コロナ+インフルエンザ、合計の死亡者数だと例年と同じか&気温21.5度ジョグ

(19日) JOG 11km,59分53秒,平均心拍138

消費エネルギー 565kcal(脂肪130kcal)

  

世界で吹き荒れるコロナウイルス第3波が日本でも本格化する中、相変わらずメディアの報道は、新規感染確認者数がメインになってる。

       

しかもこの「確認」(英語ならconfirmed)という大切な言葉をほとんど入れてない。無症状の人も多いといった報道はよくあるけど、それは、無症状でも注意してというネガティブな文脈が多い。

      

しかし、先日も書いたし、今日あらためて再確認したけど、首都圏(東京・神奈川・埼玉)の死亡者数はほぼ一定で、今後のGoogleのAI予測でも一定のまま。グラフは水平になってるのだ。

  

全国の死者数予測は右上がりだけど、いずれ今の首都圏と同様、平衡状態になる可能性はある。

   

   

    ☆     ☆     ☆

そんな中、昨日(20年11月19日)の朝日新聞・夕刊で目に留まったのは、インフルエンザの記事。

    

以前から、コロナの感染拡大につれてインフルが激減してるという報道は出てたし、反・自粛派の論拠にもなってたけど、2020年の冬シーズンに入った今でもやはり激減してるらしい。「インフル患者 昨年の300分の1」。野口憲太記者。

   

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秋のインフル患者数(報告人数、9月~11月上旬くらい)を見ると、今年はわずか148人で、昨年の約46000人と比べると、僅か300分の1。一昨年の約8000人と比べても60分の1にすぎない。グラフはほとんど下の横軸に重なってる状況。

  

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もちろん、今シーズンはまだ始まったばかりで、「今後流行の可能性も十分」あるけど、少なくとも大幅に減るのはほぼ確実だろう。

   

ちなみに私は別に、反・自粛派ではないし、マスク着用もアルコール消毒も励行してるので、念のため。反・健康主義者というわけでもない。単に、広い視野で根拠に基づいて冷静に考察してるだけだ。

   

   

     ☆     ☆     ☆

では、インフル患者数の激減で、インフルによる死者はどのくらい減ったのか? インフルによる直接的な死者と、インフルによって持病が悪化した間接的な死者の合計でみると、年によって増減の変化が激しいけど、大まかに見れば5000人前後になる。

 

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上は感染研(国立感染症研究所)のHPより。超過死亡数とは、簡単に言うと、インフルによって余計に増えてしまった死者数のこと。棒グラフの右端(18年~19年の冬シーズン)だけなら、4000人くらいか。

   

ところが、19年~20年のシーズンは、21大都市の合計だと、超過死亡ゼロ。つまり、インフルの悪影響はなし。下のグラフと説明を参照。

  

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ところで、国内のコロナによる死者は今現在、2000人ほど。Googleの28日間予測を参照して、春までの今シーズンの死者を予想すると、たぶん6000人くらいになる。

  

ということは、

 インフル+コロナの死者数=例年のインフルの死者数=約5000人

つまり、ほぼ例年通りということになる。2月か3月からの自殺者全体を考慮しても、それほど変わらない(当初はむしろ減ってた)。

   

もちろんこれは、十分に自粛や対策を行った上での数字だから、「コロナなんて気にしなくていい」とか「経済の方が大切」という結論にはならない。

      

ただ、20年ほど前には、インフルの死者は4万人近くもいたのに、今みたいな大騒ぎや緊縮モードにはなってなかった。ちょっと現状を考え直してみる余地はあると思う。

   

    

     ☆    ☆     ☆

一方、昨日の走りは11kmジョグのみ。13kmの予定だったけど、予想以上の気温上昇で控えめにしといた。夜は18度くらいの予報だったのに、深夜になっても21.5度

   

トータルでは1km5分27秒ペース。遅っ! 湿度77%、風速4.5m。気温が高すぎて、南風はあんまし涼しく感じなかった。心拍計はまた後半乱れて低めになったので、高めに補正。大体合ってると思う。

    

出張接近で焦りつつ、ではまた。。☆彡

  

  

往路(2.4 km) 13分36秒 127 139

LAP 1(2.1) 12分02秒 134 139

 2    11分43秒 142 149

 3    11分23秒 145 153

復路(2.2)11分09秒 143 158

計 11km 59分53秒 138(79%) 158(90%)

   

       (計 1723字)

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GoogleのAIによる国内コロナ感染・死者予測、年末にかけて増加、京都大は異なる予想

前から一部で地味に話題となってた、京都大学・上久保靖彦特定教授らのコロナ収束予測。11月には日本人に特殊な集団免疫のようなものが行き渡って、年末には国内で終焉するとされてた。

   

下はNEWSポストセブン、20年9月11日の記事。Yahoo!その他、あちこちに配信されてる。正しいかどうかはともかく、一通り、全体の筋が通ってるように見えるのは確かだ。日本の被害の少なさをもたらした「ファクターX」の説明にもなってるように見える。もちろん、「見える」だけかも知れない♪

     

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私はずっと覚えてたけど、少なくとも「大当たり」ではないことは既に判明。感染確認者はどんどん増えて第3波になってるし、死者も少しずつ増えて来た。

   

とはいえ、まだ「当たらずとも遠からず」の可能性は一応残ってる。特に、「悪の元凶」扱いされ続けてる東京都の死者数が落ち着いてるのだ。日本全体で見ても、まだ世界各地の悲惨な状況と比べれば大した事はない。

  

そもそも、もし最近のコロナが普通の風邪に近いものだとするなら、冬に増えるのは当たり前だし、大騒ぎする必要もないわけだ。当然、京都大学の説明は、一部のコロナ自粛不要論に歓迎されやすいことにもなる。

   

   

     ☆     ☆     ☆

そこへ登場したのが、GoogleのAI予測。COVID-19感染予測(日本版)。ダッシュボード

   

車のフロントの内装を指す「ダッシュボード」という言葉を時々見かけるけど、要するに、情報全体を大まかにまとめた(トップ)ページのこと。ただし、サイトによっては、ダッシュボードとトップページが別だったりする。

      

今日、11月17日の夜の時点で、なぜか11月15日からの28日間予測になってるけど、とにかく、全国で500人超の死亡者を予測。陽性者数(感染確認数)は5万人超。予測の細かい数字は無意味だから、省略。

   

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またAIか・・と思ってしまうのも事実だけど、「機械学習」とか「ディープラーニング」とか、おまじないのように分かりにくい呪文を唱えられると、頭の動きを封じられて抵抗しにくいのだ♪  今回も一応、予測モデルの説明を見たけど、よく分からない。

  

将棋・囲碁のAIは、5年ほど前にはプロ棋士を圧倒。天才・藤井二冠が「AI超え」とか言われても、ではAIと真剣勝負という話にはならない。口に出さなくても、AIが勝つに決まってると思われてるから。他に、画像・映像の認識でも実績がある。

  

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英語版も用意されてるので、英語の勉強にもなるし、外国人にも便利。「Forecast」という英単語を使われると、天気予報みたいな語感もある♪

   

   

     ☆     ☆     ☆

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上は全国の1日あたりの死亡者数の推移。急増する予測になってるけど、実は東京都だけ見ると、横ばいの予測なのだ(下図)。

    

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ちなみに、話題の北海道の死者は急増する予測だし、大阪も少し遅れて増える予測になってた。気になる方は、予測サイトをお試しあれ。まあ、京大の見方だと、北海道や大阪もいずれ東京みたいに横ばいになって、収束に向かうということだろう。

   

GoogleのAIに戻ると、全国の陽性者数も下図のように、急増する予測。ちゃんと曜日による変化も反映されてた・・と書いた後で、念のために細かくチェックしたら、1日か2日、波の上下がズレてた♪

