『雲上を駆ける! 第39回・乗鞍ヒルクライム2024』(NBS長野放送)、YouTube動画で見た感想

ありがたい時代になったもんだ♪ 乗鞍のテレビ・ドキュメンタリーは昔から続いてるけど、信州ローカルだから他の地域にとっては幻の番組だった。それが去年のTVerくらいから(?)、全国に動画配信されるように。今年はなぜかYouTube。NBS長野放送チャンネルにて公開中。

    

1時間番組(実質46分ほど)というのも嬉しいけど、著作権の問題なのか、今年はBGMがカットされてて、たまに無音の画面が続いてた (^^ゞ 去年はちゃんと、スポーツ番組らしい明るく元気な音楽が流れてたのだ。

    

元のテレビ放送では当然、音楽付きだったのかな。レースのパンフレットの通りなら、24年9月21日(土曜)の放送。

    

     

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まずは雄大な乗鞍高原の景色からスタート。今年は悪天候で、私にはこんな感じに見えなかったけど、朝早く撮影してるのかも。天気がいいと、もっとキレイな眺めになる。

    

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昔はヘリコプター撮影だったけど、今はドローンのおかげで(?)こんな映像も見れるようになった。やっぱり「大雪渓」がクローズアップされてるけど、最近は小さい雪溜まりになってる(失礼♪)。流石にここで山スキーはできそうにない。昔はこの4倍以上の面積があったと思う。

   

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乗鞍の象徴の一つ、終盤の九十九折りの道を映した後、タイトル登場。やっぱり左上には大雪渓。ロゴに隠れてるけど、ここは右に大きくUターンしてゴールに向かう撮影ポイント。今年もいい感じで、私を撮影してくれてた♪ って言うか、私も左前からのカメラ撮影を意識して走ってる(笑)

    

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スタジオのセットとCGは去年と同じかな。ゲスト解説は、シドニー五輪代表&大会アンバサダー・鈴木雷太。この古着っぽいジーンズと靴、膝下の開き具合にこだわりを感じる♪

   

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大会前日の受付にいた、この子はアイドルっぽくて可愛かった♪ 女子高生かな。金髪で若くて愛想もいい。珍しいというか、初めて見たようなタイプで、今回、コース脇のスタッフにもこんな感じの女の子が数人いた気がする。喜んでるサイクリストが多いはず。コロナでいなくなったレースクイーン(乗鞍ガール)の代わり♪

   

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何気なくカメラがとらえてたこの2人の女子選手も、いいね♪ ちなみに女子は5%くらいしかいない。マラソン大会より遥かに極端な男女比で、圧倒的な男の世界。

   

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女子最高齢の田中さん、75歳☆ 今でも週に1、2回、乗ってるらしい。

   

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男子最高齢は加藤さん、83歳! キツイから練習してないとのこと(笑)。長続きの秘訣か。参加するだけでも凄いし、男性の平均寿命までお元気で生きてるだけでも素晴らしい♪

   

    

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現地レポーターは、いつも若い女子アナが担当。今年は久保結。以前はそばにレースクイーンが立ってたのだ(笑)。まだ言うか! たぶん、朝6時ごろから13時くらいまでいたんだと思うから、大変だね。途中でゴール地点にも行ってインタビューしてるし。

   

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男子ばかり注目を浴びるから、少数派の女子に注目しよう。トップ選手たちは速いね☆ 人数が少ないから、男子みたいなトップ集団は出来ない。ほとんど単独走で、個人の実力勝負。

   

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ゴール地点(標高)も敢えて、一番最後の選手の姿♪ 結構、元気そうなインタビューだった。そうか。ビリになれば、テレビ出演できるね。メモメモ(笑)。まあ、ゴール地点の応援はほとんどいなくなってるけど♪ 冷たい雨と霧で、スタッフも大変。

  

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何気に、この薄いピンクの傘が珍しい。フツーはほとんど透明な傘を使うはずだけど、これはレインコートの濃いピンク紫に合わせたコーディネートか。後ろの片付けはたった1人でやってる (^^ゞ

    

    

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男女のトップとラストを映した後は、わりと長めにその他の映像。お花とか、歩いてる選手とか。外国人選手は押して歩きながら笑ってて、観客も一緒に笑ってた。アメリカン! いや、アメリカ人かどうか知らないけど♪ ここはゴールの15m前くらいか。ちょっと傾斜がキツイのだ。

   

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また来年とか言ってたから、第40回の記念大会も放送してくれるんだろうね。ちょうどいい機会だから、パラソルさした乗鞍ガール2人も復活して欲しい♪ まだ言うか! 17年ぶりに参加した美ヶ原にもいなくなってたから、淋しいのだ。

   

と言うわけで、去年に続く番組レビューは軽めに終了。残念ながら、私は映ってなかった気がするから、来年こそテレビ出演を狙おう♪ 自転車を押してヨロヨロ歩けば、写してもらえる確率が上がると(笑)。ではまた明日。。☆彡

   

      (計 1846字)

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やす子24時間マラソンの2日目と「同じ道」を9時間で歩いて「検証」した YouTuber、実際は6割弱の距離(29km)を歩いただけ

無用な誤解を避けるために、先に書いとくと、私も日テレの24時間テレビという長寿番組には偽善的な部分が少なからずあると思ってる。

  

莫大な金額が動いてる企画で、募金額が数億円というのは少な過ぎるのだ。日テレの収支の概略を公表して、利益の数割を募金に回すというのならいいと思うけど、その辺りは完全に闇。

   

タレントのギャラも、ごくごく一部が自主的に公表されてるだけだ。今年なら、着服・横領問題についてもっと触れても良かったはずなのに、それもお茶を濁すような扱いになってた。

   

しかし、偽善的な部分がかなりあるとしても、善意や有益な部分・側面もある。割り切って、長時間バラエティで少しの割合の募金もする長寿番組と考えれば、全体的に見て、どちらかと言うと良い企画だと思う。メインの企画となってる、24時間マラソンも含めて。

   

    

     ☆   ☆   ☆

世間的には、遥か昔から、厳しい批判が続いてるのは事実。特に今年は、スキャンダルと悪天候が重なって、マラソン批判の声が強かった。

   

その中でも、大きな注目を浴びてるのが、週刊女性プライムの記事。ここでは、Yahoo!への配信のごく一部を縮小コピペさせて頂こう。私が9月11日の夜に読んだ時点での反応は、「学びがある」約2000、「わかりやすい」6000超、「新しい視点」3000超。かなり大量の反応があるからこそ(?)、コメント欄が無かった。

    

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9月11日の朝の配信。「『おかしいと思ったわ』 やす子の14時間マラソン、YouTuberの実証で日テレに生じた"新疑惑"」。筆者の名前は無い。

   

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要するに、やす子の2日目の走りに対して、人気のYouTuberが「同じ距離を"歩いて"約9時間で到達してしまった」というもの。念のため、元記事の冒頭も縮小コピペさせて頂こう。元記事と配信記事とは、タイトルが違うことが多い。

  

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私はこれを読んで、すぐに計算上、怪しいと思った。やす子の全走行距離は、約81km。その内、初日は日産スタジアムの陸上トラックで30km走ってるから、2日目は約51km。

    

暑さと信号もあるから、9時間で歩くのは大変なはず。平均時速5.7kmで半日近くも歩き続けるためには、相当な体力と忍耐力が必要になる。

     

   

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そこで早速、動画を検索してみると、すぐヒットしたのはいいとして、いきなり拍子抜けしてしまった。動画が13分しか無くて、しかも1人で写してる。

   

あえて、ここにリンクは付けないので、悪しからず。個人の名前も、このブログ記事の文章には書かない。再生回数34万回の視聴だから、フォロワー以外の視聴者は意外と少ないのかも。

    

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大量の人間を動員、莫大な応援もあって数十年の歴史がある24時間マラソンでさえ、さんざん怪しいと言われてるのに、それを「検証」する動画は1人で13分。

  

まあ、ユーチューブ動画だから仮にいいとしても、週刊女性の執筆者やそこで登場してる「芸能ライター」は、本当にこの動画を真面目に見て書いたのだろうか?

