冷たい野菜ジュースを飲んで「アイスクリーム頭痛」?(寒冷刺激による頭痛、国際頭痛分類ICHD)&筋肉疲労18km

(26日)RUN 18km,1時間29分41秒,平均心拍 144

消費エネルギー 802kcal(脂肪 201kcal)

  

軽いコネタにしようと思ったら、この問題、かなり奥が深そうでズブズブになりそう (^^ゞ そんなヒマは今ないので、お手軽バージョンでお茶を濁しとこう。といっても、学会の英語公式サイトや英語マニュアルくらいは目を通してる♪ ヒマだろ!

   

昨夜、寒い中で1時間半、ハーハー走って帰宅。ふと、冷蔵庫の野菜ジュース(伊藤園)が少し残ってるのを思い出して、一気飲みした。これがやたら冷えてたから、珍しく頭がキーン・・と痛くなってしまったほど。私としては超久々だと思う。冷蔵庫の下側の奥で、しかもここ数日は気温も室温も低かったから、思い切り冷えてたわけか。

   

キーン・・っていう感覚はすぐ消えたけど、頭痛の余韻が頭部全体にしばらく残ったから、さっそく「冷たい物 頭痛」で検索。すると、「アイスクリーム頭痛」という分かりやすい言葉が目についた。正式用語とのこと。

   

大手メーカーの森永グリコがほぼ同じ説明を載せてたから、少なくとも業界内で定説が出来上がってるらしい。原因は2つで、1つは、体温維持のための血流増加。もう1つは、喉の三叉神経による、冷たさと痛みの混同。

  

   

     ☆     ☆     ☆

で、私はその定説の元ネタを英語で発見しようとしたんだけど、まだ発見できてない。ということは、その説はかなり古いということだろう。

 

代わりに出て来たのが、国際頭痛分類ICHD(International Classification of Headache Disorders)。直訳すると、頭痛障害の国際分類。最近はマニアックな文献でも、よくネットで無料一般公開されてる。情報公開で透明性を保ちつつ公益性を保つと。

     

昔は単に頭痛と呼んでたけど、少なくともここ20年は頭痛障害とされてるようだ。ハッキリ言って、・・障害というのが医学で流行してるんだと思う(未確認♪)。精神障害という言葉も同様。もっと昔なら、症候群(シンドローム)なんて言葉もあったけど、最近は流行遅れの感もある。

   

  

     ☆     ☆     ☆

下は、国際頭痛分類・第2版(2003年)の日本語訳より。日本頭痛学会と厚生労働科学研究の共訳。頭痛の種類がやたら多くて、ウケてしまったほど♪

  

ちなみに私も、ランニングと自転車を再開する前は、微熱と軽い頭痛もどきが多くて、風邪薬パブロンで誤魔化してたら中毒になったほど (^^ゞ 今はかなり更生。

 

   

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「寒冷刺激による頭痛」の2番目に、「冷たいものの摂取または冷気吸息による頭痛」がある。その冒頭で、「以前に使用された用語: アイスクリーム頭痛(ice-cream headache)」と書かれてるから、アイスクリーム頭痛が正式用語だった時代はもう20年以上も前なのだ。

    

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こんな頭痛で病院に行く人はほとんどいないと思うけど、診断基準まで作られてる♪ D(4番目の項目)を読むと、5分以内に消失と書かれてるから、やっぱり私の場合、最初だけがこれで、その後は別枠の余韻の頭痛ということか。

  

なお、最新のICHD-3の英語版(2018年)は下の通り。分類名は同じだろうけど、番号が大幅に変更されてた。

      

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ちょっと、東日本大震災直後の放射線・放射能の話を思い出した。2011年は春から秋にかけて、こんな感じの英語の文献を読んでブログ記事にしてたのだ。暴言はごく僅かで、意外なほどマジメなアクセスが多かったのをよく覚えてる。

   

ちなみに当時はもちろん、コメント欄のシステムエラーは発生してなかったので、書き込みはすべて私の目に入ってる。感じの悪いコメントもほとんど全て公開して、穏やかに対応してた。公開しなかったもの(暴言、不適切書き込み、非公開希望コメ)も、今でも管理画面か私の手元に保存されてる。

   

   

      ☆     ☆     ☆

また長くなって来たから、走りの話に切り替えよう。1日休んで、昨日は18km走。1km5分前後が目標で、2日前に続 いて厚底カーボンシューズを使用。

  

すると、最初は調子よく弾んでたけど、5kmくらいでもう脚の筋肉が疲れてしまって、後はガマン大会 (^^ゞ ただ、心拍や呼吸にはちょっと余裕があったから、敵は筋肉疲労のみ。何とか最後まで誤魔化して、トータルでは1km4分59秒ペース。一応、4分台だけど、ちょっと無理やりだからイマイチ。それでも、公園の最終ラップは自然に加速した♪

   

気温4.5度、湿度45%、風速1.5m。風が弱いと、寒くてもラク。先日、風速10m(!)の冷たい嵐に耐えた後だから、昨日はむしろ暑くて、ウェアの前を開けてた♪ もちろん、走ってる途中は、「寒冷刺激による頭痛」もなし。まあ、鼻がちょっと詰まってたから、パブロンを1錠だけ飲んでたけど。

  

新・心拍計は正常に作動。復路の信号待ちで心拍計を止めるのを忘れたから、15秒だけ差し引いた。ではまた。。☆彡

   

    

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           平均心拍 最大

往路(2.4 km) 13分03秒 127 146 

LAP 1(2.1) 10分40秒 141 149

  2   10分40秒 145 148

  3   10分36秒 147 152 

  4   10分32秒 148 151

  5   10分36秒 147 151

  6   10分16秒 150 154

復路(2.8)   13分20秒 147 156

計 18km 1時間29分41秒 144(85%) 156(92%)

    

      (計 2188字)

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「敗血症」(英語 sepsis)という日本語の病名の語源・由来、漢字と英語からの説明

日本中がサッカーW杯の「勝」利で興奮する中、俳優の渡辺徹の訃報が静かに流れて来た。「敗」血症。勝と敗。漢字と意味のコントラスト(対比)が鮮明になってる。

    

敗血症が「死因」とまで言っていいのかどうか、まだハッキリしないが、文学座HPの訃報では、「敗血症のため逝去いたししました」と書かれてた。2022年11月28日、享年61。

    

20日に発熱、腹痛などの症状が出て、わずか1週間ほどで死亡と考えると、あまりに急な容態変化。ただ、彼の場合は昔から様々な病気と闘って来たので、長いスパン(期間)でとらえた方が良さそうな気がする。

   

   

     ☆     ☆     ☆

「敗血症」という言葉はたまに見聞きするが、この日本語の言葉自体がかなり意味不明に近いので、ピンと来ない。血の敗北? 血液が毒物に負けたと考えれば、全く分からないわけでもないが、血液の勝敗という話は他に聞いた覚えはない。

         

そこで直ちにGoogle検索すると、最初にヒットした「敗血症.com」は、アクセスが集中したのか、サーバーがダウンしたような状態で閲覧不能。

  

ただ、他に大量にある医療情報やコトバンクの辞書的・百科事典的説明を見渡すと、共通点に気付く。そもそも、定義や説明の中心には、「敗」という文字が入ってないのだ。

   

今現在の医学的説明の中心は、感染による「全身性炎症反応症候群」(SIRS:Systemic Inflammatory Response Syndrome)。何かの感染によって、文字通り、全身に様々な炎症反応が出る症状ということ。2016年に最新の国際的定義や診断基準が出来たらしいが、話が逸れるのでここでは触れない。

     

一応、「腐敗」という言葉なら、補足的に使われてる場合もあるが、血液の腐敗というような直接的な説明ではないし、そもそも血液が腐るという日本語も聞いたことがない。輸血用の血液の保存状態が悪くて使えなくなることなら考えられるが、生身の人体の話とは違ってる。