    

AIは、人間にとって週末が休みだという事を学習してないのかも。ちなみに、操作しにくいけど、特定の日付けだけの数値も表示可能。

  

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     ☆     ☆     ☆

都道府県別の予測をまとめた表を見ると、死亡者数の単純計算なら、北海道が最悪で、大阪、東京、神奈川と続く。東京は大阪より陽性者が多いけど、死亡者は少ない。

  

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これを、人口100万人あたりの人数の割合、比率に直すと、ちょっと別の感染リスクが見えて来る。

  

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死者の順だと、北海道に続くのが奈良県なのだ。要するに、関西か。兵庫県が大阪府に続くのも分かりやすいけど、意外に危ないのは、東北の宮城県。

    

一方、東京はかなり下になる。要するに、東京は人口が多いから、単純な数字だと多く見えるだけということ。まあ、こんな説明は地方には通じないだろうけど♪

  

割合とか比率の話というのは、小学校の算数以降、理解されないものの代表なのだ。具体的な問題でテストすれば、理解不足が簡単に判明する。算数の嫌われ者の代表、分数というのも、割合、比率を表す数だ。

  

   

     ☆     ☆     ☆

ちなみに私は先日、咳止めトローチの類を買いだめして来た。いや、別に咳なんて出てないけど、早めの準備ってことで。単なる風邪でも、電車や職場で咳がゴホゴホ出ると居づらい。

   

トローチやノド飴はドラッグストアその他に溢れてるから、別にメディアやネットで叩かれるような悪しき買い占めではない♪ そう言えば、イソジンはまだ売り切れてた(笑)

  

さて、ワクチン開発の大まかなニュースだけで世界中(特に株式市場)が大喜びしてるけど、仮に本当に有効で安全なワクチンが出来たとしても、日本でみんなが使えるのは春以降だろう。この冬がどうなるのか。ある意味、人生最大の山場かも。

    

あぁ、野菜ジュースとビタミン剤、飲まなきゃ!・・とか思いつつ、ではまた。。☆彡

   

      (計 2098字)

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コロナワクチン(vaccine)の有効率(efficacy)の計算と意味、有効性(effectiveness)との違い

ファイザー(Pfizer)とビオンテック(BioNTech)が2020年11月9日に行った、コロナ(Covid-19)のワクチンの発表で、世界が妙に熱狂している。

   

特に、株式市場は暴騰に近い上昇で、米国大統領選挙がほぼ決着した直後の勢いがあるとはいえ、まるでいきなりコロナが絶滅して、さらに他の多数の問題も一気に解決したような反応だ。

   

   

     ☆     ☆     ☆

私は第一報のニュース記事をあちこちで読んで、色々な疑問を持った。特に、「90%の感染防ぐ」(ブルームバーグ)とか「9割超に効果」(ロイター)といった数値の計算と意味。

   

ワクチン接種で9割の人に効いたとして、1割は効かないということ。しかし、もともとワクチンなど関係なく、感染率(正確には感染確認率)は1割より遥かに小さい。

  

もし素朴に(間違って)考えると、9割に効くコロナワクチンに価値はない。ということは、この9割の計算方法がポイントのはず。

  

100人に接種して90人が感染しない、という(当たり前の)事ではないはずだ。

   

  

     ☆     ☆     ☆

ネットで調べると、情報は色々あるものの、ワクチンの「有効率」と「有効性」について英語と具体的計算、発表をまじえて明快に説明したサイトがなかなか見当たらない。そこで、私が書いてみよう。日本語と英語の出典を明記、リンクも付けてある。

  

先に簡単に結論だけ書くと、

 ワクチン無しの時と比べて、感染者を9割減らせる

という意味だ。

  

ワクチン無しの時と比べて、10分の1になる。あくまで、ワクチン無しの時と比べた相対的な割合の話。

    

日本なら、現在までの感染者数10万人を1万人まで減らせるということ。世界なら、5000万人を500万人に減らせた。もし、今年の1月に2回接種していたなら。。

   

    

     ☆     ☆     ☆

まず、ファイザー&ビオンテックの発表の英語原文を確認しよう。多くのネット記事は、そこへのリンクさえ付けてないので、探すのが面倒だった。

   

以下は、ファイザー英語サイトのニュース記事に付いてたリンク先の発表。まだ正式な査読済み論文はないらしい。

  

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ファイザーとビオンテックは、第3相(フェーズ3)の研究の最初の中間(暫定)解析で、COVID-19に対するワクチンの候補が成功を収めたと発表。

   

本文の最大のポイントは次の一文。

  

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ワクチンを接種した被験者と、接種してない被験者の間において、ワクチン有効率(vaccine efficacy rate)が90%を超えることが示されている。

  

ちなみに、接種してない人には、代わりに単なる偽薬(プラセボ)が投与されてる。というのも、もし片方のグループだけ何も接種しないと、接種した人としない人の間で心理的な違い(プラセボ効果)が生じてしまうからだ。

  

有名な、「プラセボ対照試験」の形。ワクチンを接種されたグループは「治療群」、偽薬を接種されたグループは「対照群」と呼ばれる。

   

  

     ☆     ☆     ☆

さて、このワクチンの「有効率」(efficacy)。医師の多く(ほぼ総て)も誤解してるという厚労省関連の説明があった。インフルエンザワクチンに関する2017年の資料より。

   

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例えば、接種してない人の20%が感染症にかかって、接種した人の6%がかかったとする(上図の赤いマーク)。相対的には、接種した人は、感染リスクが6/20になってる。つまり、0.3。これを「相対危険」(relative risk)と呼ぶ。

   

あるいは、接種してない人の10%がかかって、接種した人の3%がかかったとする(上図の青いマーク)。この場合も、3/10=0.3が相対危険。

  

すると、相対的には、1-0.3=0.7だけ危険が減ったことになる。これを、「有効率」70%と呼ぶ。式全体は、

  

(ワクチン有効率)=1-(6/20)

        =1-0.3

        =0.7

        =70%

    

これは、100人に接種して70人が感染しないという意味ではない。どのくらい感染率を下げたのか、その減少率のことだ。

  

ワクチンなしだと、100人中の20人が感染。ところがワクチンによって、100人中の6人感染へと減ったわけだ。

   

   

     ☆     ☆     ☆

医学(疫学)の論文も、pdfファイルでチェックしてみよう。原めぐみ他、「ワクチン疫学研究の原理と方法」(日本衛生学雑誌、2013年)より。

 

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下側の式が、前述の厚労省の例の計算。  

(1-接種者の発症率/非接種者の発症率)×100 (%)

   

一方、上側の式で、前述の感染者20%が6%に低下した場合の有効率を計算すると、

{(非接種者の発症率-接種者の発症率)/非接種者の発症率}×100 (%)   

(20-6)/20×100=70(%)

  

確かに同じ値、70%が有効率となる。数学的にも、式変形してるだけだから、当然同じ。

     

有効率は、管理された実験・観察研究に使う概念。一方、有効性(effectiveness)というのは、広く社会(全体)で統計的に求めるもので、計算式は同じでも、もとになる数値データが異なるし、計算結果も(多少)異なることになる。

   

   

     ☆     ☆     ☆

念のため、英語版ウィキペディアの「vaccine efficacy」の項目も参照しておこう。

    

上の論文と同じことが書かれてるし、出典とする英語論文も同じだった。ワクチン有効率は頭文字で「VE」と略されてる。相対危険が「RR」で、VE=1-RR。

     

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いずれにせよ、ワクチン開発もコロナとの闘いも、まだまだこれから先が長い。「コロナと共に」(ウィズ・コロナ)が、「コロナとワクチンと共に」(ウィズ・コロナ&ワクチン)にはなるかも知れない。

  

