状を視察せしめ、彼ら自身、自らの行為に対する報償の念と復興の責任とを自覚せしむること、日本の国力だけでは断じて復興の見通しのつかぬ事実を率直に披瀝し・・・」。

   

    

ひょっとすると、本当はこの鳩山の強気な発言が気に障ったものの、有力政治家に対する直接の処罰は難しいから、代わりにメディアを叩いたという側面があるのかも。

   

個人的には、鳩山の「正義は力なり」という言葉の解釈と使い方も興味深いと思うが、話が本題から逸れてしまうので省略。

   

いずれにせよ、こうした過去の米国の行動や姿勢は、現在の世界情勢、ロシア・ウクライナ戦争を考える上でも参考になる。もちろん、米国以外の国、とりわけヨーロッパと中国の過去についても、「不都合な真実」に目を向けるべきだろう。もちろん、過去は過去。それ以上ではないが、それ以下でもないから。。

    

  

cf. 「WGIP」(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)と『真相はこうだ』、占領軍GHQによる日本人「洗脳」?~保守vsリベラル

  

   

      ☆     ☆     ☆

一方、単なる令和の小市民アスリートの方は、昨日も真面目にジム通い。エアロバイク1時間半の予定が、また1時間16分になってしまったけど、最初から前日より感触が良くて、余裕があった。走行距離37.4kmで、平均時速29.5km

   

レベル9で2分。レベル10で20分。レベル11で36分。レベル12で13分。レベル13で1分15秒。レベル14で45秒。最後はレベル12で3分。新・心拍計は正常に作動。何か、汗の量がどんどん増えて来た気がする。

   

いつの間にか、もう乗鞍ヒルクライムまで半月になってしまった。コロナ感染に細心の注意を払いつつ、テンションをキープして行こう。ではまた。。☆彡

   

  

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       (計 2095字)

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上皇さまが皇太子時代、美智子さまと出会って恋愛・結婚された、軽井沢会テニス・トーナメントの試合(昭和32年、1957年・夏)

今現在は、クリスマス・イブの深夜というか、既に未明。毎年恒例の長寿テレビ番組を見て、徹夜で長編ブログ記事を書くつもりだったのに、今年はなぜか1日ズラして、明日が放送日になってた。

   

深夜に突然、時間が空いて、とりあえず2022年12月24日(土曜)の朝日新聞・朝刊別刷beを開いてみると、見開き2ページに青空とテニスコート(クレー:土)の写真が載ってる。「はじまりを歩く」シリーズ、「テニス 長野県軽井沢町 横浜市」。文・稲垣康介、写真・吉田耕一郎。

  

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日本では最近、残念ながら人気が落ちてるテニス。なぜ急に?・・と思ったら、上皇さまのお誕生日記念ということか。前日、12月23日に89歳になられて、近況写真も公開されてた。横には上皇后・美智子さまの姿。

    

お2人が軽井沢のテニスで知り合ったというのは有名なエピソードだろう。ただ、詳しい情報は見聞きしたことがなかった。

    

   

     ☆     ☆     ☆

テニスのはじまりについて、朝日の記事にはこう書かれてた。「日本にテニスが伝わったのは1876年(明治9年)、横浜の外国人居留地だった山手公園だったとされる」。

   

明治の半ばまで、ということは10年間ほどは、プレーは原則として外国人に限られてたとの事。当時の外国人女性の華やかなウェア(というよりパーティー・ドレス)の写真もあった。

     

軽井沢では、19世紀末から、教会や宣教師の影響でテニスコートが作られて、1901年ごろには日本人も一緒にプレーしてたと言われてるそうだ。120年前だから、さすがに正確な記録は残ってないということか。

   

   

     ☆     ☆     ☆

軽井沢の発展につれて、地元の組織が創設されて、やがて「軽井沢会」が誕生。昭和32年(1957年)8月、その部内トーナメント(ABCDトーナメント)で、当時の皇太子さまが、正田美智子さまと知り合う。有名な、「テニスコートの恋」。最初の出会いは、偶然、試合をしたことだったらしい。混合ダブルスの4回戦(準々決勝)で対戦。

    

「陛下(=皇太子さま)は早大生、美智子さまは13歳のカナダ人少年と組み・・・美智子さまペアが勝利した。・・・陛下は『あんなに正確に粘り強く打ち返してくるのだから、かなわないよ」と振り返ったとのこと。学習院大の2年後輩で、その後、恋のキューピッド役を務めた、織田和雄さんの談話。

  

