地球環境保護と反原発、半世紀前のSF小説の21世紀的変奏~新ドラマ『日本沈没』第1話

このドラマ初回の5日前、ノーベル物理学賞が地球物理学に対して授与されたのは、偶然ではないだろう。20世紀末から21世紀の現在まで、地球レベルの非常に大きくて複雑なシステムが注目を浴びるようになってる。

    

日本沈没という(架空の?)現象も、地球レベルのプレート・テクトニクスが大きな原因となってる。これ自体は人間がどうすることも出来ない自然現象だが、沈没の人為的な原因なら対処可能。

   

人為的な原因は、ドラマだと、東山首相(仲村トオル)と世良教授(國村隼)が開発を先導するCOMS(コムス:Celstec Origin Mining System)とされてる。実質的にCO2を出さない海底のクリーンエネルギー、セルスティックをポンプで抽出するシステム。

   

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     ☆     ☆     ☆

これは脚本家・橋本裕志らが、原発を婉曲表現して敵役にしたものに見える。ドラマの日本民政党のCOMS=現実の自由民主党の原発。処置に困ってる放射性廃棄物を安全な(?)地底に埋める案なども意識してるだろう。

       

ドラマの企画の進行中、自民党の菅首相らは炭素を減らすエネルギーとして、原発にも注目してた。ドラマと同様、2050年の温室効果ガス実質ゼロを目指すグリーン成長戦略。そして、TBS・毎日グループは、基本的に反原発のリベラル・メディアなのだ。

  

ちなみにセルスティックという言葉の意味と語源は、まだ不明。セルには、天国という意味もあるようだから、天国のテクノロジーという意味合いかも。そこにアトミック(原子力の)を掛け合わせたとか。

   

   

     ☆     ☆     ☆

さて、このドラマは、何度も映像化されて来た小松左京の同名のベストセラーSF小説が原作。1973年に刊行で、当時は分かりやすい公害を受けて、環境「庁」が出来た頃だ(1971年)。しかしまだ、分かりにくい地球環境の保護という動きは強くない。

    

原作はまだ読んでないが、当時としては最新のプレート・テクトニクスの理論を既に重視してたようで、文学部出身(京都大学)としては先進的な知性の持ち主。死の直前に起きた原発事故については、遺稿で人災だと語ってたそうだ。

    

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上は、ドラマの中での解説シーン。北から延びる北米プレート、東から広がる太平洋プレート、南から延びるフィリピン海プレートが、関東の南岸あたりでぶつかり合ってる。高校の地学か何かで習った話で、私は驚きながらも半信半疑だった。

   

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上は、日本列島を(南東くらいから?)水平方向に見た断面図。地球温暖化によって、海面が上昇し、海水圧が増加して、その負荷が海底プレートをより不安定なものにしてしまった。そして、スロースリップ(ゆっくりした滑り)現象によって、プレート上部に亀裂が生じる。

  

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これまた素人には真偽不明の説明だが、エンドロールの「地震学監修」には、山岡耕春、篠原雅尚という名前があった。山岡は名古屋大学大学院教授で地震予知連絡会会長、篠原は東大教授で海底の構造や変動が専門。信頼できるのだろう。予知はともかく。

   

   

     ☆     ☆     ☆   

ただ、プレート・テクトニクスという考えは、今でもそれほど確立した理論ではないような印象がある。有力で主流の仮説といった所か。

     

地球の表面を少数のプレートが覆っていて、そのゆっくりした移動と接触、ズレによって陸地や地震を説明するものだが、その前からあるマントル対流説との関係が曖昧に見える。下はマントル(mantle)の対流と、それに連れた表面のプレートの動き。英語版ウィキペディアより。マントルの下、内側が、核。

  

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今では日本の学者が、マントル対流などをプルームと呼び直して、プルーム・テクトニクスというものを新たに提案してるらしい(仮説)。

     

このプルーム(plume:羽毛)という言葉は、マントルの上昇流を、羽毛みたいに舞い上がる煙に例えたもの。そういえば、ドラマの主人公、環境省の天海啓示(小栗旬)がスキューバ・ダイビングで日之島の近くに潜った時、海底の裂け目から煙が吹き上がってた。あれはプルームのイメージも入ってるのかも。

   

下図は、拡散してるが出典不明。岡山大学と書いてるサイトもあるがリンク切れで、インターネット・アーカイブで見ても自作の図かどうか微妙。プルームのことがプリュームと書かれてるのは、フランス語読みだろうか。

              

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     ☆     ☆     ☆

ところで、伊豆大島の東に、「日之島」という小島は実在しない。もちろん、あれは「日本列島」の象徴、シンボルだ。

   

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変人研究者の田所(香川照之)が、最初に沈むと予言して、第1話の最後に本当に沈んでしまった島。

   

沈む前に天海がスキューバで潜った時、不気味な黒い裂け目を発見。実はあれが、一番最初の日本列島の象徴になってた。

   

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青森(または北海道)から、中国・四国あたりまでを暗示した映像。ここから関東の部分にクローズアップして、そこから黒い煙が噴き上げて来た。したがって、物語の全体は大きく次の流れになってる。

   

 日之島の海底の「日本列島・関東」の異常 → 日之島の沈没 → 関東の沈没 → 日本の沈没

    

最後に、日本列島の全体が沈没するのかどうかは不明。エンドロールでは、「今後の展開」として、沈没の確率らしきものが下のように示されてた。北海道50%、東北70%、関東・東海・北陸・近畿80%、中国・四国70%、沖縄60%。九州は見えず。

      

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北海道だけ残るとすると、例の怪しい企業がボロ儲けすることになりそうで、物語的にはちょっと変な感じもある。果たして、どうなるか。。

  

  

     ☆     ☆     ☆

いずれにせよ、ドラマの副題にわざわざ「-希望の人-」と入れてるのだから、何か希望が残るのだろう。

  

初回放送当日の朝日新聞・朝刊、テレビ欄コラム「試写室」も、「今後描かれるだろう『希望』に期待が膨らむ初回だ」と締めくくられてた(野城千穂・記者)。

   

切ないストーリーが好みの私としては、むしろ絶望的な悲しいエンディングを希望。しかし、一般にはどうしてもハッピーエンドや明るい話が好まれるようで、特にドラマは明らかにその傾向が強い。例外は、同じ脚本家で同じ時間帯の『華麗なる一族』とか。

   

代わりに、もっとマニアックな科学理論が描かれることに期待を膨らませるとしよう。暇が出来たら、原作小説やマンガも読んでみたい。どちらもキンドル読み放題のリストに入ってた。1973年の映画も、動画配信で見たいと思ってる。それでは今日はこの辺で。。☆彡

    

       (計 2600字)

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『上田と女が吠える夜』、クソリプおじさん、やりらふぃー、ブルベのウェーブ♪&10km

(11日)JOG 10km,54分48秒,平均心拍142

消費エネルギー 442kcal?(脂肪 116kcal)

    

パラリンピック終了後のここ1ヶ月間、テレビは副音声の英語目当てでNHKニュースを見る程度だったけど、昨夜はちょっと気が緩んで、まず日テレ『news zero』をチラ見。

   

すぐ消そうと思ったけど、最後の有働由美子の言葉が聞き取れなかったのが原因で、ズルズルと次の番組まで見てしまった (^^ゞ 「オンザライス」(ご飯の上)で何がいいかを話す時、有働は「カツオのしゅとう」とか呟いたのだ。

   

鰹ぶしの聞き間違い(笑)かと思ったけど、念のためにツイッター検索。数は少ないけど、あった、あった♪ この種の極端に小さいコネタは、ツイッターが圧倒的だね。

 

種痘♪ ジェンナーか! 手刀♪ 空手だろ! そうじゃなくて、「酒盗」(しゅとう)。魚の内臓の塩辛か。へぇ~~~。。「塩っぺ」なら、超久々にこないだ買ったけど(笑)。関西・瀬戸内海ネタか!

   

   

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で、カツオの酒盗を調べてたら、次のバラエティーが始まってしまったわけ。これが面白くて勉強になる内容だから、最後まで見てしまった (^^ゞ 『上田と女が吠える夜』。GIRL'S BARKING NIGHT。

   

ゲストは女性だらけで、ホントに吠えまくり♪ スタッフも女性が中心。やっぱりタイトルバックのデザインや色もオシャレだね♪ 番組名のロゴは、読み取るのに7秒かかったほど(実話)。

   

吠えるネタは、2021年・時事ネタ ハッシュタグ50音。意味不明な言葉が多いね。ちなみに上田晋也はまだ「#」をシャープと呼んでるとのこと(笑)。でも、シャープの半角記号なら、ハッシュタグと同じに見えたりする。

   

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上の?は、「え」が「エンドレスイヤホン」。「な」が「謎のまとめサイト」。あるある。「ふ」が編集でカットされた(?)不倫タレコミ女。「む」が「無許可ぐいん」。スマホの写真を見せたら、勝手に拡大されること♪ 私はなるべく渡さずに、見せるだけかな。

     

で、エンドレスイヤホンとは、話をしてるのにイヤホンを外さないこと(あるいはその人)。復活してる雑誌『egg』専属モデル、ゆうちゃみによると、「やりらふぃー」に多いらしい(爆)。ギャル語で、「やり」の意味はない♪

  

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パリピ(パーティーでわいわい騒ぐようなピープル)を指す新語で、サビの歌詞がやりらふぃーと聞こえるノルウェーの曲を聴いてるから、そう呼ばれてるらしい。私は早速、元の言葉「jeg vil at vi」を探り当てて、Google翻訳♪ 発音を聴くと、ヤイヴィラトヴィ? 曲名は『Chernobyl 2017』。チェルノブイリ。。

      

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英訳すると、I want us。私は、私たちが欲しい?(^^ゞ Google翻訳はまだ、マイナー言語には弱いね。ま、今後の研究課題としとこう。既にこの曲の流行は去年がピークで、今年は『ルナルナ』ダンスでさえもう古いとかいうネット状況♪ 付いて行けない。。_| ̄|○

   

それにしても、ゆうちゃみ(古川優奈)は可愛くて、まだ20歳の若さで、175cmの高身長。スタイルがいいのか、写真が上手いのか、加工してるのか?♪ コラッ! いや、ギャルの名前はもう、ゆきぽよ&みちょぱだけで精一杯。いまだにこの2人だけでモヤモヤする。

   

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番組内で、ギャルの大先輩・若槻千夏が、炎上してもかばってあげられないとか言ってたけど、調べてみると、イケメン彼氏との炎上騒動が過去にあったらしい。しかも、エゴサーチしまくるタイプとか。笑顔の奥には、涙も溜まってると。

   

   

     ☆     ☆     ☆

興味深かったのは、「イエベ」(イエローベース)と「ブルベ」(ブルーベース)。人の顔や肌の基本色らしい。明るいのと暗いのを掛け合わせて、イエベの春、イエベの秋、ブルベの夏、ブルベの冬。

     

それをさらに、骨格診断の3タイプ、ストレート、ウェーブ、ナチュラルと掛け合わせて、化粧品や洋服の色とか決めるらしい。で、それに疲れるのが、「#イエベブルベ疲れ」♪ 止めろよ! 下図の提供は、イメージマート。

   

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ちなみに、ブルベの方がイエベより上で、「私、ブルベ」と言うと相手に対してマウントを取ることになるとの事(笑)。疲れるわ! 多分、ブルベの夏のウェーブが最高なんだろうね♪ MEGUMIは惜しくも冬だったけど、自慢げにしてた。

   

   

     ☆     ☆     ☆

最後に、クソリプおじさん♪ 私はそもそも、非公開のtwitterを除くと、SNSをやってないから、リプライしたことがない。ただ、たまにブログでわざと絵文字を入れてるから、メモしながら聞いた♪

   

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共演した年下の女性タレントへの挨拶。ゲストのイケメン、杉野遥亮(ようすけ)は、「今日はお疲れ様! ありがとう!!」。

  

若い女性タレントには好評だったけど、私はこの感嘆符の多さが気になる。年配の男性にありがちなクセじゃないかな? 私なら、「今日はお疲れさま♪ ありがとう☆」とか。かなりお喋りしてたら、最後はハートかも♡ クソリプか!