しかし、完全な「コロナ無し」(ウィズアウト・コロナ)にはもう戻れないのだ。少なくとも数年、おそらく数十年の間は。それでは今日はこの辺で。。☆彡

   

       (計 2344字)

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健康主義(ヘルシズム)vs「人間にとって大事なもの主義」、どちらが新興宗教か?(医師・大脇幸志郎)

先日の朝日新聞・朝刊(20年10月10日)に、ちょっと面白いインタビュー記事が載ってた。普通の考えに反論するシリーズ企画、「異議あり」。今回は、「健康」という強敵への批判。朝日デジタルではこちらの記事

   

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 「健康になれ」 人生も社会も窮屈にさせる

 暮らしの歴史・文化を軽視する「現代の宗教」 本当に大事なもの選んで

 「不健康でもいい」と唱える医師 大脇幸志郎さん(36)  

   

  

     ☆     ☆     ☆

この長い記事で一番、面白かったのは、朝日新聞のわりと優秀な女性記者として名前を覚えてた岡崎明子が、肉好きだけど野菜は嫌いと書いてたことだ♪ そこか! ちょっと美魔女系でもある・・とか書くと、ルッキズム(外見主義)とか一部の人達に批判されるから止めとこうか。

     

真面目な話、岡崎記者は朝日の健康・医療サイト「アピタル」の編集長らしいから、「医者の不養生」に近い面白さがある。そしてそれは、インタビュー相手の大脇医師についてもそうなのだ。「医者の不健康」を前面に押し出されてるから。

   

中心的な主張は非常にシンプルで、健康より大事なものがある、健康が一番とは限らない、ということ。

   

今の時期だと、それはホリエモンとかトランプとか、コロナに対する反・自粛主義、反マスク主義の主張に聞こえるわけで、そういった側面は本人も認めてる。ただ、彼がその種のことを主張してたのはコロナの前からだし、世界的に見ても、数十年前から同種の議論はあるらしい。

   

  

     ☆     ☆     ☆  

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彼が今年翻訳した著作が、シュクラバーネク『健康禍 人間的医学の終焉と強制的健康主義の台頭』(生活の医療社)。英語版もかなりマイナーなようで、手に入れにくい状態になってた(amazon)。

   

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日本の翻訳の出版社は、4年前に出来たばかりの社員2人の小さな会社らしい。大脇との関連は不明だが、本人の著作もここから出てるので(後述)、かなり深い関係なのは確実。

  

その点を調べようとしたら、Wikipediaの議論(ノート)経由で、意外な情報もヒット。彼は元々、東浩紀の会社「ゲンロン」の社員だったのだ。賛否両論ある福島第一観光地化計画にも関わってるようで、Facebookには、2012年~15年がゲンロン、その後は株式会社メドレーと書かれてた。

   

東大医学部出身という目立つ経歴は、英語で書いてる。一応書きたいけど、あまり伝えたくもない、微妙な情報ということか。実際、朝日は、ゲンロンという社名も東大医学部出身という経歴も書いてない。

  

  

     ☆     ☆     ☆

朝日の記事に添えられた参考情報の「健康増進の歴史」によると、意外と健康主義の歴史は浅いようで、1946年のWHOによる健康の定義に始まるとのこと。

  

「健康とは単に病気でない、虚弱でないというのみならず、身体的、精神的そして社会的に完全に良好な状態を指す」。

  

「完全に良好」とか、ちょっと理想主義的な言葉で、時期的なものを考えても、確かに「新興宗教」に似たものは感じる。その善悪はさておき。

  

新興宗教という言葉は、新しく流行ってる考えや行動パターンを否定的に語る時に使われることが多いが、もちろん、必ずしも悪いものとは限らない。健康主義=新興宗教=オウム真理教=一般社会の敵・・みたいな短絡的な発想の方が、遥かに問題だろう。

   

大脇はまだ36歳で、受験勉強の秀才、エリートということもあるのか、ちょっと単純すぎてミスリーディングな(誤解を招きやすい)言葉遣いや論法もある。あるいは、本当に微妙な怪しさも感じて、危なっかしいとも思う。国家という存在やナチスの扱いとか。記者による要約、まとめ方の問題はあるとしても。

     

ただ、よく読めば、少数派とはいえ、一理はある主張なのだ。インパクトのある題名の著書『「健康」から生活を守る』(生活の医療社)でも、インタビューとは違って根拠(エビデンス)のようなものを示しながら、医学的情報と共に真面目に語ってた。電子書籍キンドルの無料サンプルより。目次もかなりお堅い硬派。

     

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      ☆     ☆     ☆

本人が重視してる、タバコの例を考えてみよう。彼も吸わないらしいし、私も全く吸わない。もっと言うと、タバコの煙と臭いは嫌いだ。煙が目にしみるのがイヤで、行かなくなった場所さえある。

     

ただ、最近のタバコや喫煙者に対する社会的な圧力が行き過ぎではないかと思ってる点では、たぶん一致する。私の職場でも、今ではタバコは完全に少数派となってるけど、一人の同僚は隠れるようにして細々と吸ってて、ちょっと気の毒になるほど。あるいは別の喫煙者は、真っ向から最近の社会に反論してる。多勢に無勢、不利な状況で苦戦しながら。

   

タバコその他を好むことで、直接的に周囲に迷惑をかけることもあるし(受動喫煙など)、やがて病気で保険制度や家族に迷惑をかけることもあるだろう。

       

しかし、「生活をつまらなくしてまで、健康第一の生き方でいいのでしょうか。人はだれしも、健康より大事なものを持っています」、「健康は大事だけど、常に一番ではないかもしれない」(朝日)。

   

   

     ☆     ☆     ☆

こうした主張を、この私の記事タイトルでは、「人間にとって大事なもの主義」と書いておいた。より正確に言うと、「自分にとって大事なもの主義」に近い。

    

もちろん、大事なものは一つとは限らないし、時と場合によっても変化しうる。代表的なものを挙げると、命、健康、家族、愛、お金、楽しみ、趣味とかだろう。大事なものが分からない場合でも、これは違うというように、否定的に絞り込んでいくことなら可能。

        

それらを総合的に判断することを、大脇は「綱引き」と呼ぶ。タバコや酒が、楽しくて趣味だとしても、命や健康が少し(確率的に)失われて、家族に迷惑をかけて、家族との愛情関係も薄れるのなら、どこかで妥協点を見出す必要がある。例えば、タバコ1日10本までとか、吸う時は家の外、職場の外に出るとか。あるいは、ビール1日1缶とか。

    

こうしてみると、健康に気を使うというのは、周囲とも折り合いを付けやすいし、お金もそれほどかからず、生活全般の改善に関わる、かなり良い妥協点なんだと思う。

     

別に、本物の新興宗教みたいに礼拝対象やバイブル的書物、教会みたいなものがあるわけでもないし、ちょっと変な目で見られることもない。強制的な寄附金や儀式もないし、「あの人、健康に気を付けてるんだって」とかいうヒソヒソ話もないのだ♪

  

  

     ☆     ☆     ☆

私はそもそも、人間は「一番大事なもの」を決めて、それを基準に生きる存在ではないと考えてる。もっと適当で、単なる慣習、習慣にも左右される。

  

例えば今、私はブログを書いてるが、これは今現在の時点でも、一番大事なものではない。今、この瞬間に一番大事なものは多分、仕事だ♪ コラッ!