ということは、美智子さまペアは、皇太子さまペアに(あまり)遠慮せずに戦ったことになる。皇室相手でも、スポーツは全力で。この世界では普通らしい。お互いが実力で3回戦までの試合を勝ち抜いたからこそ、4回戦で偶然の出会いが生じた。ちなみに織田さんには、『天皇陛下のプロポーズ』(小学館)という著作もある。

      

2年後の昭和34年(1959年)4月10日にご成婚。「ミッチーブーム」の到来。軽井沢のテニス大会には、今の天皇陛下や秋篠宮さまも、子ども時代に出場されてるそうだ。

  

   

     ☆     ☆     ☆

さて、私はここ10年くらい、テニスをしてないが、その前は結構やってたし、テレビや雑誌も見てた。小さな大会にも、3回くらい出場してる。

  

元・テニス好きとして気になったのは、上皇さまご夫妻が出会った時の、試合の内容。朝日新聞のデータベース(縮刷版)で検索すると、テニス情報は実質的に1件しかヒットしなかったが、さすがに細かい話まで書かれてた。1958年11月27日、「皇太子妃きまる」という2ページの号外。

    

それによると、試合は8月19日だから、完全な真夏。「午前の混合ダブルス二回戦」と書かれてる。午前なら、四回戦ではなく二回戦の方が自然な気もするが、朝早くから予選があったのかも知れない。4回戦か2回戦か、とりあえず保留しとこう。ちなみに美智子さまの相手も、号外には十二歳と書かれてた。13歳なのか12歳なのかも保留しよう。

   

ただ、美智子さまはスポーツ万能で、特にテニスは昭和「三十年関東女子新進トーナメントで優勝、卒業後はとくに夢中」と書かれてる。かなりの実力なのは事実らしい。

  

その美智子さまと、「二時間近い接戦」をしたということは、皇太子さまペアもかなり強かったということ。スコアは7-5、6-3だから、3セットマッチ。2セットだけで終了してるのに、2時間近くもかかったということは、ラリーが延々と続いたのだろう。確実にボールをつなぐ正確なプレースタイルか。

   

   

      ☆     ☆     ☆

その後、特に翌年(昭和33年)、お2人はテニスでさらに接近したものの、ご結婚の決定直前までは、美智子さまの側から何度も辞退があったらしい。日清製粉の社長令嬢とはいえ、民間人の出身は前例が無かったし、遠慮されるのも自然なこと。

   

その辺りのご結婚の詳しい事情は、おそらく色々と報道、記録があるはず。今日はとりあえず、最初のテニスの試合内容を確認したことで満足しとこう。

   

なお、今週は計14126字で終了。また来週。。☆彡

    

      (計 2023字)

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日記、手紙、「エゴ・ドキュメント」から見た太平洋戦争の歴史(NHKスペシャル)&行列待ちの朝イチジム、絶不調

(15日) BIKE 35km,1時間15分,平均心拍140,最大164;1567kcal?

WALK 3km

    

8月6日の原爆記念日に広島を思い出して、8月15日の終戦(敗戦)記念日に太平洋戦争・第二次世界大戦を思い出す。私にとって、お盆の恒例行事みたいになってる。

   

朝日新聞の戦争記事はなるべく目を通すようにしてるが、やっぱりテレビ映像&音声の方が直感的なインパクトがある。先日見たNHKスペシャルも印象深かった。

  

 『新・ドキュメント 太平洋戦争 1942 大日本帝国の分岐点(前編)

  

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英語の副題は、「Unvailing The Pacific War」。太平洋戦争のベール(覆い)を剥がす。つまり、あらわになってない真実、隠された側面を明らかにする。

    

   

     ☆     ☆     ☆

大日本帝国の分岐点というのは、1942年のミッドウェー海戦での大敗北と、その辺りにある日本の転換点のこと。

  

ただ、分岐点というと、長い道筋の真ん中あたりの地点を思い浮かべてしまうが、42年6月というのはまだ戦争が始まって半年後のこと。

 

簡単に言うと、半年だけ日本の調子が良くて、後の3年2ヶ月は負け戦だった。これを量的に可視化・見える化すると、下のようになる。好調だったのは本当に最初だけ、左端だけなのだ。

   

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ただし、主観的・心理的には、かなり後の方(右の方)まで好調に見えたかも知れない。あるいは、そう信じたかったのかも知れない。これは、今現在の世界を見てもあまり変わってないと思う・・とだけ書いとこうか。

  

基本的に、人はみな、信じたいものを信じる。欲望が中心なのであって、理性とか知性ではない。

   

   

       ☆     ☆     ☆

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今回のNスペの特徴は、「エゴドキュメント」(Ego Document)への注目。市民から指導者まで、人々が書いた個人的な日記・手記・手紙などの総称。英語だと、ego-docunent、egodocument という綴りもある。

   