   

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上田のLINEはボロクソ叩かれてた♪ 確かに、これは無い。伸ばす長音記号と、色違いのピースサイン連発。手や腕の絵文字は一般的に、若いコに嫌がられるらしい。ま、私はほとんど使わないから関係なし ✌ (笑)。「寝ちゃったカナ💦 」、「ナンチテ(^_^;)」も、あり得ない。やたら読点(、)を入れて文を区切るのも、ないね。

     

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他にも、笑笑の記号にはzを入れて wwwwwzwww とするとか(若槻千夏の勘違い♪)、最近のハートの仕草は両側のほっぺたの外側に手で作るとか(tiktoker 景井ひな)、ホント、勉強になり過ぎで、きゃぱい(キャパ・オーバー)。

  

ちなみに上田は、ハートの仕草に対して、おたふく風邪だとクソリプ wwwwwzwww

   

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それにしても、多分、あの撮影現場は本当はモヤーッとした空気も流れてたと思う♪ 編集で(?)無理やり笑い声を入れまくってたけど、時々、変な沈黙が混ざってて、こっちが緊張したほど。実際、ゲストの杉野も本気で疲れてた(笑)。ドラマの番宣、お疲れさま。

  

  

     ☆     ☆     ☆

もう時間がないから、走りについては一言だけ。残暑みたいな変な蒸し暑さの中、前日の8kmに続いて10km。わりといい感じで流して来た。トータルでは1km5分29秒ペース。遅っ!

  

気温24度、湿度88%、風速1m。新・心拍計は再び好調。まだアレルギー性の湿疹が完治しなくて痒いな・・とかボヤキつつ、ではまた。。☆彡

        

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        時間  平均心拍  最大

往路(1.9km) 11分38秒 126 132

LAP 1(3.1) 17分30秒 140 148

  2   16分18秒 148 157

復路(1.9) 9分22秒 154 159

計 10km 54分48秒 138(79%) 159(90%)

    

       (計 2733字)

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パラリンピック閉会式 ~ What a Wonderful 東京2020 World♪、なんと素晴らしい世界☆

丸1週間遅れになったけど、二度とない機会だろうから、東京2020パラリンピック閉会式の感想記事を書いとこう。NHK総合テレビの画像をお借りした、全体的なまとめ記事。

  

ライブ放送の時間帯は2021年9月5日、20時~22時10分。正確には19時58分~22時08分。後続番組(?)が20分あったのかも知れないけど、見てない。多分いずれ開催年を間違える人が増えて来るだろうから、今の内にハッキリ書いとこう♪

    

東京2020という名前の五輪&パラリンピックは、コロナ禍と呼ばれる世界的な感染症爆発によって、2021年に延期。名前はなぜか2020のままだった。まあ、ニーゼロ・ニーゼロだと発音しやすくて覚えやすいのは確か。

   

  

     ☆     ☆     ☆

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パラの閉会式は、時間短縮のため(?)、開始前から選手が国立競技場に入場して待ってた。制作・演出チームは直前(当日?)の発表で、小橋賢児その他、30名弱。早めに発表、過去の不祥事発覚で大混乱に陥った五輪の教訓を活かした形。

          

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全体のテーマは「ハーモニアス・カコフォニー」(harmonious Cacophony)で、「調和のとれた不協和音」というのが公式の意味。さらに意訳した日本語が、「違い輝く世界」ということか。

    

ただ、カコフォニーという言葉で考えると、ネガティブな感じを強く受けてしまう。案外、女性アイドルグループ・欅坂46の4年前のヒット曲『不協和音』の影響もあったのかも。紅白歌合戦でも2回歌ってる代表曲。

  

ただ、その曲の歌詞は題名の通り、周りと合わない、合わせない「不協和」を強調してるけど、パラリンピックは閉会式も開会式も調和や統一を強調。むしろ東京五輪の方が、不協和=カコフォニーを強調してた。

    

パラのテーマは、英語なら「ハーモニー・オブ・カコフォニー」とかの方が合ってる。不協和音の調和。これなら、調和=ハーモニーが中心になる。

   

   

     ☆     ☆     ☆

多数のスタッフが、30から1までカウントダウンする映像の後、華やかなオープニング・ショーの開始。若者(特に10代)を全面的に押し出した、テクノ系のダンス・ミュージックを演奏。CGやプロジェクション・マッピング映像も含めて、カッコ良かった。

   

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上で大きく映しだされてるのは、頭部だけCGのバーチャル美少女、imma(イマ)。実況が無かったということは、台本にも書かれてなかったのかも。結構な人気者みたいで、終わった後は「疲れた」とコメント♪ 「中の人」が疲れたと。

   

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嵐の櫻井翔は、結構、細かいコメントを口にしてた。ここでは「こうした群舞の動きは人と人の距離を正確に保つのが」難しいと♪ なるほど。上部のカメラやテレビで見てるわけではないから。立ち位置も固定されてないし。

          

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最後は短めの花火で決めて、最初の盛り上げは終了。五輪の花火も全体的に短めだったし、予算の制約が大きいのかも。コロナ禍と1年延期で、当初の予定を大幅に超える巨額な開催費になったはず。いまだに詳細は不明。

  

仮に2兆円の赤字として、50年に1回のイベントだから、1年あたりで考えれば400億円ほど。毎年の国家予算100兆円や東京都の予算7兆円から考えると、それほど多くもないし、国際公約でもあるから、許容範囲だろう。

    

   

     ☆     ☆     ☆

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そして、秋篠宮さまとIPC(国際パラリンピック委員会)のアンドリュー・パーソンズ会長が両側からご登場。

      

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国旗の入場の際、バイオリニンスト・高嶋ちさ子の曲が流れたけど、本人はその時、家でポテチを食べてたらしい(笑)。曲名が『Bright Future』(輝かしい未来)だから、「タイトル採用だろうな」と自虐的にコメント♪

   

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君が代を歌ったのは、多様なメンバーから成る「こどもの城合唱団」。白い場所に白い衣装で円形に並んだのなら、真ん中に赤い丸を映して、日の丸と重ねれば良かった。

   

  

      ☆     ☆     ☆

続いて、再び「WE THE 15」(われわれ15%の障がい者たち)のキャンペーン動画が流れた後、各国の入場行進。

 

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といっても、選手は既に入場してるから、代わりに国旗を持った旗手たちが入場。中央まで来ると、横になったスカイツリーに円形の鏡を貼り付けてた。輝かしい自分を映すと共に、光を周囲に放つ趣向。実際には、輝く感じには映ってなかった♪

       

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というか、上空から見ると、競技場の内部全体が輝いてて綺麗。色と形が、イギリス国旗に見えるけど♪

         

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秋篠宮は、眞子さまのご結婚問題で疲れてると思うけど、積極的にIPC会長や菅首相に話しかけてるように見えた。女性2人(小池百合子・都知事&橋本聖子・組織委会長)もお話中。

  

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国旗の入場の後は、多様性(diversity)が溢れる街、ダイバー・シティー(diver-city)を作り上げる明るいショー。五輪のマスコット・ミライトワ(左)と、パラのマスコット・ソメイティ(右)もようやく登場。これまでは冷遇されてヒマそうだった♪

  

上の画像でも分かる通り、パラの閉会式は中央で小さめにまとめ上げてる。だから、視聴者にも分かりやすいけど、もし観客が入ってたら、ちょっと淋しいパフォーマンスに見えたかも。

      

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ダイバー・シティーの象徴、小型スカイツリーを垂直に立てるためにみんなで綱引きして、一度は失敗。櫻井翔が「次は成功ですかね」とコメント。実際、選手たちの精神的な協力(応援)を得て、成功した。

   

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多様性の街が完成して、花火で祝福。

      

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     ☆     ☆     ☆

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その後は、落ち着いた展開に。まず、「アイムポッシブル・アワード」(「私はできる」賞)の発表。なぜか千葉県の2つの団体が受賞。都道府県の選択には、多様性が足りなかったかも♪ 世界への授賞は、しっかり目配りされてたように見えた。

       

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この後、一瞬だけ上の妙な映像が出て、実況の2人(阿部渉アナ、和久田麻由子アナ)も櫻井もスルー♪ これは国際映像の、各国スタッフ向けの情報かな? 左側に、大きい順で数字と英語が書かれてて、どうも解像度チェックに使うらしい。

   

Panasonic Broadcast。パナソニックが関わる放送の宣伝になったのか、それとも、失敗でマイナスか♪ 5つの円と数字の意味は不明。

   

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スタッフの代表に、選手と同じブーケ(花束)を渡す時、盲導犬が大あくびしたのが笑えた♪ 民放なら、芸人がツッコミを入れたかも知れないけど、お堅い国営放送では無理か。「犬は退屈そうですね」とか(笑)。そう言えば、犬のご褒美は渡してない。

   

  

     ☆     ☆     ☆

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真面目なプログラムの後は、また、華やかなショー。閉会式のテーマと同じく、「ハーモニアス・カコフォニー」(調和のとれた不協和音)がショーのタイトル。

    

といっても、冒頭に書いた通り、色んな意味で「不協和音」より「調和」が中心になってた。小さな円形の場所に、まとまった街が構成されて、ダンスや振り付けも十分、コントロールされてる。

   

それでももちろん、NHKの放送では、多様性、それぞれ違う個性が表れてますねと強調。実は、そうした一般受けしやすいキレイな建前こそ、「不協和音」とは程遠いものだけど、だからこそ美しい幻想が必要不可欠なのかも。

    

   

     ☆     ☆     ☆

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そして、いよいよ終盤。五輪と同じく、次の2024年の開催地・パリへと引き継ぐセレモニー。小池百合子は独特のデザインのドレスに着替えてる。インド仏教の僧侶の衣をオシャレにした感じ。

      

話はズレるけど、メインステージ上の案内係を務めてた長身の女性スタッフ(上の画像の右端)はなかなか美人に見えた♪ 英語ペラペラのプロフェッショナルだろう。名前は不明。

               

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ルーブル美術館でのフランス国歌とか、統一されたダンスの後は、パリの会場の映像。五輪の時と似てるけど、五輪の方が賑やかで華やかだった。ノリの違いは、集まった人達の違いか。デモ飛行も無し。

   

大型スクリーンに映ってるポーンさんはALS患者のミュージシャンで、目の動きだけで作曲するらしい。フランス語で「grace a mes yeux ・・」(私の両目のおかげで・・)とも入力してた。

      

櫻井翔が、「今、パリは午後2時38分ですね」と話すと、阿部アナが「櫻井さん、スマホで調べてくださいました」と応答。櫻井は、「裏側を言わないでください!」(笑)

  

慶応大学の経済学部なら、計算もできるはずだけどね。日本が午後9時38分なら、サマータイムの時差7時間を引くだけ。サマータイムを忘れたとしても、(普通の)時差8時間というのはわりと普通の知識。