    

にも関わらず、ブログを書いてしまうし、それが悪いともあまり思ってない(多少は思う)。良いとも思ってないけど、書く。理由、動機、原因などがハッキリしてるわけではない。なぜかというのは、複雑で微妙な話なのだ。

   

私自身は、新興宗教という言葉をネガティブに使うことはほとんど無いし、迷信という言葉もあまり使わない。でも、もし使うのであれば、むしろ、「人間にとって一番大事なものがあって、それを自分で理解できて、それを軸に生きるべきだ」、というような主張の方が、新興宗教や迷信に近いだろう。

      

では、このくらいで妥協して、仕事に戻るとしよう♪ ちなみに私のブログにも自主規制があって、週間15000字以内と決めてるのだ。絶対に守るとは限らないし、周囲からの圧力も(あまり)無いけど、適度で快適な線引きのラインだと思う。

     

それでは今日はこの辺で。。☆彡

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セカンドオピニオンは自費診療で高いから、医療サイトで検索して担当医を変更した感想

ウチのブログには医学・医療関連の話がわりと多めにあるけど、自分自身の治療に関してはあまり書かないように気を付けてる。

  

私が気にしてるのは、読者というより、病院側。あちらは、私の個人情報を色々と持ってるし、検索でウチを探し出して読む可能性も一応あるから。

      

個人ブログを気にするような暇人はいないだろう、と思うかも知れないけど、新聞社、テレビ局、スキー場、決済サービスなど、当事者からの検索アクセスなら過去15年間、数百回ほど確認できてる。具体例を一つだけ挙げると、少し前に書いた皇室関連の変わった記事には、元ネタを掲載してた新聞社から3度もアクセスが来てる(とだけ書いとく)。

     

それはそうだろう。今どき、何か調べる時には誰でもまず、ネットを使おうとする。だから、ネット上にどんな情報がどんな順位で掲載されてるかは、死活問題とまでは言えなくても、重要な問題なのだ。

   

もちろん、悪質な誹謗中傷の類なら、早めに対処する必要もある。間違った情報でも、拡散してしまうと、本物以上の効果を持ってしまうから。「悪貨は良貨を駆逐する」の情報バージョンで、実証的な研究も一応ある。間違った情報の方が、拡散スピードや効果が高いという話だ(それが正しいかどうかは別問題)。

   

  

     ☆     ☆     ☆

長い前置きで言いたかったのは、要するに以下の話はかなりボカして曖昧に書いてるということ。意図的な配慮なので、悪しからず。ただし、ボカしてるだけで、ウソは一つも書いてない。すべて個人的な事実。

   

さて、ほとんどの記事を読んでる常連読者さんなら覚えてるかも知れないけど、私にはある医療機関に対して、ちょっとした不満があった。大きい不満てはないから、我慢の限度内とも言える。ただ、今の内に一度、セカンドオピニオンというものを経験しときたいなという思いもあった。ブログのネタになるから♪ そこか! いや、今後のための貴重な経験になるから。

  

このセカンドオピニオン(第二の意見)というものは、ガンの治療とか重要な場面で話題になるもので、ファーストオピニオン(第一の意見、つまり、現在の担当医の意見)に対して、別の見方と選択肢を増やして、より良い治療につなげようとするもの。

  

実際に試した人にとっては、評判がいいような気がするけど、今の医療制度だと保険が効かない自由診療になってしまう。つまり、全額が自費で、現在の担当医に情報をまとめてもらう費用と、別の医者に診てもらう費用とで、合計1万円~5万円くらいにはなるようだ。

   

おまけに、手続き的に面倒だし、現在の担当医は当然(?)、嬉しくはないはず。所詮、医師も人間で、ほとんどの場合は上の立場だから。実際、私がその話を口にした途端、担当医の態度はハッキリ変わった。気にし過ぎとか、自意識過剰とか、主観的感想に過ぎないとかいうレベルではない。もっと客観的な変化で出たのだ(とだけ書いとこう)。

    

   

      ☆     ☆     ☆

というわけで、セカンドオピニオンをもらうくらいなら、普通に医者を変えてみようと決意。ダメなら、元に戻ればいいし、さらに別の病院・医院を探してもいい。正直、ウチの近所だけでも選択肢はかなりある。

  

Googleで検索すると、最初にヒットしたのは、医療系のまとめサイトみたいなもの。要するに、食べログとか、ぐるなびの類で、個人的な感想と共に、小綺麗に色々まとめてあるけど、流石に点数評価はついてない。

  

虚偽広告、誇大広告、比較優良広告などを規制する2017年の改正医療法(18年に施行)が、まとめサイトにどのように適用されるのかは分からないけど、病院側のPRも控えめになってる。写真数枚と基本情報だけ、みたいな感じ。

   

そこで、ちょっと大きめでキレイでレビューが多い所を選んで、予約しようとすると、都合のいい日時が既に一杯になってた。まあいいかと思って、別の日時を選んで予約ボタンを押そうとして、ふと利用規約みたいなものに軽く目を通してみると、かなり気になることが書いてあった。

  

そこは医療系のサイトだけど、より大きなまとめサイト全体の一部門みたいな形になってる。私が入力した情報は、医療と関係ないその他の多数のまとめサイトにも伝えられるというような事が書いてあったのだ。多分、普通の人の多くは規約の長くて堅苦しい文章を読まずに、すぐ予約してるはず。

  

  

     ☆     ☆     ☆

単なる買い物ならともかく、非常にプライベートな医療情報の入力を、その他大勢のサイトと共有? それはあり得ないだろうと私は感じたから、予約を保留して、お目当ての医院そのもののサイトを探してみた。

     

すると、まとめサイトの少し下でヒットして、そこに直接アクセスすると、私の元々の希望日時でも予約可能になってる。つまり、まとめサイトの情報と、個々の医療機関のサイトの情報とが、少し違ってるのだ。

      

おそらく、タイムラグ(時間差)に加えて、優先順位の問題だと思う。直接、その医療機関だけのサイトにアクセスしてくれた患者さんを優先するのは自然なこと。旅行の場合だと、ホテルや交通機関に直接アクセスすると値段が高いことが多いけど、医療機関の保険診療なら料金は一律に決まってるから安心。

      

で、結局、その個別の医院のサイトで予約。そこにはもちろん、医療と関係ない多数のまとめサイトに情報を流すというような注意書きはない。まあ、実態は分からないけど、一応ちょっと安心して予約。緊張しながら、気合いで初診に出かけてみた。

   

   

     ☆     ☆     ☆

すると、写真で見てた通りの綺麗で大きめの所で、看護師の類も若くて可愛い・・とかうっかり書くと、「ルッキズム」(ルックス重視の悪しき偏見、外見差別)とか、一部の女性に批判される可能性があるから、男性は気を付ける必要がある♪

       

最初は色々と書類に書かされて、ちょっと面倒だったけど、待合室は適度に空いてて、待ち時間も僅か。予約してたから当たり前か。診療ブースに入ると、まさかのキレイなお姉さんが優しく挨拶してくれて大満足だった・・とか、うっかり本音を書いてはいけないのかも♪ あちこちに地雷があるから疲れてしまう、大変な時代なのだ。

     

とにかく、かなり意外な担当医だなと驚いてたら、やっぱり勘違いだった。単なる分業で、まもなく男性の医師が登場。若いし、HPには載ってなかった人だから、「研修医の方ですか?」とか聞きたくなったけど、グッと我慢♪ 応対は非常に柔らかくて、フレンドリー(親しみやすい)。ちょっと細かい質問にも、ちゃんと答えてくれた。

   

ところが、その後の注射がかなり痛くて、しかも何回も針で刺すから、やっぱり研修医か新人か、まだ下手だな・・とか内心思いつつ、ひたすら我慢。まあでも、効き目は素晴らしかったから、注射の種類がそもそも違ったのかも。私の身体の側に異変があった可能性もある(とフォローしとこう)。

   

   

     ☆     ☆     ☆

結局、初診の感想としては、Good。かなり良い印象で、治療、応対、料金、処方薬、外観、どれも問題なく、成功だった。点数にすると、90点くらいか。

         