  

「同じ距離」と言いつつ、実際は29kmしか歩いてない。やす子の51kmに対して、57%の距離に過ぎないから、半分強とか6割弱に過ぎない。

  

動画内の映像のキャプチャーと、私が実際にGoogleの地図で調べた結果を順に載せとこう。地図を見ると、29kmの最短ルートは、ほぼ直線的に歩く道のように見えた。

    

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そもそも、同じ道でないのは明らかなこと。やす子は多摩川沿いに走って距離を大幅に伸ばしてたのに、YouTuberは川沿いを歩いた形跡がないから。

   

   

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YouTuber自身が、「29km」を「同じ距離」と書いてる。29÷51=0.568・・。これが正しい算数の割り算と割合だ。

        

ちなみに、仮にYouTuberが同じ速度で51km歩くと、9×51/29=15.7時間だから、やす子に負けてしまう。しかも、やす子は前日に30km走って、1時間ほどしか寝てない。おまけに体重80kg近い女性。

   

もちろん、YouTuberの書き方を真似するなら、YouTuberはあまり悪くない。単なる個人のネタ動画だから。問題なのは、それをまるで疑惑の本物の実証であるかのように書いて拡散した、週刊女性なのだ。

    

大人げないとは思いつつ、Yahoo!で合計1万を超える反応がついてるのを見て、ブロガーとして、問題点に関する正しい指摘を行っておいた。それでは、今日はこの辺で。。☆彡

   

     (計 1845字)

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直前の欠場、「パリ五輪は、まだ走れ!っていうメッセージ♪」~カンテレ『前田穂南が走れなかったオリンピック』(TVer動画)

今まで、特にドラマ・レビューで度々示して来たことだけど、映像作品というのは気づきにくい独特のテクニックを使ってることがよくある。

  

今回の番組だと、放送トラブルかと思うような長いサイレント(沈黙)が何度か使われてるのはすぐ気づいたけど、冒頭で番組名のテロップを映すタイトルバックの技巧は、2回見て初めて気がついた。

   

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主人公のトップランナー・前田穂南が、ちょっとした山道のような場所を走ってる。ところが、画面の左側の手前には緑の茂みが広がってて、前田の姿が数秒間、完全に隠れてしまう。

   

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画面から前田がいなくなった所で、番組タイトルが映される。『前田穂南が走れなかったオリンピック パリとマラソンと私』。その後、再び前田の姿が現れるのだ。

     

まるで、ここ2ヶ月弱の彼女の人生みたいに。あるいは、この番組の全体的構成みたいに。走る → 五輪欠場 → 再び走り出す。。

  

   

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この一連の珍しい映像だけでも、スタッフの熱意とプロフェッショナルなこだわりを感じる。というか、カンテレの前田に対する情熱は凄いものがある。首都圏在住の私が見たのは、日本新記録の後の動画2本だけど、おそらくかなり前から前田にこだわり続けてるはず。

   

私も色んな意味で前田を応援してるし、実績も記録も飛び抜けた選手で、ルックスやスタイルにも恵まれてるけど、不思議なことに、前田のSNSのフォロワーはあまり多くない。更新頻度が低めで、本人のキャラをあんまり出してないからかね? 素でも可愛くて美人だし、化粧映えもするタイプ。体型もモデル級。

    

カンテレの番組を3本見た感じだと、マラソンは真剣に頂点を狙ってるけど、普段はかなりキャピキャピして明るい女の子。小悪魔的魅力もある。引退後にバラエティ番組とかに出れば、もっと人気が出てもいいはず。

   

ただし、引退はまだしばらく先延ばしらしい♪ その前にやる事があると。故障(右大腿骨の疲労骨折)を治した後、自分の日本記録の更新は絶対に狙ってるはず。

   

   

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さて、CMとかを含めると1時間近くになる番組(テレビ放送は2024年9月1日)の最初は、パリ五輪のスタート直後のストリート映像。まさか、あそこで前田穂南らが観戦してたとは思わなかったし、もちろんテレビのマラソン中継でもそんな話は出てない。というか、前田にはほとんど触れないようにしてた気もした。

    

カンテレの特番では、五輪の様子は全く映されてない。たぶん、巨額のマネーが動く放映権の問題が大きいんだろうと思う。その代わりに、選手らが通り過ぎた後の前田の姿が映されてた。北浦愛のナレーションも入れず、テロップも入れず。無言の印象的な映像。

    

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左手で顔をおさえて泣いてるような姿の前田を慰めてるのは、かつての五輪マラソン入賞選手でもある山口衛里監か? 一緒に走る姿も何度か映ってた。

   

他の女子選手と比べてどうなのかは分からないけど、前田はよく泣いて、よく笑う。喜怒哀楽の激しさは、有森裕子・高橋尚子・野口みずきらとはちょっと違ってる。もっとフツーの女子なのだ。

   

   

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高校時代は補欠だった前田が最初に輝いたのは、東京五輪の代表選考会MGCの優勝。一躍、期待の星になった後、コロナによる五輪延期、翌年の五輪での不本意な走り、パリ五輪MGCでの惜しい敗北とかを経て、再び輝いたのが今年1月だった。

  

大阪国際女子マラソンで19年ぶりに日本記録を更新。2時間18分59秒。しかも、ペースメーカーを中盤から置いてけぼりにする走りで、積極的なレース内容も素晴らしかった。

   

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天満屋の陸上部でも、「ほーちゃん」への祝辞プレートを載せたケーキを用意。ソフトクリームとか、甘い物はフツーに好きらしい。大量のカロリーを消費して走り続けてるから、ダイエットの心配もないと。むしろ、細すぎるほど痩せてる。

  

   

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番組の見どころは、やっぱり後半。パリ五輪の直前から。アメリカ合宿の様子まで、よく取材してる。

    

7月24日、アルバカーキ。ボルダーや中国・昆明と並ぶ、高地トレーニングの聖地で、標高1800mくらいで晴天が多く、施設も充実してるらしい。シューズはもちろん、契約してるアシックス。私と同じだ。まあ、私のより高価な靴の、そのまた特注品だろうけど♪ 

     

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7月29日の昼間の練習までは、まずまず順調だったらしい。後ろ姿も美しいし、長い脚もキレイに伸びてる♪

  

   

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ところがその後、違和感を覚えるようになって、軽くジョギングしたり歩いたりの繰り返し。検査しても異常は見つからず。監督も本人も、身体の内部の細かい負傷までは分からない。そもそも、トップランナーに多少の痛みは付きものでもある。

   

パリに移動して、レース4日前の8月7日にはあの急な登り坂を歩いてチェック。歩くだけなら平気に見えた。

   

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そして、レース2日前、8月9日の夜。MRI検査で、右大腿骨疲労骨折が判明。山口監督と竹富豊・前監督(現・専任コーチ)がほぼ強制的に欠場を決断して、本人には選択肢を与えなかったらしい。

    

選手生命を断たれるリスクを避けるために。数年前くらいか、竹富が止めても走り続ける前田の姿を見て、竹富が苦笑してる姿も映ってた。強制的に止めないと、無理して走ろうとしてしまう。前田に限らず、トップランナーにありがちな事だろう。

    

レース開始のわずか35時間前、欠場を決めた夜については、番組では(ほとんど)触れてない。本当は撮影してるけど、心遣いでカットしたということか。

    

ちなみに、ネットで少し騒がれてた「補欠」不出場問題にも全く触れてない。レース2日前の骨折判明という想定外の事態だから、補欠だった細田あいに交代できないのは仕方ない。そもそも、その1週間前(8月2日)、既に補欠は解除されてた。

   

   

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レース当日の夜、応援ツアーの懇親会というものがあったらしい。ネット検索すると、80人くらいが参加したとされてるけど、それほど大規模なツアーの記事は見当たらない。20人程度の応援団の出発ならローカル記事で掲載されてた。

  

まあ、メダルの可能性は確かにあったし、本人も去年の秋(まだ代表になる前)には「金メダル」と口にしてたくらいだから、自身もやる気もあったはず。両親その他も来てただろうし、合計で100人近い応援団がいても不思議はない。

   

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先に挨拶した山口監督の涙に誘われるように、ずっと涙を流しながら挨拶する前田。ただ、既にこの先のリベンジを見据えてるような言葉も入ってた。涙を拭う指のマニキュアも、キラキラ輝いてる。

   

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そして最後は、懇親会の終盤(?)での名言。インタビューに答える形で、「パリ五輪は、まだ走れ!っていうメッセージです♪」。明るい笑顔で無邪気に話してた。

   

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チームやスタッフ、両親、仲良しの先輩(特に2月に引退した谷本観月)らにも恵まれた環境だし、まだ28歳と2ヶ月。次の五輪はともかく、日本新記録更新や世界選手権とかなら、十分狙えるはず。

    

エッフェル塔みたいに華やかに君臨する姿を再び見せてくれることを期待しよう♪ 焦らず、着実に前進して。それでは今日はこの辺で。。☆彡

  

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世論の逆風と雷雨の中、やす子(体重78kg、25歳)の81kmマラソンSPの感想~日テレ『24時間テレビ』2024年

「毎年のように特番を見てブログに書いてる24時間マラソン」・・・とか書き始めようとして、調べてみると、そうでもなかった (^^ゞ 特にここ10年は、コロナの影響もあってマラソンの形式も変則的だったから、あまり真面目に見て書いてるわけでもなかった。

   

ということは、今年(2024年)は私にとって、ちょっと興味深いものだったということか。まず、やす子というブレーク芸人をほとんど知らないということ。

   