       

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エッフェル塔に旗を掲げるCGも、五輪の時とそっくりだけど、大きな違いは塔の左の手前の脚。そこだけブレードの義足になってる。それなら、右の手前は脚ナシでも良かったかも。

    

    

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そして、いよいよクライマックス。既に3本のポールの右端には、フランス国旗がなびいてる。

   

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橋本会長の挨拶。ブーケは、東日本大震災の被災地で育てられた花から作られました。選手村では、被災地の食材を使った和食を楽しんでいただきました」。

   

だから、一部の国の一部の選手がどうとかいう報道も目にした。何度か書いてるけど、私は震災直後から、東北の牛乳をわざわざ選んで買って飲んでる。値段も、いまだに安いし。

   

福島のスキー場もわざわざ選んで行ったほど。3月中旬だから、溶けた雪を無理やり凍らせてアイスバーンになってたけど♪

           

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IPC会長は、割れた器をつなぎ合わせて、つなぎ目をわざと隠さない、「金継ぎ」という日本の伝統工芸手法に言及。障がい者の義手や義足もそのまま受け入れようと。

    

ちなみにこの会長自身は健常者で、しかもまだ44歳の若さ。2018年からはIOC(国際オリンピック委員会)の委員にも選ばれてる。詳細情報は不明で、ちょっと不思議な人物だ。

   

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最後はゆったり落ち着いた名曲、「what a wonderful world」。多様性だけではなく、成長や変化についても賛美してる歌詞。スクリーンだけでなく、観客席にも歌詞が流れてた。

      

黒人のルイ・アームストロングの歌で有名だけど、white and black のような直接的な表現は避けて、子どもでも分かるやさしい言葉で語ってる。レインボー(虹)という言葉も使用。

  

日本語のウィキペディアは、ベトナム戦争を嘆いて書いた曲だと説明してるけど、出典が無いし、遥かに詳しい英語版ウィキペディアにそうした記述は無い。英語版ウィキだと、多様な人種の共生・融和を意識してたというような話が書かれてる。

   

       

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曲が終わった直後、いつの間にか、聖火が消え始めてた。この聖火台の特殊な形もすっかり見慣れたけど、これでお別れ。火が消えて、花びらが閉じて、単なる球体に戻った。

     

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軽く花火が打ち上げられた後、会場には、SEE YOU IN PARIS 2024。パリでお会いしましょう。PARISの直前に、例のダイバー・シティが挟まってる。多様性の街、パリで再会しましょうという意味か。

          

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お台場のアディダス風ナイキ・・じゃなくて、スリー・アギトスのオブジェともお別れ♪ デザイン的に、東京湾のレインボーブリッジと合ってた。

         

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東京タワーもライトアップ。ARIGATO(ありがとう)。

    

   

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電光掲示板にも、ARIGATO。64年・東京五輪の「SAYONARA」と同じ字体だと、今回の五輪の閉会式で説明されてた。

  

大勢のスタッフはこの後、みんなで記念写真を撮影。一部の人達がマスクを取ってたとか、もともと開催に反対してたメディアがまた批判してるけど、選手の表彰式でもマスクを取っていい時間があったはず。スタッフの記念撮影とは、表彰式なのだ。

    

まあ、メディアも意見も多様だと。そして現実には、多様性はなかなか調和しないどころか、分断・対立するからこそ、美しい理念が幻想的に愛されることになる。

   

とにかく、東京2020の関係者の皆さん、途中で離れた人も含めて、どうもお疲れさま。ありがとう。それでは国立競技場から、この辺で。。☆彡

     

        (計 4797字)

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唐田えりか女優復帰、短編映画「SOMETHING IN THE AIR」レビュー~浮かんでは消えていく何か

唐田えりかの1年半ぶりの女優復帰(2021年9月2日)は、今のところ、意外なほど好意的に受け止められてる。タイミング的にも幸運だったのかも。

    

この間、世の中の関心は圧倒的にコロナに向けられて来て、今は最悪の第5波がピークアウトしたような時期。元ネタが古い芸能情報でヒートアップする感じではない。おまけに東京2020パラリンピック開催中で、菅首相の突然の退陣ニュースまで飛び込んで来た。

  

私はもともと、唐田のファンというわけではなかったけど、前途有望な若手なのに叩かれ過ぎてたし、知り合いに似た可愛くてスタイルのいいコだから、これまでブログで好意的に扱って来た。文章の才能もあると思う。

    

『日本カメラ』に目立たない形で掲載されてた写真エッセイ「mirror」(ミラー)について、毎月レビューして来たほど。(21年1月号2月号3月号4月号5月号)。雑誌の突然の休刊も、女優復帰への準備期間が出来たと思えば必ずしも不運ではない。

   

   

     ☆     ☆     ☆

今回の復帰は、先月くらいから何となくそんな雰囲気を漂わせてた。最大のポイントは21年8月7日、事務所flamme(フラーム)のインスタグラムで写真が9枚、公開されたこと。ショートヘアになっても相変わらず、清楚で透明感のある微笑を見せてた。

     

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ちょうど同じ頃、事務所のプロフィール・ページの写真も更新されたらしい。下の写真はギャラリーに「NEW」としてアップされてるものの1枚で、ファイルの撮影日時は8月5日。童顔だから、23歳になっても美少女という言葉が似合う。

   

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その約1ヶ月後の9月2日、Rakuten Fashion Week TOKYO 2020 S/S(楽天ファッションウィーク東京2020春夏)の企画の1つとして、短編映画が公開。メディアが一斉に報道。ネガティブな見出しとして目立つのは、サイゾーくらいだ。

   

この21分ほどの映画は、ファッションの新作PRが目的とはいえ、しっかりした作りで中身がある。最近のネット状況から考えて、詳しい解説やレビューの記事は(ほとんど)無いだろうから、当サイトで書いとこう。ささやかなエールとして♪

  

   

     ☆     ☆     ☆

以下、映画の進行に沿って細かく感想を書いて行くので、ネタバレにご注意あれ。まだ見てない方には、YouTubeを先に見ることをお勧めしとこう。20分40秒。

   

唐田と吉村界人のW主演。重要な役割を果たしてる助演女優、lol(エルオーエル)のhibikiは、twitterで大きく告知してた。勇気ある行為で、いいね♪ 2人の衣装はユニセックスの新商品らしい。

       

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hibikiは24歳になったばかりで、唐田と同学年。デビュー時期もほぼ同じで、モデル活動も共通してるから、話は合うと思う。「この人と出会えてよかったなあ・・・ああ、好き!・・・みんなありがとう!・・・」。

   

      

     ☆     ☆     ☆

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芸術・アート系の映画というものは、必ずしも分かりやすくはない。テレビドラマとはかなり違う作りで、面白い物語や綺麗な結末もないと言っていい。監督・脚本は新進気鋭の小林達夫。去年の映画『とんかつDJアゲ太郎』の監督補とのこと。

   

最初の画面だけでも、いきなり難解♪ 最上段の「el conductorH」(エル・コンダクター)はブランド名。おそらくスペイン語で、ザ・ドライバー(運転手)という意味だと思う。最後のHは読まないのかな?

     

画面下側の「passage」(英語・フランス語)が2022年・春夏シーズンのコレクション(品揃え)のテーマらしくて、通過・移動・経過・移り変わり、といった意味。これをそのまま映画のタイトルにしても良かったと思う。物語の主題が、変化なのだ。

         

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映画のタイトルは上の「SOMETHING IN THE AIR」。これは一応、曲名にもなってるらしいけど、2つの意味があると思う。まず、「何か、浮かんでるもの」。

   

分かりやすい例は、バンド「Effi Briest」(エフィ・ブリースト)を率いるボーカル・D2(吉田)の曲作り。苦悩しながら、ふと「何かが浮かんで」来るのを待って、ただちにノートに歌詞の言葉を書きとめ、ギターでメロディーを作って行く。

  

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題名「SOMETHING IN THE AIR」のもう一つの意味は、「何か、空中にあるもの」。つまり、宙に浮いて、自由だけど不安定でもあるもの。中心人物3人とバンド、すべてに当てはまるけど、特に象徴してたのがREY(レイ:hibiki)。

  

ついでに書くと、奇妙なバンド名は、海外では有名な小説『エフィ・ブリースト』から取ったものだと思う。同名の主人公である若妻が、不倫した後、不幸になる悲劇らしい。非常に遠回しでほとんど気付かれない形での、例の騒動への言及かも。

   

      

     ☆     ☆     ☆

物語のスタートは、田舎の山奥の別荘みたいな小屋。ツアー中のバンド Effi Briest が、ファッション写真の撮影と休養を兼ねて宿泊中。映画という虚構の中に、ファッションPRという現実が入り込んでる。劇中劇みたいな、ファッションinファッション。

  

エル・コンダクターというブランドは基本的にメンズみたいで、かなり尖った攻撃的デザインが目立ってた。例えば4人のバンドメンバーの衣装はこんな感じ。

    

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そうした彼ら、特にD2に魅かれてるのが、MEG(メグ:唐田)。地元の非常に小さな音楽雑誌の編集者で、ex-Editorと書かれてた。増刊号とか電子版の編集者という意味か? 検索しても見当たらない職名。

  

たまたま近くにバンドが宿泊してると知って、取材を申し込み。インタビューの際に持って行こうと、メグはミシンの手作りで(?)雑誌を増刷中。ウキウキ、ワクワク♪

     

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     ☆     ☆     ☆

そこに、仕事探しみたいな形で飛び込んできたのが、いとこのレイ。ほとんどお金が無いようで、アイスの代金としてメグから受け取ったお札(1000円札か)で、勝手にカラフルなブレスレットを買ってた。アイスと同色のレインボーは、五輪やパラリンピックも意識した多様性カラーか。

         

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メグは怒ってるのに、編集者仲間の男性・ジュンノスケ(伊島空=いじま・くう)がアクセサリーを褒めたから、メグが可愛くにらむ♪ Tシャツのロゴは、passage。パープルの色使いがオシャレ。

    

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彼はその時までメグに思いを寄せてたのに、この瞬間からレイの姿が脳裏に刻まれたらしい。14年後、離婚したレイとSNSで知り合って、会う約束をしたけど来なかった(彼のモノローグ=独白)。

  

ということは、物語の舞台は1995年くらいで、それを25年後くらいに振り返る設定か。田舎の公衆電話や、編集部にFAXが無いという話も登場。ソニーのカセットレコーダーTCM17は、調べてみると1986年発売だった。

   

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ちなみにカセットの録音は、移り変わる世界を保存しようとする物として使われてる。しかし、やはり元のままの会話の保存や再生はできないと、メグも気付いてた。音だけ保存しても、周囲も自分も常に移り変わって行くから。

   

       

     ☆     ☆     ☆

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勝手について来た邪魔者のレイを合わせて、3人でインタビューに向かうメグ達。初めて生のD2を見たメグは嬉しそう。ところが、D2の態度はなぜかメグにだけ冷たい。

   

微妙な思いを抱いてたメグが小屋の中から窓の外を見ると、レイがD2と仲良さげに喋ってる。この下のショットは凝ったもので、なかなか気付かないかも。メグではなく、窓ガラスに反射して映ってるレイ(右下)とD2(左下)にピントを合わせてる。

         

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その後、車で夜道を帰ってる途中、上着を忘れたというレイが1人で小屋に引き返す。実はレイ、D2が昔好きだった女の子に似てるらしい。

   