200点満点で・・とかいう古典的なオチは無し♪ 100点満点の90点。アンケートなら、「とても満足」とか回答するところか。理由の欄に、ナースが可愛かったからとか、美人女医だったからとか、記入しないように♪

                

細かすぎる不満は3つあるけど、場所の特定につながる恐れも僅かにあるし、とりあえず書かないことにしよう。仮にいずれ、そこを止めて別の病院に移って数年後だったら、具体的に書くかも。まあ、些細なことに過ぎない。

   

ただ、もちろん問題は、これからの長い治療の全体。普通に考えると、1年~2年くらいはかかるはずで、途中で担当医も数人、変わることになるだろうし、油断大敵。

      

いざとなったら、元の場所に(頭を下げて)戻るか、サードオピニオン(第三の意見)みたいな別の場所を探すとしようか。ともあれ、しっかり食後のお薬も飲んで、今日のところはこの辺で。。☆彡

   

      (計 3232字)

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連休の歯痛で「ロキソニンS プラス」(第一種医薬品)服用、痛みも食欲も急減&プチラン

(21日) RUN 7km,36分14秒,平均心拍144

消費エネルギー 353 kcal(脂肪 63kcal)

   

痛たたた・・。。 「歯医者が休みの連休に限って、歯が痛くなる」♪ またしてもマーフィーの法則、恐るべし。

 

コロナ自粛や3密回避、クラスター回避もあって、最近は全く病院に行ってないんだけど、日曜くらいから急に歯が痛くなって、月曜はもう激痛 (-_-メ) 慌てて歯医者に行こうと思ったけど、4連休だから近くの歯科医院はどこも休み。

  

って言うか、ネットですぐ一覧できる所はどこも休み。加入してない所までは調べてないけど、わざわざ個別のHPを見たり電話したりする余裕も無い。

   

ちょっと離れた所で、火曜日ならやってるらしい所が2つあっただけど、片方はちょうど場所が悪くて、歩いて25分くらい (^^ゞ 遠いわ! 自転車のチョイ乗りというのは基本的にやらないことにしてる(交通安全)。もう片方は、隣駅から歩いて5分。ウチから歩くとやっぱり25分くらいか。。

   

   

     ☆     ☆     ☆

というわけで、とりあえずバファリンで痛みを誤魔化そうとしたのに、一つも残ってない (^^ゞ いや、ホントはどこかに2、3粒は残ってるはずだけど、探し回る気力なし。

  

日曜の深夜、歯痛で救急車を呼ぶのはヒンシュクだろうな・・とか考えつつ、探し出したのが、「ロキソニンS plus」だった。生理痛の女性をターゲットに、胃にやさしい成分(酸化マグネシウム)をプラスして、ピンク色にしたと。ってことは、元の鎮痛成分(ロキソプロフェンナトリウム水和物)は胃にやさしくない訳ね。

        

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第一種医薬品、第一三共ヘルスケア株式会社。バファリンよりちょっと高いけど、確か税込で750円か800円くらいだったから、リーズナブルなお値段。

   

もう1ランク上の、ロキソニンSプレミアムは1.5倍くらいの値段だからパスした。小市民は、選択肢が3つあったら、真ん中を選ぶのだ♪ 高速バスと新幹線と飛行機なら新幹線とか、定食セットの松竹梅なら竹とか。

       

数年前の歯痛の時に、念のために買い置きしたまま、放置プレイにしてた物。最初は空箱だけ見つかって、周囲を探したら、中身が出て来た。全く使ってないのに、開封だけしてたらしい。

  

ちなみに、組成式構造式はこちら。C15 H17 O3・2H₂O・Na。水とナトリウムの代わりに水素原子を1コ加えて、C15 H18 O3と書いてるサイトの方が多いかも。いずれにせよ、わりとフツーに見える。統合データベースより

    

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     ☆     ☆     ☆  

ロキソニンというのは、昔、知人にちょっと分けてもらって飲んだだけで、自分で買って飲むのは初めてだと思う。個人的な印象は良かったけど、ネットで情報を見ると、昔はマイナスの評価や悪口の類が並んでた。今ではフツーにドラッグストアに鎮座。

    

何となく、箱のデザインがバファリンより効く気がする♪ 見た目か! いや、バファリンやセデスは第2類医薬品だから、ロキソニンの方が格上なのだ。ちなみにセデスは昔、1回だけ飲んで、逆に頭が痛くなったからすぐ止めた(個人の感想♪)。

  

で、この小さい1粒を飲むと、最初は30分くらいで痛みが治まったと思う。実に素晴らしい! 効果は8時間くらいで薄れて来た気がするけど、原則として1日2回までと書いてるから、12時間経つまで我慢。もう1回だけなら飲んでいいと書いてるけど、それは最後の切り札として温存。

   

   

     ☆     ☆     ☆

半日後に2回目を飲むと、やっぱり即効性があったけど、4時間くらいでズキズキ痛みがぶり返して来た。あぁ、かなり遠くでもいいから開いてる歯医者を探して飛び込もうか・・とか思ってたら、自然に痛みが穏やかに。あれはひょっとして、気温が下がったからかね? 別に氷とかで冷やしたわけでもない。他の風邪薬の追加とかは禁止されてるし、寝たわけでもない。

      

で、結局、12時間おきに3回飲んで、今は4回目を飲むのを我慢してる所だ。痛みがちょっと減ったから、まだ我慢の限度内。もうちょっとしたら飲むかも。

   

我慢してるのは、ちょっと効き目が強い薬で、胃がおかしくなったから。一気に食欲が減退したのだ。説明書を読むと、副作用の一つとして食欲不振と書いてる。ただ、食べれないほどでもないし、痛いわけでもないから、「直ちに服用を中止」する気にはなれず(個人の判断♪)。

  

フルマラソン完走後みたいな感じで、胃がもたれるというか、膨満感というか不快感というか、食べ物を欲しがってないのだ。腸や脳の問題ではなくて、胃だと思う。痛み止めとしても、ダイエット薬としても、いいね♪・・とかツイートしたら炎上するのかね(笑)。まあ、どうせ長期服用禁止で、3~5日間とか書いてるから、食事が減っても実害は少ないはず。

   

   

     ☆     ☆     ☆

では、この状態で走ったらどうなるのか? ズキズキ痛みがぶり返しそうだけど、ものは試しで、公園に出発。最近、走る量が減ってるし、台風も来るから、このままだと月間ノルマ達成が厳しくなる。

   

いざ走ってみると、意外と足腰は元気。単なるサボリ過ぎかも♪ スピードと心拍を上げても、痛みが強まることはない。軽い違和感が続いてるだけ。結局、7kmだけのビルドアップ(加速走)で、トータルでは1km5分11秒ペース。距離は短いけど、ギリギリで「RUN」ペースか。途中で何度もダッシュしてるし、JOGって感じの走りではない。

  

気温20.5度、湿度87%、風速1.5m。だいぶ走りやすくなって来たね♪ 心拍計はまたちょっと乱れてたから、上下とも軽く補正した。あぁ、そろそろ4回目の薬を飲みたいな・・とか思いつつ、ではまた。。☆彡

   

      

     時間  平均心拍  最大

往路(1.2 km) 6分44秒 126 137

LAP 1(2.2) 11分14秒 143 155

 2   11分00秒 148 160

復路(1.4) 7分16秒 153 165

計 7km 36分14秒 144(82%) 165(94%)

   

     (計 2401字)

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「唾液の」新型コロナウイルスに殺傷効果?、大阪府・吉村知事の推薦で売り切れ、イソジンうがい薬(ポビドンヨード)

まさかのイソジン特効薬騒動。私も昔、単なるうがい薬として何度か買ってたけど、効かないという研究発表もあったし、最近は全くスルーしてた。

  

200805h

      