   

   

     ☆     ☆     ☆

そこで、「敗」という漢字を漢字ペディア(日本漢字能力検定協会)で調べると、2番目の意味として、「そこなう。だめになる。くさる」と書いてあった。用例は2つ。敗血症と腐敗。これを見ると、敗血とは、血がだめになる、血が損なわれることのような気がする。

   

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ただ、敗血症という言葉は訳語か中国語だろうから、いずれにせよ、元の外国語も考える必要がある。直接的に何語から来たのか分からないが、とりあえず英語では、sepsis。一般には馴染みのない専門用語だ。ドイツ語でも、頭文字が大文字になるだけで、綴りは同じ。フランス語も同様。中国語は日本語と同じ、「敗血症」。

     

sepsisの語源を英語版ウィクショナリーで調べると、古代ギリシャ語まで遡って、要するに腐敗を表す言葉だったらしい。putrefaction とか、become rotten(腐敗する)とか。さらに遡ると、トカゲとか蛇という意味も込められてるようだ。それらに咬まれて悪化した状態をイメージしてるのだろう。

    

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ということは、そこなわれるとか、ダメになるという一般的な意味というより、やはりもっと強くてハッキリした意味が込められてたのだろう。現代医学はともかく、近代以前では。

      

ここで思い出すのが、英語版ウィキペディアのトップに掲げられた、患者の腕らしき写真(☆刺激が強いので閲覧注意☆)。皮膚にかなり深刻な症状が現れてる。もし人体でなければ、腐敗という言葉を使いたくなるような状態。

   

     

     ☆     ☆     ☆ 

ここまで調べたことを暫定的にまとめるなら、敗血症という日本語の文字通りの意味は、「血液がそこなわれて、場合によっては人体の一部に腐敗のような変化も現れる症状」ということになるだろう。

      

いずれ機会があれば、中国語との関係や、医学用語の翻訳事情についても調べてみたい。とりあえず、今日のところはこの辺で。あらためて、合掌。。☆彡

     

       (計 1614字)

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コロナ(感染症)の患者数の推移、数学理論による計算(SIRモデル)の入試問題(青山学院大・経済学部、2021年)

朝日新聞・朝刊(2022年11月17日)の教育欄に、感染症の数理モデルに関する受験問題の解説が掲載されてた。かなり変則的な応用数学の問題だが、やや意外なことに、経済学部の入試で出題されてる。

       

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明日へのLesson・第3週、クエスチョン。問題を通じて色々と考えてみようという企画。学習塾SEGの講師・大澤裕一の寄稿の形になってるが、本人の側から寄稿したのか、それとも編集部の依頼を受けた原稿を寄稿と呼ぶパターンなのか、ハッキリしない。担当記者(名前は不明)は冒頭、「解説してもらった」と書いてた。

   

一読して、明らかに難しい。一般的な受験生なら、よく分からないまま何とか部分点を狙う問題だろう。ところが解説者にとっては「面白い試み」で「アリ」。それに対して、共通テストの問題はダメらしい。「大学入学後の学問習得にほぼつながらない」し、「数学の基礎を問う試験としても疑問がある」。独特の強い主張だ。

    

   

     ☆     ☆     ☆

私がすぐ思ったのは、SEG(科学的研究グループ)らしいなということ。全国的にはあまり知名度はないだろうが、東京のエリート校中心に高校生を集めてる中規模の塾で、もともと東京大学の数学科の一部(大学院生・学部生)らが中心になって作った所だ。数学教育への独特のこだわりが強いし、全体的に目線が高い。

       

私の感覚だと、この青学の問題は確かに「面白い」が、やや変則的すぎて「奇問」に近い感もあるし、受験問題としていま一つ完成されてないと思う。もちろん、全国50万人が受ける共通テストには使えない。少なくとも、このままの形式では。

      

解説者は、大学入試に関して独特の自論を展開してるが、この問題の受験情報は書かれてない。問題の良し悪しを評価するためには、受験者集団の特性、解答時間、配点、合格最低点が重要になる。単なる数学研究や趣味の数学、義務教育などではなく、特定の人達にとって人生がかかったテストなのだから。

           

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いわゆる赤本(教学社)とネット(パスナビ)で調べてみると、そもそもこの問題は、数学が得意な受験生用の試験(個別B方式)で出題されてる。しかも、数学は250点満点中の100点で60分。大問が4問だから、この感染症モデル問題(4番)の配点は25点前後で15~20分くらい。

        

受験生にとっては、数学の1番~3番がわりと簡単だから、唯一の記述式の4番では部分点で10点(配点の4割)ほど取れれば何とかなるだろう。合格最低点は250点満点の約7割。たとえ数学が60点くらいでも、配点150点の英語で十分取り返せる。

   

そうゆう事なら、この出題は、私もアリだと思う。ただ、具体的な出題の仕方にはもう少し配慮が欲しいし、赤本の模範解答にも少し疑問を感じた。数学好き、理屈好きのマニアとして。

    

   

     ☆     ☆     ☆

では、青学の問題文の前半だけ、引用させて頂こう。時期的には、日本でコロナ第3波が拡がった頃で、医療従事者や高齢者からワクチンを打ち始めようという話が出てた。

     

ある都市における感染症の流行の推移を、3つの数列の漸化式で表した。漸化式はn=1,2,3,・・・・・・で成り立つものとする。

  

 Sn₊₁ = Sn-βSnIn    ・・・①

 In₊₁ = In+βSnIn-γIn ・・・②

 Rn₊₁ = Rn+γIn      ・・・③

  

ここで Sn、In、Rn は、それぞれ第n週における未感染者数、感染者数、回復者数を表す。β および γ は、それぞれ感染率、回復率を示し、0<β<1、0<γ<1 とする。また、S₁=N>0、I₁=M>0、R₁=0、βIn<1とする。βN/γを基本再生産数、βSn/γを第n週の実効再生産数と呼ぶ。このとき、次の問いに答えよ。

 

(1)Sn+In+Rn を求めよ。

(2)βN/γ >1 を仮定して、Inのグラフ(nが横軸、Inが縦軸)をかけ。さらにその特徴を記述せよ。

(以下、(3)(4)は省略)   

  

      ☆     ☆     ☆

私がこの問題文を読んで、最初に引っかかったのは、In(感染者数)の意味だった。感染者数という言葉は、「第n週における」という説明がついても、複数の意味を表し得る。そこまでの累積数、その週における新規感染者数、その週において感染した状態にある人の数。

   

問題文と数式をよく読んで考えれば、その週において感染した状態にある人の数だと分かるが、それだけでも時間がかかる。そもそも、その数は、ニュースや各種解説であまり話題になってないのだ。一番、話題になって来たのは、その「日」における新規感染確認者数で、次が累積だろう。

  

だからこそ、英語版ウィキペディアのSIRモデルの説明ではの意味について明確に定義されてた。これまでに感染して、今現在、未感染者を感染させる能力を持ってる(Infectiousな)人達だと書かれてる。Sは感染しやすい(Susceptibleu)人達、つまり未感染者。Rは、SでもIでもなくなった(Removedな)人達で、普通の社会ではほぼ回復者に相当。

    

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あと、βやγは定数でいいのか?、という点も気になったから、元の論文の1つを確認してみた。解説者が書いてた、ケルマックとマッケンドリックによる1927年の論文とは、これの事だろうか。英語版ウィキの出典から飛んで、無料・無登録で読める。

     

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上に引用した箇所では、青学の問題と同じく定数2つを使ってるが、それは特殊なケースだとわざわざ書いてる。普通に考えれば、感染率も回復率も時間tに応じて変化する係数だと思われる。