もう、メグは嫉妬とモヤモヤで胸が一杯。ジュンノスケを送った後、1人で小屋に戻って、窓から中を覗き込む。女ストーカー♪ ところがレイはいなくて、D2が1人で懸命に作曲してた。

     

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メンバーに「うるさい」とか怒鳴られつつ、ふと思いついて作曲したのが、後の彼らの代表曲「Silver rings」(シルバーリングス)。

   

まさにSOMETHING IN THE AIR。メンバーの話し声が空中を伝わって来て、「何か浮かんだもの」を一瞬でとらえた曲だった。

  

  

      ☆     ☆     ☆

メグは帰宅後、レイの荒っぽいアドバイスみたいな言葉に従って、初めて自分自身の思いを原稿にする。

    

ところが、それを巻頭に載せるはずだった雑誌の第7号は結局、出なかった。メグにも、音楽雑誌や好きなバンドとは「別の何かが浮かんだ」らしい。

        

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まもなく、バンドは小屋を去る。メグが渡した雑誌の最新号(第6号)を置き去りにして。内容に興味が無かったわけではないが、そうゆう生き方なのだ。25年前だと、環境へのこだわりもまだ流行ってないから、紙資源の放置も問題なし♪

           

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メグはもう、ライブにも行かず、ベッドで昼まで寝たまま。退屈したレイが、おごってあげるからどこか行こうと誘う。

       

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小屋で盗んで来たアクセサリーを売って、推定2万円ほど(?)手に入れたらしい♪ そこには、曲名にもなったシルバーのリングも混ざってた。

  

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一応、窃盗犯罪をフォローするようなレイのモノローグ(独白)が入る。

   

レイが持ち出した装飾品がなくなったことを、メンバー達が特に気にすることはなかった。最近着なくなった服が、どこに行ったか気にしないのとおんなじで、メンバーにとって物は 人や時間と同様に自分たちの周りを通り過ぎていく。でもそれは、ただ失っているわけではないのだと、若さのわりに余りに多くの経験をした彼らは知っていた。

        

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細か過ぎる指摘をすると、上の「どこにいったかに気にしない」は入力ミスの間違い♪ 正しくは、「どこにいったか気にしない」。もちろん、観客はほとんど誰も気にしないことだけど。

     

   

     ☆     ☆     ☆

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最後に、メグの二十数年後の様子が本人のモノローグで語られる。2人の子どもを連れて海に来た時、ふと『シルバーリングス』のメロディーが浮かんだけど、もはや誰の何の曲か思い出せなかった。

    

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最後のぼやけた映像では、メグ&レイの2人と、メグの将来の子ども2人とが重ね合わせられてる。浮かんでは消える時の流れの中でも、似たものの繰り返し、反復はあるし、同じものの一部分が残ることはあるのだ。同じでありつつ別のものは、ズレ=差異をなす。

   

「ゆく川の 流れは絶えずして しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて 久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し」(鴨長明『方丈記』)

   

結局、不断の流れの中での反復と微妙なズレ(差異)こそ、生の根幹かも知れない。エンドロールのトップ、「ERIKA KARATA」の文字を喜びつつ、それでは今日はこの辺で。。☆彡

        

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        (計 4343字)

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東京2020パラリンピック開会式「WE HAVE WINGS」、片翼の小さな飛行機は飛べ立てなかったけど、飛翔☆

先天性(生まれつき)の障害で、左手も自由に動かせない和合由依(わごう・ゆい)さん。13歳の中学2年生。パラリンピック開会式のショーの最後、見せ場では結局、飛び立てなかったけど、「飛んだ」。ショーの大成功という意味での見事な飛翔。

   

実際、直後のネットには絶賛の言葉が並んでた。オリンピックより遥かにいいとかいう言葉はともかく、可愛い少女が演じた片翼の小さな飛行機が見事に飛び立つ物語が一貫して描かれてた、といった感じの称賛の嵐になってた。

   

下は一例、直後の日刊スポーツの記事。見出しの最後は、「空へと飛び立つ」。

  

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     ☆     ☆     ☆

ただ、そうした記事をザッと流し見するだけで、私が見るとたぶん違う印象だろうな・・とは感じてたから、4日遅れのNHKプラスで開会式をじっくり視聴。ポイントは、ウォーリー木下らによる劇の演出と演技。

   

式のコンセプトは、「WE HAVE WINGS」。これ、「私たちには翼がある」というのが公式の日本語訳のようだけど、それでは複数形の「S」が訳されてない。

    

より正確には、「私たちには多様で多数の翼がある」と訳すべきだろう。「WING(翼)」に関する多様性と多数性が本質なのだから。もちろん現場的には、長すぎて複雑すぎて却下なのは当然として♪

   

とにかく、最後は片翼でも飛び立つ様子が感動的に描かれるはず。そう思ってたら、式終了の15分前、アレッ?!と驚いた。

   

クライマックスで、小さな片翼の飛行機は、大空や空中を飛んでない。舞台に接地したままの車椅子で、右手を伸ばしてるだけ。左手を懸命に上げようと頑張ってる姿は胸を打つけど、流れとして、それまでの動きとの対比、コントラストがちょっと弱い。

         

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      ☆     ☆     ☆   

感動的な音楽が流れて雰囲気を盛り上げる中、滑走路を勢いよく進む姿の直後にメインステージに上がるのだから、離陸して飛び立つ様子を描こうとしてるのは分かる。

   

ただ、NHKの杉浦友紀アナが台本通りに「今、飛び立ちました」と説明した瞬間では、まだハッキリ分からない状況だった。空の空気の流れが、プロジェクション・マッピングで表現されてるとしても。

         

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まだ滑走路か空港では?、また躊躇(ちゅうちょ)して止まったの?、というのが映像の正直な印象。風を表現する青い衣装のダンサー達が車いすを囲んで舞ってる状態で、それもかなりよく見ないと分からない。

     

すぐネット検索をかけたけど、その点を指摘するメディア報道はほとんど見当たらず。そんな中で、スポニチはハッキリと書いてた。

  

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「・・・本番直前の演出変更に『涙を流してしまって』」

  

式の3日後、日テレ『スッキリ』のインタビューで舞台裏を語ったらしい。1週間くらい前までは、ダンサー達が車椅子を持ち上げて飛ぶ演出になってたけど、安全面を考慮して予定変更。最も楽しみなシーンが無くなって、涙を流したとのこと。

   

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     ☆     ☆     ☆

この点をYouTubeの日テレ公式動画で確認しようとしたら、見事にその証言はカットされてる。そこで、他のネット情報やツイッター検索をかけると、情報は少ないものの、変更という話が番組で出たことは確認できた。

   

持ち上げるのが危険なら、小さなスロープでキャスト達がサポートして、高い場所に押し上げる方法もあったと思う。「上」への挑戦、変化はそれでシンプルに示せるし、お金も時間もかからない。

    

やはり、自分自身の目で見て正解。世の中ではほとんど認識されないこと、ほとんど語られない事実があるのだ。

  

別に、飛べなかったから失敗とか主張してるわけではないので、念のため。パラ開会式は全体的に、フツーに楽しめた。1ヶ月前のオリンピック開会式と同様に。

   

ただ世間的には、「障がい者の統一された活躍物語」の方が、「健常者の混沌とした苦悩の現実」よりも評価されるということだ。もちろん、五輪のおかげで、世論の反対ムードの大合唱が一気に少数派に転じてたのも大きいはず。

   

   

      ☆     ☆     ☆

では、最初から簡単に振り返ってみよう。NHKプラスはEテレの手話付きの映像になってて、なぜか手話の人が映像の右下部分と重なったままだったから、気になった。3人とも同じ位置に立ってたから、何か特殊な理由があるんだろう。

   

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20時スタートの1分半前から、カウントダウン開始。NHK実況アナウンサーは、杉浦アナと中野淳アナ。

   

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開会式のコンセプトが台本通りに説明される。聖火台の下が、珍しく四角い螺旋(らせん)形のスロープになってるのは、最後に分かった。和のデザイン様式を意識したのか、あちこちに残る障害の象徴なのか。

   

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オープニング・ビデオでは、1枚の小さな羽が、様々な力(歯車)と一緒にプロペラ飛行機になって飛び立つ様子が、ひそかにヒントとして織り込まれてた。たぶん、ほとんどの視聴者の目線は、人間(アスリート)の方を追ったはず。あるいはシンボルのスリー・アギトスの巨大バルーン(赤・青・緑)とか。

   

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そう。飛行機は空を飛ぶ乗り物なのだ。このオープニング・ビデオの構成から考えても、片翼の小さな飛行機は飛ぶ方が自然な流れだった。劇・ショーとしては。しかし現代社会、特に日本は、そうした芸術的な要素や側面よりも、安全性を重視。

   

   

     ☆     ☆     ☆

1分半ほどのビデオが終わった直後、まさかのアップ映像から開会式スタート。はるな愛!☆ 障害者ではないけど、性の多様性を表す有名人か。チャチャチャの手拍子のリズムと共に、上手い入り方だと感心。自分で公募を見て、応募したらしい。

   

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5(ファイブ)!、チャチャチャ♪、フォー!、チャチャチャ♪・・・リズミカルなカウントダウンの後、華やかな花火と航空映像で開幕。

       

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まずは、天皇陛下とIPC(国際パラリンピック委員会)会長がご登場。手を振る天皇の横で、菅義偉首相は深々とお辞儀。後ろの小池百合子・都知事は映らず。天皇は全体的に、五輪の時より表情が明るく見えた。国民の雰囲気の変化を反映してるのかも。

   

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続いて、開催国・日本の国旗、日の丸の入場。この辺り、旗の受け渡しも含めて、五輪とよく似た進行。ただ、この後のショーの大道具(気球、風車、スロープ)がアースカラーで目立ってるし、折り畳み椅子が並んでるのもパラの特徴。

   

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国旗掲揚、国歌・君が代斉唱。全盲の武蔵野音大生、佐藤ひらりさんが、キレイな声を響かせてくれた。最高の晴れ舞台。

  

  

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みんなが力を合わせて、ウブロの高級腕時計みたいな大きなムーブメント(歯車の動き、装置)になって、大きな風をおこす。そしてパラリンピックのシンボル、3つのアギトスのバルーンが浮かぶ。こんな感じで片翼の飛行機も持ち上げられる予定だったはず。

   

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ちなみに、アギトス(agitos)というラテン語の意味が、「私は動く」(I move)という公式解釈とは必ずしも合ってない点は、先日の記事に詳しく書いた。羅和辞典、羅英辞典で複数チェックしてある。

   

  

     ☆     ☆     ☆

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花火の後、国立競技場は暗転。地面にプロジェクション・マッピングで、

In just a few moments, athletes from all over the world will be arriving at the National Stadium.

(まもなく、世界中からのアスリート達が国立競技場に到着します)。 

日本語は「アスリートという名のさまざまな飛行機」となってて、分かりやすい翻訳&解釈。

  

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選手入場の最後は、日本選手団。陛下も都知事もにこやかに拍手。首相は、いつも表情が暗すぎて変化も乏しくて損してる。誰か指導者をつけた方がいいね。次の総裁選も狙ってるんなら。

  

  

    ☆     ☆     ☆

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そしていよいよ、物語のスタート。映像の英文でもあらすじが紹介されてた。

  

Welcome to Para Airport, where you are about to witness the arrival of a variety of unique aircraft carried to us on the three-colour winds of change.

ようこそ、パラエアポートへ。ここで皆さんは、様々な個性的エアークラフト(航空機、空の乗り物)の到着を見ることになるでしょう。3色の変化の風に乗って運ばれて来るのです。

  

Now let us begin with a story about a little one-winged plane. 