ところが、新型コロナに対して、殺ウイルス効果や重症化抑制効果? 写真は日経HPより(夜中の時点でアクセスランキング1位)。唐突すぎて怪しい気はするけど、コロナウイルスで藁をもすがる人達と、金儲けのチャンスに飛びつく人達で、ネットでも売り切れや便乗値上げ続出。

    

お祭り騒ぎとか狂騒と言うと不謹慎だろうけど、今のところ、世界の反応は冷めたものに見える。ただ、それを言うなら、マスクも2月までの欧米では冷めた扱いだった。スクープにせよ誤報にせよ、まだハッキリしないのは確かで、とりあえず注目には値すると思う。わざわざ、一気に値上がりした商品を買うほどのものかどうかは、さておき。。

   

   

     ☆     ☆     ☆   

200805a-co

   

      

まずは吉村洋文・大阪府知事のツイッターから。「ポビドンヨードの効能としてコロナに効くとは薬事法上も言えません」と言いつつ、公式サイトで、「府民のみなさんへのお願い ~ポビドンヨードうがい薬を使ったうがいの励行~」を発表してる。ポ「ピ」ドンヨードではないので念のため。

   

200805b-co

      

① 発熱など風邪に似た症状のある方及びその同居家族

② 接待を伴う飲食店の従業員の方

③ 医療従事者や介護従事者の方

  

一応、対象者の細かい限定はあるけど、最初の一文は「府民のみなさんへ」。もともと人気も知名度もあったから、少なくとも日本では情報が拡散するのは当たり前だ。

   

ちょっと掘り下げた記事やヒネった記事が多いリベラル系メディア、バズフィードは早速、否定的な記事をアップ。ただ、その記事の根拠もかなり弱いし、大阪はびきの医療センターの公式発表を否定するほどの信頼性は無い。

   

200805d

   

まだ、肯定、否定、どちらも根拠(エビデンス)不足だけど、現時点では、はびきの医療センターの松山晃文・次世代創薬創生センター長らの方が優勢だ。山口誓司・院長まで記者会見に同席。さて、今後、審査のある著名な学術雑誌に掲載されるかどうか。いずれにせよ、ある程度の結論と合意が得られるまで、しばらく時間がかかるはず。

  

200805e-co

  
  

     ☆     ☆     ☆

発表された添付文書は、まだ学術論文の形式や分量にはなってない。

   

200805f

    

それはいいとして、一番引っかかるのは、「唾液中ウイルス消失低減」とか、「唾液PCR陽性頻度を評価」という表現。要するに、直接的には唾液のウイルス(SARS-CoV2)への効果なのだ。

      

吉村知事のツイートだと、「検査」は起床時の「うがい前」であって、うがい後の口の中を調べたんじゃないと書いてるけど、そもそも今までPCR検査の話をする時、唾液中という言葉はほとんど付加されてなかったはず。どうして、鼻とか、他の場所では調べてないのか疑問がわく。

  

まあ、「含嗽」という漢字の読み方が、「うがい」「がんそう」だと分かっただけでも勉強にはなった♪ 夏目漱石の「漱」(そう)の左側、さんずいを、口へんにした漢字を使うのか。

   

   

     ☆     ☆     ☆

ちなみに私も早速、家のどこかにイソジンが残ってないかどうか探してみたけど、見当たらない。同じ成分の後発薬は、勧められて買ったけど、大き過ぎてジャマだから捨てたかも。

      

既にamazonもメルカリも売り切れだらけ。楽天で探すと、1万円以上(!)(^^ゞ。12800円とか15800円とか、それはどうかと思うな。あえて業者名は書かないし、リンクも付けないけど。まあ、ドラッグストアではしばらく手に入らないかも知れないから、軽症とかの人なら、異常な高値でも我慢して購入しても不思議はない。

   

株式市場では、発表直後の14時20分頃から、イソジンを扱うシオノギ(塩野義製薬)や明治ホールディングスの株価が急騰。朝から高めに振れてたけど、情報漏洩とかインサイダー取引というほどの上昇や出来高でもない。そもそも昨日は市場全体が大幅に上がった日だった。

   

下は明治の昨日(8月4日)の動き。前日比の上昇は約5%で、暴騰と言うほどではない。シオノギの上げは2%弱だから、日経平均と同程度。

                   

200805c-co

   

   

     ☆     ☆     ☆

海外で独立した記事をアップしてるのは、今のところ市場関連メディアのBloomberg(ブルームバーグ)くらいか。

 

200805g

   

Too Good to Be True ?」。本当の事としては良すぎる? あるいは、あまりに良いニュースだから、本当ではあり得ない? 大阪の約40人に関する限定的な試験に基づく結果であることも強調。うがいは、gargling。音から来た英単語か。ポビドンヨードは、povidone-iodine。ちょっと書きにくい綴り。

   

もともと、イソジンのうがいより、単なる水の方が効くとも言われてたから、とりあえず口の中のブクブクうがいやノドのガラガラゴロゴロうがいくらいやってもいいと思う。たとえ実質的な効果がなくても、プラセボ(偽薬)効果くらいは期待できるし、副作用はないはず。

   

とにかく日本も世界も、ワクチンや治療薬の発見・開発に期待する状況が続いてるのだ。あと半年か、あるいは数年か。それでは、今日の所はこの辺で。。☆彡

   

        (計 2106字)

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ALSの対症療法と、延命治療の拒否、鎮静、自己決定~林優里さんの選択、一般の人の最期

これもまた、ブログが関係してるから、ブロガーとして特別な関心を抱くことになる。もちろん、ブログ抜きでも、決して他人事ではない。

         

ALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性に対する嘱託殺人の容疑で、医師2人が逮捕された事件。ご本人・林優里さんのブログやツイッターについては、前からかなり具体的な情報が色々と出てたから、探せば見つかるんだろう・・と思ってたけど、今まで調べることまではしてなかった。

  

試しに検索してみると、一瞬でご本人のものらしきブログとツイッターに到達。両方ともまだ残されてるのか。基本的にはお父さんの意志なのかな? 運営者の方針も関係するだろうけど。ブログはランキング上位になってたから、世間的な関心も非常に高いということだ。

   

     

     ☆     ☆     ☆

軽く拝見・拝読してすぐ感じたのは、ご本人にとって、本当に全力の挑戦だったんだなということ。そもそもブログのタイトルに「安楽死を認めて!」と書いてる。副題にも、「人権を求める戦い」。

  

死の1年半前、最初のブログ記事から、「すごく辛い。早く楽になりたい。」と書き始めて、文末では「海外に行く」際の「付添い人」の扱いまで、激しい口調で記してる。その後の記事を読むと、スイスが希望とのこと。あくまで自分の話であって、他の人の話に対しては、もっと命を大切にするような考えも抱くようだ。

         

マスメディアは医師2人(大久保容疑者、山本容疑者)の犯罪行為を責めることに重点を置いてるけど、法律・判例の議論や金銭のやり取りとか、枝葉の問題にすぎない。ごく少数の悪人叩きで済ませてる場合ではない。

     

辛過ぎて、早く死んで楽になりたいのに、自殺さえできない状態が長く続いてる患者は、どうすればいいのか? これが問題だ。

     

自殺は犯罪ではないし、実行後に責められることも少ない。犯罪の隠蔽など特殊な例は別として、むしろ、やさしい言葉や反応に包まれる。ところが、自分で出来ないから他人に頼むと、嘱託殺人とか幇助として非常にネガティブな騒動になる。

   

  

    ☆     ☆     ☆

これは決して、ごく一部の気の毒な患者の特殊な話ではない。誰でも経験する可能性がある、一般的な話だ。

   

私が朝日新聞のニュースを読んでてドキッとしたのは、「鎮静薬」の成分が検出されたという箇所。ALSでなくても、末期ガンなど、死の間近でどうしようもない苦しみに襲われてる患者に対しては、治療よりも鎮静を自己決定で選ぶという選択肢が(実質的に)認められてる。