     

   

     ☆     ☆     ☆

問題の(1)は、単に①②③の辺々を足し合わせるだけですぐ解ける。

 

 Sn₊₁₊In₊₁₊Rn₊₁ = Sn+In+Rn

          =N+M+0

          =N+M  

  

nが変化しても定数のままだから、n=1で計算すればよい。これだけで4点くらい取れるから、受験生的には一安心。

  

   

     ☆     ☆     ☆ 

しかし、次の(2)は考えにくい。キレイに解ける連立漸化式ではない、という点を理解するだけでも時間がかかるし、βN/γ >1 という条件式も分かりにくい。

   

βN/γを基本再生産数と書いてるが、この日本語だけでは意味が曖昧だし、なまじ時事ネタの知識を持ってる人は、余計に迷った可能性がある。ニュースなどで説明されてた意味と、数式での意味とが、なかなかピッタリ来ないのだ。

   

SEGの講師も、「全く免疫を持たない集団の中で、1人の感染者が平均して何人の二次感染者を発生させるかを推定した値」だと書いてて、これに似た説明がニュースや新聞でも目立ってた。しかしこれは、丁寧に説明しすぎで、数式から離れてしまってる。もっと、数式に即して考えてみよう。

   

  

     ☆     ☆     ☆

要するに、n(週の数)が増えるに応じて、Inが増えるか減るかがポイント。それを決めるのは、②の右辺の右側、βSnIn-γInの符号。今、かりにプラスとしてみよう。

  

βSnIn-γIn>0

∴ βSnIn/γIn > 1

   

ここで左辺の分母・分子をInで割って、Sn=N(初項)とすれば、条件式 βN/γ >1になる。この式は要するに、Inは一番最初に増えるという簡単な仮定なのだ。

    

一方、分母・分子をInで割る前の式 βSnIn/γIn を考えてみる。分子は、増えた感染者数。分母は、減った感染者数。要するに、増加/減少の比率、割り算であって、二次感染者を発生させるといった能動的・因果的な話と微妙に違ってる。

     

実際、朝日新聞のデータベースで検索してみると、明快でベターな説明が見つかった。20年7月7日、伊藤隆太郎記者。

      

「感染症学では、増減の割合を『再生産数』という。いろいろな計算方法があり、複雑になりがちだが、『今日の感染者を前日の感染者で割った値が、再生産数だと考えてよい』と、中山正敏・九州大名誉教授は解説する」。

   

だから、問題が「基本再生産数」という言葉を強調してるのも、受験生にとっては不親切すぎるのだ。知識が無ければ意味が曖昧だし、知識があれば数式と結び付けにくいから。(3)では基本再生産数と実効再生産数という言葉を使って(2)を説明させてるが、無用な混乱・困惑を招く恐れが強い。出題者と違って、受験生は理論も用語もよく知らないのだから。

      

    

      ☆     ☆     ☆

(3)では、等比数列という言葉をヒントに入れてるのだが、これも、理論を知らない受験生にとっては分かりにくいし、使 いにくい。②を変形して、In₊₁=(1+βSn-γ)In と出来たとしても、これを等比数列のように扱うのはかなり困難だ。

    

カッコ内は定数ではないから、公比のように扱うのは難しい。私ならむしろ、公比とすることはできないと考えた受験生の方を評価する。危うい単純化の誘惑を断ち切った、冷静かつ慎重な知性として。

       

赤本の模範解答では、nが十分小さい時にはSn≒NだからInが等比数列的に増加して(2倍、2倍・・とか)、nが十分大きい時にはSn≒0だからInが等比数列的に減少する(0.5倍、0.5倍・・とか)といった論法を使ってたが、その大まかな近似を仮に認めるにせよ、それではグラフの両端しか分からない。グラフの中央には、等比数列の話は使えないのだ。

    

出題者としては、「nが限りなく大きくなるとき」Inが0に収束する、つまり、感染の波が静まるという話に持って行かせたいのだろうが、それなら例えばInのグラフの右端についてだけ説明させればよいのだ。グラフの中央の処理で悩んでしまった受験生は少なくないはず。      

   

   

      ☆     ☆     ☆

記事が長くなり過ぎてるので、この辺で終わりにしよう。

   

ちなみに(4)では、基本再生産数を1より小さくするにはどうすればいいか、感染率と回復率を使って説明させてる。Nは定数だから、βN/γを小さくするには、β(感染率)を下げて、γ(回復率)を上げればいい。マスク使用や「三密」回避、医療サービスの充実などを書けば点数を稼げるはず。結局、配点25点として、10点取るのはそれほど難しくない。

    

なお、朝日の記事では、見出しが示す通り、数理モデルが「社会課題の解決 導く『武器に』」なると考えてるようだ。それなら、現実社会の感染状況との照らし合わせが必須のはず。

    

2020年から21年にかけての新規感染確認者数のグラフは、下の通り。NHKの特設サイトで21年・夏に保存してたものだ(ブログ記事に使用)。その時点で感染している人の数(問題ではIn)も、大まかな形としては似たような推移だろう。ここでの「感染者数」という言葉の使い方が、問題文とは違う点にも注目。

     

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山型に増えて減るだけなら、数理モデルなど必要ないし、数理モデルのおかげでコロナの被害が減ったという実感もない。有名人の「8割おじさん」、西浦博教授とかなら、そう自負するのかも知れないが。ワクチン以外で重要なのは、マスクと距離と換気であって、スーパーコンピューター・富岳の計算(シミュレーション)が多少の参考になった程度か。イメージ的に。

     

私はむしろ、数理モデルが現実離れした数学的フィクションになってないか、その点を考え直すべきだと思う。政策や専門家の提言とどのように関係して、結局どうだったのか。朝日新聞の担当記者には、そこまで追求して欲しい。数学の塾講師の寄稿だけに頼るのではなく、ジャーナリストの総合的能力、包括的知性を活かして。

      

それでは、今日のところはこの辺で。。☆彡

    

       (計 4577字)

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踵の痛みは足底筋膜炎か?、走るスピードを急に1割アップ、厚底カーボンプレートシューズまで使い始めたのが原因・・

(12日)WALK 5km(荷物 5kg)

(13日)JOG 10km,53分34秒,平均心拍 133

消費エネルギー 440kcal(脂肪 119kcal)

   

長くランニングを続けてると、脚のあちこちが痛くなるのは珍しくないけど、歩くどころか立ち上がるだけで痛いのは珍しい。かなり前、ふくらはぎの内出血が悪化した時以来か。

   

8月末の乗鞍ヒルクライムで、夏の自転車シーズンは無事に終了。9月から再びランニングシーズンに入って、ここ1ヶ月半で急にスピードが上がってた。分かりやすく言うと、1km5分半が5分になったような感じ。1割くらいペースアップして、3、4年前くらいの走力まで回復してるから、ちょっと危ないなとは思ってた。

   

それなりに余裕は残して走ってたし、初めて購入した厚底カーボンプレートシューズも控えめに使用。このまま、1km4分半までは楽勝かな・・とか甘い期待を持ってたけど、やっぱりダメか (^^ゞ

  

   

     ☆     ☆     ☆

私としては珍しく、左の踵が悲鳴を上げ始めたのだ。半月くらい前から痛みが出て、先週末の金土が痛みのピーク。直前の水木の走り(5分前後)が響いた感じで、歩くのも辛いから、仕事でビジネスシューズを履かずに、黒いジョギングシューズを履いてたほど。

   

パンツ(スボン)の裾に隠れて分からないだろうと思ってたら、電車で前の席に座ってた中高年男性が思い切り見てた (^^ゞ そんな細かい事を気にしてるようだと、出世できないよ♪

  

結構、「男のくせに」(禁句♪)細かい事を気にするヤツはいる。ネクタイの締め方が緩いとか、ベルトをしてないとか(実話・・笑)。コラコラ!