さあ、小さくて翼が1つの飛行機の物語を始めましょう。

  

細かい文法の話をすると、最初の文の aircraft に複数形のsが付いてないのは、集合名詞扱いということか。

   

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物語の途中には、橋本聖子・組織委会長と、IPCのアンドリュー・パーソンズ会長の挨拶。そして、「#WeThe15」というキャンペーンの紹介。世界で15%のわれわれ障がい者たちが、もっと輝けるように。

      

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円グラフのマークで、扇形の中心角は確かに15%くらいに見える。360度×0.15=54度♪

  

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天皇(HIS MAJESTY THE EMPEROR NARUHITO)の開会宣言、選手・審判・指導者の宣言なども終わった後、飛行機の物語の後半がスタート。

   

  

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片足の飛行機や、小さな身体の飛行機の励ましだとまだ勇気が湧かなかったけど、布袋寅泰ひきいるロックバンドの演奏とか、片足のダンサー、両脚ないダンサーの踊りに励まされて、遂に片翼の小さな飛行機も滑走路を加速。そして、宙に浮かずに飛行。

      

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そういえば、このプロジェクション・マッピングの飛行機も宙に浮いてない♪ 地面を流れてるだけ。五輪閉会式の五輪マークなら宙に浮いてた。

   

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WE HAVE WINGS。 私たちは多様で多数の翼を持ってる。最後は、3台の車いすのアスリートが力を合わせて聖火台に火をともして、式典は終了。番組も終了。いよいよ競技がスタート。

        

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     ☆     ☆     ☆

ある意味、予定変更で飛べなかったのはむしろ良かったとも言える。実際、空は飛べないし、地上のままでも、ベッドの上のままでも「飛ぶ」ことは出来るから。

     

と言いつつ、今のところ健常者のつもりの私も、まだ全く「飛び立って」ない。そのまま人生を終えて、最後だけ空に飛び立つというのも淋しいから、もうちょっと頑張るとしよう♪ 激励も力添えも無くても。

     

なお、今週は計16990字で終了。ではまた来週。。☆彡

     

       (計 4147字)

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24時間TVマラソン、10km×10人の企画なら小市民ランナーと同じ・・ではないけど♪

(23日)JOG 10km,58分07秒,平均心拍141

消費エネルギー 460?kcal(脂肪 115kcal)

   

毎年のように見て、ほぼいつもブログ記事を書いて来た、日テレ・24時間TVマラソンの特番。今年(2021年)も一応、見ようと思ってたのに、気付いたらもう22時過ぎ (^^ゞ

   

まだ半分近くなら見れたけど、もういいか・・って感じで全く見なかった。実は、どうせTVerで無料で見れるだろと思ってたんだけど、やらないみたいだね。

  

う~~ん、ま、いいか。「24分間マラソン」なら見たし♪ パロディー動画だろ! しかも、石橋貴明の走行距離は2kmくらいだったし、それさえホントに走ったのか怪しいし(笑)

   

    

     ☆     ☆     ☆

さて、昨日の夜は仕事じゃなくて、ブログ記事に追われてただけだから、日テレの特番を見ようと思えば見れた。

    

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ということは、それほど見たいとも思わなかったのだ。理由は色々あるけど、個人的に最大の理由は、10人のリレーだからだろう。10km×10組で、しかもフツー以上に元気な有名人ばっか。上の写真は、日テレ・第44回公式サイトより。

  

福島のJヴィレッジ内で走るだけならアクシデントも信号待ちも無いし、時間的にもまず楽勝で、最後に間に合うかどうかのハラハラ要素も無し。よっぽど好きな走者か珍しい走者でない限り、わざわざテレビをつける気がしない。天皇陛下とか♪

   

いや、令和の天皇は本当にランナーで、走ってる姿も公開されてる。10kmくらい楽勝だろう。少なくとも、東京五輪閉会式の幻の企画、クイズ参加よりは遥かにいい♪ まあ、民放のバラエティーだとあり得ないだろうけど。

   

   

     ☆     ☆     ☆

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Yahoo!の視聴率分析記事でおなじみ、鈴木祐司は、ここ数年の『24時間テレビ 愛は地球を救う』についても細かいデータを示してた。ただし、ビデオリサーチではなく、スイッチ・メディア・ラボの数値だから、注意は必要。

   

全体的にテレビ離れが進む中、年々、数字が下がるのは自然なことだけど、上の赤い折れ線(2021年)の下がり方はかなり目立ってる。テレビをつけてる人の中での「占有率」もかなり下がってるとのこと。

  

ちなみに、昔ながらの普通の視聴率(ビデオリサーチ、関東地区、世帯視聴率)だと、平均で12%(去年は15.5%)。これは2004年の11.7%以来の低さで、調べてみると、その年はアテネ五輪の真っ最中だったようだ。

   

今年の瞬間最高視聴率は、いつものようにマラソンのゴールの辺りで、23.4%。去年は27.6%だから、1割5分くらいの下落。まだかなり高いとはいえ、このまま20%を切ってしまうと目立たなくなる。

   

     

     ☆     ☆     ☆

今年も、東京五輪の直後でかすんでしまったとか、マンネリとか指摘されてるけど、マンネリは大昔からさんざん言われて来たことだから、今年の大幅低下の理由にはならない。東京五輪の影響なら確実にあると思う。イベントの規模もインパクトも希少価値も桁違い。

   

たとえ24時間マラソンで東京五輪のメダリスト達が走っても、やっぱりたかが1人10kmのバラエティ。世界トップのアスリート達の真剣勝負とはかけ離れてる。

   

ただ、要するに芸能人1人で長距離を長時間走るっていうテレビ企画が通じにくい時代になってるんだろうね。2018年のみやぞんが直近のランナー。

    

2019年は4人のリレーだし、2020年に116km走ったのは、マラソン女王の高橋尚子。本人ももっと長く走るつもりだったはず。

   

スマホとネットの普及で、一般道だとすぐ観客が「密」になるっていう事情もあるから、来年も昔のパターンは無理そう。それでも日テレは続けるだろうから、来年また斬新な企画に期待しよう。5km×20人とか(笑)。ボツ!!

    

   

     ☆     ☆     ☆

一方、単なる小市民ランナーもまた暑い中、10km走って来た。前日より2度低い、気温25度だったけど、湿度が94%もあったからか、同じくらいのキツさ。変な疲れも残ってたね。シューズを替えたせいかも。

    

途中で止まりそうになる中、なんとか粘って、トータルでは1km5分49秒ペース。前日と全く同じ遅さ (^^ゞ 風速1.5mだから、風にも恵まれず。心拍はまた異常に高い値が出てたから、そこだけ補正

   

さて、いよいよパラリンピックだけど、開会式は生では見れないかな。まあ、後でNHKプラスで見れるはずだし♪ 3時間もやって、皆さん大丈夫なのかね?・・とか思いつつ、ではまた。。☆彡

   

   

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往路(2.4 km) 14分29秒 127 139

LAP 1(2.1) 12分20秒 139 152

 2    12分10秒 145 152

   3(2)      11分21秒 148 156

復路(1.3) 7分47秒 152 158

計 10km 58分07秒 141(81%) 158(90%)

    

      (計 1953字)

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コンセプトは「Worlds we share」(私たちが共有する多様な世界)~東京2020オリンピック閉会式

コロナ禍で激しい反対世論の中、無事にすべて終了した東京五輪の閉会式。私はリアルタイムではあまり真面目に見てなくて、録画しながら流し見しつつ、他の事をやってた。下は最初の控えめな花火。

  

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そういった気軽な見方だと、確かに「暗い」、「退屈」、「つまらない」、「分からない」といったネガティブな感想を持つのも自然だと思う。ネットの様子では明らかに、開会式よりさらに不評に見えた 。

   

ただ、暗さと分からなさ(混沌=カオス)は演出側が狙ったもので、必ずしも悪いものではないし、必要なものでもあるし、現実でもある。

   

その点はもう少し説明があっても良かった。NHKのライブ中継で、桑子真帆アナらがもっと丁寧に解説するとか。公式サイトの説明も、奇妙に長いpdfファイルになってて、ほとんど読まれてないはず。企画会議の資料の提示で終わってる。

         

閉会式のコンセプト(根本的な概念、考え)、「Worlds we share」は、英語を日本語に訳すと、「私たちが共有する多様な世界」。意味的には、無数の世界とも訳せる。彼岸、あの世や、未来・過去も含めて。

   

フレーズの先頭に持ってきた名詞、World「s」の複数形のs、多数性を強調してたから、共有(シェア)するのが難しいのは当然。まさに現代社会の実状の反映だ。

   

   

     ☆     ☆     ☆

混沌の対立概念は、秩序であって、それは必然的に一様性、同一性、分かりやすさへと向かう。分かりやすい方が、秩序は保てるのだ。

  

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例えば、国立競技場の周辺で混雑する「密」な群衆も、SNS映えするものとして分かりやすい花火が上がると、一斉にそちらへスマホを向ける。みんなの行動が一瞬で揃うのだ。読売新聞HPより。

  

非常口の色・デザインとか、警察・警備員・スタッフの制服、ブランドのロゴ、説明書(マニュアル)などを考えても、すぐ分かる。

       

典型的なのが、閉会式の後半に挿入された、次回の五輪の開催地パリの紹介映像。青・白・赤の国旗の3色と、エッフェル塔のもとに「密」で集う人々の熱狂に溢れてた。その裏側には、実は日本より遥かに多様で困難な社会状況が隠されてる。ちなみに塔の旗はCGのはず。

   

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     ☆     ☆     ☆

東京五輪の閉会式は、全く別の方向性を目指してる。典型的なのが、東京の日曜午後の公園をテーマにしたとされるパフォーマンス。バラバラの派手な衣装に身を包んだ多数のパフォーマーが、バラバラに楽しむ様子を表してた。

  

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もちろん、表面的・外見的にとらえると、東京の現実とはかなり違ってる。ただ、みんなバラバラで好き勝手に楽しんでるのは事実。

    

例えばジョギング・コースの周回路を、本来の左回りとは逆向きに人や自転車が進む姿も見かける。大きな犬をリード(紐)なしで走らせる人も、禁止のスケボーをする若者もいる。

       

整然とした五輪の競技会場の風景とは真逆のもの。それを閉会式で見る選手や視聴者がバラバラなのも、祝祭から日常への帰還ということ。

   

一人一人がバラバラに小さく輝いた後は、すべてに暗い闇、死が訪れる。閉会式のラストはまさにそうした演出で、その前に宮沢賢治の「星めぐりの歌」が登場したのも自然なのだ。

   

多数の星をそれぞれ巡った後で、遥か遠くの場所に向かおうとする歌詞なのだから。決して1つの場所に到着して集まることなど無いまま。その遥か遠くの最後の目印を会場で象徴するものこそ、炎が消える聖火台だった。。

   

    

     ☆     ☆     ☆

では、花火に続く閉会式の流れを、NHKの中継映像の縮小キャプチャー画像で振り返りつつ、短い感想を挿入。

   

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秋篠宮さまと同時に、IOCバッハ会長が入場。続いて、菅首相。そして、小池百合子・都知事。キレイな色(ライトブルー)の着物が目立ってた。

  

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国旗の入場の手前、左はパリ五輪で採用されたブレイキン(ブレイクダンス)の河合来夢(らむ)、20歳。既にユース五輪で二冠らしい。神奈川県出身。

   