私はここ10年くらい、テレビでバラエティ番組を見る機会がほとんど無くなってるから、ネット記事で読む程度なのだ。デ・・じゃなくて、ふくよかな個性的体型、養護施設&自衛隊出身、フワちゃん騒動とか。顔もクリクリと可愛くて、たぶんダイエットで25kgくらい痩せたら、わりと美人だと思う。

    

そして、台風の影響で、天気が非常に不安定だったこと。雷雨もあったし、ネットからの批判も例年以上に強かった。そんな中でどんな走りと番組を見せてくれるのか。あと、かなりの体重で足腰がどうなるのか、どんな練習や準備をしたのかとか、旧ジャニーズが一気に消えて長寿番組がどうなるのかとか。

     

ちなみに、本番の24時間テレビは、ほんのちょっと見た程度。今年は乗鞍ヒルクライムと1週ズレてたから、その気になればかなり見れたけど、他の事に追われてた。そもそも日曜どころか土曜まで、家で仕事に追われてることが多くて、先日の週末もそんな感じだった

  

   

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とにかく、8月31日の午後7時55分にスタート。スターターを務めたのは、去年の走者のヒロミ。場所は横浜市の日産スタジアムの陸上競技場・400mトラック。

    

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私は高校時代は陸上部だったから、トラックをぐるぐる回る姿を見ても退屈しない。というより、今でも自分で走りたいほど♪ 今年の春、 母校の雨の校庭をちょっと走ったし、リレーマラソンで国立競技場の全天候トラックも走った。 

    

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大まかなコースは、上のGoogleマップで、左下あたりから右上あたりに向かう流れ。途中、神奈川県と東京都を隔てる多摩川に沿って走って、距離を伸ばしてる。

   

多摩川は上図だと、左上から右下に大きく伸びてる水色の線で、サイクリストもランナーもウォーカー(散歩)も多い。過去、24時間テレビで何度も使われて来たし、私自身も何十回も自転車で走ってるから、見ればすぐ分かる。

    

もちろん、20年くらい前から、ネットの追跡班みたいなグループが正確に突き止めて公表してるわけだけど、その種の情報はあえて見ない。X(旧 twitter)とか、SNS情報も基本的には見ない。ただ、最近はテレビの画像でもあまり場所の情報を隠さなくなってる気がする。

   

   

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例えば、上の画面。バス停に「子安台・・前」と書いてるのが読み取れるけど、昔はこう言った文字の判別を防ぐために、いちいちモザイクをかけて隠してた。編集作業の労力は大変だったはず。

  

「子安台 バス停」で検索すると、ここが国道1号線(第二京浜)だとすぐ分かる。首都圏・南西部の代表的な道路。すると、スタート地点は分かってるから、ここまでの道のりも、この後の進み方も、大体わかるのだ。

   

自転車で後ろを追跡しなくても、グループで情報を共有しなくても、1人でテレビを見て調べればすぐ分かる。これは完走翌日の特番(SP:スペシャル)の画像だけど、たぶん本放送の画面でも分かったはず。

  

もちろん、分かったからと言って、私がわざわざ出向くことはない。交通やご近所の迷惑になりそうだから。それが24時間マラソンの大きな欠点の1つ。

    

特に終盤、夜の都心部でノロノロ運転する中継車は批判されても仕方ない。ほとんど歩くような遅いスピードで、東京の中心の幹線道路の左側をブロックするのだから。おまけに、応援する人も大勢集まって来る。都心部だけでも、自転車やサポートランナーのカメラ映像に変えれば、少し改善されるはず。正月の箱根駅伝ほどの歴史と公益性、スポーツ性はない。

        

    

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市民ランナーの端くれとしては、シューズやウェアも気になる所。今年のブランド(メーカー)は、急成長して来たHOKA(ホカ)。マオリ語で、飛ぶ(fly)という意味。

    

やす子のソックスでも、サポートのサンバイザーでも、ロゴが目立ってた。少し前まで、ホカオネオネという変な名前だったけど、さすがに短い名前に変えたらしい。さらにメジャーを目指そうと。

  

私がこの新しいブランドの名前を初めて聞いたのは、友人Hから。すごく柔らかいと褒めてたけど、「で、走ってる?」と聞くと、「走ってない」と平然と答えた(笑)。柔らかさはここの売りだけど、それは走るためというより、一つの売り文句、イメージ的なもののような気がする。アシックス派の私の第一印象は、外見。デザインや色がオシャレだなと思った。

      

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やす子が履いてたのは、CLIFTON9のレディース。文字通りの意味は、「岩のような険しい街」とか。ふくよかなランナーの24時間マラソンにピッタシの名前か。足幅がレギュラーかワイドかは不明。

   

価格は税込20900円だから、税抜だと19000円(細かっ・・)。かなり高めの靴。色の名前はイエローじゃなくて、「レタス/ソーラーフレイム」となってる。黄色と水色が「レタス」ということか。「キャベツ」の方が面白いけど、売れないはず(笑) 

    

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靴底の色とか見ても、私の好みだけど、残念ながらレディースで25.0cmまでしかない。ワイドもあるけど、男の私の幅広の足は入らないはず。もっと趣味の色(アクア)も25cmだからダメ。ただ、いずれ何か買ってみるかも。ファッション感覚で♪

    

   

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上の「神奈川県 川崎市 高津区」という標識も、ほぼ完全に場所を特定できる。Googleの画像検索でも出るほど。東急・二子玉川駅近くの、新二子橋。その後の目印となる映像と合わせると、ルートはさらに特定可能。ここではあえて書かない。

     

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施設の子にもらった漢字という話が、マニアとしてはウケた♪ 中国のビャンビャン麺にしか使われないらしい超複雑な漢字。あぁ、macOSだと、すぐには変換できないか (^^ゞ

   

テレビでは58画だと言ってたけど、ネットでは57画という説の方が有力かも。要するに、部首の「しんにゅう」の左上の点が2個だったら58画、1個だったら57画なんだと思う。画数の1つずつの細かいチェックは、既にネット上でアップされてた(笑)

    

   

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山口県の養護施設の映像もハッキリ映されてたから、ここがなんという名前でどこにあるのかも分かるし、公式サイトもあった。あえて、ここでは書かない。

     

キレイな建物だから、運営費とかどうなってるのかと思って調べたけど、今のところは不明。年間の収入は3億円もあるらしい。たぶん、自治体からの補助が大部分で、寄付金が少し加わる感じだと思う。ここに限らず、児童養護施設の運営費の情報は極端に少ない。

  

いずれにせよ、施設的には、それなりに恵まれた環境だと思う。ここより遥か下の環境の子どもたちは、今の日本で大勢いるはず。ただ、両親と離れ離れという点のマイナスがどれほどなのか、なかなか分かりにくい。

  

番組を見て、すぐ気付いたのは、当時の友達が登場してないこと。私がたまたま見落とした可能性もあるけど、少なくとも前面には出てなかったと思う。それだけでも、微妙な生育環境ということが想像できる。ちょっと状況が似てるのが、2年前のランナー、EXIT・兼近か。。

   

   

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最後は、わざとテレビ映像的にタイミングを狙ったみたいな、土砂降りの大雨。実際、いつもの放送時間ギリギリのゴールではなくて、少し早めのゴールだったから、演出的に狙った可能性はある。

  

ゴール時刻がスケジュール的に決められてるからこそ、ちょっと違って、部分的にガチの勝負になってるフジテレビの27時間テレビの100kmマラソンなんてライバルが登場。と言っても、フジの場合は隔離された場所で、飛び抜けた走力のマラソン・タレントだけ集めてるから、かなり違う企画ではある。観客に手を振ったり、笑顔を見せたりする必要もない。

     

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ゴールよりも、この募金総額の方が目立ってた気がする。募金の着服(横領)問題が大きく報道されたからこそ、金額は明確に示したということか。まだまだ番組への支持はあるというアピールも含めて。

  

ここ数年では多い方らしいのは立派なこととして、やす子が1人で集めたような伝え方には疑問。ものすごく大掛かりなイベントだから、1人どころか、直接的なスタッフだけでも50人くらいはいるはず。間接的には、募金者や担当者も含めて、数千人レベルか。

  

もちろん、それがよく分かってるからこそ、やす子は最初から最後まで、何百回も「ありがとう」を繰り返してた。感謝を伝えれば、やがて返って来ると。

  

   

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なお、初日のトラックの30km(75周)で体重が2kg増えたとか言ってたけど、正確には1.2kgくらいだと思う。2kgというのは、テレビ的、芸人的な誇張。

  

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元が77.7kgで、後で測ったら、一瞬79kgになってたけど、よく見ると78kg台の後半で体重計の数値が揺れ動いてた。78.9kgとすると、1.2kgの増加。

