片方だけのアーチで支える橋=絆、眼鏡橋から飛ばしたおへそ紙飛行機~『believe ━ 君にかける橋 ━』最終回(第9話)

工事関係者 おい! あんたの設計だと 橋のアーチが片方にしかないぞ!?

 狩山陸  その片方のアーチの自重で桁を支えているんですよ

      これなら工期も経費も削減できます

      間違いなく早く再建できます

工事関係者 大丈夫なんだろうな?

 狩山陸  大丈夫です 橋はかかります もう一度

      (脚本 井上由美子)

     

    

    ☆   ☆   ☆

放送から丸6日遅れになったけど、テレ朝の連続ドラマ『believe』最終回(第9話)について、ごく簡単にマニアックな感想を書いとこう。

   

ネット的には、最後から2番目のシーンが話題になってた。碓氷峠の眼鏡(メガネ)橋から、狩山陸(木村拓哉)が紙飛行機を飛ばした場面。その映像が、早くから公開されたメイン・ビジュアルの画像の伏線回収だというお話。

   

それに対して、ラストシーンの橋はさっぱり話題になってない。あのさりげない映像と設計図こそ、ドラマ全体のストーリーの回収になってたのだ。

    

    

     ☆   ☆   ☆

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言葉だけだと分かりにくい話なので、キャプチャー画像を引用させて頂こう。最後に壊れてた橋は、橋桁(道路)の手前側の方が大きく崩れてる。水天逆巻橋の再建現場で、私は一目でこの不自然な非対称性に気づいた。

    

要するに、ドラマの最後の時点で考えるなら、死んでしまった玲子(天海祐希)が手前側で、社会復帰した陸が向こう側。2

人で再建した夫婦の絆=橋=繋がりは、これから陸が1人で支えていくという意味。忘れないよ、いつも一緒だよ、と。

   

もちろん、少し前までは逆の関係だった。大きく崩れた受刑者・脱獄犯の陸を、がん闘病中の看護師長・玲子が支えてたのだ。立場が逆転したから、逆むき ≒ 逆まき=逆巻橋ということかも♪

    

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この奇妙な設計図が、斜めに映されてるのも興味深い。意図的な演出かどうかはともかく、この映し方だと、左の玲子側と右の陸の側が水平で対等な形になってる。これをもし、普通に映してたら、右側の陸のアーチだけが目立ってしまうのだ。

   

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設計図のアーチのVは、龍神大橋の特徴だったV。昔の橋の画像を無理やり傾けると、対応関係がハッキリする。工費も経費も削減というのも前と同じだけど、違うのは、橋屋にとって一番大切な、安全性。だから陸は、「大丈夫」だと強調してた。

    

    

     ☆   ☆   ☆

メタファー(比喩)としての橋はほとんどの場合、その橋桁(道路)の端と端をつなぐイメージになってる。

   

ところがこのドラマのラストは、橋桁の両側、両サイドを繋いでたのだ。しかも、片方だけアーチがあるという独創的すぎるデザインで。

   

マニアとしては直ちに、そんな橋が本当にあるの?と気になって検索したけど、英語でも見当たらない。そこで、毎度お馴染み、最新AIのChatGPT4oに丁寧に聞いてみると、実在する、と回答。

     

驚いたけど、自分であらためて確認したら、AIの間違いだった (^^ゞ 時々、シレーッと大嘘をつくから、AIを使う時は要注意なのだ。指摘すると、すぐ前言撤回するけど、あんまし謝らなくなってる♪ 1年前には、もっと心を込めて謝ってたのに。

        

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間違えた原因を考えると、最新AIでさえ、そんな変なデータは全く学習してなかったということ。だから、ほとんど関係ないデータや単語を無理やり繋いで、完全に間違った回答を次々と示して来た。中国のこの橋だとか、オーストラリアのあの橋だとか、固有名詞で自信ありげに(笑)

  

なお、アーチ(弓型)の下に路面があるタイプは、下路式。アーチの上側に路面があるタイプは、上路式と言われてる。碓氷峠の眼鏡橋は、理論的に上路式のはずだけど、そう書いてる記事はなぜか見当たらない。名称の図解は、長野技研HPより

   

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     ☆   ☆   ☆

眼鏡橋の話が出た所で、最初に触れた紙飛行機の話に進もう。正直、私はメインビジュアルとされる昔の画像を今まで知らなかった(or覚えてなかった)。

  

ただ、単純にイメージ的に似てるということなら、他にもっと似てる画像・映像が多数ある。例えば、昔の画像を元にして、Googleアプリで画像検索をかけると、セピア色の背景で男性の影が躍動するように見える画像がズラッと並ぶのだ。

   

それより、橋の上から紙飛行機を飛ばすということ自体が、意外と珍しいアイデアらしい。日本語はもちろん、英語で検索しても、情報も画像もほとんど出て来ない。ちなみに、紙飛行機と虹のアーチの組み合わせなら少数ある。

     

紙という素材は、もともと自然に分解するけど、少し前までなら環境破壊のイメージがあったのかも。今なら、簡単に分解する特殊な紙もあるから、エコ的にも実現しやすい時代になってる。

   

飛ばす映像は、私にはリアルに見えたけど、CG合成なのかね? CGとすると、私ならもっとアーチ型の軌跡で作る所だ。眼鏡橋も龍神大橋も、ラストシーンの橋も、すべてアーチ型。優しい曲線を描く橋だから。最終回の監督は、常廣丈太。

    

    

     ☆   ☆   ☆

キムタクは、玲子と共に眼鏡橋に来たことが夢=幻想だと気づいて、自宅の設計図の紙で涙を拭った。玲子の気持ちが詰まった紙。

    

夢オチというのは、ストーリー的にも予想できたけど、玲子が黒白の服装だったこと、眼鏡橋の絵が黒い額縁で飾られてたことからも示唆されてた。黒い縁取りは、昭和レトロな訃報のしるしなのだ。「黒いふちどりが ありました」(ちあきなおみ『喝采』、吉田旺・作詞)。

   

涙で濡れた紙で、陸は紙飛行機を折る。マニアの目線はもちろん、その折り方に向けられる♪ 細かっ! ネット上で(ほとんど)誰も指摘してないけど、あれは「おへそ飛行機」とか呼ばれてる折り方だと思う。「よく飛ぶ」で検索すると、すぐヒットする。

   

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おへそというのは、上の写真の真ん中部分。小さく折り返して、重心みたいになってる。先端は、ドラマでは折ってたけど、折らないタイプもあるらしい。作者の権利(?)みたいなものが主張されてるようだから、詳しくは触れない。

   

    

    ☆   ☆   ☆

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上の右側が、私がホントに折った紙飛行機。小学校以来だから、15年ぶりくらいか(笑)。ドラマの方が細長い形の長方形の紙で作ってるから、細長い飛行機になってる。

   

室内で飛ばしてみると、真っ直ぐキレイに弧を描いて飛んだ。外では飛ばしてない。怪しい人として通報されそうだから♪

   

というわけで、この不思議なドラマ、個人的にもキレイに紙飛行機でエンディングを迎えたのであった。ファンなら当然、橋の上から、おへそ飛行機を飛ばす所か。SNSで投稿する時には、炎上防止として、「すぐ分解するエコの紙を使いました」という一言を忘れずに♪

   