医師を挟んで、右には義足のモデルとしてお馴染みとなった海音(あまね)、19歳。初めて歩く姿を見たけど、自然で滑らかな動きで驚いた。次のパラリンピックも意識。

       

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国旗掲揚、国歌「君が代」斉唱。一同、起立。小池知事だけは左の胸(心臓の上)に右手を当ててた。秋篠宮は身長が高くて、178cmとか言われてる。

   

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日の丸は上手くはためいてなかったけど、宝塚歌劇団の君が代はさすがに華麗で風格もあった。そう言えば、表彰式の女性スタッフの衣装はこんな感じでも良かったのに(まだ言うか!♪)。

      

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そして、まず国旗の入場行進。中央でパステルカラーのアシスタント・スタッフが目立ってたのは、意識的な演出だろう。普段は目立たないけど、大切な大会参加者。この衣装は明るくて多様で、選手との区別もついて、いいと思う。

         

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中央の円と、外側の長方形の枠に沿って、ボランティアが並んだ後、国旗を旗手からスタッフが受け取ったらしい。そして、各国の選手団が入場。競技終了後、原則48時間で選手村を出るルールがあるから、直近の競技の選手が中心。

   

音楽は、古関裕而・作曲のオリンピック・マーチ。自分の運動会を思い出す、懐かしいメロディー♪

  

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ドイツは日の丸の小旗も一緒に振ってくれてた。さすが、敗戦から立ち上がって来た仲間。

       

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「ARIGATO! KONICHIWA!」と掲げる外国人も。「ありがとう」はいいとして、「こんにちは」のローマ字表記はこれで通じるのかね? これだと「こにちは」だけど♪

   

  

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そして、日本選手団の入場。90人くらいとか言ってた気がする。開会式の天皇陛下は笑顔を見せてたけど、秋篠宮の笑顔は映らなかったかも。

       

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スポーツ・クライミングの野口(左)と野中(右)の区別がやっとつくようになった♪ 清楚な美人系が野口で、ギャル女王様が野中(笑)。それぞれ、銅メダルと銀メダル。長く先頭を走って来た野口は引退、お疲れさま。

       

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マーメイド・ジャパンは、「開催して下さり ありがとうございました!」と手書きした日の丸で挨拶。桑子アナは新体操と紹介して、後で訂正。イラストを見れば分かる通り、本当はアーティスティック・スイミング(旧・シンクロ)。

   

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イギリス選手のシャツの背中には、「ありがとう東京」。こちらこそ♪

   

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何気に目立ってたのは、ウクライナの片足開脚女子♪ 体操の選手かな? ウクライナは、ウェアもオシャレで、綺麗な女子選手が多めだった。中でも柔道・銅メダルのビロディトは長身でスタイルも良くて、いいね ♡ まだ20歳だからパリ五輪も期待。

   

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選手の入場を周りで盛り上げるスタッフ達。女性が大部分かな?

   

  

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選手たちのスマホの光も含めて、無数の小さな光が上空に舞い上がって五輪マークを作るシーンは、最も華やかだった。技術的にどうなってるのかは、また後ほど。ここでも花火は短く控えめ。

   

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そして、バラバラの大道芸みたいな公園パフォーマンスのシーン。演奏は、東京スカパラダイス・オーケストラ。久々に名前を聞いた。

  

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世界一とか言われるDJ松永は、ソロ映像だと短かったけど、実は映る前から参加してたらしい。ブレイクダンスとDJのスクラッチは、当初からヒップホップで一体となってた。

      

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フランスの「愛の讃歌」を熱唱した、東京出身のmilet(ミレイ)。見るのは紅白歌合戦に続いて2回目だけど、可愛くて美人で、いいね。年齢非公表だけど、やや童顔のアラサーかな。タイトルはフランス語「Hymne a l'amour」の直訳。

   

  

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そして、今大会から男子と共に閉会式での実施となった、女子マラソンの表彰式。米国の銅メダリスト・セイデルの満面の笑顔が印象的だった。誰も予想してなかった見事な走りも印象的。ヘソ出しウェアの腹筋もハッキリ割れてた。表彰台の段が低いのは、なるべく平等ということか。

     

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そして、男子マラソン。王者キプチョゲを挟んで、お友達同士のソマリア難民2人。銀・ナゲーエ、銅・アブディ。

  

ちなみに、閉会式でもマスコット・キャラクターのミライトワの出番が無かったとか言われてるけど、小さい花束の下側でミライトワは結構、映ってた。みんな、メダルと花に目を取られてるんだろうけど♪

     

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選手の表彰の後は、スタッフの表彰。まずは映像で、メッセージ・ボード(Welcome to JAPAN)とか、五輪のロゴ入り折り鶴とか、色々と紹介されてた。あまりコストをかけない手作りの、おもてなし。

   

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表彰式では、IOCの新しいアスリート委員(太田雄貴ら)から代表者に花束贈呈。花の下のミライトワが、ウェアの青色と保護色になって隠れてる (^^ゞ

  

上のコが一番強調されてたから、カメラマンが選ぶ一番可愛い子か♪ 右隣の右隣も可愛く見えた。ルッキズム(外見主義)とか叩かれるから、もちろんNHKの解説では触れられない。いまや民放の情報バラエティでも言いにくいはず。

   

その後は、この世を去った人々に思いを馳せるシーン。緑の衣装もちょっと不気味なアオイヤマダのコンテンポラリー・ダンスは、死者の概念を広げようとしてたらしい。この世に居場所を失った様々なものへと。

     

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アイヌ古式舞踊や沖縄エイサーなども、その種の日本人でさえ分かりにくい文化だけど、東京音頭はカナダ人にも分かりやすかったと♪ そう言えば、賑やかな盆踊りも、死者を意識したものだった。

      

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その後は、オリンピック旗をパリに受け渡す儀式。パリの女性市長・イダルゴが着てたのは、何気にディオールのドレスだったらしい。この女の闘いは、着物の勝ちか♪ 続く映像は、確かに地味めの閉会式の中で目立ってた。

      

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旗がCGだから、このアクロバット飛行の3色の煙もCGかも。全く同じ映像が繰り返されてた。ちなみに開会式の前に航空自衛隊ブルー・インパルスが描こうとした五輪マークは、すぐに風で流されて崩れてた。

      

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「ありがとう、東京!」、「MERCI(メルシー)」。

      

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パリからのメッセージに、東京のスカイツリーも3色で応じる。

  

  

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この橋本聖子・組織委員会会長の挨拶の時、五輪の赤い輪の左上に蛾(ガ)がとまってた♪ 空気を読まない虫。ライブ動画だから、CGでは消せなかったか。

      

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仕方なく、バッハ会長が後ろを向いてる隙を狙って、黒い服に黒マスクのスタッフが黒っぽいタオルを振り回す♪ 5回くらい振って、ようやく蛾も退散。多様性の調和というのはあくまで人間中心の考え。目障りなガは仲間外れなのだ。

  

この辺りになると夜10時を過ぎてて、静かに退場した選手も少なからずいたけど、上からの映像で確認する限り、意外と残ってたと思う。

   

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そして、クライマックス間近。大竹しのぶと子供たちが、宮沢賢治『星めぐりの歌』を歌った後、聖火台に目を向ける。

  

「あかいめだまのさそり」で、さそり座からスタートして、最後は「そらのめぐりのめあて」。夜空の星巡りの最後に向かうのが、こぐま座の北極星だと。

   

細かい指摘を入れると、ウィキペディアの「『あかいめだまのさそり』とはさそり座の心臓アンタレス」という説明は、語順を間違えていて、意味的にも変。

    

正しい説明は、「アンタレスを中心に持つ、さそり座」。最後を除くと全て、星ではなく星座を対象にした詩だ。

     

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聖火も含めて、ほとんど全ての光が消えた後、残るは北極星みたいなパープルの輝きと、電光掲示板の「ARIGATO」の文字。

    

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64年の東京五輪のサヨナラと同じフォントらしい。1文字あたり、横5コ×縦7コ、合計35ピクセルの小さい正方形ライトで構成されてる。原始的な電卓モニターの数字1コを示す、7セグメント(7区画)の改良版みたいなもの。

    

例えば、Aというアルファベット大文字は、下の右側の7セグメントだと、Dを除く6つの細長いライトを光らせることに対応してる。英語版ウィキより

   

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ボランティアが掲げる旗には世界の言葉で、感動をありがとうとか色々書かれてた。ハングル「カムサ(感謝)」の上は、ポルトガル語でObrigado(オブリガード)。右下は、インドネシア語とマレーシア語のTerima kasih(テリマ・カシー)か。

       

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放送最後のカットも、あくまで静かにひっそりと。夜空の月の光のように。もう二度と、東京五輪を見ることはないだろう。

   

さようなら。ありがとう!。。☆彡

    

       (計 4929字)

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東京五輪2020男子マラソンの感想&6位・大迫傑と連覇・キプチョゲのラップタイム

眠い。。 土曜の女子マラソンが6時スタート、日曜の男子マラソンが7時スタート。続けて見るだけでも眠いから、選手がレース後に寝るのは当然。

     

「現役選手としてのラストレースにします」と宣言してた大迫傑も、閉会式の時は爆睡してたらしい♪ 五輪公式ツイッターが温かく返信してた。

      

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「閉会式前に力尽きて爆睡」ってことは、本当は参加したかったってことか。現役最後(?)の記念に。まあ、複数のインタビューとか、色々あっただろうし、寝た方が、いいね♪

    

元アイドルの可愛い奥さん、あゆみさんの姿はテレビに映らなかったけど、ホテルにいるのかな。娘さんと一緒に。

  

テレビ電話で本人から「もう今回で終わりにするから」と明るく言われた時、「3年後さぁ! 私パリでいっぱいお買い物したかったのになぁ」と返したらしい。「すごいバカなフリして寂しい気持ちを精一杯伝えました」。デイリーより

  

  

     ☆     ☆     ☆

一方、不本意な結果に終わった中村匠吾のツイートに対しては、東京五輪公式twitterは「ゆっくり休んでください」と返信してた。「色々な葛藤」。出場選手はみんな、それが大変だったはず。1年延期だけでも厳しいし。

  

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熱中症の重い症状だったと伝えられてる服部勇馬も、「目標には遠く及びませんでしたが、自身と向き合い、最後まで逃げずに走る事ができました」とツイートしてた。もう大丈夫ってことかね。

            

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たとえ棄権してても、「逃げ」にはならないどころか正しい判断だと私は思う。ただ、逃げだと思う人、走り切る方が正しいと思う人も大勢いるから、日本代表選手は難しい。

     

今大会は、選手への悪質な誹謗・中傷が話題になってるけど、彼らは多分、グッと我慢するタイプだと思う。あまり酷くないことを祈ろう。

   

私も市民ランナーの端くれだけど、同じ気象条件で同じコースで同じ距離を走っても、真夏だと脱水症状でフラフラになることがある。2年前の暑い代表選考会MGCで1位と2位だった中村と服部が、今回は不出来だったのは、不思議ではない。

   

そもそもトップ・アスリートは一般に、自分の体調の悪さをあまり語らないもの。言い訳にしたくはないだろうし。単なる底辺アスリートの私なら、いくらでも言い訳を書いてる(笑)

   

   

     ☆     ☆     ☆

では、女子マラソンの時と同様、公式リザルト(結果)から。次回の五輪開催地がパリだから、フランス語版で。

   

英語のRank(順位)は、仏語だとRang。英語のName(名前)は、仏語だとNom。似てるけどちょっと違うから、むしろ間違えやすかったりする。

      