  

いずれにせよ、凄く飲み食いしてた♪ 胃腸が強いのは間違いないし、アンパンマン的なキャラを本気で目指してるんだろうね♪ みなさん、どうもお疲れさま。。☆彡

   

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パリ五輪2024・女子マラソン、ほぼリアルタイムの感想♪&優勝したハッサンのラップタイム

15時04分 いよいよ、最終日の女子マラソンがスタート! 気温19度の好条件。前田穂南の金メダルを期待してたのに、直前になってまさかの欠場を発表。。 右大腿骨疲労骨折。MRIで初めて発見できたという事は、それほど深刻な骨折じゃないと思うから、自分の日本記録を更新してリベンジして欲しい♪

  

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15時10分 増田明美も、前田は調子が良かったと話した。シューズ契約してるアシックスも残念だろうね。ただ、昨日の男子マラソンは、アシックスの靴がかなり多かったように見えた。ちなみに、私はずっとアシックス派。

  

15時13分 昨日も書いたけど、驚くのは警備員の少なさ! かなり狭いコースなのに、ほとんど柵だけに見える。日本の5分の1もいないかも。まあ、世界最高峰の自転車ロードレース、ツール・ド・フランスでさえ、観客が選手と接触するくらいだから、文化とか慣習、感覚の違いか。何か起きたら、それは仕方ない。観客も「自由」だと。

   

15時19分 5kmのラップは、17分24秒。遅いね。でも、昨日の男子は早めに集団が崩れてたし、後半はかなりスピードアップしてた。日本の一山麻緒選手と鈴木優花選手はまだ先頭集団にいる。

   

   

   ☆   ☆   ☆

15時30分 話はズレるけど、同じ陸上女子で昨日、金メダルを取ったやり投げの北口榛花。競技中にフィールドに寝そべってカステラをモグモグ食べる姿には驚いた♪ 減量があんまし無い競技ならではの光景か。体重が減る方がマズイのかも。

   

15時38分 10km34分32秒。先頭は世界記録保持者のアセファ(エチオピア)。ちょっとペースが上がってる。前に飛び出してた数人はすぐ吸収された。

   

15時45分 12kmで前回の覇者、ジェプチルチルが猛ダッシュ。慌てて、他の選手も追いかける。1人で逃げてたフランス人選手・ジュリアンに追いついて、ひとまず減速。コースが狭いし、集団は縦に伸びた。

    

15時49分 13kmの地点で、鈴木は先頭と15秒差。一山は21秒差。早めに追いつかないとヤバイ。

  

   

    ☆   ☆   ☆

15時51分 セーヌ川を渡って、いよいよダラダラと続く上り坂。

   

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15時57分 15km51分12秒。一山はもうダメだね。1分近く、大幅に遅れてしまった。申し訳ないけど、驚きはない。一山はここ最近、あんまし良いニュースは聞かなかったから。上の画面は、ボトルがたまたま一山の股の間に入って止まりかけるシーン。鈴木は先頭集団に追いついた!

   

16時13分 20km1時間9分31秒。まだ遅いペースで、20人くらいの先頭集団で走ってる。中間点は1時間13分22秒。一山は2分近く遅れて、56位。キツイけど、完走はして欲しい。

   

16時42分 いよいよ、28kmからの激坂。鈴木は好調で、先頭の5人にギリギリ入ってる。ちょっと離されたけど、追いつけるか。25km1時間26分34秒

   

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    ☆   ☆   ☆

16時45分 坂が終わって、鈴木は6位。先頭の5人は、エチオピアとケニアの選手。あっ、鈴木は8位に落ちた。下り坂が苦手とかいう話。

    

16時49分 30km1時間43分59秒。鈴木は追いついて、先頭集団9人を形成。5000mと10000mで銅メダルを獲ったハッサンも追いついてる。もしマラソンもメダルを獲ったら、歴史的な偉業。一山は5分以上も遅れてるけど、レースは続行。

   

17時00分 33kmの手前で5人が逃げたけど、また鈴木がほぼ追いついた! ちょうど右横には日の丸が並んでる♪ 給水所に男子6位の赤﨑がいて、スペシャル・ドリンクのボトルを渡そうとしたけど、失敗したのかな?

   

鈴木はその先で、普通の水を取ってた。5位になった後、再び6位。赤﨑が渡そうとしてくれたことの方が「給水」になったと、解説の増田明美が名言♪ その通りだと思う。

    

17時08分 35km1時間59分43秒。鈴木は離されたけど、まだ6位。一山はまだ57位で走ってる。

    

   

     ☆   ☆   ☆

17時15分 先頭は5人。全く分からない争い。鈴木は21秒差で単独6位。このままかな。鈴木は後ろを振り向かない。まだ前を狙ってる。

    

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17時18分 40km2時間16分09秒。先頭の5人は元気で、スパートのタイミングを狙ってる。鈴木は今度はちゃんとスペシャルドリンクを取れた。

    

17時21分 先頭は4人になったから、鈴木は5位を狙えるかも。あっ、トラックのメダリスト、ハッサンが前の方に出て来た。残り600m。

    

17時23分 ラストはアセファとハッサン! 凄いスパート☆

   

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17時26分 ハッサン、優勝! 2時間22分55秒の五輪記録! へたり込んで倒れた。鈴木は6位入賞! 2時間24分02秒の自己ベストで、日の丸を受け取って肩にかけてる。元気そう♪ 凄いね! 一山は地道に走り続けてる。

   

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リザルト(最終結果)は、英語版の公式サイトより。

    

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     ☆   ☆   ☆

17時34分 あーっ、間違えてテレビのプラグを抜いてしまったから、後半の録画が消えてしまったかも (^^ゞ 一山が帰って来た♪ 51位。2時間34分13秒。意外と元気そうな明るい笑顔。

   

さて、単なる小市民アスリートもジムに出かけるとしよう。後ほど、画像を入れて追記するかも。一山の涙のインタビューを聞きつつ、それではとりあえずこの辺で。。

   

    

    

☆夜の追記☆ 優勝したハッサンのラップタイムは次の通り。パリ五輪公式サイトより。ラストは男子並みの超速スパート! なお、今週は計14689字で終了。ではまた来週。。☆彡

   

5km  10km  15km  20km  25km

17:28  17:10 16:36  18:21 17:02

  

30km  35km  40km  ゴール

17:25 15:41  16:27  15:20 (6:45)

   

トータルの平均では、1km3分24秒ペース☆

   

     (計 2322字)

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パリ五輪2024・男子マラソン、ほぼリアルタイムの感想♪&6位入賞、赤﨑暁選手のラップタイム

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15時20分 かなり書き始めが遅れてしまった(^^ゞ お昼のご飯が遅かったもんで♪ ペースも遅いね。1km3分10秒くらい? これなら、日本人3選手にも期待できる。

   

スタート前、スタジオで設楽選手がコメントしてる時、司会が急に「ホンダ」っていう企業名を出した。変だなと思ったら、直後にホンダの自動車のCM(笑)。さすが、民放のTBSだね。

   

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15時25分 エッフェル塔! 存在感があって、いいね。ちなみに、東京五輪では東京タワーは映せなかった。猛暑だし、コロナの絶頂期だし、仕方ない。直前までさんざんもめたし、あれは不運で残念。それでも、基本的に無観客できっちり開催したのは正解☆

   

15時33分 2連覇中のキプチョゲのおでこが気になる。熱さまシート(笑)を貼ったまま、走り切るのかね? あるいは、勝負所ではがして投げ捨てるとか♪ 高橋尚子のサングラスか! 10kmの通過タイムが30分59秒。遅っ! スタート時の気温は20度くらい。湿度は50%台だったと思うから、いつもの夏季五輪のマラソンよりは好条件。

   

15時40分 この先にあるダラダラ坂に合わせて、イタリアのファニエルが早めに飛び出してる。あっ、気温17度とか18度だと話してた。湿度は低いし、それでこのペースなら余裕のはずだけど、集団は遅いまま。朝8時スタートだから、日差しも大した事はないはずだけど。

   

   

   ☆   ☆   ☆

15時45分 日本人3選手はメインの第2集団にしっかり入ってる。赤﨑暁選手は、日本のマラソンの父・金栗四三以来、100年ぶりの熊本出身代表とのこと。小山直城選手も、地元の埼玉県日高市では初のオリンピアンってことで、パブリック・ビューイング会場が盛り上がってた。

   

16時00分 何と、王者キプチョゲが遅れてる! お腹を押さえてるってことは、腹痛かな。左の脇腹。まあ、39歳の大ベテランだし、いつまでもトップレベルは保てないと。

   

16時10分 ちょっと前までの帝王ベケレも遅れてる。日本の小山も遅れてるから、大迫傑と赤﨑に期待! メダルも狙えそう♪

  

16時13分 赤﨑が先頭集団。余裕ある走り。大迫はちょっと遅れて9位集団だけど、8秒差ならまだまだ狙える。キプチョゲは1分遅れてるのに、まだ棄権せずに走ってるのが流石!