日本語でも英語でも、あまり使われてない言葉だが、1950年代から提唱されてたらしい。エゴドキュメント歴史研究センター(Center for the Study of Egodocuments and History)の英語サイト(元はオランダ)の説明だと、最初は1955年とされてる。

     

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ただ、提唱者とされるオランダの学者、ジャック・プレッサー(Jacques Presser)に関する英語版ウィキペディアの記事を見ると、1953年とされてた。まあ、戦後の少し落ち着いた時期と考えればいいと思う。

  

もっと広く見るなら、文学や精神医学の世界では、個人の語りに注目するのは昔から普通のこと。それが歴史学の世界にも取り入れられたということか。そう言えば、社会的・歴史的な哲学者の代表であるフーコーも、ほぼ同じ頃から個人的資料に注目してた。

    

    

     ☆     ☆     ☆

話をNスペに戻すと、番組で紹介されたエゴ・ドキュメントの中で個人的に興味深かったのは、やっぱり単なる市民の日記だった。

 

それは、私自身が日記をよく書く人間だからかも。子どもの頃から書いてたし、今も17年間、毎日ブログを更新してるほど。ただ、もし100年後のNHKスペシャルでエゴドキュメントが引用されるとしても、残念ながらブログよりツイッターだろう。特に日本では、なぜか、瞬間的でごく短い一言つぶやきが好まれるようになってる。

     

で、1942年の市民の日記の中でも、12歳の和田恭子さんの記録はカラフルで目を引くものだった。その時代に色鉛筆かクレヨンを使えるということは、京都の裕福な家庭だったということか。あるいは、安く簡単に手に入る一般的な文房具だったのかも。

      

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 1月3日 「マニラ完全占領 うれしいうれしい まちにまったニュース」。完全占領という、あまり12歳らしくない戦争関連の漢字が目立ってる。それでいて、待つという漢字は使ってない。ちなみにニュースは、ラジオの音声。急激にラジオが普及してたらしい。

   

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日本の占領地が拡大する様子を、日の丸の絵記号と共に世界地図にしてある。学校の宿題ではなく、自分で自主的に書いたとしたら、かなり優秀な生徒だろう。親の教育水準も高かったのかも。

  

著作権、肖像権などについては、ご本人か遺族に了解を取ってるということか。当時12歳なら、今は92歳くらい。寿命が長い女性だし、まだお元気であっても不思議はない。

    

   

      ☆     ☆     ☆

そう言えば、私もブログにイラストを導入しようとしてたのに、いつの間にか忘れてしまってる。後世の人がたまたま閲覧したとしても興味を持てるよう、心がけたいもの。

  

ちなみにウチのブログのトップページも、Internet Archive にマメに保存されてる。2005年12月から2022年7月まで、173回も自動的に保存されてるのだ。トップページ以外も別に多数保存されてるから、まさにエゴドキュメント。

      

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100年後に英語の検索が入る可能性も十分あるから、もっと英語を入れるべきか。それとも、自動翻訳機能やAIの自動サーチが格段に発達してるから、既に言語の違いは問題とならないのか。。

     

    

     ☆     ☆     ☆

一方、歴史には残らない単なる小市民のトレーニングについて。前日に続いてというか、もっと早く、本当にジムの開館時間(1分後)に行ってみたら、入り口から行列が続いてて驚いた (^^ゞ ということは、オープン前から待ってる人がかなりいるはず。

   

急いでジムエリアに行ったのに、既に私のお気に入りのエアロバイクは使われてたから、仕方なく別のバイクへ。テレビのリモコンとか、マシンのガタつき具合とか、微妙に違うのだ。

   

7月初めに初めてから、これまで、ずっと右上がりの好調だったけど、遂に昨日は絶不調 (^^ゞ やっぱり、急に朝に切り替えたのが身体に効いた気がする。昨日はジムに行く前からもう、心臓あたりに圧迫感があった。回し始めても、すぐ太腿がダルくなって、心拍も前日よりかなり高め。回転数が少なくなって、距離表示も伸びない。

   

   

     ☆     ☆     ☆

それでも、1時間15分、無理して頑張ってみた。レベル10で1分半。レベル11で5分レベル12で56分半。レベル13で5分

  

もう心拍が高くなり過ぎたので、レベル12に下げて3分。そして、レベル14で1分、レベル15で30秒。何と、最大心拍164まで上昇! 最後は、レベル12で2分半。もう、脚の筋肉がヘタってた。今でも変な疲れがジーンと残ってしまってる。完全なオーバー・トレーニング。

    

というわけで、もう寝るとしよう。休息もトレーニングの一環だから。心拍計は2つとも正常に作動。ではまた。。☆彡

    

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      (計 2690字)

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