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別格の王者キプチョゲ(ケニア)。2位と1分20秒差の2時間08分38秒も立派だけど、走る姿が圧倒的に風格があった。最初から最後まで、フォームも表情も安定。それでいて、30km過ぎには単独スパートで余裕の逃げ切り。あれなら、いつも楽しいはず。

  

大迫の2時間10分41秒という記録も、気象条件を考えると十分な好タイム。ちなみにスタート時のテレビのレポートでは、気温26度、湿度80%。風もあって、あまり暑く感じないという話も出てた。

  

気象庁の札幌の実測データだと、ゴールの少し前の9時でも気温26.9度、湿度73%、風速6.7m。10時でも、気温27.2度で、あまり変化してない。公式wbgt(暑さ指数)も24~27だから、「警戒」の範囲であって、厳重警戒ではない。

    

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女子マラソンよりはマシな条件なのに、全体では106人出場で30人が途中棄権。3割近い選手がDNF(Did Not Finish、フィニッシュせず)で、女子より大幅に悪化。理由は何かね? 男子の方が、序盤から速いペースだったからか。

  

  

     ☆     ☆     ☆

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62位の中村の2時間22分23秒も、そんなに悪いタイムではない気がするけど、最初の数kmでもうテレビに映らなくなったのは淋しかった。

        

男子はNHKの放送で、前日の女子の日テレよりは日本選手が映ってたけど、基本は国際映像だから、先頭あたりの映像が大部分。後ろの方はほとんど映らない。世界が見るんだから、改善すべきだと思う。

   

「深部体温40度以上」に達してたとされる73位の服部のタイムは、女子の8位の一山麻緒とほとんど同じ。ある意味、意外と速い。終盤は完全にフラフラ状態だったけど、前半はトップ集団にいたから貯金が溜まってた。

  

服部より遅い3人も、市民レベルから考えると十分な高速。日本のテレビには映らなかったけど、現地では温かい拍手で迎えられたと思う。棄権と2時間44分の完走とでは、大違いだ。

   

   

      ☆     ☆     ☆

続いて、公式記録のスプリット(通過タイム)から、5kmラップ(区間タイム)を計算。スマホやタブレットで閲覧すると表示が崩れるかも知れないから、画像も添付。最後の「5km換算」とは、2.195kmのタイムを単純に5kmに直したもの(5/2.2 倍)。

      

      5km   10km  15km   20km    25km   30km   35km   40km  42.195km(5km換算

キプチョゲ 15:19 15:34 15:11 15:43 15:37 15:07 14:28 14:56  6:43 (15:16)

大迫傑   15:22 15:32 15:11 15:43 15:37 15:08 15:17 15:40  7:11 (16:19)

  

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30kmから35kmまでの勝負の分かれ目で、2人のラップは49秒の大差。300m弱だから、長い直線でもほとんど見えない距離。

  

大迫はゴール後のインタビューで、2位集団との差が縮まらないから安全策に切り替えたというような話もしてた。上のラップの終盤にも、それが表れてる。下手に頑張って脚が痙攣したら、6位入賞も消えるから、彼らしい冷静な判断。MGCでは、ゴール直前に逆転負けしたし。

  

ちなみに、中村は5km16分ペースから18分ペースまで落ちたような流れ。服部は中間点まで先頭集団だから15分ペースで、そこから最後、26分(!)ペースまで落ちてる。1km5分超。それでも市民レベルだと結構速いのは、流石の実力。

   

   

     ☆     ☆     ☆

続いて、テレビ映像の静止画キャプチャーを使った感想を簡単に。大迫中心で。

  

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上はスタート直前のウォーミング・アップ。片足ずつ、リズミカルに上げ下げしてた。既にマスクは外してる。JAPANと書かれた公式ウェアは、帽子からハーフパンツまでアシックス製。ちなみに奥さんはアシックス社員だったと言われてる。

  

解説は元・日本記録保持者の高岡寿成。「たら・れば」の話だけど、もし高岡が今のナイキの厚底シューズ(ズームエックス・ヴェイパーフライ・ネクスト%2)を履いてたら、大迫の今の日本記録より1分は速かったと思う。19年前の2時間06分16秒は素晴らしいタイム。

   

ただ、彼は長距離からマラソンへの転向が遅かったし、勝負にはあまり強くなかったから、マラソンでは五輪に出場できなかった。

  

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スタート直前には、注目選手として、大迫やキプチョゲが紹介された。

  

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大迫はど真ん中からスタート。大集団で密だから、靴を踏まれたりしないように気を遣う所。

    

高岡も指摘してたけど、大迫は序盤から身体のブレがちょっと大きかったように感じた。まあ、それが必ずしもマイナスではないのは、女子のトップ2人(ケニア)を見ても分かるから、微妙ではある。キプチョゲはブレが少ない。

  

  

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上は28.2km地点で、まだ大迫は先頭集団の一番後ろにつけてた。

  

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30km過ぎにキプチョゲがスパート。上は30.6km地点で、右端(一番後ろ)に大迫が離されてる。

  

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沿道での応援・観戦は自粛と叫ばれても、やっぱり「がんばれ ニッポン」の赤白の横断幕や日の丸は、いいね♪ 大迫はこの時点で8番手で、すぐ後ろに2人いた。入賞争い。一山も言ってたけど、9位よりは8位の方がいい。

  

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前の2人を抜いて、この時点で6位。さらに前の2位集団はハッキリ見える位置だから、面白くなった。

   

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日の丸の目印の下、ドリンクと交換用の帽子を手渡す給水所の女性スタッフも必死に手を伸ばす。大迫は両手でがっちり受け取ってた。何度も交換してた帽子は、冷やしてるのかね? 普通に乾いてるだけなら、汗や水で濡れてる帽子のままの方が気化熱を奪ってくれそうだけど。

     

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実況アナは、「今、15秒差。詰まってきた!」。解説の高岡も、「チャンスありますね」。

   

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細かいツッコミを入れると、上図のタイム差の表示は間違い♪ 先頭のキプチョゲと、追走する2位集団(CHASE1)の差は0:50(50秒差)で正しいけど、集団と大迫の差は1:06ではない。正しくは、0:16。16秒差だ。先頭のキプチョゲとの差が1分06秒。

  

  

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そして、キプチョゲがゴールテープを切った後、大迫が最後の直線でガッツポーズ。手を振って笑顔まで見せてた。

  

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フィニッシュ地点でのポーズは無し。すぐコースを振り返って、かぶり直した帽子を脱いでたから、コースに対して挨拶したのかも。自分の現役生活の長い道のりに対しても。

  

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「現役最後のレースということになりました」とインタビュアーに問われて、「これからも今日以外でも しっかり真っ直ぐに」。自分の公式サイトとインスタグラムでも、「真っ直ぐ」という言葉を2回繰り返してた。「100点満点」とも。そして、涙、涙。。

   

  

     ☆     ☆     ☆

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中村は普通にキレイにゴール。服部はゴール直前に止まりかけた後、ゴール後はすぐ両手をついて倒れ込んで、スタッフに囲まれて車椅子へ。さすがに手厚いサポート体制。

  

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なお、2位のナゲーエ(オランダ)がゴール直前、3位のアブディ(ベルギー)に対して、来い、来いといった感じで右手を振ってたのは、怒ってるようにも見えたけど、実は共にソマリア難民で親しい友人だから。年齢も同じ32歳ということで、納得。いいね♪

  

ともあれ、選手、スタッフその他、大勢の関係者の皆さん、どうもお疲れさま。大迫の引退撤回に期待しつつ、ではまた。。☆彡

    

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陸上男子100m決勝、華麗な演出&走り高跳び1位決定戦ジャンプ・オフ、WA世界陸連テクニカル・ルール(英語、和訳)

最近、日曜は仕事してることがほとんどだったけど、昨日は久々にほぼお休み♪ 夜21時から23時くらいまで、ボーッとNHKで東京五輪を見てた。

  

いや、ひょっとすると急に(一部)中止になるかも知れないから (^^ゞ 月曜はともかく、明日の火曜夜の新規感染確認者数が問題。東京だけで5000人、全国で15000人とか行くと、政治もザワザワすることになる。

   

そろそろ、少ないままの死者数に注目すればいいのに、報道の大部分は感染者数で、重症者数の話が少し。死者数の少なさはほとんど報道されない。実は昨日も、感染者1万人超で、死者数はたった5人なのだ。

  

日本の1年間の死者数140万人、1日平均の死者数4000人から見ると、少なくとも、コロナで極端に騒ぐ理由は薄れてしまう。そう思われると、マスメディアの立場上、困るんだろうね♪

    

異常に悪化する数字だけ伝えてるから、こんな時にまだ五輪?と疑問を投げかける声が一部で出るのは自然なこと。まあ、それでも開催前と比べると反対の声は激減してるけど。政府関連の人がまた、反対運動の「さざ波」とか、失言?しそうなほど♪

   

    

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話を五輪に戻そう。ちょっと驚いたのは、注目の陸上・男子100mの決勝。走路(ホーム・ストレート)に開会式みたいなプロジェクション・マッピングを行って、選手紹介を盛り上げてた。他の競技だと、ここまではやってないんじゃないかな?

  

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わざわざ会場の照明を落として、幾何学模様や五輪マークを映したり、国旗と選手名を映したり。上は9秒80の欧州記録で優勝した、イタリアのマルチェル・ヤコブス(Marcell JACOBS)の紹介。ジェイコブスとも読まれてる。

  

マラソンだと、こんな演出は出来ないね。やっぱり、男子100mは人類最速だから特別なのか。女子はどうだったのかね? 今だと差別とかいう声も出るはず。私はいいと思うけど。世の中には無数の「区別」があって、それを「差別」と呼ぶ声も必ず出る。

       

個人的には、準決勝の中国の選手・蘇炳添(スー・ビンチャン)の走りに驚いた。スタートから物凄いダッシュで、9秒83のアジア記録。エッ?!って感じ♪

   

   

    ☆     ☆     ☆

しかし短距離とか、シンプルな身体能力の競技の場合、まだドーピングの可能性があるから分からない。実はヤコブス、この1年間で急激にタイムを上げてるし、体格も以前よりガッチリしてる気がする。体重も英語版ウィキの79kgには見えない。

      

彼の去年までの自己ベストは10秒10。日本人のトップ選手より下だった平凡な選手が、いきなり五輪決勝で9秒80を出して金メダル(追い風0.1m/s)。2時間前の準決勝でも9秒84。当然、あちこちから目をつけられるだろうし、今後に注目。

  

ちなみに、明らかに奇妙なジョイナーの女子100m世界記録10秒49は、33年経っても異次元タイムのまま。前年までより0.5秒、つまり5%弱も縮めてた。28歳のベテラン女性選手が、29歳になるまでの1年で。

  

驚異的な記録を出して金メダルを取った後、すぐ引退して、9年後には心臓発作で急逝。文字通りの神話になってる。まあ、その種の「神」は彼女だけではないけど。。

     

  

     ☆     ☆     ☆

一方、その直前のイタリア人選手らの金メダルは、別の意味で興味深かった。

   

走り高跳びの決勝、同じ高さの2m37cmでトップに並んだ2人が、いよいよ第1位決定戦の「ジャンプ・オフ」(jump-off)で盛り上げてくれるのかと思ったら、いきなりイタリア人選手が大喜びで抱きついた。一部の特殊な女子も興奮♪

   

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要するに、赤いウェアで固めたバルシム(カタール)が審判に申し出て、タンベリ(イタリア)が了承して、審判も提案を認めたと。暑いし(笑)。ライブ(生放送)で見てたから、解説も間に合わなくて、私は何やってんの?って感じだった♪

  

その後、マニアは直ちに、WA(世界陸連)のテクニカル・ルールを英語で確認。日本陸連の翻訳もチェックした。まず、競技規則26.9。

  

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Athletes concerned must jump at every height until a decision is reached or until all of the athletes concerned decide not to jump further.