それでは今日はこの辺で。。☆彡

    

     (計 2674字)

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NHK朝ドラ初(?)、『虎に翼』で男性同性愛に近いものが登場、抑制された表現はむしろ異性愛の告白(よねから轟)に見える

私はブログもメールもニフティだから、ニフティ内の話題というものを毎日、目にすることになる。昨日は、コメントランキングの3位に、「朝ドラ『同性愛』に賛否の声」という見出しが出てた。

    

実家を離れて以降、朝ドラを見たことはほとんど無いが、『虎に翼』については1ヶ月前、当時の国家試験の問題についてマニアックな学術系記事を書いてた。この記事も、キッカケは、ネットで少しだけ話題になってたのが目についたからだった。

      

 朝ドラ『虎に翼』で受験、昭和初期(戦前)の国家・高等試験問題とAIの解答〜司法科・選択科目「論理学」、繋辞(コプラ)の意義

    

  

    ☆   ☆   ☆

話を戻すと、ニフティが話題にしてたのは、日刊ゲンダイの記事で、「オープニングには『ジェンダー・セクシュアリティ考証』の担当者が記載されており」と書かれてた。

    

個人的には、誰がそんな担当者になってるのかが気になって、色々と調べたわけだが、ここではその前川直哉というマイノリティ研究者については触れないことにしよう。普通に、テレビドラマを1回見た感想・解釈・分析を軽く書くことにする。

   

ちなみに、前と合わせて2回の放送しか見てないので、悪しからず。ただし、他のドラマその他のレビューなら過去、大量に書いてる。

    

   

     ☆   ☆   ☆

先に、結論を書いとこう。普通のドラマの視聴者よりも、高齢者や女性が多いと思われる朝ドラとしては、非常に上手い描き方だった。

   

十分に抑制された穏やかな表現だし、僅か1回見ただけでも、話の流れを巧みに作ってるのが分かる。脚本家、吉田恵里香。演出家、梛川善郎。

    

番組冒頭、花岡(岩田剛典)という若き男性判事のニュースが紹介される。戦後の食糧難の時期に、ヤミの食料を拒否して餓死。32歳、妻と子ども2人を残して。

   

聞いたことがある話だなと思ってネット検索すると、山口良忠という実在モデルがいたらしい。ドラマで映された新聞記事には、遺書のようなものが掲載されてたけど、確認できた範囲だと、内容は山口が実際に書いたものだった。ただし、山口の死因は餓死が元になって生じた栄養失調であって、いわゆる飢え死にではなかったようだ(byウィキペディア)。

     

  

     ☆   ☆   ☆

ニュースが出た後、仲が良かったらしい大学の男の同級生・轟(戸塚純貴)が道端に座り込んで、ヤケ酒を飲んで酔っ払ってる。

   

すると、女の同級生・よね(土居志央梨)が足で蹴って来る。短い髪、顔つき、服装、振る舞い、どれも男性のように見える。当時なら、なおさら男性的に見えたはず。

    

よねが地下室のような所に轟を誘って、水を手渡す時、空襲の火傷の痕が見える。つまり、他人にあまり見せたくないようなもの、「傷」のようなものを先に意図的に見せたのは、よねの方なのだ。

     

そして、新しい日本国憲法第14条を確認した後、男性同性愛に近いものの表現に入る。男性同性愛のようにも見えるもの、と言う方が、より正確。「すべて国民は、法の下に平等であって・・・性別・・・社会的関係において差別されない」。もちろん、性的少数者LGBTQ関連の話に向かう流れを作る、前置き。

    

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     ☆   ☆   ☆

その後、花岡の死について、轟が「しかたあるまい」と冷静に語ったから、よねが核心に触れる。

  

 死んだ相手に強がって何になる?

 強がる? 何だよ 急に

 惚れてたんだろ? 花岡に

   

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この後、よねは、「別に白黒つけさせたいわけでも白状させたいわけでもない。腹が立ったなら謝る。ただ、私の前では強がる意味がない。そう言いたかっただけだ」とフォロー。

   

轟は「俺にもよく分からない」と返した後、「でも」に続けて、具体的な思いを色々と挙げて行った。そこには別に、恋とか愛とか好きとかいう言葉は入ってない。単なる男同士の友情とも取れるような熱い言葉を選んで並べてたのだ。最後は、涙。。

    

 

     ☆   ☆   ☆

ネットでは、よねの女性同性愛の可能性を指摘する声もあったが、私がこの第51回を見た限りだと、そこまでは言えない。

    

そもそも可能性としても、LGBTQのLというよりは、TQあたりだろう。自分という人間的存在の性と、生物学的な性の関係が、今のところハッキリとは一致してない状態。

    

むしろ、上のシーンのよねは、轟の熱い思いを受けながら死んだ花岡に嫉妬してるように見えた。だから、「死んだ人間に・・・」と言うセリフも、むしろ「死んだ人間に嫉妬して何になる?」と自分に問いかけたように感じたのだ。

     

そして実際、その後のドラマは、普通の異性愛の告白成功のような形に進んで行った。よねが轟に手を差し出して、わざと突き放したような語り口で、自分の仕事を一緒にやらないかと誘う。轟が同意して、握手。その手をすぐに離したよねは、恥ずかしくて照れたようにスタスタとその場を離れて行った。

  

この後、どうなるのかはともかく、非常に上手いドラマ作りで、朝ドラ初の(?)同性愛の導入としては見事な出来だった。ただ、同性愛が好みでない、受け入れられないといった人も今現在、少なからずいるので、多少の反発は仕方ないことだろう。

    

    

     ☆   ☆   ☆

なお、『セクシー田中さん』事件も意識したのか、脚本家は直ちに長い釈明文をXで公表してた

  

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もっともな見解だが、ちょっと気になるのは、「透明化」という説明の分かりにくさと曖昧さ。非常に大勢の視聴者を相手にするのだから、もっと分かりやすく言う方がいいと思う。例えば、次のように。

 

「今までのエンタメは、現実にいる一部の人たちを描かないようにしてました。私は、そうした人たちを描き続けたいのです」。

     

可視化とか見える化といった用語も使わず、今まで描かなかった人たちを描きたい。簡単にいうと、そうゆう事だろう。そして、それは大切な事だというのが、現代の先進国で有力な(リベラルな)考え。NHKの現場でも主流の考えなのだ。

    

   

    ☆   ☆   ☆

もちろん、そう思わない人たちへの一定の配慮も必要だからこそ、今回のドラマでは物語的な流れを作った後、抑制された表現に留めて、さらには普通の異性愛のように見えるものまで挿入。みんなをホッとさせる展開を構成してた。

   

バランスの取れた見事な仕事だと思う。それでは今日はこの辺で。。☆彡

    

    (計 2527字)

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「夢のカリフォルニア」への幻想的な道・ルート66、古き良きアメリカの繁栄と哀愁 ~ NHK『映像の世紀バタフライエフェクト』

「ルート66」と言われても、日本人だと多分、何の事か分からない方がフツーだろう。私も12年半前、毎週・深夜の30分ドキュメンタリー『山下智久・ルート66~たった一人のアメリカ』を見るまでは知らなかった。

    

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北米・アメリカ合衆国の西寄りの7~8割くらいを横断するルート66は、1926年に指定された旧・国道。上図は英語版ウィキペディアより。繁栄と衰退を経て、1985年に廃線。ただ、現在でもかなりの部分は道路として使われてるようで、歴史的・文化的な価値も維持してる。