  

出勤前はいつも慌ててるから、何か一つ忘れてしまうことは多い。腕時計、ペン、ハンカチ・・etc。その時は、ベルトを忘れて、まあウエストはピッタリだし、シャツの下側に隠れて分からないだろうと思ってたら、Mにしつこく突っ込まれた(笑)。実名イニシャルか! うっせーわ♪

   

  

     ☆     ☆     ☆

話を元に戻すと、左の踵は明らかにマズイし、かばってる内に右の踵もちょっと痛くなって来たから、ネットで軽く調べてみた。ほとんどの情報が、「足底筋膜炎」(そくていきんまくえん)という病名をあげてる。

  

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「慢性痛治療の専門医による 痛みと身体のQ&A」の該当ページより。実に分かりやすい!

  

私は最近、あんまし踵で着地しないようになってたから、何で踵が痛いのかな?と不思議だったのだ。ミッドフット(足の中央)やフォアフット(前足)が痛むのなら分かるけど・・と思ってたら、足の先から踵とまで膜がつながってるのか!

  

で、後ろの端っこで踵の骨に当たってるから、負荷がかかると。納得。「かかとの痛みの原因としては最も頻度の高いもの」。「朝の起床時に立ち上がりの最初の一歩で」痛いと。そうそう。「中高年の女性に多く・・・若い男性のアスリートにも時折」。そう♪ だから平成ブロガーにも発生したと。別のサイトに、中高年男性とか書いてたのは間違いのはず(笑)

     

昔、1回くらいブログに書いたよな・・と思って検索してみたら、7年前(2015年)の暮れに軽く書いてた。その時は土踏まずの痛みだから、足底筋膜炎ではなかったかも知れないけど、友達が困ってると話してたのだ。

  

普通はリハビリや靴のインソールで改善するらしいけど、これは要注意。調子にのって、フルカーボンの厚底シューズも試そうかと思ってたけど、しばらく先延ばしにしよう。硬いプレートを足底で曲げるんだから、強い負荷がかかってしまうはず。。

   

   

     ☆     ☆     ☆

というわけで、金曜はお休み、土曜は恒例の荷物ウォークのみ。昨日の土曜も、久々に「JOG」ペース(1km5分16秒以下)で10kmだけ走るだけにしといた。ここ半月はほとんど1km5分前後の「RUN」ペースになってた。この違いはかなり大きい。

   

序盤は完全に左の踵をかばう走りで、1km6分超。身体が温まるにつれて痛みが和らいでくれたから、慎重にペースアップ。最後だけ、1km4分台まで上げてみた。トータルでは1km5分21秒ペース。リハビリとしては適度か。

  

気温16.5度、湿度78%、風速2.5m。新・心拍計はほぼ正常に作動。終盤の高過ぎる所だけ補正した。グラフは珍しく、1kmごとの自動ラップ測定。走り終えた後に痛みが出ることが多いという情報もあったけど、今はそれほどでもない。風呂上がりで身体が温まってるからかも。

    

ほんとのちょっとトレーニングを緩めただけで、ポラール心拍計のサイトは「トレーニング不足」と判定して来た (^^ゞ カーディオ負荷ステータス(心肺負荷状況)、厳しいね。「小姑(こじゅうと)みたい」っていうのも禁句で死語なのであった♪ 書いてるだろ! それでは今日はこの辺で。。☆彡

   

  

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221114c

    

           平均心拍 最大 

LAP 1(2km) 12分05秒 118 128

  2   10分51秒 132 139

  3   10分33秒 136 140 

  4   10分26秒 139 143

  5    9分40秒 146 154

計 10km 53分34秒 133(76%) 154(88%)  

    

      (計 2076字)

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いきなり半強制的な抗原検査(医療用)、判定結果は・・&荷物ウォーク

(10日) WALK 6km(荷物 6kg),1時間25分

   

あぶない、あぶない! 夜中に蚊に侵入されてしまった♪ 寝る前に気付いて、すぐ撃退。攻撃は命中しなかったけど、衝撃波で(?)墜落してた。助かった。。

  

・・っていう超個人的な実話はさておき、月がキレイだなぁ・・と思って、じっと見てたら、すぐそばに明るい星がある。北極星?(笑) 北じゃないだろ!

   

困った時のGoogle。「月の近く」と入力しただけで、私と同じ疑問が入力候補としてズラッと並んだ♪ 「月の近くの明るい星」を選択。分かりやすっ! 簡単に答が見つかってしまうのは、いい事なのかね?(^^ゞ

   

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tenki.jpの白石圭子(日本気象協会)の説明によると、9月11日・夜の月のそばで輝いてるのは、木星。わずか3日前なら土星だったらしい。色々と変化するから分かりにくい。

    

220912b

  

今現在、どうやって計算してるのかね? コンピューターを使うのか、手作業なのか、そもそも計算なんてしないのか♪ とりあえず、気にしないことにしよう。とにかく、さっき夜空を眺めてたら、木星がキレイだったのだ。いいね! あれっ、金木犀(きんもくせい)と金星・木星は関係ないのかね?(笑)

  

   

     ☆     ☆     ☆

さて、乗鞍ヒルクライムの遠征直前、念のために無料PCR検査を受けた話はブログに書いた。あれは自主的に受けたのだ。

   

もし陽性なら、遠征しなくて済むから(笑)。コラコラ! 陽性ならラクできるし、陰性ならホッとする。どちらの結果でも困らない検査だった♪ 罰当たりか!

   

ところが、先日いきなり受けることになった抗原検査は、半強制的というか、ほとんど強制的なものだった。唐突に、「できれば協力してください」とか面と向かって言われて、ハァッ?って感じだったけど、とても断れるような雰囲気じゃない (^^ゞ 担当者が可愛かったし(笑)。そうゆう理由か!

   

ドラッグストアとかで売ってる精度の低い「研究用」ではなく、精度の高い「医療用」の検査キットで、数分で結果が出るとのこと。私はここ1週間、「プチ風邪モード」だから、内心ちょっと動揺しつつ、「いいですよ」。

   

今だともう、陽性でも食料品セットとか貰えないんだったっけ?・・とか考えてしまった♪ あの一式のプレゼントは、ちょっと欲しい気もする。あと、契約を調べてないけど、保険で数万円~数十万円くらい貰えるかも。新PCと新iPadの支払いに回そう!

   

   

     ☆     ☆     ☆

「捕らぬ狸の皮算用」してると、綿棒みたいな物を1本だけ渡されて、左右の鼻の穴をグリグリ。「『汚れ』がつくかも知れませんよ」と念のために言うと、瞬間的に「全然いいです」と返答♪ 早っ! ってことは、聞きなれた言い訳ってことね。

    

幸い、それほど「汚れ」はつかなかった。グリグリする時、手加減したから(笑)。オイッ! いや、そもそも力を入れなくていいと言われてたから、フツーにグリグリしただけ。三角のコーン型の小さい容器に突っ込むと、もう先端は見えない。

  

3分後くらいだったか。判定結果もいきなり見せられた。説明は一言だけ。「これ、線が1本だけなので、陰性です」。一瞬で終わったから、検査結果の証明書を受け取ってないことに気付いたのは2時間後。

   

問い合わせると、「結果は口頭のみになります」。あの一言だけ?(^^ゞ 調べてみると、抗原検査では珍しくないことで、3000円ほど払うと証明をもらえる場合もあるらしい。ま、いいけど。

  

とにかく、やっぱり最近の体調不良は単なる「風邪」もどきだった。「偽陰性」でなければ。

    