  

普通の鎮静は余命を縮めることはない、今回の鎮静薬投与(疑惑)とは全く違う・・というのが医師側の公式見解なのかも知れないけど、余命への影響はとりあえずおいとこう。今回の量が過剰投与といえるかどうかもまだ不明。

   

ハッキリしてるのは、単純な毒ではなく、医療の現場で使われてる薬だということ。抗てんかん薬や麻酔薬として使われてるという、バルビツール酸系の薬物。

  

  

     ☆     ☆     ☆      

今回の場合、死の間近とは言いにくい側面もあったようだけど、2011年に発症して2019年の末に亡くなったということは、8年くらいもの間、闘病生活が続いたことになる。それはもう、十分すぎる生の努力だ。

    

担当医師への要望・依頼も繰り返してたけど、(当然)却下されてたらしい。難病の相談員とも具体的な話をしてたという話を、自分で書いてる。

       

1人暮らしで24時間介護。胃ろうで栄養補給。目の動きでパソコン入力。いくら、意識がハッキリしてて、病状は安定、人工呼吸器も付けてなかったとはいえ、特にもともと活動的な女性だったらしいし、人権侵害と訴えたくなる気持ちはよく分かる。

  

誤解を避けるために書いておくが、別に、医師2人が無罪とか言いたいわけではないし、私が担当医だったとしても、現在の社会状況なら断る(申し訳なさそうに・・)。仮にお金を受け取らなかったとしても、違法行為として犯罪扱いされる確率が高いのは明らか。自分自身でも、罪の意識は強いはず。

        

ただ、高齢の著名な宗教学者・山折哲雄も朝日新聞(20年1月24日・朝刊)で主張してるように、多少の「死の規制緩和」について、そろそろ本格的かつ慎重に議論すべき時期だと思う。人数の割合がどうかはともかく、誰もがピンピンコロリと死ねるわけではないのは間違いない事実だ。

                

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橋田壽賀子の『安楽死で死なせて下さい』(文藝春秋)や樹木希林『遺言 ~死ぬときぐらい好きにさせてよ』(宝島社)が好評だったのも、最後(最期)は延命治療よりも自分らしく、という意識の広がりによるものだろう。

  

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      ☆     ☆     ☆

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田辺三菱製薬のALSステーションというサイトを見ると、ALSの治療(対症療法)は苦痛を軽減し、生活の質(QOL:Quality Of Life)を維持するものとして重視されてる。それは決して、「延命」ではなくて、積極的治療であり、今後の病状改善につながるものとされてる。

  

もちろん、ポジティブな場合も多いのだろう。製薬会社と医師だから・・とも言わないことにしよう。ただ、ネガティブな延命治療かどうか、長期にわたる患者なら自分で判断する権利があってもいいとは思う。「患者さんが自分らしく過ごせる時間を延ばす」と書いてるのだから、患者本人が自分らしくないと強く主張し続けてる場合、積極的治療とは言いにくいはず。

   

そして、延命治療なら、本人(またはその代わりとなる家族)が拒否できるというのが今の時代の流れだ。法的にはともかく、実質的にそうなってるのはほぼ明らかだろう。

  

  

     ☆     ☆     ☆

たとえ辛くても、負担が大きくても、出来る限り長く生き続けたいという意志も尊重する。そうでない意志も、長期にわたって変わらないようなら、(やむを得ず)尊重する。

    

今回の事件が単なる嘱託殺人という話ではなく、本人の生き方・死に方、医療介護側の選択という、大きな視野の議論につながって欲しいと願ってる。もちろん、難病の根本的な治療薬・治療法の開発と共に。。

   

      (計 2424字)

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PCR検査の陽性率も1ケタまで低下(東京、大阪)&プチ密ラン

(8日) RUN 10.9km,56分17秒,平均心拍146

消費エネルギー 540kcal(脂肪20kcal)

      

PCR検査」とは、ポリメラーゼ連鎖反応(Polymerase Chain Reaction)検査のこと。DNAポリメラーゼという酵素で遺伝子を次々と連鎖反応的に増幅して検査するから、この名前になってる。

   

ウチではこれまで、PCR検査の話は基本的にスルーしてきた。というのも、今でもそうだけど、非常に専門的でビミョーかつ繊細な問題が絡み合ってるので、何とも言えなかったのだ。少なくとも私は、どんどん増やすべきだというマスメディアや海外の好む考えが正しいのかどうか、まだよく分からない。デメリットも反対意見も前から少なくないからだ。

   

しかも、意見の対立を背景とした怪しい政治的動きも感じ取れる。例えば一昨日(5月7日)、ベルギーから帰国した澁谷泰介医師が明らかにしてたが、テレビ朝日の取材に対して、PCR検査をいたずらに増やすのが得策とは思わないと話したのに、真逆の方向で編集されて『グッド!モーニング』で放送。おまけに、彼のFacebookもtwitterも鍵がかけられてた。。

   

   

    ☆     ☆     ☆

そうしたビミョーな問題はとりあえずおいとくとして、東京都がPCR検査の陽性率を「初めて」公表したとかいうニュースを昨日(5月8日)聞いた時、私はアレッ?と思ってしまった。前から時々、見てたつもりだったけど。かなり高い割合だったはず。。

  

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そう思って、東京都のコロナ関連ページにアクセスすると、なるほど・・と納得した。ずっと前から掲載されてたのは、トータルの検査人数と陽性患者数(数十%で推移)。あと、ある日の検査人数と、その日の確認感染者数(結果判明まで1日以上かかるので、同じ人達の数字ではない)。

   

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それに対して今回、「初めて」公表されたのは多分、1日ごとに判明した検査結果における陽性率と、その平均値の話。ただし、症状が治まって退院を決める時の「陰性確認」は除く(当然、陽性率が低くなってしまうから)。

       

とにかく、陽性率は、2月中旬の約10%から、4月中旬の約30%まで上昇してたけど、5月1日~7日の平均は7.5%まで下落(読売新聞HP)。これは、コロナの疑いがあって検査を受けた人の7.5%だから、他の人達全体を考えると多分、1%未満まで下がると思う。大阪の陽性率はさらに低くて、5月8日までの7日間平均で2.7%。

   

  

    ☆     ☆     ☆

ちなみに、「抗体」の保有率は、「市民全体の潜在的な陽性率」(おそらく1%未満)より遥かに高くなる。1月からのトータル、累積の感染者の値に近くなるからだ。

   

先日発表された神戸市立医療センターの血液検査結果だと、1000人の33人、つまり3.3%が抗体の保有者だったらしい。誤差は大きいらしいけど、数%レベルの人々が既に(密かに)感染、あるいはウイルス接触してることになる。

     

東京の9日発表の新規確認感染者数は39人。ゴールデンウィークのせいで検査数が少なかった可能性を考慮するとしても、やっぱり一山(ひとやま)越えたのはほぼ間違いない。とはいえ、もちろん油断は大敵。3密回避、適度な自粛、手洗い、マスクは続くのであった。。

  

  

     ☆     ☆     ☆

というわけで、市民ランナーとしては、また免疫力アップのためにプチラン実施。ちょっと早い時間帯に公園に行ったら、結構な人が走ったり歩いたりしてたから、「密です」と内心ホントにつぶやきながらコース選び。

  

前の走者のすぐ後ろは避ける、横の人とも2m以上空ける、それが無理なら、スピードを上げて「密」を回避する。これが実はちょっと面白くて、いい刺激になったりもする♪ ただ、途中で止めれなくなって、10kmのつもりが11kmになった・・と書くつもりだったのに、帰宅後に計算したら10.9kmだった (^^ゞ 正直で、いいね♪

   