 

当該競技者は決着がつくまで、あるいはすべての当該競技者がこれ以上跳躍しないと決めるまで、すべての高さで跳躍しなければならない。

  

続いて、前に遡って、26.8。

   

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If no jump-off is carried out, including where the relevant athletes at any stage decide not to jump further, the tie for first place shall remain.

   

当該競技者がもうこれ以上跳躍しないと決めた場合を含みジャンプオフが実施されない場合、同成績により第1位となる。

   

この英文はちょっと訳しにくいし、陸連の和訳も直訳とは微妙に違うけど、まあ正しいはず。「at any stage」(どこかの段階で)という言葉は訳さず、最後の英語は分かりやすく訳したと。

  

なお、この夜は女子三段跳び・ロハス(ベネズエラ)の世界新記録15m67cmまで出て、お得感があった♪ 脚の長さだけで、身長の6割くらい(笑)。それでは今日はこの辺で。。☆彡

    

       (計 2214字) 

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コロナ禍の東京2020オリンピック開会式、控えめでも完璧、感動、涙・・

素晴らしい!☆ 凄まじい逆風が吹き荒れる中、これだけの開会式をよく作り上げたね♪ 地味とか安っぽいとか言われても、私は最初から最後まで感動、随所で涙ぐんでしまった。

    

質素な作りの向こう側に、どれだけの努力と思いが込められてることか。録画でじっくり見直しても、またウルウル。。 HDDの空きを4時間分、作っといて成功。

   

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ほとんど完全な出来栄えだった。日本の技術力を誇示したのは、1824台のドローンの制御。地球の映像という報道ばかりが目立ってたけど、あれ、地球の中の日本列島を手前に向けてたのだ。上空のカメラのアングルも含めて、実に素晴らしい。案外、単なるCGとか(笑)

 

☆追記: 実は米国インテル社のシューティング・スターと呼ばれるドローンとのこと。日経新聞その他の報道より。)

   

目立つミスといえば、NHKの豊原謙二郎アナがイランを「アラブ諸国」扱いしたことと(調べてみると結構ビミョーな問題)、動くピクトグラムでパントマイムのGABEZ(ガベジ、吉本興業)がバドミントンのラケットを落としたくらいか。

    

五輪の旗を運ぶ時、自衛隊か警察官か、左後ろの女性が最後の階段で躓いたのは良しとしよう♪ 細かっ! いやぁ、もし転んで旗がビリッと破れてたら大ごとだった。

   

上原ゆかり・・じゃなくて(古っ!)上原ひろみ(Hiromi)に拳で叩かれまくってたピアノも、よく壊れなかったね(笑)。ジャズピアノの過激な即興演奏、恐るべし。。

   

   

      ☆     ☆     ☆

開会式は、直前の特番から笑えた。サンドウィッチマンの富澤たけしが、聖火台の点火の予想で、自分のプランを披露。辞任解任された方が勢ぞろいして、その炎上の炎が聖火台にいくとか(笑)。NHKの直前の生番組で、禁断の炎上ネタ。いいね♪

   

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そして、声まで美しい和久田麻由子アナがチラッとだけ映った後、開会式の最初のCGにもウケた。暗闇の宇宙から国立競技場に、大量の岩石が降り注ぐシーン(笑)。そこか! 多分ほとんど理解されてないから、マニアック・ブログとしては強調しとこう♪

  

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石が降り注ぐ中、緑色の光に包まれて、花の芽のように立ち上がるのは、コロナで五輪の夢を絶たれた看護師の女性ボクサー、津端ありさ。女性、アスリート、コロナ禍、医療関連。条件が揃ってる人選。顔も「男前」で、ジャニーズのタッキー(滝沢秀明)似。

      

女子ミドル級ボクシングの日本代表を目指してたのに、6月の世界最終予選が中止。ランキングで出場者が決まったから、落とされたらしい。しかし、あれだけ目立つ役に抜擢されれば、奇跡的な幸運。

  

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そして、一回目の短めの花火。競技場の外には人込みが出来てて、スマホで撮影してたらしい。やっぱり産経デジタルの写真はキレイだ。警備の皆さんもお疲れさま♪ 反対デモもあるし、さすがに大勢で厳重に警備。

  

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    ☆     ☆     ☆

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コロナ禍での困難なトレーニングの表現は、アスリート達の意見を取り入れてたらしい。エアロバイクこいでた女の子も選手なのかね? ペダルの回し方に力が入り過ぎてたけど、可愛いからOK♪ 細かっ!

   

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プロジェクション・マッピングで季節の移り変わりと微妙な心が表現された後、ダンサー達が赤いロープで緊縛される♪ SMショーのイメージだろうけど、流石にNHKの解説には出ない。去年、京都大学で炎上したばっかだし♪

   

そして、再び走り出すアスリート達から、周囲に強い光が放たれる。束縛から解放された人々は再び動き出す。

  

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天皇陛下とIOCバッハ会長のご登場の後、日の丸掲揚。日の丸を運ぶ高橋尚子とかより目立ってたのは、制服姿の女性救急隊員・あさばみずきさん。

  

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misia(ミーシャ)が君が代を熱唱すればもう、紅組の勝利♪ 紅白歌合戦か! レインボードレスが米国メディアNBCのロゴに(たまたま?)似てて、あちらでも反応。裏に大人の事情があるのかも。ドラマ『やまとなでしこ』のラストも米国だったね。

        

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     ☆     ☆     ☆

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真矢みきが中心になってた江戸の火消しと棟梁のシーン。海外に意味が伝わったかな? 東京の歴史を受け継ぎつつ、コロナ禍の炎を消して、新しい世界を創り上げる姿だと。その象徴が、これから入場する選手たちだと。五つの輪の木材は、57年前の東京五輪とつながってるとの事。

  

花火の後は、いよいよ入場行進。ギリシャから始まって、日本語のあいうえお順。日本を意識して、丸印や扇子、富士山、桜、波、うちわを取り入れてくれた国々には、特に感謝♪

 

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最後は、28年五輪開催の米国、24年のフランス、そして開催国・日本。天皇陛下の微笑みが映ったのは、この時だけ。隣の菅義偉首相は、わざと厳しい表情で通したのかな。旗手は父親が黒人の八村塁と、須崎優衣。203cmと153cmで、身長差50cm。どこまでも多様性♪

  

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金髪の笑顔が目立ちまくってたのは、19歳のスケボー選手、西村碧莉(あおり)かな? 少女らしく、わかりやすい金メダル宣言♪ 小池百合子・都知事はほとんど映らなかったけど、日本選手団の入場の時には笑顔で拍手してた。

   

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     ☆     ☆     ☆ 

「Faster Higher Stronger Together」。より速く、高く、強く、一緒に。五輪の理念と花火の後、山縣亮太と石川佳純が選手宣誓。両脇には、審判代表とコーチ・役員代表だったかな。

  

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多様な参加者がカラフルな積み木遊びみたいなパフォーマンスをして、最後はエンブレムが完成。そして、上空にはドローンのエンブレムが登場。長方形は3種類で、多様性の調和と統一を表現。まもなく、地球と日本列島へと変化。

  

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橋本聖子・組織委会長のスピーチは適度だったけど、バッハ会長の演説は12分くらいもあった (^^ゞ 長過ぎるのは明らかだから、演出の大部分が中止になった場合に備えて無理やり長くしたのかも・・と好意的に解釈しとこうか♪

  

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海外の選手が後ろでカメラに映ろうとしてたけど、さすがに日本選手団は真面目に聞いてた。ちょっとスマホ撮影してた程度。ただ、入場行進時のスマホは禁止されてたようで、目につかなかった。

  

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天皇陛下(His MAJESTY THE EMPEROR NARUHITO)が短く開会宣言。「私はここに、第三十二回近代オリンピアードを記念する東京大会の開会を宣言します」。五輪憲章の「celebrating」を「祝い」と訳さず、記念すると表現。細かい配慮。

   

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花火、五輪旗の掲揚(エッセンシャルワーカー含む)、そしてオリンピック賛歌。合唱は、男子は福島県郡山高。女子は屈指の進学校で合唱部も強い、東京の豊島岡女子学園高。わりと可愛い子が揃ってたね♪ 才色兼備。中央の右寄りで目立ってた子が好みか(笑)

  

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昭和の名曲『翼をください』と共に、鳩のプロジェクション・マッピングと鳩の形の紙吹雪が流れた後、面白いと好評だった動くピクトグラムのパフォーマンス。

  

これ、カメラワークも音楽・効果音も良かったし、着替えを手伝ってるスタッフも必死に頑張ってた♪ 50個中、49個成功(笑)。残り1コも、笑いを取れたから良しってことで。実は、元の動くピクトグラムもよく出来てる。ブラウザがIEだと映らないけど。

  

   

     ☆     ☆     ☆

最後は、劇団ひとりと荒川静香のコントの流れで、東京の各地がライトアップ。東京タワー、日本武道館、各地の競技場、スカイツリー。渋谷スクランブル交差点には、五輪公用語のフランス語で「Bien Venue!」(ビヤン・ヴニュ:ようこそ)♪

  

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やがて歌舞伎座にライトが当たる映像の後、ステージには市川海老蔵が登場。上原ひろみのピアノとの融合は良かったし、外国ウケもいいはず。和の静の男と、洋の動の女。組合せの妙味。全体的な色調は赤で、聖火を意識したもの。

 

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そして最後は、野村忠宏&吉田沙保里から、長嶋茂雄&王貞治&ゴジラ松井、医師&看護師、東北の子供たちと聖火をリレー。ミスター長嶋が松井に手助けされながら必死に脚を動かす姿に、こっちまで力が入った。

  

  

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最終点火者は、直前の予想通り、大坂なおみ。色々あるけど、多様性と実力・実績で日本を代表するのは事実だから、順当か。それで、今春の欠場騒動の時でさえ、東京五輪は出ると明言してたわけね♪ 

  

世界中に放映される1度切りの大役を笑顔でこなせるんだから、やっぱり例のツイートの「depression」はうつ病と訳すべきじゃないね。うつ症状とか、気持ちの落ち込みとか。お化粧も黒人好みの髪型も、バッチリ決めてた♪

  

聖火台は、佐藤オオキ&デザインオフィスnendoが担当。太陽や五輪、炎をイメージして、5枚のパネルが上下2段になってる。富士山みたいな土台も含めて全体的に小さめで地味だけど、競技場の構造や1年延期による予算の制約があったはず。

   

   

     ☆     ☆     ☆

パァーン、パァーン! 最後はまた短めの花火が華やかに上がって、23時45分からは『ゆく年くる年』(笑)。大晦日か! そうじゃなくて、大幅な放送延長の後、23時51分に終了、ニュースに変わった。

  

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選手も関係者もエッセンシャル・ワーカーも、皆さん、本当にお疲れさま♪ 拍手、拍手! 最後の最後までドタバタになった開会式も、ようやく無事終了。ゆっくり休んで欲しいもの。今さら何が起きても、もう関係ない(笑)。それでは今日はこの辺で。。☆彡

  

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  (追記54字 ; 合計3729字)

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