ちなみに今、ネット検索すると、結果判定の線に関する説明がすぐヒット。1本だけ出るのは「コントロールライン」で、測定が正しく行われたことを示す。これが出なかったら、無効。線が2本なら陽性。コントロールライン+「テストライン」(抗原検出の線)。ロシュ・ダイアグノスティックスより。私が受けた検査と同じかどうかは不明。

    

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     ☆     ☆     ☆

一方、昨日・・じゃなくて日付け変わって一昨日(土曜日)は、恒例の荷物付きウォーキング。ただし今回は、ロングバージョン♪ おまけに残暑だから、汗ビッショリになってしまった。

  

気持ち悪いから、コンビニでTシャツを買おうかな・・とか思ったけど、Tシャツなんて家で余りまくってるから我慢。マラソンや自転車レースの記念品でよく貰うし、あまり捨てないから、溜まり過ぎて困ってるのだ (^^ゞ 全く着てないのもかなりあるはず。

   

で、汗ビッショリのまま、重い荷物を背負ってトボトボと帰宅。疲れ切ったから、すぐ寝ようかと思ったけど、仮眠だけで我慢。ちゃんと起きて、マニアックなブログ記事を書いてしまったのであった。細かすぎてアクセス稼げないよな・・とか思いつつ♪

  

というわけで、先週はまた制限字数オーバーになったから、今日はあっさり終了。ではまた。。☆彡

    

      (計 1974字)

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レース遠征直前のコロナ無料PCR検査、感想&判定結果

ワクワク、ドキドキ。日テレ『はじめてのおつかい』のお子様みたいに緊張して来た♪ っていうか、はじめての泊りがけの修学旅行に出かける前の中学生って感じか。

  

ちなみに同級生Kは、興奮してたのか、宿の玄関の大きなガラスにぶつかって割って、ショボンと落ち込んでた(実話・・笑)。相撲でも、体当たりみたいな押しや突きが得意なヤツだった・・・っていう昔話をしてる場合じゃないのだ。もう余裕がない。

   

  

     ☆     ☆     ☆

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さて、ますは乗鞍ヒルクライム公式サイトの8月24日のお知らせから。いきなり冒頭で「3年ぶりの開催となる」と書いてるから、もう中止はないね。天気予報的には、距離の短縮もない気がする。ロクに練習してないのに、いきなりフル開催に挑戦か (^^ゞ スタートが最大の目標かも(笑)。ゴールは?!

   

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上は最新の長野放送のコロナ報道。Yahooへの配信からの引用だけど、リンクは元の公式サイトに貼っとこう。

   

私は毎日、長野県の状況を見て、ギリギリで中止になることを期待・・じゃなくて心配してたけど、お盆明けの感染増加も病床使用率(60%台)も一段落。今さら行動制限する状況には見えない。ガッカリした参加者もいるはず(笑)。他人事か!

   

もちろん、自分自身がコロナ感染すれば、参加できなくなる。ただ、毎朝測定してる体温は全く平熱。ずっと36.5度前後で、面白みがないほど♪ バチ当たりか! オムロン体温計、グラフもデータもすぐ見れて、やっぱ便利だね。

   

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乗鞍で提出するチェックシートにも、「本当の体温」をそのまま記入♪ 当たり前だろ! いや、適当に穴埋めする参加者も少なくないと思うな(個人の感想)。そもそも、何事もなければ単に廃棄されるだけの個人データだし。

   

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      ☆     ☆     ☆

しかし、無症状のまま、感染してる可能性もある。同じ宿に泊まる自転車仲間にうつしてクラスターを作るわけにもいかないから、念のため、無料のPCR検査を受けて来た。真面目で、いいね♪

  

以前は1万円以上かかってたのに、いい時代になった。それでも、旧統一教会の騒動で、岸田政権の支持率は最低レベルなのであった♪ おっと、政治や宗教の話をしてる場合でもないか。

     

その会場に最初に気付いたのは、駅前で派手に勧誘してたから(笑)。新宿・歌舞伎町のキャッチじゃあるまいし、ここまでアピールされるのもビミョーだよな・・と思ってたら、人が集まるほど儲かる民間の事業者らしい。1人あたり数千円儲かるらしいから、多少の宣伝費用は軽く回収できる。一部で話題の、商品券とかオマケの配布を行っても問題なし。

  

で、いざ行く前に、念のためネットで調べたら、いきなり間違った情報が堂々と書かれてた・・とだけ書いとこう。解釈の余地とかない。見解の相違でもなく、単純に間違ってて、しかもちょっと実害もある。

   

まあ、ピンポイントで場所が特定されそうだから、書くのは止めとこうか。とにかく、ネットで間違った情報を見た後、正しい情報はこうだろうな・・と推測して出かけた。すると、推測の通りだった。もちろん、大人は現場で指摘するようなこともしない♪ どうせ聞き流すだけで、直さないだろうし。

    

    

     ☆     ☆     ☆

で、検査会場に行ってみると、お盆休みの後なのに、短い行列ができてたし、私の後ろに並ぶ人も途切れない。道理で最近、宣伝してないはずだ♪ 宣伝しなくても、勝手に人が来てくれると。

   

誘導に従ってブースに行くと、まずスマホでQRコードを読み取ってくださいと要求されて動揺 (^^ゞ たまたま、スマホもAndroid携帯も持ってなかったから、「タブレットでもいいですか?」と聞いたのに、完全スルーされた(笑)

    

「じゃあ、こちらに記入お願いします」と言われて、個人情報を記入して、免許証も見せて、同意のチェックを数ヶ所入れて、唾液の採取。

    

ストローを使って、容器に5mmほど入れるんだけど、ストローの外側にも唾液が流れるし、時間はかかるし、気持ちいいものじゃない。思い出したのは、高校1年ごろの生物の授業の実験。唾を集めて何かしたんだけど、途中で女子のNが気持ち悪くなってた。

    

   

      ☆     ☆     ☆

で、梅干しとかイメージしながら(実話・・笑)頑張ってツバを振り絞った後は、携帯のSMSメールを待つ。判定が陽性なら、レース遠征は中止。シメシメ・・じゃなくてガッカリだね♪

    

この通知がいつ来るのかという点も、HPの情報と実際の会場とでは違ってた。HPでは、遅い時間帯なら翌日通知と書いてたのに、会場では2日後と言われたのだ。まあ、民間企業の金儲けだから、こんなもんか (^^ゞ 大人は黙って、「ああ、そうなんですか」とか微笑むのみ♪

   

ところがドッコイ庄一by綾瀬はるか、実際には、翌日に通知が来たのだ (^^ゞ 何じゃ、そりゃ! 携帯のSMS(ショート・メッセージ)に加えて、PCメールアドレスにも来てた。どうも、SMSだと、設定とかの問題で届かないことがあるらしい。下は、PCメールより。

   

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注目のPCR検査結果は、「陰性」! ガックシ。。_| ̄|○・・じゃなくて、良かった(笑)。これで後はもう、道路のがけ崩れかクマの出没(昔ホントにあった)とかがない限り、レースは開催される。

  

私が行かない理由も、何もない。あっ、ケガすればいいのか(笑)。コラコラ! いや、学校の授業の水泳で水着姿を見られるのが嫌で、わざと風邪を引いたっていう話を朝日新聞か何かで読んだもんで。だから、ジェンダーレス水着が大切だと。

   

でも、女子がジェンダーレス水着だと、男子の出席率が下がるかも(笑)。オイッ! ちなみに私は、スクール水着には興味ない。一部の競泳水着ならまだしも♪ マニアか!

   

    

     ☆     ☆     ☆

なお、単なる素っ気ない最低限の通知だけじゃなくて、こちらが希望すれば、もう少しきっちりした検査結果の通知書が送られて来る(メール添付のpdfファイル)。

   

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本通知書における検査結果は新型コロナ感染者の患者であるかどうかの診断結果を示すものではありません」。

  

正確だけど、分かりにくいね (^^ゞ あくまで、1つの検査結果にすぎないと。訴訟とか止めてねってことか♪ ちなみに日本語的には、「感染者の患者」ではなく、「感染の患者」が正しい(笑)。細かっ!