    

この道路の現在(撮影は2011年)の様子を深夜番組で見て、ブログの記事としてアップしてた頃は、まだネットがSNS主流に移行する前。ウチのブログも多少の発信力があった時代だったが、今では時代遅れになってしまった。敗戦の後も、廃線はしてない♪ 下は1本目の熱い記事。当時は走るスピードも今より速くて熱かったと。

    

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ルート66の繁栄と衰退の歴史を、自分のサイトの歴史に重ねつつ、昨夜のドキュメンタリー番組について軽く感想をまとめとこう。NHK『映像の世紀 バタフライエフェクト』、「ルート66 アメリカの夢と絶望を運んだ道」。2024年6月10日の放送。面白い内容だけど、距離的・時代的に長大な道路だから「バタフライ」(僅かな動き)という題名には合ってない。

    

   

    ☆   ☆   ☆

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当初は急速なモータリゼーション(自動車社会化)の追い風を受けてたけど、すぐに大恐慌の荒波がやって来て、さらに自然災害「ダストボウル」(砂嵐)まで来襲。

   

行き場を失った人々は、ルート66で西海岸に向かい、「夢のカリフォルニア」に職を求めようとしたけど、実際には仕事は少ない。ところがやがて、第二次大戦の軍需景気のおかげで仕事が増加。ところが、日系人は敵性外国人として強制収容所に追い払われる。

    

戦勝国アメリカの繁栄は、1950年代のルート66とも結びついて、道路脇には「モーテル」(モーター・ホテル)が立ち並び、人々はドライブ旅行を楽しむ。ちなみに、モーテルの綴りを確認すると、最初は mo-tel だったらしい。

    

繁栄の陰で、黒人にとってはしばらく危険な差別も続いてたけど、公民権運動のおかげで旅も安全になって行った。

   

    

     ☆   ☆   ☆

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1960年代になると、ルート66は、カウンターカルチャー(対抗文化)の聖地・カリフォルニアを目指す若者たちで溢れた・・とされてた。旧来の価値観にNOを突きつけて、定職も拒否。ヒッピーが典型。

   

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ここで番組に流れてたのは、物悲しいメロディーの名曲、『夢のカリフォルニア』。一番有名なママス&パパスのバージョンは、1965年。

  

この英語の歌詞をよく読むと、実はカリフォルニアには行ってないというか、行かないストーリーになってる。だからこそ、哀愁漂う曲調なのだ。あくまで、東海岸あたりの寒い冬に、暖かくて過ごしやすい西海岸を夢見てるだけ。淋しくて物悲しい現実。

    

彼女もいるから、なおさら自由に旅立てないと。「If I didn't tell her, I could leave today」。「彼女に言わなければ、今日、旅立てるのに」。実際とは異なる非現実的な現在を表す、仮定法過去の典型的な英文。

   

この曲が大ヒットしたということは、実際には西海岸に行かなかった若者が多いのかも。いずれ、統計的な事実を調べてみたい。

   

    

     ☆   ☆   ☆

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一方、私はバイク(オートバイ)が好きだけど、カウンターカルチャーのその後を考える上でも、有名な映画『イージーライダー』は興味深い。フロントフォークを長く伸ばして、ハンドルの位置も高くして、ヘルメットも被らずに走る姿はいかにも反抗的で印象的。このバイクをゆったり運転できるのは、広い1本道が真っ直ぐ長く伸びてるからでもある。

   

1969年のこの映画、私は題名とイメージと曲(『Born to be wild』、Steppenwolf)しか知らなかったけど、英語版ウィキでプロット(あらすじ)を読むと、インパクトがあった。

   

ドラッグ(コカイン、LSD、マリファナ)や自由恋愛(フリーセックスも含む)が登場するし、結末は悲惨。ネタバレで恐縮だが、新しさや自由を恐れる一般の人々によって無惨に殺されてしまうのだ。最近の言葉なら、多様性への反動とでも言うべきか。共生という理想はなかなか難しいと。

     

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番組では、「アメリカを探して旅だった男は それをどこにも見つけられなかった」という宣伝のセリフを紹介。英語だと、A man went looking for America. And couldn't find it anywhere... より正確には、「アメリカ」は思ったより小さくて狭かったと言うべきかも。

   

そして数年後、ベトナム戦争が終わると、カウンターカルチャーも急速な終焉を迎える。哀愁ただようイーグルスの『ホテル・カリフォルニア』が1977年。

   

日本だと、学生運動の終わりも象徴する『いちご白書をもう一度』がヒットしたのは1975年。その後、若者たちのエネルギーは無害化され、アイドル=偶像へと向かうのであった。。

    

   

     ☆   ☆   ☆

そして番組の終わり間際には、予想通り、トランプ前・大統領が登場。熱狂的に支持したのは、ルート66沿いの州に住む人々だと。つまり、古き良き米国の復活を夢見る人々。「米国を再び偉大にしよう!」。

    

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NHKというマスメディアは、現場のレベルだと、かなりリベラルな立場に見える。「もしトラ」で再選もあり得るトランプを、まるで幻想の虚構に過ぎないように報じるこの番組にも、そうした姿勢が見て取れる。だからこそ、ジャニーズ事務所批判に転じるのも早かったし、旧ジャニーズ離れも民放よりは徹底してた。

         

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最後の映像は現在のルート66だと思うけど、道路の維持・管理はどうなってるのか、不思議な気もする。過去の遺物的な道路に、巨額の費用を注ぎ込む余裕はないはず。ということは、そもそも通行量がかなり少ない可能性もある。人気は今でもそれなりにあっても、実際に走る車は非常に少ないのかも。

   

ちなみに、ルート66の初期の1928年には、米国横断マラソンも開催されたらしい。また今度、調べてみよう。とりあえず、今日のところはこの辺で。。☆彡

   

    (計 2558字)

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「真樹~!」、ラストシーンの光の映像まで優等生の恋愛ドラマ『Destiny』、続編SPに期待♪&日曜もジム開始

(9日)BIKE (indoor)  18km,36分15秒

平均心拍 126,最大145,マシン表示 786kcal

心拍計表示  248 kcal(脂肪 74kcal)

   

LEG PRESS (120・127・134kg)×15回

LEG CURL (27・32・36・41kg)×15回

PEC FLY 18kg×(13回+11回)

       

WALK 3km

   

   

    ☆     ☆     ☆

振り返ってはいけない

だって 私と真樹は 初めから

出会ってはいけない運命

絶対に 重なり合うこともない

 ・・・

(無音の映像 真樹~~~っ!♡

        (脚本 吉田紀子)

     

「優等生」という古い微妙な褒め言葉がピッタシの連続ドラマだったと思う。いつも75点~80点くらいの成績で、脚本・映像・演技、どれも安心して見れる内容。

     

ただし、全体的に予定調和的で、驚きはない。最終回の物語の回収も全くフツーだったから、SNSの一部で不満の声もあがるのは分かる。

   

まあでも、恋愛ドラマとして良く出来てた。結婚&出産を経て復帰した石原さとみも、アラフォーに近づいてるのに主演女優として輝いてた。ヒロイン・奏(かなで)役。

  

