米国でバイデン大統領にもウケた、岸田首相の英語スピーチの自虐ジョーク2ヶ所(原文&日本語訳)
昨日、書き残した小ネタを書こうか、それとも終わったばっかの将棋の名人戦・第1局の話を絡めようか・・とか思ってたら、岸田首相の英語スピーチのジョークが米国でウケたってニュースが流れてたから、それにしよう♪ 訪米中の首相を歓迎する、ホワイトハウスの豪華なディナーの挨拶。
この種の英語の話は、読者の需要も少ないけど、記事を書く人がほとんどいないし、私自身が面白くて勉強にもなる。マニアック・ブログとしては便利なネタなのだ。
このジョークの報道。色々見たけど、ウケた瞬間の短い英文ばかりを伝えてるから、何が面白いのか、ちょっと分かりにくい。ウケる少し前から英文を見る必要がある。
ただし、カメラマンの能力は素晴らしい。ウケた瞬間だけフラッシュを光らせてる。これは、リアルタイムで英語ジョークの面白さやウケ具合が分かってないと出来ない気がする。笑顔に反応してるだけかも知れないけど、いずれにせよ瞬間的な判断と反応が必要。Forbes のニュース動画(youtube)より。
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まず、ほとんど報道されてない最初のジョークから。個人的には、こっちの方が言い回しにヒネリがあって面白いと思った。
Before I came here, my protocol staff told me that no one had ever complained that my speech was too short. This is probably good advice. So I'll keep my speech short.
私がこちらに来る前、外交儀礼スタッフが私に言ったのです。今まで、私のスピーチが短過ぎると不平を言った人は1人もいないと。たぶん、これは良いアドバイスでしょう。ですから、このスピーチは短くするつもりです。
確かに私も、岸田首相のスピーチが短過ぎると思ったことはない♪ ただ、欧米と比べてどうなのかね? むしろ、欧米の首脳のスピーチの方が長い気がするけど。
ちなみに5年くらい前、夏の自転車レースで、開会の挨拶がちょっとウケてた。「乗鞍ヒルクライムの開会を宣言します」の一言で終わり♪ まあ、レースの直前は早朝だし、トイレ待ち行列も長いから、みんな余裕がない。短い方がうれしい選手が多いと思う。
最近はレースクイーンもいなくなったし(笑)。お偉方の挨拶の時、以前はレースクイーンが2人、横に立ってたから、絵になってたし、写真撮影にも好都合。それなら、挨拶はちょっと長くてもOK♪
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続いて、あちこちで報道されてる方のジョーク。たぶん、ヒネリが無くて、表面的には誰にでも分かりやすい話だから、ニュースで使われてるんだと想像。ここでは少し長めに引用してみよう。
・・・I'm speechless in front of such a huge number of prominent American and Japanese guests. My wife Yuko also breathless just told me that it was hard to tell who the guest of honor is. So I was relieved when I was shown the seat right next to the president.
これほど多くの米国と日本の著名なゲストを前にして、私は言葉がありません。私の妻の裕子も息を呑んで、私にこう言いました。誰が主賓なのか分からないわね、と。ですから私は、大統領のすぐ隣の席を示された時、ホッと安心しました。
この自虐的ジョークは、大勢のゲストの皆さんを持ち上げる流れのオチになってる。だから、ゲストとしては笑顔で受け止めやすい話だったのだ。「気を使って頂いてありがとうございます。いえいえ、岸田首相、あなたがメインですよ♪」と。
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終盤でもまた、自分のスピーチの決まり文句に関する自虐ジョークがウケてたけど、もう省略しよう。いつも同じネタを原稿に書いてるから、スタッフに削除(delete)されてしまうとか話してた♪
首相でも著名人でもない小市民といえども、新年度の始まりで、仕事に追われる日々。ただし、今日書いた内容は新しいから、スタッフにも削除されないのであった。
スタッフ、いないだろ!・・とか自分ツッコミしつつ、ではまた。。☆彡
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