  

ともあれ、私はしぶとく元気なのであった。症状も陽性判定もなし。めでたし、めでたし。それでは今日はこの辺で。。☆彡

    

      (計 2573字)

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新型コロナを2類相当から5類にする件、法的に面倒で複雑(感染症法、政令)&気温28度で7km

(30日) JOG 7km,39分01秒,平均心拍 132

消費エネルギー 315kcal(脂肪 85 kcal)

  

私自身は幸い、まだコロナ感染とは無縁だが、7月に入ってからのコロナ第7波は予想以上。周囲で明らかに増えて来たし、医療機関その他への負担激増のニュースを見聞きすると申し訳なく思う。

   

実は、国内の医療機関すべてで考えると、それほどひっ迫するような状況でもない・・といった話は去年から出てた。要するに、感染症法の「2類相当」の扱いが厳し過ぎるからであって、5類に下げればかなり解決する、とのこと。安倍元首相も確か春ごろには話してたが、ネットではいつものようにバッシングのネタにされてた。

   

   

     ☆     ☆     ☆

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ところが、流石にここに来て、コロナの扱いを変更しようという動きが目立ってる。上は昨日(22年7月30日)の読売新聞オンラインより。

   

「政府は・・・『第7波』の収束後・・・「2類相当」扱いの見直しに着手する方針を固めた。保健所や発熱外来の負担軽減のため、感染者の全数把握取りやめの是非などを検討する。

  

季節性インフルエンザと同じ5類相当・・・なら・・・一般の診療機関での診察も可能になる。・・・政府内ではコロナ医療や検査を全額公費負担する制度は継続すべきだとの意見が多い」。

  

  

     ☆     ☆     ☆

ところで、この種の話はあちこちに出てるが、少なくともネット情報やマスメディアの報道を見てる限り、なぜこんなに時間がかかるのか、なぜなかなか変更の話が進まないのかが分からない。政府や厚労省、分科会を批判するだけになってる。いつもの事ながら、関連する法律などを正確に引用しながら書いてる記事も見当たらない。

    

そこで私は感染症法と政令を自分で直接確認。色んな理由が一気に分かった気がした。おそろしく面倒で複雑なのだ。区分を2類から5類に変更するだけ・・といった単純な話ではない。

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E-GOV法令検索より引用してみよういわゆる「感染症法」は、正式には、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」。第一章・総則の、第六条で、区分の定義が書かれてる。

     

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類感染症の定義には、新型コロナの話は書かれてない。結核ほか、6つの病名が書かれてるだけ。「新型コロナウイルス感染症」は、5類の直後、「新型インフルエンザ等感染症」の1つとして書かれてる。第7項、第3号。

     

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     ☆     ☆     ☆

ところが、「二類相当」というような簡単な言葉は、どこにも書かれてない。それどころか、一類と二類の区別の中身も分かりにくい。

    

新型コロナウイルス感染症を指定感染症として定める等の政令」(令和2年・政令第11号)を細かく見ても、実質的に新型コロナは二類というより一類に近いような感もある。感染症法の「一類感染症」を「新型コロナウイルス感染症」に読み替えて、法律を「準用」する箇所がいくつもあるのだ。二類の読み替えではなく。準用という言葉の実質も、不明確。

      

7月18日の朝日新聞・朝刊では、こう書いてあった。「いまはエボラ出血熱(注.1類)や結核(2類)といった1、2類に近い厳格な対応をとっており、感染者の全数を把握し、入院や健康状態の報告も求められる」。

                

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「1、2類に近い厳格な対応」。これが、「2類相当」の実態だろう。いずれにせよ、新型コロナに関する法律上の扱いを変更するというのは、単純に切り替えるだけの話とは程遠い。かなり面倒で複雑な話だと分かった。

  

これだと、第7波収束後の変更にはまだしばらく時間がかかるし、激論も予想される。そもそも第7波が収束しないまま、また次の第8波につながってしまう可能性まで浮上してるのだから。。

    

  

     ☆     ☆     ☆

最後に、昨夜の猛暑ジョグについては一言だけ。気温28度、湿度83%! 暑さと湿度に弱い私は、ほとんど走る気がしなかったけど、7kmだけガマン大会。

  

しばらくジムばっかだった間に、なぜかランニングシューズの紐がほどけやすくなってて、40分の間に3回もほどけてしまった (^^ゞ 過去2日と同様、後半だけペースアップで、ラストは1km5分まで上昇。トータルでは1km5分34秒ペース。

   

風速2.5mがちょっとだけ有難かった。新・心拍計はほぼ正常に作動したけど、最初の200mは初めてGPSが無反応 (^^ゞ 先日、褒めたばっかなのに、褒め言葉は取り消そう♪

   

なお、今週は計13990字で終了。ではまた来週。。☆彡

   

     

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      時間  平均心拍  最大

往路(1.2km) 7分16秒 109 126

LAP 1(2.2) 13分22秒 124 132

 2     11分11秒 143 154

復路(1.4) 7分12秒 150 160

計 7km 39分01秒 132(75%) 160(91%)

    

      (計 1923字)

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緊急事態宣言(Global Health Emergency)、WHOがサル痘(monkeypox)で&まだ運動するとちょっと痒い

(23日)JOG 3km,15分15秒,平均心拍136;263 kcal?

BIKE 18.5 km,36分,平均心拍129;793kcal?

WALK 3 km

    

日本の政府は、行動制限とかしないまま、どこまで頑張るつもりなのかね? 決めてないのか、あるいは新規感染確認者が1日30万人とか40万人とか。

  

あっという間に20万人を突破した今、来週か再来週に40万人になっても不思議はない。医療機関も救急搬送も余裕がないから、自分で気を付ける一方、自宅療養に備えるしかない。ほんのちょっと咳が出ただけでも緊張する状況。

      

   

      ☆     ☆     ☆

そんな時、Yahoo!のトピックスの最上段に「緊急事態宣言」という文字が出てたから、ギクッとした。「WHOがサル痘で緊急事態宣言 新型ころな以来の最高警告」。共同通信の配信記事で、ここでは元のサイトにリンク

    

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「欧米を中心に」というより、今のところ、ヨーロッパ北部中心と言うべきだろう(下の方の地図と表を参照)。アジアはもちろん、アフリカも意外と少ない。

      

日本政府の「緊急事態宣言」は、英語で「state of emergency」が普通だと思うけど、WHO(世界保健機関)の宣言は、「global health emergency」。直訳すると、世界保健危機? それだと、世界保健機関と似過ぎだから、世界健康緊急事態とか。

      

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上はニューヨーク・タイムズの記事の見出しで、すぐ下には、「75ヶ国で16000以上の症例、圧倒的に男性同性愛の性交経験者」と書いてる。men who have sex with men. こんなハッキリした表現は、日本のマスメディアだと前面には出せないだろう。単に男性同性愛者とするところか。

    

   

      ☆     ☆     ☆

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実効性を持たないWHOの宣言と違って、バイデン米政権も緊急事態宣言を検討してるらしい。まあ、日本の場合は今後、1ヶ月は大丈夫だと思うけど、国別のゲイの人口を検索すると意外と見つからない。わざと記事を書かないのかも。

     

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上の2枚の写真は、WHOの英語公式サイトのトップページより。COVID-19の右に、Monkeypox(サル痘)がある。変な話、外見的にはサル痘の方がまだマシかも。コロナウイルスはやっぱり突起が不気味なのだ。

   