やっぱり、私もゴールドマン・サックスに転職すべきか(笑) まだ言うか! 一時期ほどの強烈なネーム・バリューは薄れてる外資系だけど、最近また浮上してるとかいうウワサを日経かどこかで見かけた気がする。

  

   

     ☆   ☆   ☆

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前にも指摘したけど、ラストシーンも同様の演出だったから、もう間違いない。バックのカラフルな丸いライトの使い方は、完全に狙った演出だ。大勢のスタッフが関わってるから、監督・新城毅彦のアイデアかどうかは不明。

    

立ち止まった奏の頭の右上に、ピンクの丸いライトが光ってる。その左側に、徐々に青くて丸いライトが見えて来るのだ。最後、無音のまま奏が叫んで走り出す時には完全に、青とピンクのライトが仲良く左右に並んでる。しかも、画面の中央の上に。その下はヒロイン。以前の青とピンクの丸は小さかったけど、今回は大きい。このライトの拡大も、意図的なものだろう。

  

教科書的な構成だけど、ここまでハッキリした映像作りはほとんど見覚えがない。ひょっとすると、バブル期のトレンディ・ドラマ(死語)へのオマージュ(敬意を込めた模倣)も入ってるのかも。

    

石原さとみの瞳も、本当の最後の瞬間だけ、涙で光るのだ。そこだけ光らせるのは、演技的・撮影的・編集的になかなか難しいはず。案外、今だとCG加工もできるのかも知れないけど、いずれにせよ、プロフェッショナル♪

   

   

     ☆   ☆   ☆

その2つ前の墓参りシーンも、カオリ(田中みな実)の好物だったメロンクリームソーダがちゃんとお供えされてた。アイスの上に書かれてる缶のメーカー名もいい。彼女にピッタシ、Sunlight(太陽の光)。細かっ! 真樹(亀梨和也)は後ろ姿にして、メロンクリームソーダを地味に目立たせてるカメラもいい。

   

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その後、大学の大教室で昔を回想するシーンも、少女マンガみたいに決まってた。教室で一人で居眠りしてる真樹を指でツンツンして、「めっちゃ、好み♡ ねぇ、友達になってよ♪」。

   

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私も間接的にそんな感じの事を伝えられたことがあるけど、全く知らない女の子だったこともあって、スルーしてしまった。聞いてない? あっ、そう♪ この実話は、ブログで初めて書いた気がする。

     

そもそも、奏と真樹の直接の出会いは、試験のカンニングだった。正しくない行為で始まって、最後も正しくない方向に進んだと。でも、このまま大昔みたいに愛し合うわけにもいかないはずだし、双方のお父さんも絡む政治家の裁判もまだこれから。

   

1時間半か2時間の続編SPがあっても不思議はない。もしあったら、裁判の終了後に、奏のお父さんのお墓参りもあるはず。まあ、続編より先に、出演者同士のリアルな結婚が先かも♪

    

    

      ☆   ☆   ☆

おっと、一言だけ感想を書くつもりだったのに、ちょっと長くなって来たから、強制的に終了。私は明日の朝も早起きしなきゃいけないのだ。

   

で、単なる小市民アスリートは昨日、今季初めての日曜のジムに出かけて来た。前日にハーフを走った直後だし、バイクは軽めに高回転で36分回しただけ。平均で毎分86回転くらいか。

  

終盤だけはちょっと気合いを入れた負荷で、レベル13で3分半、レベル14で1分回した。月末の激坂レースまでに、合計で6分以上まで持って行きたい。

  

筋トレマシンも軽めにこなしたというか、前と同じ内容だと軽く感じた。ということは、筋力が上がってるということ♪ でも、これ以上、太腿が太くなるとパンツ(ズボン)が困るんだよな・・とか思いつつ、ではまた。。☆彡

    

     (計 1901字)

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腕を伸ばして太陽から手のひら1つ分の所に「幻日」が見える理由、cosの計算式(『ブルーモーメント』第6話)&再びハーフ走

(1日)RUN 21.1km,1時間42分21秒,平均心拍 140

消費エネルギー 858 kcal(脂肪 240kcal)

   

最初から自分の手で計算すれば良かった (^^ゞ なまじ、ブログ用の余興として、超久々にカシオの計算サイト(最初はフリー計算ページ)なんて使ったもんだから、数字と演算記号の入力の仕方が分からなくて、15分もイラついてしまった。いちいち、掛け算の記号のアステリスクを入力しないとダメなのか。

   

時間的にキツかった5月がやっと終了♪ しんどいハーフ21kmも走り終えて、ホッと一息。TVer動画で『ブルーモーメント』第6話を見始めたら、いきなり理数系の小ネタが登場。もう、これだけで十分だ(笑)。コラコラ!

    

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大学時代のあかり(本田翼)と、晴山紋音(笑)。オイッ! はいはい♪ NHKの気象予報士のお姉さんじゃなくて、晴原(山下智久)。あかりのコーディネートが明るくて、いいね。晴原のおかげで、あかりの心も洋服も晴れたと。

   

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あかりのウンチクによると、腕を伸ばして、太陽から手のひら1つ分の所に「幻日」(げんじつ)が見えるらしい。太陽光が雲で屈折して見えると。

   

いやぁ、私は見た覚えが無いけどね♪ まあ、そもそも太陽は眩しいし、目に悪そうだから、あんまし見ないっていうのもある。子どもの頃、太陽を目で直接見ると目がつぶれるとか言われてた(笑)。古っ!

       

   

     ☆   ☆   ☆

手のひらというより、要するに、太陽と目と幻日で作られる小さい角度が一定ということだろう。英語版ウィキペディアには、「22度の日暈(ひがさ)」(22° halo)という説明が書かれてた。両側に出来ることもあるらしい。キレイなCGだね(笑)。コラッ! 英語で「sun dog」と呼ぶ理由は不明とのこと。

   

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では、なぜ手のひら1つ分の所に幻日が来るのか。実際には、ドラマでも、晴原の手のひら1つ分よりちょっと長い距離だったから、22cmくらいだろう。

   

腕の長さというか、目から両端の指先までの距離は約57cmずつとして、両端の指先の距離(2等辺三角形の底辺の長さ)を計算してみる。 底角=(180°-22°)÷2=79°

    

二等辺三角形の場合は、余弦定理を使うより、下図のように考えて三角比で計算する方が簡単。一番上の頂点が、観察者(晴原)の目の位置。

    

 a=(b×cos79°)×2=2b×cos79°

  ≒ 2×57×0.19 ≒ 21.7(cm)  

    

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すると見事に、底辺aの長さは21.7cmになる。57cmの腕を伸ばすと、太陽と幻日の距離は、手のひら1つ分だと分かるのだ。いいね! 令和の一般人ブログだと、全くバズらないけど(笑)

    

ちなみに、余弦定理を使う場合、aの計算式にルートが付いてしまうけど、中身が2乗(4b^2×(cosθ)^2)になるから、キレイにルートが外れるのだ。数学好きの方はお試しあれ。倍角公式のありがちな変形だから、暗算でも可能。

    

      

    ☆   ☆   ☆

一方、単なる小市民アスリートは、4ヶ月ぶりだった先週に続いてまた、ハーフ21.1kmを走って来た。かなり疲れきってる状態だけど、メンタル的にはわりと元気♪ 4月から急激にランニングが減ってるから、むしろ走りたい気分。