  

16時18分 25km、先頭は赤﨑。1時間16分08秒? 急激にスピードアップしてる。大迫も先頭に追いついたから、実に面白い! キプチョゲは2分半遅れでも走り続けてる。実に素晴らしい。もうすぐ、勝負所の激坂!

   

  

    ☆   ☆   ☆

16時28分 箱根駅伝5区レベルの激坂! みんな、キツそう(^^ゞ 赤﨑はまだ行けるけど、大迫は離されてしまった。エチオピアのトラ選手が逃げてる。世界ランキング5位、2時間03分39秒の実力者。

    

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16時32分 30kmはトラが1時間31分12秒。赤﨑はまだ5番目で19秒差。大迫は1分近く遅れたから、入賞は苦しいか。しかしやっぱ、民放はCMが多いね(^^ゞ 明日の女子マラソンはNHKだったと思うから大丈夫か。気温は19.6度との事。日陰もあるから、楽なはず。

   

16時40分 赤﨑はまだ4位! 下り坂がそろそろ終わるから、また展開が変わって来そう。これは赤﨑のメダルは十分あり得る! テレビ画面の右上には「悲願のメダルへ」と表示中♪

     

16時48分 35kmもトラ、1時間45分14秒。速くなってる。それでも後ろと差が開いてないって事は、みんな後半の下りでスピードアップしたってこと。5kmラップで14分ちょっとの高速!

   

16時55分 赤﨑、まだ5位で先頭も見えてる! 金メダルとかいう金哲彦の言葉もでた♪

   

    

        ☆   ☆   ☆

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16時58分 エッフェル塔で残り4km! 赤﨑、メダルはまだ狙える! 26歳だから、ちょうどいい若さ。沿道には日の丸。

   

17時03分 残り2km! まだメダルも見えてる。凄い! 先頭のトラは逃げ続けてるけど、2位のアブディも追いかけてる。沿道は大観衆! キレイな街並み。警備員がいないのが日本との違いかう。それでもハプニングは無し。

    

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17時07分 トラ、優勝☆ 2時間06分26秒の五輪新記録! 赤﨑は最後に抜かれて、6位。2時間07分32秒。いやぁ、立派。大幅な自己ベスト更新で五輪入賞! 東京五輪の大迫と同じ順位。凄い、凄い。ゴール地点、キレイだね。

   

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17時10分 大迫13位。まずまず。2時間09分25秒。33歳。案外、次も狙うかも♪ 小山もゴール。23位、2時間10分33秒。夏季五輪としては十分、速い。公式サイト、英語ヴァージョンより。

         

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    ☆   ☆   ☆

17時15分 赤﨑は「超〜楽しかった!」♪ 自己ベストなんて、気にしてないらしい。わりとイケメンかも。

  

17時18分 何と、大迫が「ロス五輪」という言葉を自分から出してた! 東京五輪の後で引退宣言したのに(笑)。これは日本全体に刺激を与えるね♪ さあ、これで次は、女子マラソン。その次は、来年の東京開催の世界選手権。

   

小市民アスリートも地道に頑張ることにしよう♪あ とりあえず、ほぼリアルタイムの記事執筆はこの辺で。。☆彡

   

   

      

☆夜の追記☆ 赤﨑暁選手のラップタイムは次の通り。パリ五輪公式サイトより。振れ幅が大きいけど、速い時(下り坂)は14分!

   

5km  10km  15km  20km  25km

15:48  15:15 15:00  15:41 14:24

  

30km  35km  40km  ゴール

15:22 14:02  15:11  15:27 (6:48)

   

トータルの平均では、1km3分01秒ペース☆

    

     (計 2234字)

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2024パリ五輪、スローガンはフランス語の掛け言葉「五輪を広く開こう=目を大きく開いて世界を見よう」~雨の開会式の感想

正直、眠いから、NHKプラスの動画で済ませようか・・とか思いつつ、生で見た2024パリ五輪・開会式。素晴らしかった☆ 日本のネット民の評判はイマイチみたいだったけど、これは世界の歴史に残ると思う。これぞ、フランス!

   

0時半から2時まで仮眠した後、起きて珍しくテレビ録画をセット。最近は便利なネット動画ばっかになってるけど、やっぱりテレビの方が画面が美しい♪

   

途中で寝てもいいと思ってたけど、最後まで真剣に見てしまった。フランス語の辞書2冊を引きまくり、ネット検索しまくり状態だから、寝るヒマなんて無し(笑)

  

   

     ☆   ☆   ☆

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クライマックスの聖火の熱気球シーンだけでも、パリならではのもので独創的。遠くにはエッフェル塔のライトアップとレーザー光線。奥には煌びやかなシャンゼリゼ通り。熱気球の有人飛行を初めて成功させたと言われてるのが、フランスのモンゴルフィエ兄弟だ。

  

1783年のデモ飛行には、マリー・アントワネットも参加したらしい。有名な彼女は今回の開会式でも、斬られた自分の首を持って真っ赤な衣装で参加してた♪ しかも、分身の術で数十体の首と胴体になって。グロテスクな演出だから、フランスでないと出来ないというか、日本なら企画の最初から潰されるだろう。

  

芸術、アートとは、みんなに心地よいものではないのだ。むしろ、多くの人に違和感や疑問を与える新しい刺激のこと。ファッション・ショーも現代美術も、普通の感覚なら「変」だろう。

    

今回はセーヌ川の河畔辺りを広く使ってたけど、メイン会場はやっぱりエッフェル塔のそば。川を挟んで、塔とトロカデロ公園をつないで、大きな舞台にしてた。下はGoogle Earthより。図の右側、つまり東から西へと船で選手がパレードして来た。6kmと言われてたから、その長さだけでも完全に別格の巨大な大会。

  

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     ☆   ☆   ☆

さて、マニアック・ブロガーは一体、何を調べまくってたのか? すぐに引っかかったのが、今大会のスローガン。「ゲームズ・ワイド・オープン」。広く開かれた大会。

   

私はこの言葉を聞いて、フランスらしく無いと思った。ヒネリや遊びがない、平凡な言葉と考え。そもそも、なせここだけ簡単な英語になってるのか? ネットで英語とフランス語の情報を探すと、大きく納得した。やはり、フランスらしい遊びが入ってた。

  

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スローガンのフランス語は、「Ouvrons grand les Jeux」。五輪を広く開こう! まず、1人称複数の命令形になってる。意志や誘いを世界に示してるのだ。そして、発音も聴き取りも苦手な私でさえ、この言葉が他の意味を合わせ持ってることはすぐ気付いた。

  

発音は、ウヴロン・グラン・レ・ジュ。これは、「Ouvrons grand les yeux」(両目を大きく開こう!)とほとんど同じ発音。綴りもほとんど同じで、掛け言葉なのだ。だからこそ、2年前のスローガン発表の時、背景の写真にボクサーの両目が大きく写されてた。

   

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各国のトップ・アスリートだけでなく、世界の現実までしっかり見よう。中東も、ウクライナも、各地の避難民も。試しに、AIのChatGPT4oに質問しても、すぐ同意してくれた。

     

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     ☆   ☆   ☆

では、全体の流れに従って、個人的な感想を軽く書いて行こう。ずっと気になってたのは、雨。パリは緯度が高くて、日本より気温は低かったから(21度くらい)、シャワー感覚では浴びれない。上下のきっちりしたユニフォームはかなり濡れたはず。

    

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途中、小降りになったり、止んだりもしてたけど、大雨のような時間帯もかなりあった。観客はともかく、選手やスタッフ、パフォーマーらの体調が心配になる。ちなみにマクロン大統領とか、お偉いさんの幹部席にはちゃんと屋根が付いてた。観客の多くはカッパ(レインコート)で、傘は少なめ。他は単なる帽子とか、気にしないとか。

   

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ピアノとか、楽器は雨に濡れても大丈夫なのかね? これも調べてみたけど、大丈夫という情報は見当たらなかった。1回限りの使用でほぼ終わりということか。まあ、弾けなくなっても、オークションとか展示での価値は残るだろうけど。

   

   

    ☆   ☆   ☆

さて、日本時間の27日・午前2時半(現地時間26日・19時半)の開始直前、テレビではVIPが映されてた。その種の情報に疎い私でも、下のアリアナ・グランデくらいはすぐ分かる。多様性も持ちつつ、普通にキレイでお人形さんみたいに可愛い♪

   

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陸上のカール・ルイスとか、テニスのボリス・ベッカーとか、昔のレジェンド達もちょっとだけ映した後、いよいよ本番。今回は至る所にピンク色が使われてる。この意味は今のところ不明。赤なら、フランス国旗の色だけど。