金の斧と銀の斧をご褒美にもらった所で(古っ・・)、トータルでは1km5分10秒ペース。前日までの疲れがあったわりにはまずまずかも。実は珍しく、女性ランナーとプチバトルしたりしたのだ♪ 1km4分半くらいのペースで、抜きつ、抜かれつ。距離は空けてたので、たぶん大丈夫。

  

気温16.5度、湿度68%、風速3m。気温は高めだったけど、風のおかげで涼しく感じた。心拍計はまたちょっと低めだったから、プラス2で補正。それでは今日もあっさり、この辺で。。☆彡

   

     

往路(2.4km) 13分25秒 130 146

LAP1(2.1)11分08秒 142 147

 2   10分31秒 149 160

 3(2) 10分02秒 153 163

復路(2.2) 11分11秒 147 163

計 10.9km 56分17秒 146(83%) 163(93%)

   

        (計 1936字)

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新型コロナの集団免疫に必要な免疫(抗体)獲得者の割合(閾値)、基本再生産数からの理論と計算式

2019年12月頃から生じた新型コロナウイルス感染症(COVID19)が、20年3月頃から急激に世界的に蔓延。その辺りから、「集団免疫」(Herd immunity)という言葉が時々使われるようになった。herd とは、管理された群れのことで、普通は家畜などを指す。

     

要するに、集団内の大勢の人々がかかって獲得した抗体によって、さらなる拡大を抑える機能・効果のこと。例えば人口の60%とか70%とかいう数字が挙げられて来た。どうせ非常に大まかな話だから、半分前後と思っておけば問題ない。

  

   

    ☆     ☆     ☆

それを政策的に目指すとなると、まだワクチンが開発されてない現在、非常に多くの感染者や死者数を認めることになるので、国民の合意も含め、なかなか難しい。

   

ただ、最近の様々な調査によると、確認されてる感染者数を大幅に上回る人達が、既にウイルスに抵抗する抗体を持ってるようだ。つまり、いつの間にか(あまり気付かない間に)感染してるということ。あるいは、感染とまでは言わないまでも、ウイルスと接触してるとか。

         

ということは、今後も感染者や抗体保有者が大幅に増え続けて、特に意図しないまま、集団免疫を獲得できる可能性がある。その前にパンデミック(大流行)が収まる確率の方が高いだろうが、ここで理論と計算を簡単にまとめとこう。

   

実はいまだに、不正確な言葉遣いが目立つし、具体的な計算式の説明もほとんど見かけないので。これは9年前、東日本大震災の後の放射線被ばく量の時と似た状況。特にマスメディアは、計算式を避ける傾向が非常に強いのだ。

   

   

     ☆     ☆     ☆

まず、大阪大学の阪大病院・感染制御部が一般向けに公開してるパンフレットを見てみよう。「I.C.T(感染制御チーム)Monthly no.233」、2015年12月の月報で、インフルエンザに関して説明されてる。

  

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一般向けの説明だからか、前半はやや不正確な表現になってる。「集団免疫率・・・基本再生産数から算出されます」という部分は、正確には、「感染拡大を抑えるための最小限の集団免疫率は・・・」などと書くべき所だ。単なる集団免疫率なら、基本再生産数とは関係ない。全員にワクチンを投与するだけでも、集団免疫率は1に近づく。

    

基本再生産数R₀の説明も、「一人の感染者から生じ得る二次感染者数」とだけ書いてるが、正確には前置きとして、「免疫も対策も無い状態で」という言葉が必要。要するに、対策なしで、1人の感染者からウイルスを与えられる人数と考えれば分かりやすい(感染するしないは別)。

    

それを理解して初めて、「実効再生産数」との違いが分かる。実行ではなく、実効(effective)。例えば、基本再生産数が2でも、免疫獲得者や対策が増す中での、実際の二次感染者数は1.5に減ったりする。その時々で変化するこの実際の値が実効再生産数だとすべきなのに、例えばつい最近のロイター通信も、これを基本再生産数と報じてしまってるのだ。

   

とはいえ、国や組織、時代によって、認識や言葉遣いの違いがあるのは事実で、仕方ないから、その時の言葉遣いがどうなのか注意して区別したい。ちなみに国立がん研究センターの説明も、そこで引用されてる論文も、実効再生産数のことを基本再生産数と書いてるようだ。5月1日の厚労省・対策専門家会議のpdfは、正しく「実効再生産数」の推移を示してる。

   

   

    ☆     ☆     ☆

とにかく、1人のインフル感染者から、2人にウイルスがばらまかれるとしよう。集団免疫率50%の場合、ばらまかれた2人の内、1人だけが感染する。だから結局、元の1人の感染者から、別の1人の感染者が生じるだけで、順番で治癒(一部は死亡)していくから、人数的な拡大は一応抑えられるわけだ。

    

この50%という数字が分からなかったとして、x%とおき、計算で求めてみよう。基本再生産数は2集団免疫率x%なら、x/100の割合の人が免疫を持ってる。ということは、免疫を持ってない人(=感染してしまう人)の割合は、1-x/100。

  

 ×(1-/100)=1

∴ 1-x/100=1/2

∴ x/100=1-1/2

∴ =(1-1/)×100

   

結局、x=50(%)。最後の式で、2の代わりにR₀と書いてるのが、阪大の説明の式。英語版ウィキペディアでは、上の導出を一般的な形で表してる(上側3本の式、%は使わず)。ちなみに日本語ウィキは、英語版を翻訳する際に不正確な訳も混ざってるので、注意が必要だ。

    

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上で、Sは免疫を持たない人の割合(当サイトのこの記事では、記号は省略)。pは集団免疫率。pcは、感染拡大を抑える集団免疫率の閾値(しきいち、いきち)。つまり、ギリギリの限界(最小)の値で、これより集団免疫率が上がると、感染は収束して行く。

  

  

    ☆     ☆     ☆

では最後に、新型コロナの場合に必要な集団免疫率の計算。基本再生産数は、WHOが感染初期の1月末に1.4~2.5程度と推定。仮に、社会にとって悪い側を想定して、2.5と仮定してみよう。計算方法は同じ。

  

(必要な集団免疫率)= 1-1/2.5

0.6

60%

  

もし基本再生産数が3と仮定するなら、0.666・・・、つまり67%。よって、余裕をもって考えると、集団免疫率70%が必要とかいう話になる。

  

下図は、基本再生産数4、集団免疫率3/4(つまり75%)の場合。4人グループごとに1人だけ感染して行く様子。専門誌の論文より

     

200506d

  

ちなみに、1-1/R₀、または(1-1/R)×100(%)という公式は、基本再生産数R₀が1以上の時しか使えない。1未満だと、左辺の集団免疫率がマイナスになってしまうので。1未満なら、集団免疫率ゼロでも感染拡大はもともと抑えられてることになる。

  

  

    ☆     ☆     ☆

なお、1以下の小数や分数で表される割合と、100以下の整数で表されることが多いパーセント表示との混同もありがちなので、注意が必要だ。例えば、経済産業研究所の説明は、やや専門的な内容にも関わらず、割合とパーセントを混同してしまってる。

  

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「人口のZ%が免疫をもつ」という設定なら、上図の下段の式の1-Zは間違い。正しくは、1-Z/100。

     

最後に、話は逸れるが、重要な状況で専門家が間違えるくらいだから、小学校の算数で割合とパーセントが混同されがちなのは仕方ない。60「パーセント」を直訳して「100分の」60と言うことにすれば、60/100だから、1以下の割合だけで済む。ただ、今さらパーセント表示をなくすことは無理だから、両方を上手く切り替えるしかない。

  

ちなみにパーセントとは、「per cent」。つまり、「100あたりにつき」という意味だ。ここでのセントは、貨幣単位ではなく、100という意味。それでは今日はこの辺で。。☆彡

   

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