   

マメが出来ないように、念入りに皮膚保護クリームを塗ってスタート。足腰だけじゃなくて、身体全体が疲れてたけど、筋トレでつけた筋肉で無理やり前に進む感じ♪ トータルでは、1km4分51秒ペース。ちょっと遅いけど、心拍は低めだし、良しとしよう。ペースがちょっと上下してるのは、プチバトルもどきがあったから。

   

気温19度、湿度79%、風速2.5m。蒸し暑いから、小雨を期待してたんだけど、降ってくれなかった (^^ゞ 新・心拍計はほぼ正常に作動。往路の異常値だけ補正した。

  

なお、今週は計13980字で終了。ではまた来週。。☆彡

   

   

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往路(2.4 km) 12分34秒 128 140

LAP 1(2.2) 10分52秒 132 138

  2   10分45秒 137 142

  3   10分34秒 141 144 

  4   10分15秒 143 147

  5   10分18秒 144 151

  6   10分19秒 142 148

  7   10分13秒 144 154 

  8(2) 9分21秒 148 159

復路(1.5)   7分15秒 141 152

計 21.1km 1時間42分21秒 140(82%) 159(94%) 

    

    (計 1784字)

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渋谷ジム4、『魔改造の夜』を見ながらバイク1時間半、疲れた身体はSズキの電動マッサージ器でほぐします♪(モーターはMブチ)

(30日)BIKE (indoor) 41.2 km,1時間30分

平均心拍 125,最大148,マシン表示 963kcal

心拍計表示  640 kcal(脂肪 224kcal)

   

LEG PRESS (140・150・160)×12回,170kg×14回

LEG CURL 15kg×10回×3

クトラル(胸&腕) 15kg×(8回,8回,7回)

      

WALK 10.2km

   

   

    ☆     ☆     ☆

NHKで電動マッサージ器なんて映していいの?と思った視聴者もいるはず♪ 他人事か!

   

ジムでエアロバイク・・じゃなくてフィットネスバイクを回し続けてる間、NHKテレビを流し見してることが多いんだけど、こけしの形の電動マッサージ器が国営放送で大写しになってるのを見て驚いた(笑)。元アイドルもいたし、もうすぐ新妻の女性社員もいたし、スタッフは狙ってるね♪ 邪推か!

   

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電動マッサージ器に加えて、ブラシ。もっと柔らかくて短い毛の方が遥かに効く♪ 何に?! 

   

   

    ☆   ☆   ☆

NHKが誇る工学マニアック番組、『魔改造の夜』。一見、理系のモノづくり番組だけど、実際には人間的な物語や熱いが中心となってる

   

今回(24年5月30日)の放送は、電動マッサージ器・25mドラッグレース。よく、そんな企画を思いつくね。ブラシを付けて毛の弾力による反発で進むか、それとも、マッサージ器そのものの振動を活用して進むか。

    

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今回、優勝して「世界記録」(笑)16秒13を出したSズキ(スズキ)のリーダーは、鈴木さん♪ 仮名じゃなくて? ちょっと冴えない感じの中年社員が、地味に努力して勝利を収める。少年ジャンプの漫画にピッタシ・・じゃないね(笑)。そう。少年マンガのヒーローには使えないから、大人のテレビ番組で輝くと。

   

細かい指摘をすると、目標タイム4秒はちょっと言い過ぎだったね。時速22.5km。この極端な数字は、彼のキャラに合ってないし、16秒というタイムの価値が薄れてしまった。練習のベストでも、10秒は切ってなかったような話を遠回しにしてたんだから、目標12秒とか言っとけば良かった。

   

   

     ☆   ☆   ☆

それより、半ば理数系のマニアック・ブロガーが注目したのは、ノートやホワイトボードの数式と図。

   

いつものように、きっちり映してくれないし説明もないから、分かりにくいけど、電動マッサージ器にくっつけて推進力を生み出すブラシの毛の長さや角度、太さ、モーターの性能、マシンの部品の質量(重さ)とかに関する式だった。

   

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最終的に、「(足の)角度は"43度"」ってことになってたけど、どう見ても毛の角度(鉛直下向きが0度)は遥かに小さくて、10度とかだったはず。マニアは見逃さない♪ 分子に書かれた動摩擦係数?のμ(ミュー)が大きいほど速いのは、わりと納得しやすい。

   

NHKの「ロボコン」で最強のT橋科学技術大は2回ともリタイアだったけど、色んな意味で面白かった。マシンの名前に、豊橋で主に作られてる駄菓子「ブラックサンダー」を加味してた所とか♪ 細かっ! たぶん、「豊橋 チョコ」とかの検索をかけた視聴者がかなりいるはず(笑)。まあ、あそこの数学の入試問題はわりと簡単だけど♪ コラッ!

    

    

     ☆   ☆   ☆

一方、肝心のジムの方は、渋谷にしては室温が高めで苦戦 (^^ゞ 多分、実際の室温を見て調整するんじゃなくて、エアコンだけで設定してたんだと思う。だから、昼間の猛暑の分、室内が暑くなってしまったと。

   

実は、今季最長の1時間30分のバイクが終わりそうになった頃、女性スタッフが近くに来て、急にエアコンの冷房が強くなった。もっと早く調整してくれれば涼しかったのに。

    

まあ、それでもマシン表示で41.2kmに到達したから、良しとしよう。終盤はかなり手抜きだったけど、脚がクタクタ(死語♪)だったし、ドリンクは飲み切ってたし、お尻も痛くてモゾモゾしまくりだったから、あんなもんでしょ。回転数は平均で毎分81くらいで、まずまずか。

   

負荷レベルは、14以下の軽めが中心で、後半の山場では15、16、17とアップ。ちょっとレベル16に慣れて来た気もするけど、17は重過ぎて回せない (^^ゞ ダンシング(立ち漕ぎ)30秒が精一杯。最後の30分は、レベル13で軽くクールダウン。

    

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     ☆   ☆   ☆

マシン筋トレは、またまた前回より少しだけ増やした感じで、そこそこ好調。やっと、ペクトラル(胸&腕)の感じがつかめて来た気がする。

    

それより、各マシンの上で休憩してる人が多くて、ちょっとどうかと思った。セットの間はマシンから降りるのがルール。単なるマナーじゃなくて、決められてる事なんだけど、守ってる人は少ない。私なんて、いちいち降りて、その度にマシンを拭いてるほど。

    

昨日は、長いバイクに加えて、合計10kmのウォーキングもあったから、帰宅後は腹が減り過ぎて暴飲暴食♪ いよいよ56kgまで行ってしまったかも。なぜか最近、また体重が増えてるのだ。そんなに緩んでるつもりもないけどね。体組成計が壊れたのかも(笑)。現実逃避の責任転嫁か!

  

レースまで、ちょうど残り1ヶ月。ここまではまずまず順調だから、油断しないように最後まで頑張ろう! ではまた。。☆彡

    

   (計 2126字)

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二重偏波気象レーダー、降雹(こうひょう)アラート、数式(偏微分方程式)の変数 Pidep、Pgacw、etc ~『ブルーモーメント』第5話

 彩 先生 大事な話があります

   ずっとモヤモヤしてた事がわかりました

   先生 口が悪過ぎです!

    ・・・・・・

   言ってる事 間違ってますか?