     

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進行は、私のお気に入りアナの1人、中山果奈アナ。優秀なベテランで、しかも可愛い。普段のニュースと違って、思い切り明るい笑顔を見せてた。一般男性としては、女子アナしか見てない♪

  

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     ☆   ☆   ☆

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フランスらしさは、冒頭の映像でもすぐ感じる。サッカーのレジェンド、大男でスキンヘッドのジダンが聖火を持って街中を走り抜けるシーン。さすがに、有名な頭突き・・じゃなくてヘディングの演技まではなかったけど(笑)、上の瞬間だけでも大変な手間ヒマがかかるはず。

     

色とりどりの多様な車を集めて、ポップな渋滞を作ってるけど、この状況を街中で作って安全に撮影するだけで素晴らしい。女性2人の洋服は、薄いピンクと濃いピンク。やはり意味がありそう。

  

  

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マニアの目は、橋のデザインに対しても大きく開かれる♪ 上の画像、真ん中の上(演者の足あたり)には、ローマ数字で2024と書かれてるけど、左側にはラテン語が書かれてるのだ。

   

「CITIUS ALTIUS FORTIUS Communiter」

  

五輪のモットーで、昔からの「速く、高く、強く」に加えて、東京五輪から(?)、「一緒に」も入れられた。英語は together 。

    

   

    ☆   ☆   ☆

続いて、船での選手団パレードの合間に挿入されてた余興。レディーガガが歌ったフランスの半世紀前の曲は、日本語で『私(わたし)の羽根でできたやつ』。

    

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何、それ?と思って調べると、羽根は平和の象徴・ハトの代わりの意味があるらしい。「やつ」のフランス語は「truc」。名前を出さずに何かを指す言葉。ただ、歌詞の意味や背景は調べても分からない。仏文和訳しても意味不明だし、情報もほとんど見当たらないのだ。一時撤退。

     

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上は、マリー・アントワネットの首と胴体。これが、建物の多数のドアみたいな所から、ズラッと現れてた。さらに、赤いテープや煙の演出。このシーンのテーマは、liberte(リベルテ:自由)。フランスの基本中の基本の理念だけど、それは血や革命という具体的で現実的なものと繋がってる。抽象的な美しい概念ではない。

   

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ルーブル美術館から盗まれたという設定の名画モナリザが、セーヌ川でパレードを見るという演出も斬新。川の岸には、巨大な顔もズラッと並んでて、正直、不気味だった♪ ジョークとか遊びの感覚か。

      

   

     ☆   ☆   ☆

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そして、このテーマのフランス語も調べまくることになった。「SORORITE」。中山アナは確か、ソアリテ、女性たちの連帯と説明してたけど、私の2種類の仏和辞典には載ってない(片方は2015年の第7版クラウン仏和辞典だから新しい)。聞いたこともない単語。

     

ただ、フランスの標語の1つ、博愛、友愛(fraternite)の類語だということは分かった。fraterniteは、語源的に男性的な「兄弟」と繋がってる。それに対して、sororiteは、語源的に女性的な姉妹(soeur)と繋がってるらしい。だから、テーマ的にも続けて登場させたと。

      

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そして、いよいよ日本選手団の入場というか、船上パレード。このシーンは一瞬で終わったけど、その後もたまに映ってた。正直、選手の名前と顔がほとんど分からない。

       

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昼間の川だと、どうしても映像的にぼんやりするけど、ようやく暗くなって来た。現地は緯度が高いから、日没は21時半。日本は夜明け♪ 街中の照明は意図的に暗めにしてるのかも。会場周辺を目立たせるために。

      

   

     ☆   ☆   ☆

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ほとんどブログに書いた覚えがないけど、私は昔、ちょっとだけダンスをやってた♪ その目線で見てると、パフォーマー達の激しいダンスが延々と続いてたことに感心☆ 相当な体力が必要だし、雨だから精神的にもきついはず。まあ、夢中で踊りに入り込んでるトランス状態だから、何とも感じないのかも。

       

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五輪の定番となった曲、ジョン・レノン&オノ・ヨーコの『イマジン』。論争点でもある「no religion」(宗教なし)の所で、歌詞をわざとボカしたようにも聞こえたけど、考え過ぎかも。

   

ただ私は、この曲の歌詞はあまり好きではない。曲はキレイだけど、歌詞は夢物語過ぎて、宗教なしどころかdreamer(夢想家)の特殊な新興宗教のように感じる。五輪の開会式で必ず歌うという決定もどうかと思ってる。

   

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白馬のロボットに乗った人が、五輪旗を運ぶ演出は美しかった。馬の足のゆったりした動きと、ボートのスピードが合ってるのだ。スーッと流れて行く感じ。

   

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エッフェル塔の脚元には、わりと普通に五輪らしく国旗が並んでる。そこに白馬(本物)と騎士が登場。全体で、トロカデロ庭園のメイン会場に向かって行進。

  

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バッハ会長も只者じゃないけど、パリ五輪・パラリン組織委員会のトニー・エスタンゲ会長も長身のイケメンで目立ってる。イケおじ♪ 多分、色々と頑張ってるはず(笑)。何?! せっかくフランス語と英語の聴き取りをしてたのに、同時通訳の日本語がかぶってダメだった。字幕にして欲しいね・・と思うマニアックな視聴者なんて、ほとんどいないわけか。ドイツ人のバッハ会長は、英語もフランス語も流暢。

    

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     ☆   ☆   ☆

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そして、『シン・ゴジラ』♪ かなり強烈なレーザー光線。CGも使ってたのかね? 恐ろしく鮮明だった。

     

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夜のルーブル美術館の幻想的な敷地を回る聖火ランナー。ちょっと長過ぎたけど、広く開かれた五輪だから、こちらも我慢が必要。

   

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そして遂に、聖火点灯。男女、1人ずつ、同時に下側で点灯して、気球が上に昇る趣向。

  

東京五輪のスタッフも、ちょっと羨ましかったんじゃないかな? 東京はコロナ絶頂期で、反対運動もスキャンダルも大変な中での控えめな開催だったから、条件的に遥かに厳しかった。あれは、開催しただけでも素晴らしかったと思う。

    

花火が無くて、代わりに熱気球が夜空を漂うというのも、独創的な開会式のフィナーレだった。あれはあれで、「シック」だったと思う。シックという言葉は最近使われなくなってるけど、フランス語で「オシャレ」を表す言葉。

  

というわけで、私としては大満足の開会式だった。もう1回、録画を見直したいほど♪ それでは今日はこの辺で。。☆彡

    

     (計 4382字)

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ヒトラーのベルリンからミュンヘン五輪のテロへ、ドイツ、ユダヤ(イスラエル)、パレスチナの対立の歴史~NHK『映像の世紀』

前から指摘してるが、今回の内容もまた、副題の「バタフライ・エフェクト」にはなってない。小さな蝶の羽ばたきが、時空を遥かに超えて巨大な影響を与えるという、新シリーズの建前が実現されてないのだ。

   

普通の大きな出来事のつながりを描いた歴史番組になってるから、タイトルバックの青白い蝶のロゴも単なる飾りになってしまってる。公式サイトより。

  

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     ☆   ☆   ☆

だからと言って、視聴が退屈だったかというと、そうでもない。私はいつも、番組の予定を全く知らずにたまたまNHKプラスの動画で見てるのだが、五輪、ドイツ、ユダヤ(イスラエル)、パレスチナの複雑な関係をあらためて考えるキッカケにはなった。

   

パリ五輪直前の2024年7月22日に、「オリンピック 聖火と戦火」と第する回を放送したのは、もちろん昨年の秋から続くイスラエルとパレスチナ(ハマス)の激しい戦争が背景にあるが、1972年・ドイツ・ミュンヘン五輪のテロから半世紀ということもあるのだろう。

    

今の状況と半世紀前とは、確かにかなり似た部分がある。(表面的には)先にパレスチナの過激派がイスラエルを攻撃。NHKはなぜかスルーして、綺麗な話にまとめようとしてたが、実はテロの後、イスラエル側からの報復が数倍の規模で行われたらしい。最近の戦争の激しさから考えても、おそらく激しい報復は事実だと思われる。

    

    

     ☆   ☆   ☆

番組は、戦争を休止するという近代五輪の平和的な目標・理想から始まるが、いきなり現実を突きつけられる。第一次世界大戦で五輪は中断。

   

その後、1936年のベルリン五輪は、ヒトラーのキャンペーン(国家宣伝)が有名。「新生ドイツの力を世界に示さねばならない」。

  

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米国のユダヤ人たちは、ヒトラーのユダヤ迫害に激しく反発して、五輪ボイコット運動を展開。ヒトラーらしき男が持つ血のついた斧と、黒い影、下の赤い英文が不気味。「GERMANY WANTS TO SEE YOU」。ドイツはあなたに会いたがってるよ。さあ、おいで。右下の太い木が、次のユダヤ人犠牲者だと。木の左側には、人間の上体が赤く描かれてるようにも見える。