サル痘は現在、一般の性的多数派の人にとってはそれほど怖くなさそうだし、ウイルスの変異も少ないらしい。といっても、まだ特化したワクチンはなくて、天然痘のワクチンを代用中。何がどうなるのか先が読みにくくて、あと数年は不安な時代が続きそうな予感がする。せめて、気疲れしないよう、適当に聞き流すことも重要かも。。

   

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      ☆     ☆     ☆

そう言えば最近書いてないけど、ちょっと前までは、適度な運動で「免疫力アップ」とかよく書いてた。その意味では、昨日のジムは適度だったかも。実際はまた、出発が遅れただけだったりする♪ 荷物が多過ぎて、何かが見つからなかったり、忘れそうになったりするのだ。

    

とにかく、1日休んだ後、また軽めのジム。まずはランニングマシンで3km、テレビを見ながらスタスタ。アップ込みのトータルで、1km5分05秒ペースだから、それなりには頑張ってる。終盤の200mは時速14kmに上げた。といっても、昔は時速16kmまで上げてたけど (^^ゞ

   

続いて、エアロバイクもテレビを見ながらまったりと♪ 昨日のマシンのテレビは、ちゃんと字幕の調整が出来たからスッキリした。いや、フツーのことだけど。自分でイヤホン型のヘッドフォンを持って行ってる人もいたけど、大量の汗をかくから、あんまし耳に物を入れる気がしない。画面の下側に字幕を出すのがちょうどいいのだ。

    

レベル11と12が半々くらいで、終盤はレベル13と14を1分ずつ。やっぱりレベル14はかなり息が荒れてしまったけど、ちょっとマシになったかも。全体的に見ても、負荷はちょっと上がってるのに、心拍数は下がってる。まあ、レース中止の確率が5割以上になってるけど。長野も岐阜も、感染者数は過去最高。ただし、重症度とかは低いから、ビミョーな所。

     

COVIDアームの痒みはかなり消えてくれたけど、まだ運動中とか直後はちょっと痒い。袖がこすれるし、汗もかくし、体温も上がるし。なお、今週は計14554字で終了。ではまた来週。。☆彡

    

      

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      (計 1791字)

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ワクチン接種3回目は副反応が強い(個人の感想)、モデルナでなくファイザーでも腕が腫れて痒い「COVIDアーム」

痒い! 昨夜、今シーズン初めて、蚊に3ヶ所刺された後もしばらく痒かったけど、ワクチンは遥かに痒い! 腕の広範囲に赤い腫れが浮き上がってる。接種3回目の副作用・・じゃなくて副反応、恐るべし。前の2回はほぼ大丈夫だったのに。。

   

・・という話の前に、昨日のコロナ新規感染確認者数。何と、全国で15万人超! まあ、20万人くらいまでの予想は出来てたけど、スピードが非常に速いのだ。毎度お馴染み、NHKのグラフからも明らか。右端はスカイツリーみたいに細長い。

     

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しかも、感染に関しては、波がどんどん巨大になってて、第6波と第7波は塊(かたまり)みたいにつながってる。これでも行動制限が何もないのは、色んな理由が複雑に絡み合ってるけど、分かりやすいのは死者数の少なさ。

     

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今現在、国内の死者数は、2020年4月の第1波と同程度にすぎない。ただし、入院患者は確実に増えてるらしいから、今後どうなるかは不明。コロナも、政治や社会も。。

   

   

     ☆     ☆     ☆

個人的には、ワクチンというものはあまり打ちたくない。と言っても、自分1人で決めれることでもないし、打たないと色々と不都合が生じるから、去年の秋に2回打った。

  

その時はたぶん、副反応はほとんど無かったと思う。たぶんというのは、たまたま埃アレルギーの湿疹と重なったから、ワクチンがどの程度関係してるのか分からなかったのだ。でも、過去の経験や診断から考えて、ほとんどホコリの問題だと思う

   

だから、3回目も何ともないだろうと高(たか)を括(くく)ってた。ただ、なるべく打たずに自分の身体で頑張りたかったし、もともと言われてた8ヶ月という期間も頭にあったから、先日までスルー。

   

で、3連休に打って来たのだ。8月末に3年ぶりの乗鞍ヒルクライムもある(かも知れない)し、最近は大きめのジムにも通い始めた。仕事も今が非常に重要な時期で、コロナで寝込む余裕はない。ちなみに今現在、3回目の接種率は60%強だから、ちょっと遅い程度。何事も慎重な私にしては、早い方かも。

  

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      ☆     ☆     ☆

久々に自治体HPのコロナ特設サイトにアクセスすると、去年の場所(個人病院)はもうやってなかった。どうしてかね? 近所の集団接種会場はしばらく予約で一杯になってたから、仕方なく、遠くの大規模会場を予約。

    

場所がビミョーなのか、三連休だからか、ガラガラの広い場所にスタッフだらけ。スタッフが、接種者の10倍いるように見える♪ もちろん、接種者は次々に交代するから、1日の合計なら接種者の方が多いだろうけど。

   

一時期、大規模会場で手持ち無沙汰にしてるスタッフの姿が報道されたからなのか、スタッフが立ち話をしたりスマホで遊んだりする様子はない。全員で私1人をジッと監視する感じで、挨拶も誘導も丁寧だ。それにしても、不安になるほど会場が広い。

   

1回目の時と同じく、医師の診察前に接種承認のチェックを促されたけど、「医師の・・」と言いかけた途端に「分かりました」と納得された。大規模会場ではお約束のやり取りだと。

      

最初のブースで、男性の医師に1分ほど診察を受けた時、去年のアレルギー反応について一応話してみたけど、秒殺されてしまった♪ 「いつですか?」、「当日の夜とか翌日くらいです」、「あぁ、それなら関係ありません」。

  

断言されただけでなく、早く出て行ってという雰囲気だったから、素直で従順な私は直ちに出て行った。で、後でブログに書くと(笑)。実名もしっかりチェックしてるけど、イニシャルは書かない。しかし、どうみてもガラガラで暇そうだし、時給が高いのに、その診察や問診はどうかと思う(個人の感想♪)。

   

    

     ☆     ☆     ☆

続いて、別のブースに誘導されて、いよいよ接種。担当はまさかの女性看護師。そうか。看護師でも打てるのか・・と思って、後でネットで調べると、看護師の方が遥かに時給が低いらしい。同一業務、同一賃金ではないから、経費節約ということか。

  

その場ですぐ、「看護師さんが接種できるんですか?」と聞こうかと思ったけど、カスハラになるから我慢♪ 感じのいい中堅の看護師さんだったけど、医師が担当した過去2回より、ちょっとチクッとした感じ。これも口にしそうになって、我慢♪

    

その後は15分の経過観察。10人ほどパイプイスに座って大人しくしてる中、私が立ち上がってスタッフにある質問をしようとすると、スタッフは慌てて私を制止。動くな、立ち上がるなという意味なのか、それとも、スタッフに近づくなという意味なのか?