 

晴原 (フ~~ッ・・)

   いや・・・今後留意する

           (脚本 浜田秀哉)

 

    

   

     ☆   ☆   ☆

2日遅れで一応見た『コードブルー』・・じゃなくて『ブルーモーメント』第5話。終盤、ウケたから、ごく簡単にマニアック記事をアップしとこう♪

   

「一応」が余計? いや、忙しいもんで。日経新聞が無料期間だから、今のうちに読まないと♪ ケチか! JALの格安タイムサービス航空券も買っちゃったし。必要ないのに(笑)。ムダ使いだろ!

     

晴原(山下智久)の小っちゃい声の台詞だけ小文字で入力したかったのに(笑)、なぜか新型iMacが反応してくれない。まあ、余計なお遊びはしないことにしようか。あっ、なぜか出来た!

     

彩(出口夏希)がメモを取って思いを言語化するって話だったから、どんな凄い指摘かと思ったら、「口が悪過ぎます」(≧∀≦) 温厚で寛容な心優しい私には無縁の言葉だけど、念のために今後、留意しよう♪

    

    

     ☆   ☆   ☆

さて、最初に登場した気象マニア用語は、「二重偏波気象レーダー」。これ、しばらく前から気象庁とかで普通に使われてるものらしい。気象研究所の解説ページより。

  

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2つの方向(角度)で振動する電波で、雲とかの内部の様子が細かく分かるらしい。積乱雲に限らず、竜巻の内部まで。

   

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上図は、竜巻を水平に切った切り口。緑(球状)やピンク(扁平)の物が広がってるのが分かる。・・と言っても、何で形が分かるのか、分からないけど♪ 横軸の longitude は経度(東経)、縦軸の Latitude は緯度(北緯)。要するに、日本列島の中での位置を数字2つの組み合わせで表してる。

   

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気象庁より、すぐ上の東芝の図の方が遥かに親切で分かりやすい。霧・雨・みぞれ・雪・あられ・ひょうの連続的な大小関係も一目瞭然。一つの積乱雲の中に、水の色んな姿が混ざってると。

   

直角に組み合わさってる二重の偏波(水色&薄茶色のS字曲線)のイメージもつかみやすい(下図)。2本の縄を同時にウネウネさせて遊んでるイメージ。

     

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さすが、世界のT芝♪ まあ、NHK『魔改造の夜』は負けたけど(笑)。まだ言うか!

    

   

    ☆   ☆   ☆

次の気象用語は、聞いたことがない「降雹(こうひょう)アラート」。要するに、雹の被害がかなり大きいから、損保会社が新たに実証実験して、もうすぐ一般に提供されるらしい。

   

直接見たことはないけど、そう言えば確かに、たまに巨大なひょうが話題になってる。直径10cmの氷が時速100km(?)で頭に当たったら、即死だろう。ガラスもあちこちで割れるだろうから、ケガのリスクもあり。「以後、留意する」♪

   

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上は、あいおいニッセイ同和損保&エムティーアイ。下は、三井住友海上&東芝

     

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「ひょう災アラート」という言葉も初耳。むしろ、自転車の危険運転を続ける「ひょっこり男アラート」の方が役立つかも♪

    

とにかく、専用アプリに組み込まれる予定らしい。試しにインストールしてみたら、キャラが可愛かった♪ あられのイメージかね。最近のマイブーム(死語)、パープル系の色のグラデーションも、いいね。大阪万博、これにしたら?(笑)。コラッ!

    

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    ☆   ☆   ☆

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さらに、初回で折角コメントしたのに、Googleに完全に無視されてしまった数式ネタ♪ 久々に検索をかけてみたら、簡単に変数の意味が分かった。詳しく調べる余裕はないけど、本物の気象解析の数式だろうと思う(未確認)。

  

今回のドラマの気象ポイントは、雹(ひょう)だけど、これは直径がほぼ5mm以上の氷の固まり。そこまで大きくなってない2~5mmの氷は、霰(あられ)。あの数式は、あられが生成される過程を解析するものだったらしい。

   

Pidep は、拡散成長による雲氷の生成率(毎秒)。Pidsn は、核形成による雲氷の生成率。Ps.sacw は、「雲水を捕捉した雪が雪の範疇にとどまる場合、捕捉された雲水による雪の生成率」。定義、長っ! 雲氷と雲水も紛らわしい。Pgacw は、あられが雲水を捕捉することによる、あられの生成率。

  

以下、省略。読み手がいないだろうから(笑)。雲の中の微小な変化は、「雲微物理過程」と呼ばれてるけど、読み方さえ分からない。彩の中国語テロップに見える♪

    

この話、ちょっと面白そうだから、しばらく後で真面目な気象物理記事を書くかも。

   

   

     ☆   ☆   ☆

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最後は、ひょうで急激に地表面の温度が下がる様子を示してた、黄色いテレビリモコン(笑)。そうじゃなくて、Kestrel 5500 ポケット気象メーター 。9万円! 高っ。。 上に付いてる風車で直接、風速を測定するのか。携帯扇風機にもな・・・らないだろ! 30gの軽さ☆ amazonより。

     

上図は、風向きと風速(マイル表示)、温度表示の画面。WSW(西南西)、時計回りで249度の方向からの風。時速2.3マイル(秒速1m)。華氏74度(摂氏マイナス5度くらい)。

    

調べてると買いたくなっちゃうから、この辺にしとこう。気象・天候関連はやっぱり面白くて、深みもあるね。お天気お姉さんも可愛いし(笑)。そこか! それでは今日はこの辺で。。☆彡

    

    (計 2145字)

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NHK映像の世紀「奇妙な果実」、歌詞の元の黒人リンチ殺人事件が起きた(弁解にはならない)理由・キッカケ(英語版ウィキペディア)

奇妙なタイトルの番組だなと思って試しに見始めた、NHK映像の世紀バタフライ・エフェクト「奇妙な果実 怒りと悲しみのバトン」。奇妙な題名の曲と歌詞、その元になった黒人リンチ殺人事件の写真があまりに強烈なインパクトで、最後まで目が離せなかった。

        

ボブ・ディランの非常にストレートなプロテスト・ソング『エメット・ティルの死』は胸に響くし、それに触発されたサム・クックの『A Change Is Gonna Come』(変化はいつか起きる)も美しい歌声の名曲。

  

しかし、ここではやはり、番組の表題の曲『奇妙な果実』(1939年)に目を向けよう。差別から逃れて来たユダヤ系のエイベル・ミーロポル(Abel Meeropol)が作詞・作曲、黒人女性のビリー・ホリデイ(Billie Holiday)が歌ったこの曲は、リンチ殺人で黒人2人が木に吊された実際の事件(1930年)が元になってる。元の詩は「Bitter Fruit」(苦い果実)。

   

  

     ☆   ☆   ☆

番組では、おそらく意図的に、なぜそのリンチが起きたのかを伝えなかった。黒人差別の悲惨さと有名な曲を伝えるテレビ番組だから、NHKの編集方針としては間違ってないのかも知れない。

   

ただ、同じリンチでも、エメット・ティル事件のあまりに些細なキッカケは番組で伝えたのに、2人が木に吊るされた事件の原因・理由・きっかけは番組で伝えないというのは、国営放送のドキュメンタリーとして十分ではない。

   