  

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    ☆   ☆   ☆

もちろん、ドイツが直接、五輪でユダヤ迫害を行うはずはない。ヒトラーにとっては、平和で寛容に見えるドイツを無理やりアピールする晴れ舞台だったから。レニ・リーフェンシュタールの芸術的な記録映画『オリンピア』も利用して。

    

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ただし、ゲルマン民族の優位性は、外見的に誇示したい。そこで選ばれた聖火の最終ランナーは、長身で青い目、金髪、美しい走りと体型のフリッツ。確かに、一目見ただけで、普通に美しいと思ってしまった。

    

陸上の中長距離選手、フリッツ・シルゲン。ランニング・シャツを正しく短パンに入れて、細身で締まった肉体を強調。頭脳も優秀で、競技場の電気通信システムも設計。

    

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ヒトラーとしては、走り幅跳びも自国の選手に優勝して欲しかったが、激闘の末に米国の黒人レジェンド選手・オーエンスが勝利。白人選手は素直に黒人の勝者を讃え、観客も拍手した。ヒトラーも渋々と拍手したのだろうか。

   

   

     ☆   ☆   ☆  

その次の1940年は、東京五輪で日本が世界にアピールする予定だったが、第二次世界大戦で中止。番組はベルリン五輪の36年後、同じドイツのミュンヘン五輪へと飛ぶ。

  

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パレスチナのテロ集団、ブラック・セプテンバー(黒い九月)のメンバー。テレビカメラの前に姿を現すあたりは、時代を感じさせる。イスラエル選手らを人質にとってるとはいえ、今なら直ちに狙撃されるリスクもある。要求は、イスラエルの刑務所のパレスチナ人の解放。イスラエルは拒否。

   

この様子が世界にテレビ中継される中、意外と周囲は普通だったらしい。五輪は差し当たり継続。選手たち(?)が芝生に寝そべってくつろぐ姿も映ってた。避暑地のバカンスの雰囲気。まあ、今現在でも、遠い外国の戦争のニュースを見ながら、我々はくつろいでるから、似たようなものではある。

  

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この頃のドイツは、テロ対策が弱かったようで、結局、11人全員が殺害される最悪の結末。当時の朝日新聞・夕刊(9月6日)を見ると、直ちに報復の可能性が伝えられてた。「五輪テロ 報復の悪循環を懸念」。

     

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ところが、NHKのこの番組どころか、当時の朝日新聞も、イスラエル側による報復についてはほとんど伝えてなかった。情報が不確かだったからなのか、あるいは、ゲリラやテロに対する否定的姿勢が反映された政治的配慮なのか。「敵の敵は味方」。ゲリラを叩くイスラエルは味方だと。

    

   

     ☆   ☆   ☆

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24年の時を経て、1996年、アトランタ五輪。近代五輪100年の記念の年に、パレスチナ選手団の参加が承認された。この参加も命懸けだったと思う。ベルリンのテロで家族を殺された遺族が、パレスチナを祝福する姿が強調されてた。内心はおそらく複雑だったと思われるが。

  

実際、現在のパレスチナは、イスラエルがパリ五輪に参加することに反対してる。五輪の理念はさておき、人間的に自然な反応だろう。そして、ウクライナに侵攻中のロシアは、パリ五輪に参加しない。反発が強過ぎて、参加できなくなったという方が正確だろうか。

   

ユダヤとかイスラエルの問題は、昔、色々と調べたことがあるが、正直よく分からなかった。民族と地域・国の歴史が、複雑で長すぎるのだ。戦後の80年くらいで考えると、実力行使を続けるイスラエルが悪いようにも感じられるが、紀元前のイスラエル王国とか、その前のカナンの状況まで遡ると、何が史実かさえ分からなくなるのだ。

   

イスラエルとパレスチナは、実は人数的にはほぼ同じというのも状況を複雑にしてるだろう。パレスチナが少数派のイメージがあるが、どちらも1000万人弱らしい。ただし、パレスチナ人はあちこちに分散してるから、少数に見えてしまう。

       

さて、日本はいつまで平穏を保てるのか。日米安保が揺らげば、直ちに危険が生じるのは確実。残念ながら、しばらくは米国の核の傘に守ってもらうしかない。サイバー戦争の激化やAIの発達で、事態が劇的に変化するかも・・とか思いつつ、今日はそろそろこの辺で。。☆彡

    

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27時間テレビの100kmマラソン2024、優勝賞金1000万円の全力バトルに感動!&気温27.5度プチジョグ

(21日) JOG 7km,36分48秒,平均心拍 134

消費エネルギー 293 kcal(脂肪 73kcal)

    

熱い! 地下鉄でTVer動画を見てたら、途中で何度もグルグル渦巻きになってしまって、「楽天っ!!」って感じで熱くなってしまった(笑)。その熱さか! まあ、楽天は安いから仕方ない♪

    

さて、日テレの24時間マラソンに対抗する形で去年から(?)始まった、フジテレビ27時間テレビ内のウルトラマラソン企画。かなり違う企画だから、日テレも基本的に静観だろうけど、100kmマラソンに対する一般のイメージを変えてくれたと思う。

   

真夏にタレントが大勢、16時間半で完走できるんだから、冬なら自分でも出来るかも・・と思わせてくれるのだ。私はたまたま去年から、逆に短い距離を目標にしてるから、しばらくはやる気ないけど、1生に1回くらいは100km走っとこうかな・・と思うようになった。とりあえず、思うだけ(笑)

  

ちなみに、「タレント」と言っても、只者じゃない参加者が揃ってる。今回、大活躍した女性も、調べてみると過去に別の番組で130km走り切ってた (^^ゞ 道理で、地下鉄内で「エェ~ッ!?」と驚いたわけだ。増田明美に見えた(笑)。コラッ! 褒めてるので、念のため♪

      

    

    ☆   ☆   ☆

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スタートは、2024年7月20日(土曜)の夜、19時ごろ。去年の快走で一躍メジャーになった、井上咲楽もいるけど、まだ漢字の変換はできない♪

   

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場所は非公開だけど、福島県のJヴィレッジと言われてる。下はGoogle Earthの画像。ほぼ同じだから、合ってると思う。要するに、東京から適度な距離のスポーツ施設で、一般客が来ないような場所。流石にもう、放射能とか放射線で騒ぐ人間はいなくなった。あれほどの凄まじい大騒ぎだったけど。。

   

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私はこの土日もずっと家でお仕事してたから、テレビ放送は全く見てない。ただ、TVerの27時間テレビの動画を探すと、高校生クイズの所にマラソンが挿入されてた。分かりにくっ!(^^ゞ せめて説明に一言、「マラソン・ゴール」とか入れればいいのに。

   

    

     ☆   ☆   ☆

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残り3kmまでは、みんなで仲良くサバイバル・レース。平均時速6kmペース、1km10分ペースだから、長距離に慣れてる人にとっては何とかなる(他人事のように♪)。コースは折り返しだから単調だけど、お喋りが可能。

    

97km地点になって、51歳の声優・金田朋子が1人でスパート。今年からの新企画で、女子だけ先にスパートして、3分経つまでは男子は仲良しペースのまま、のんびり走るルール。

  

金田は速く見えたし、ずいぶん距離が離れたように見えたけど、たぶん計算済みの演出だと思う。そのくらい、男子とのスピードの差が大きいのだ。実は金田の身長が148cmしかないから、1人で走ってる姿の方が速く見えるというのはある。来年はハンディが倍増して6分になるかも♪ それでもいい勝負だと思う。

   

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    ☆   ☆   ☆

結局、私が全く知らない2人のデッドヒートになったし、そもそも結果は知ってたんだけど(笑)、それでも面白かった。やっぱり、最後の力を振り絞って全速力で疾走する姿には感動する。1000万円がかかった、ガチのバトル。

  

あっ、負けた方はTBSのミニマラソンでこの春、優勝した動画を見てた。名前も顔も覚えてなかったけど (^^ゞ 私は一般男性だから、井上咲楽みたいな可愛いコじゃないとなかなか記憶に残らない♪

   

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勝った芸人の、モシモシ・いけ(31歳)。それほど目立った実績は見当たらないけど、ハーフマラソンは1時間24分らしい。短めの方が強いのかも。

   

負けた佐野文哉(27歳)のスパートもかなり速かったけど、モシモシ・いけの方がストライド(歩幅)が大きかった。脚の筋力もありそうに見える。いけは、172cmで体重63kgだから、身体を絞って体重を落とせばまだまだ速くなりそう。

   

   