       

まるで叱りつけるような態度だったから、内心、不満だったけど、これも我慢。後でブログに書くだけだ(笑)。私の質問は、公式サイトの説明にはないことで、しかも誰でも思うようなことだったから、試しに聞いてみただけ。別に、たしなめられるような内容では全くないけど、総合的判断で書かないことにしとこうか。

   

15分間、何事もなく経過。3回目と大きく書いた札を首から外して返却。若い女の子がノートPCの操作に2、3分くらいかかってたけど、「ありがとうございました」とこちらから伝えて、全て終了。向こうはほとんど言葉なしで、アレッ?という感じ。最後の箇所が一番、不愛想だった(個人の感想♪)。というより、そこまでの対応が丁寧すぎたのかも。

      

それにしても、スタッフ全体の平均年齢がかなり低かった気がする。最後なんて、「学生さんですか?」と聞きたくなったほど、若いスタッフが集まってた。単なる普通のアルバイトなのかね? ラクだけど、コロナ感染のリスクはちょっと高いかも(個人の想像)。

    

    

      ☆     ☆     ☆

接種後、家に帰るまでは、腕がちょっと痛いなといった程度。過去2回よりハッキリと筋肉痛があって、腕を使いにくい感じだけど、別に困ることはない。

  

翌日の夜には、かなり痛みが収まったから、もう大丈夫だろうと安心したら、2日目になって痛みが痒みに変化。と同時に、ホクロみたいな黒い「できもの」が肩に出現。何、これ?と思ってたら、半日後にはキレイに消えてた。

   

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ただ、接種した場所の周囲が軽く腫れて来て、痒みが増加。上の写真みたいに、下側に大きく赤みが広がってしまった。ネットで調べると、どうも3回目の副作用・・じゃなくて副反応が一番大きいみたいだから、私だけの特殊なことではない。

  

「モデルナ・アーム」という言葉なら知ってたけど、「COVIDアーム」という用語があるとは知らなかった。ファイザー・アームとは言いたくないと♪

   

   

     ☆     ☆     ☆

接種後の体温は測らなかったけど、寝るまではちょっと高めだったような気もする。まあ、熱というほどのものでもないから、問題なし。食欲も胃腸も問題なし。

  

ひたすら、痒いだけなのだ。ステロイドを使えとか、ネットに書いてるけど、私はステロイド剤を塗ると逆に湿疹と痒みが広がるタイプなので論外。まあ、しばらくの我慢か。

  

というわけで、感染防止の効果はともかく、重症化リスクの軽減に期待しよう♪ それでは今日はこの辺で。。☆彡

    

       (計 2855字)

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日本人を新型コロナウイルスから守るファクターXの1つ、ヒト白血球抗原HLA-A24~理化学研究所の論文発表の簡単なまとめ

日本で一般的に発表されたのが21年12月8日。メディア報道の多くが9日と10日。既に1週間遅れとなったが、マニアック・ブログなりの独特のこだわりを入れつつ、新たな仮説をまとめてみよう。

   

理化学研究所(=理研)の主張は、最も簡単にまとめるなら、次のようになる。

  

 日本人を新型コロナウイルスから守る謎のファクターXの1つは、日本人の多くが持つ「HLA-A24」だろう。

    

その鍵となる物質、日本人の6割近くが持ってるが、欧米人は1割~2割にすぎないとされる。TBSのニュース記事より。

  

   

    ☆     ☆     ☆

この妙な名前の物質が何で、どのように働くのか? 最も簡単に言うと、人体を守る白血球の型の1つだろう。しかし、もう少し説明し始めると、かなり難しい話になって行く。

   

以下、基本的には、理研による解説に即して説明する。理研の解説を普通に聞くだけ、読むだけだと、引っかかるポイントがあるので、そこは私が補足する。

  

ただし、先に書いておくと、この研究では、なぜ今年の夏の「第5波」が急上昇して急降下したままなのか、という最大の疑問点には答えてない。

    

あくまで、過去2年間、日本で新型コロナの被害が海外より少なめだったのはなぜなのか、その全体の理由を少し説明する話にすぎないので、念のため。

   

  

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まず、YouTube「理研チャンネル」、プレスリリース解説vol.8、「新型コロナウイルスに殺傷効果を持つ記憶免疫キラーT細胞 -体内に存在するもう一つの防御部隊-」から。動画はこちらから

  

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上図をフツーに見ると、中央にある不気味な大きな球体がウイルスに見えてしまうが、これは人体の細胞。その下側に、パープルに光るウイルスが付着(感染)したから、右側から、人体の防御部隊である水色のキラーT細胞が攻撃。よく耳にする抗体と共に、免疫機能を担ってる。

   

上図にいたる前の動きを、時間の流れに沿って図示してみよう。

  

① 紫色のウイルスが、右上から人の細胞に接近。

   

エピトープと呼ばれる小さな赤い粒々を、トゲトゲの先に持ってる。ウイルスのトゲトゲは、スパイクたんぱく質という呼び名でお馴染みの悪役。

  

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一方、HLA-A24というのは、人間の細胞が持つ色々なツノ(角)の1種で、善玉(良いもの)。例えば、電車内で暴れる乗客を駅員や警備員らが捕まえる時のさすまた(刺股)みたいなもの。図では、ピンク色のツノがHLA-A24で、他の色のツノは別のHLAだ。この時点でまだ、HLA-A24の先に赤い粒々は無い。

    

   

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② 紫のウイルスが人の細胞にくっついて感染すると、トゲトゲの先に持ってた赤い粒々(エピトープ)が細胞内に侵入。ピンク色のツノ(HLA-A24)の先に集められて、右側から水色のキラーT細胞が攻撃。

     

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③ キラーT細胞が、感染した人間の細胞とウイルスを破壊。1つの戦いが終了。

   

  

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理研の解説を読んで引っかかったのは、ウイルス、ウイルスのエピトープ、人の細胞、人のHLA-A24、人のキラーT細胞という5つの要素の結びつきが、今一つハッキリしてなかったことだ。

   

①ウイルスが人の細胞に感染。

②ウイルスのエピトープが、人のHLA-A24に集められる。

③そこを人のキラーT細胞が攻撃して破壊する。

  

もう1つ、なまじ「抗原」という言葉を知ってると、引っかかる点がある。抗原というものは、辞書・辞典・報道の説明の大部分では、「外側から入って来て人体に抗体などを生むもの」といった感じになってる。

   

ところが理研の説明では、最も重要な人体の善玉、HLAというものが、「ヒト白血球抗原」とか「ヒト白血球型抗原」と書かれてる。これは「Human Leukocyte Antigen」の直訳だが、「ヒト」と言いつつ、まるで外から来た悪役みたいに聞こえてしまう。

   

この場合の Antigen とは、語源のまま、「Anti」(抗する)「gen」(もとになる物)。対抗するもとになる物、抵抗を生み出すものという意味で、外からではなく体内で待ち構えてるのだ。

  

その辺りの分かりにくさや混乱を避けるため、例えば日経新聞の報道では、HLAとかその訳語の代わりに、「『A24』という白血球の型」とだけ書いてた。

   

  

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最後に、英語の原論文も見ておこう。オンラインの『Communications Biology』、21年12月2日。著者、清水佳奈子、藤井眞一郎ほか。わずか12日で、既に8000近いアクセスだから、科学論文の発表としては成功。内容のチェックは今後、世界中で行われるはず。

           

 Identification of TCR repertoires in functionally competent cytotoxic T cells cross-reactive to SARS-CoV-2

 新型コロナウイルスに対して交差反応する、機能的に優れた細胞傷害性T細胞における、T細胞受容体の諸特性の同定

  

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論文タイトルの日本語訳は私のものだから、専門的にどうなのかは不明。超訳すると、「普通の風邪のコロナだけでなく新型コロナにも効く、T細胞の仕組みを発見」といった感じか。手助けするHLAではなく、防御部隊であるT細胞がメインになっていた。日本人特有のファクターXといった、日本人好みの話も避けてある。

  

  

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なお、善玉のHLA-A24が、悪役のウイルスのエピトープを捕まえたようなイラストも添付されていた。

  

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上側にある、緑色の小さな細い線が、エピトープらしい。一般向けの解説では赤い粒々だったが、実際は線状の形なのか。それより、HLAの方が遥かに複雑で大きな形になっていて、色々と意味が含まれているのだろう。

    

今後は、今回の発見を治療薬、予防薬の開発につなげたいとのこと。一般市民としては、あまり日本人の幸運な体質に頼り過ぎることなく、変異株オミクロンに警戒しよう。今日の所はこの辺で。。☆彡

    

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