しかもリンチを伝える画像には、当時、黒人へのリンチが「遊び半分に日常的に行われていた」という語りまで付けてたのだから、流石にミス・リーディング、誤解を招く表現だろう。

   

実はそこには、この番組で伝えにくい真実があった。その黒人2人は、「白人に対する強盗殺人の容疑」で逮捕されてたのだ。

   

あくまで、まだ容疑者の段階だったので、誤解や見落としのないように。裁判の前どころか、逮捕の翌日にすぐ、拘置所(刑務所)から外へ連れ出されてリンチされた。

    

    

     ☆   ☆   ☆

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AI(ChatGPT 有料サブスクmodel4)も正しいと認めた、英語版ウィキペディアの説明によると、その2人の黒人男性は、白人男性に対する強盗殺人だけでなく、その女友達(ガールフレンド)に対する強姦の容疑もかけられてたらしい。

   

レイプの容疑は、助かった3人目の容疑者に関しては、取り下げられた(女性自身の証言で)。ただ、殺された2人に関してはどうだったのか、ハッキリしない。おそらく、2人に関してはレイプ容疑も残ってたと思われるが、とりあえず保留しとこう。

    

今現在の日本でさえ、その辺りは被害女性への配慮であまり触れられない部分だから、100年近く前の事件で情報が足りないのは自然なこと。

  

それはさておき、ではリンチが無ければどんな判決だったのか? ChatGPT4にたずねると、もし殺人と強姦の容疑が認められれば、死刑か長期の懲役だろうというような話。現在の日本の感覚と同様。ただし、もちろん実際には、陪審員の人種構成(おそらく白人が多数か全員)など、いろんな条件が影響するので不確定。

  

なお、結果的に助かった3人目の容疑者は、その後長く積極的に活動。その中で、その2人が殺人を行ったことは認めたようだ。と言っても、自分はその前に逃げたという話だから、殺害の現場は直接見てないかも知れないが。。

    

    

     ☆   ☆   ☆

いずれにせよ、群衆によるリンチ殺人や木に吊るす行為が論外なのは、言うまでもない。また、そもそも2人が本当に強盗殺人を行ったと仮定するなら、なぜそのような事を行ったのか。そこにはやはり、黒人差別による生きにくさが影響してた可能性が十分ある。

       

「バタフライ・エフェクト」、蝶の羽ばたきが回り回ってもたらす効果という言葉を使うのなら、最初のバタフライは、『奇妙な果実』という曲や歌というより、元になったリンチ事件だろう。さらに遡れば、おそらく、当時の悲惨な黒人差別というところまで到達すると思われる。

    

外国人や、元・外国籍の人、その種の人を親に持つ人が増えて来た日本でも、他人事ではない。まずは事実や歴史を知ることから始めようと思う。それでは今日はこの辺で。。☆彡

    

     (計 1752字)

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お箸で作れる「レオナルド・ダ・ヴィンチの橋」、出典の文献は『アトランティコ手稿』のスケッチ2枚か(『Believe』第2話)

テレビ朝日の連続ドラマ『Believe』第2話の冒頭で、狩山(キムタク=木村拓哉)が作った割り箸の橋。

   

釘、ボルト、接着剤とか使わず,お箸10本ほど(下図では8本)の組み合わせだけで作った建築模型で、刑務所で同室の仲間3人に、2つの事を示した

  

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まず、自分は特殊な知識・技術を持ってるプロの設計士だという事。そして、割り箸みたいな存在の自分たちでも、みんなで力を合わせれば意外な結果を実現できるということ。

  

ただし、出来る事と出来ない事があるし、出来る場合と出来ない場合の違いもある。まあ、井上由美子の脚本のドラマとしては、脱獄に失敗したと見せかけて、成功するパターンか。失敗してまた刑務所に戻ると、物語が先に進まないし♪

      

        

              ☆   ☆   ☆

さて、今回、一般男性のマニアック・ブロガーの目に留まったのはもちろん、「箸の橋」というダジャレの親父ギャグ・・じゃなくて、あのダビンチの橋の構造。

   

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ところが、そんな情報は以前から、日本も含めて世界中に溢れ返ってた。丸くてツルツルした箸だと作りにくいけど、細くて角ばってるか、平べったい棒状の物なら作りやすい。

    

摩擦力が働くことが一つのポイント。全体を持ち上げて次の1本を差し込む時には、崩れないように指で支える方が良さそう。

   

    

     ☆   ☆   ☆

あと、ダビンチ本人の直筆らしきセピア色のスケッチ(描画)も、一部で地味に拡散してる。メジャーなのは下図で、15本くらいの棒の組み合わせで、アーチ型の構造の橋を作ってる。

  

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それに対して、世界中を探し回っても(ほとんど)見当たらないのが、その橋や図面とレオナルド・ダ・ヴィンチの歴史的な詳細。考案・執筆の年代も、500年前とか大まかな事が根拠なしに書かれてるだけ。

   

私が英語で調べまくっても良い情報が全く出て来なかったし、有料サブスクAIのChatGPT4に聞いても、有益で信頼できそうな情報が全く出なかった。珍しくちょっと時間をかけて調べても(と言っても、十秒レベル)、何も発見できなくて、仕方ないからあまり関係ない情報を示してたほど。

   

ここで私も諦めかけたけど、スケッチの画像検索をかけると、ようやく学問的な情報がヒットした。AI超え♪ まだ今のAIは、画像の認識力・解析力が低いから,人間でも対抗できる。

    

   

     ☆   ☆   ☆

日本語で『アトランティコ手稿』とか訳されてる、メモ付きのスケッチ集、『Codex Atlanticus』の中に、あの橋のスケッチが2枚、入ってるのだ。

    

上で引用した画像は、1495年の物とされてる(おそらく推定の年代)。

   

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その後、1508年にも、作りかけみたいな感じのスケッチを残してた。

   

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    ☆   ☆   ☆

この手稿はあちこちで無料公開されてるけど、芸術的で凝ったページ作りだから、見て探すのは面倒。私も、一度は見れたのに、今は見れなくなってる。

   

(追記:キーボードを使うと、また見れた。タブレット単体だと操作しにくいのかも)。

  

ただ、出典となる文献と年代を特定したから、もう十分ということにしとこう。発掘するだけでも大変だった。ホントは2枚目の画像のメモを解読したいのに・・とか思いつつ、今日はそろそろこの辺で。。☆彡

    

     (計 1350字)

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絶対に離れない手のつなぎ方、正義も真実も超えて、人間として「心中」へ・・~『Destiny』第1話~第4話

ここ数年はあまり書いてないけど、過去19年近くのブログ毎日更新で、多数のドラマレビューを書いて来た。その中で、4話までをまとめて短い感想記事にしたことはないはず。極端な手抜きだけど、時間が無い中、ちょっとだけでもコメントしときたくなった。

   

そもそも私は、第2話の冒頭までしか見てなかったから、視聴を止める前に2話の続きくらい見とこうか・・と思ってTVerにアクセスしたら、最新の第4話まで見てしまった。

    

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今季(2024年・春クール)の連続ドラマの中で、今現在、TVer動画のお気に入り数は110万でトップになってる。テレビ放送の世帯視聴率はここまでの平均で7.4%に留まってるけど、石原さとみが3年ぶりの主演復帰ということもあって、かなりの視聴者を惹きつけてるのは確か。