      ☆   ☆   ☆

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ちなみに、例によって、危ないとか無意味とか叩く声が出てるけど、遥かにきつい企画は色々あるから、これはやっぱりテレビ用のタレント企画に過ぎない。多くの時間は、気温26度前後の夜だから、歩くようなペースで周囲のサポートもあれば十分だと思う。現地の近くの地点、広野の気温の推移。気象庁のデータより。

   

何かあったら? 自己責任♪ それは市民大会でも当たり前のこと。死亡や重大トラブルの確率は、十分に低い。

    

来年は本放送をテレビでちょっと見ようかな。最後の30分だけ♪ 要するに、日曜の午前11時くらいにテレビをつければいい(企画と日程がこのままなら)。

    

   

     ☆   ☆   ☆

一方、単なる小市民アスリートは、アレルギー性湿疹&高熱の「風邪」の連続攻撃を何とかクリアした感じだけど、まだ本調子じゃないし、仕事が忙しい。昨夜も、夜中までズーーッと仕事した後、7kmだけ近所で軽く走って来た。トータルでは1km5分15秒ペース。距離が短いから、「RUN」とは書かない。

  

気温27.5度!、湿度90%、風速2m。新・心拍計は正常に作動。雷が鳴る中、ではまた明日。。☆彡

   

   

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           心拍平均 最大

往路(1.2km) 7分15秒 109 122

LAP 1(2.2) 11分49秒 130 139

  2  10分33秒 145 152

復路(1.4) 7分11秒 148 157

計 7km 36分48秒 134(79%) 157(92%) 

    

      (計 2189字)

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片方だけのアーチで支える橋=絆、眼鏡橋から飛ばしたおへそ紙飛行機~『believe ━ 君にかける橋 ━』最終回(第9話)

工事関係者 おい! あんたの設計だと 橋のアーチが片方にしかないぞ!?

 狩山陸  その片方のアーチの自重で桁を支えているんですよ

      これなら工期も経費も削減できます

      間違いなく早く再建できます

工事関係者 大丈夫なんだろうな?

 狩山陸  大丈夫です 橋はかかります もう一度

      (脚本 井上由美子)

     

    

    ☆   ☆   ☆

放送から丸6日遅れになったけど、テレ朝の連続ドラマ『believe』最終回(第9話)について、ごく簡単にマニアックな感想を書いとこう。

   

ネット的には、最後から2番目のシーンが話題になってた。碓氷峠の眼鏡(メガネ)橋から、狩山陸(木村拓哉)が紙飛行機を飛ばした場面。その映像が、早くから公開されたメイン・ビジュアルの画像の伏線回収だというお話。

   

それに対して、ラストシーンの橋はさっぱり話題になってない。あのさりげない映像と設計図こそ、ドラマ全体のストーリーの回収になってたのだ。

    

    

     ☆   ☆   ☆

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言葉だけだと分かりにくい話なので、キャプチャー画像を引用させて頂こう。最後に壊れてた橋は、橋桁(道路)の手前側の方が大きく崩れてる。水天逆巻橋の再建現場で、私は一目でこの不自然な非対称性に気づいた。

    

要するに、ドラマの最後の時点で考えるなら、死んでしまった玲子(天海祐希)が手前側で、社会復帰した陸が向こう側。2

人で再建した夫婦の絆=橋=繋がりは、これから陸が1人で支えていくという意味。忘れないよ、いつも一緒だよ、と。

   

もちろん、少し前までは逆の関係だった。大きく崩れた受刑者・脱獄犯の陸を、がん闘病中の看護師長・玲子が支えてたのだ。立場が逆転したから、逆むき ≒ 逆まき=逆巻橋ということかも♪

    

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この奇妙な設計図が、斜めに映されてるのも興味深い。意図的な演出かどうかはともかく、この映し方だと、左の玲子側と右の陸の側が水平で対等な形になってる。これをもし、普通に映してたら、右側の陸のアーチだけが目立ってしまうのだ。

   

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設計図のアーチのVは、龍神大橋の特徴だったV。昔の橋の画像を無理やり傾けると、対応関係がハッキリする。工費も経費も削減というのも前と同じだけど、違うのは、橋屋にとって一番大切な、安全性。だから陸は、「大丈夫」だと強調してた。

    

    

     ☆   ☆   ☆

メタファー(比喩)としての橋はほとんどの場合、その橋桁(道路)の端と端をつなぐイメージになってる。

   

ところがこのドラマのラストは、橋桁の両側、両サイドを繋いでたのだ。しかも、片方だけアーチがあるという独創的すぎるデザインで。

   

マニアとしては直ちに、そんな橋が本当にあるの?と気になって検索したけど、英語でも見当たらない。そこで、毎度お馴染み、最新AIのChatGPT4oに丁寧に聞いてみると、実在する、と回答。

     

驚いたけど、自分であらためて確認したら、AIの間違いだった (^^ゞ 時々、シレーッと大嘘をつくから、AIを使う時は要注意なのだ。指摘すると、すぐ前言撤回するけど、あんまし謝らなくなってる♪ 1年前には、もっと心を込めて謝ってたのに。

        

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間違えた原因を考えると、最新AIでさえ、そんな変なデータは全く学習してなかったということ。だから、ほとんど関係ないデータや単語を無理やり繋いで、完全に間違った回答を次々と示して来た。中国のこの橋だとか、オーストラリアのあの橋だとか、固有名詞で自信ありげに(笑)

  

なお、アーチ(弓型)の下に路面があるタイプは、下路式。アーチの上側に路面があるタイプは、上路式と言われてる。碓氷峠の眼鏡橋は、理論的に上路式のはずだけど、そう書いてる記事はなぜか見当たらない。名称の図解は、長野技研HPより

   

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     ☆   ☆   ☆

眼鏡橋の話が出た所で、最初に触れた紙飛行機の話に進もう。正直、私はメインビジュアルとされる昔の画像を今まで知らなかった(or覚えてなかった)。

  

ただ、単純にイメージ的に似てるということなら、他にもっと似てる画像・映像が多数ある。例えば、昔の画像を元にして、Googleアプリで画像検索をかけると、セピア色の背景で男性の影が躍動するように見える画像がズラッと並ぶのだ。

   

それより、橋の上から紙飛行機を飛ばすということ自体が、意外と珍しいアイデアらしい。日本語はもちろん、英語で検索しても、情報も画像もほとんど出て来ない。ちなみに、紙飛行機と虹のアーチの組み合わせなら少数ある。

     

紙という素材は、もともと自然に分解するけど、少し前までなら環境破壊のイメージがあったのかも。今なら、簡単に分解する特殊な紙もあるから、エコ的にも実現しやすい時代になってる。

   

飛ばす映像は、私にはリアルに見えたけど、CG合成なのかね? CGとすると、私ならもっとアーチ型の軌跡で作る所だ。眼鏡橋も龍神大橋も、ラストシーンの橋も、すべてアーチ型。優しい曲線を描く橋だから。最終回の監督は、常廣丈太。

    

    

     ☆   ☆   ☆

キムタクは、玲子と共に眼鏡橋に来たことが夢=幻想だと気づいて、自宅の設計図の紙で涙を拭った。玲子の気持ちが詰まった紙。

    

夢オチというのは、ストーリー的にも予想できたけど、玲子が黒白の服装だったこと、眼鏡橋の絵が黒い額縁で飾られてたことからも示唆されてた。黒い縁取りは、昭和レトロな訃報のしるしなのだ。「黒いふちどりが ありました」(ちあきなおみ『喝采』、吉田旺・作詞)。

   

涙で濡れた紙で、陸は紙飛行機を折る。マニアの目線はもちろん、その折り方に向けられる♪ 細かっ! ネット上で(ほとんど)誰も指摘してないけど、あれは「おへそ飛行機」とか呼ばれてる折り方だと思う。「よく飛ぶ」で検索すると、すぐヒットする。

   

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おへそというのは、上の写真の真ん中部分。小さく折り返して、重心みたいになってる。先端は、ドラマでは折ってたけど、折らないタイプもあるらしい。作者の権利(?)みたいなものが主張されてるようだから、詳しくは触れない。

   

    

    ☆   ☆   ☆

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上の右側が、私がホントに折った紙飛行機。小学校以来だから、15年ぶりくらいか(笑)。ドラマの方が細長い形の長方形の紙で作ってるから、細長い飛行機になってる。

   

室内で飛ばしてみると、真っ直ぐキレイに弧を描いて飛んだ。外では飛ばしてない。怪しい人として通報されそうだから♪

   

というわけで、この不思議なドラマ、個人的にもキレイに紙飛行機でエンディングを迎えたのであった。ファンなら当然、橋の上から、おへそ飛行機を飛ばす所か。SNSで投稿する時には、炎上防止として、「すぐ分解するエコの紙を使いました」という一言を忘れずに♪

   

それでは今日はこの辺で。。☆彡

    

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