   

私の評価も、ここまで高い。単に面白いとか、石原が可愛いとかいうことだけじゃなくて、ベテラン脚本家・吉田紀子が緻密な物語を作り上げてるし、演出もドラマらしくていいと思う。1話・2話が新城毅彦、3話・4話が星野和成。

   

   

    ☆   ☆   ☆

このドラマが、脚本的にも演出的にも緻密に作られてる具体例として、第1話の前半、ドライブのシーンをまず見てみよう。

  

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明るく楽しい青春、男女5人の大学生のグループ交際(死語♪)。この時、車のハンドルを握って運転してるのは、カオリ(田中みな実)。隣の助手席にいるのは、真樹(まさき:亀梨和也)。

  

別にSNS向けの芸能ネタのサービスじゃなくて、この楽しさの絶頂シーンが、その後しばらくして、一気に暗転するのだ。2人で一緒に死のうとするカオリの暴走運転を、必死に止めようとする真樹。鮮明なコントラスト(対比)が出来てる。

  

上の映像をよく見ると、車の進行方向のすぐ先には、曲がりくねった急カーブの道が待ち受けてる。実際、数ヶ月後くらいにカオリはハンドルを切り損ねて(あるいは、思い通りにハンドルを操作して)、山道で事故死。真樹も重傷。5人の関係も大きくひび割れてしまった。

  

   

     ☆   ☆   ☆

そもそも、男2人と女3人という構成から、計算されてる。普通なら、現実でもドラマでも、男の方が多いはず。例えば、『野ブタ』や『たったひとつの恋』を思い出しても、そうなってた。

   

人数が多い側には、男女の関係で余ってしまう「かわいそうな」役割が1人、生じやすい。で、この『デスティニー』でも、余ったかおりだけがすぐに死んで消えてしまった。男女の人数の比から、既に計算されてた形に見える。

    

Googleで検索すると、「Destiny 意味」というフレーズの検索が多いらしい。日本語や日本文化の中だと、この英単語は、重い運命的つながりに使われる傾向が強い。ヒロイン・奏(かなで:石原)と真樹は、父親同士が命がけのライバル関係(検察官vs弁護士)。大学の法学部で出会ったのは、単なる偶然を超えた重いつながりを感じるから、デスティニーだろう。

  

ちなみに、同名のMy Little Loverの曲は、歌詞の最後が「涙が溢れること ずっとずっと知っていたのに」(作詞・小林武史)。ユーミン=松任谷由実の曲は、歌詞の最後が「むすばれぬ 悲しい Destiny」となってる。

      

    

     ☆   ☆   ☆

ここで思い出すのは、このドラマの主題歌『人間として』。最初に聴いた時は、イントロの弦楽器の音が綺麗だなと思ってたら、妙に明るくて華やかな調子のメロディーと歌声が続いて来て、驚いた。

   

作詞・作曲に椎名林檎という名前を見て、なるほど・・と納得。尖った独自路線のベテラン人気女性ミュージシャン。笑顔が溢れるミュージカルの喜劇みたいな感じの曲で、SNSでは視聴者の違和感のつぶやきが多いというようなネット記事も出てた。

   

そう言えばユーミンの曲も、歌詞や状況は暗い失恋なのに、わりと明るめのアップテンポのメロディーになってた。ドラマが描こうとしてるものが重すぎるから、椎名はあえて逆方向の路線で作ったんだと思う。重さを笑い飛ばすというか、歌声で叫び飛ばすというか。

    

『人間として』の歌詞を読むと、やはり「正義」と距離をおいて、ちょっとからかうようなノリになってる。「うるさい 黙っておれ」。「付き合う以上 もう心中覚悟・・」。

   

    

     ☆   ☆   ☆

この「心中」という歌詞のワード。もちろん、カオリが真樹を道連れにしようとした暴走運転よりも、奏と真樹の今後の展開を想定してるように感じる。

   

特に、社会人としても女性としても「勝ち組」的な位置にいる奏にとって、真樹との関係や父・栄介(佐々木蔵之介)の死の真相にこだわり続けるのは、自殺行為か心中に向かうようなもの。

    

それでも奏は、「絶対に手が離れない」くらい、しっかりと手を繋いでるのだ。特別な男性2人とのデスティニー、運命によって。手が離れないつなぎ方というのは、第1話のベッドシーンで真樹が奏にささやいてた小話。離れないつなぎ方を甘くささやいてるシーンで、背景にティッシュの箱が映されてるのは、象徴的で暗示的。

      

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     ☆   ☆   ☆

その後、第3話のエンディングでの手の使い方は巧みだった。幹線道路を行き交う車を挟んで、「手、離さないで」と叫ぶ真樹。ドラマ好きならもう、ここで2人が再び駆け寄るのは分かるはず。

  

もちろん、婚約相手と手を離さないで、という表面的な意味を超えて、「俺と手を離さないで」「俺も離さない」という意図が表現されてる。もともと、14年前に一方的に手を離されてしまった奏としては、再び手をつなぐしかない。正しいかどうかは分からないけど。正義が何と言おうと。

  

「手を結わえてくれ・・僕らは制御不能・・」(椎名『人間として』)

   

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サブタイトルの「許されないキス」の映像。2人の唇のすぐ下に、青とピンクの丸い光が重なってるのがテクニカル。こんな映像は、狙って撮影した後で上手く編集しないと出来ない。

  

そして、その後の2人の「引き」の映像も暗示的だった。2つの街頭の左側の下に2人がいて、右側は空虚な暗闇になってる。まるで、今後また手を離す展開を予告するフラッグ(旗印)みたいに。左右が非対称的なこの構図も、かなりテクニカルで珍しい。右側の暗闇から、カオリが手招きしてるようにも感じられるほど。。

        

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     ☆   ☆   ☆

映像の分析として、最後に残りの仲間3人の映し方も見ておこう。

   

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第1話で、真樹と奏の父親同士の因縁をたまたま知った知美(宮澤エマ)と、それを聞いたカオリが、真樹に告げるかどうかで言い争う場面。

   

カオリは奏への嫉妬もあって、告げようとしてるけど、知美は勉強が忙しいこともあって否定的。この映像、よく見ると、手前の物体を左右にわざと入れてボカしてる。その種明かしは、第4話で登場。実は、手前の柱の陰から、祐希(矢本悠馬)が立ち聞きしてたのだ。

  

ということは、カオリの死のキッカケに、知美がいることを祐希は知ってた。罪の意識に苦しむ知美が、自分に救いを求めてることも分かってた。それでいて、何も語らずに受け止めて、幸せそうな家庭を築いた祐希。

  

ちょっと、いい人過ぎるから、今後は何か別の側面が出て来るのかも。真樹への静かな挑発を始めた、奏の婚約者、貴志(安藤政信)みたいに。

  

   

   ☆   ☆   ☆

なお、真樹の父・野木浩一郎(仲村トオル)と、奏の上司・大畑(高畑淳子)も、ベテランらしく渋い味わいを出してた。特に高畑は、プライベートでも存在感があって、凄い女性だなと注目してる。

   

というわけで、遅まきながら4話まとめて簡単にレビューしてみた。これで、「何で亀ちゃんだけ書かないの?」と思われることもないはず♪ それでは今日はこの辺で。。☆彡

    

    

      

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