中国の激安通販Temu(ティームー)、米国で大人気でも怪しげだから様子見か・・&気温28度プチジョグ

(1日)JOG 8km,42分26秒,平均心拍 138,最大 163

消費エネルギー 353kcal(脂肪 81kcal)

     

やられた! ココログのメンテナンスを忘れてた (^^ゞ 8月2日なんて遥か先のことだと思ってたら、もうなってたのか。光陰矢の如し。ちょっと違うかも♪

       

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仕方ないから、とりあえずiPadのメモアプリに入力しとこうか。買って1年も経ってないiPad Proのネット閲覧スピードが遅くなってるって話はまたいずれ。色々と試してみたけど、復旧してない。回線は速いから、端末の問題だろう。ハードかソフトかって問題はさておき。

    

        
    ☆     ☆     ☆

さて、今日は非常に忙しい日だから、サラッと終わらせよう。恒例のアレなのだ♪ そんな中でも、値上げ値上げのラッシュの中、安売りの話は気になる♪ 最近、ネットを見てると、異常に安い広告がブラウザに表示されるのだ。通販というより、EC(電子商取引)と呼ばれてるもの。

    

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思わず目を疑ったのは、383円!(税抜)のバックパック。一桁、間違えてるような値段。おまけに送料無料? よく見ると、ほとんど見えない小さい文字で、「アプリ新規ユーザー限定」と書いてるんだけど、最初は気付かず。

    

ただ、タップする前に、「Temu」というブランドについては検索してみた。あまり評判は良くない感じだけど、悪いというほどでもない。そもそも情報がかなり乏しい。

    

そこで恐る恐るタップしてみると、案の定、383円のバックパックは表示されない (^^ゞ バーゲンセールのサムネイルの一覧表みたいな画面が表示されて、普通の価格の3分の1くらいの激安商品が無秩序に並んでる。明らかに安過ぎて、大人としては裏を読んでしまう♪ 上手い話には要注意☆ 安物買いの銭失い。

    

     

      ☆     ☆     ☆

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信頼できそうなサイトの情報を探すと、DIMEとか日経新聞の記事が上位にヒットした。一応、単なる危険なサイトというわけでもないらしい。色々と批判がある一方、米国その他、海外の若者には既に大人気みたいだ。
   
日本のサービスがいつ始まったのか、まだ正確な情報は発見できてない。日本語のウィキペディアの日付け(日経の記事の公開日)は、単なるメディア情報の誤読にすぎないと思うからスルー。ネットのあちこちやアプリの情報から、私が総合的に推測すると、おそらく6月下旬から7月上旬の間に、日本でも販売開始されたんだと思われる。

   

ちなみに、日経その他、ティームーという読み方が標準みたいだけど、そんなものはユーザー側が決めること♪ テムとか、ティーミューという読み方もあり。「TENMEI」なら、テンメイ(笑)。宣伝か! テーメー(低迷)と読んではいけない。

   

    

     ☆     ☆     ☆

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で、App Storeでアプリを見ると、評価が数百しか無いし、かなり低い数字になってる。2.9。普通、3.5未満のアプリは論外だろう(個人の感想♪)。

    

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おまけに、アップルからは、個人情報に気を付けるようにと注意書きも書かれてた。とりあえず、インストールする気はしない。

   

私はポイントカードの類さえ、信用してないほど。一応あれこれ持ってるけど、あんまし使ってない。僅か数%のポイントのために、個人情報がダダ漏れになるのは嬉しくないのだ。10%とかなら、使うけど。メリットとデメリットの総合評価の問題。

     

    

     ☆     ☆     ☆

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アメリカで大人気ということで、英語版ウィキペディアのTEMUの項目も見たけど、やっぱり情報は少ない。2022年、米国で最もダウンロードされたアプリだということは書かれてる。

   

むしろ、親会社のPDDホールディングの項目の方が興味深かった。早くも、ウィキの内容について激しく揉めてるようなのだ。どうも、業者側の宣伝の書き込みがあるような感じの注意書きまで付いてた。証明は難しいだろうけど、ありがちな事ではある。

      

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ナスダック市場で親会社の株価の推移グラフ(チャート)を見ると、過去5年で大きく見れば右上がりになってるけど、途中に巨大な鋭い山がある辺りがちょっと怪しげではある。ビットコインとか、仮想通貨(暗号資産)ほどではないけど、余剰マネーが短期的に注ぎ込まれてる感じか

     

・・って感じで描いてると、またズブズブとハマりそうだから、そろそろ止めとこう。ちなみに、先に話題になったアパレル、インテリア中心の女性向けEC、SHEIN(シーイン)の方は、アプリの評価も普通になってた。先にそっちを試してみようかな。失敗覚悟で。。

   

   

      ☆      ☆     ☆

一方、小市民アスリートの方は、昨日も夜中にプチジョグ。前日と同じ気象条件だったけど、もっと暑く感じて、汗も序盤からダラダラ流れ落ちてた。局地的に暑かったのか、昼間の暑さの違いが残ってたのか

    

時間も無いから8kmだけで、トータルでは1km5分18秒ペース。クソ暑くて左足も痛かったわりに、まずまずか♪ 気温28度、湿度78%、風速1.5m。新・心拍計は序盤と終盤で高めにブレてたから補正した。ではまた。。☆彡

   

  

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LAP 1(2km) 12分07秒 118 123

  2    10分37秒 132 140 

  3    10分08秒 145 152 

  4     9分28秒 155 163

計 8km 42分26秒 138(81%) 163(96%)

      

        (計 2131字)

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バブル後の高値更新の日経平均株価、4万円まで上昇か?、2つの対話型AI(ChatGPT-4、Google Bard)の回答

行くだろうとは思ってたけど、日経平均株価は23年5月19日、あっさりとバブル後の最高値を更新した。為替の円安とか、米政府の債務問題解決とかいうより、もうこうなったら「上がるから上がる」に近い。特に春以降は、日本株の独自の強さを誇示する状況になってる。

   

株式市場に対しては、私は以前から時々、「バブル」という冷めた言葉を投げかけてたけど、そもそも「バブル」という言葉は昔のもの。上がり過ぎたら急激に下がるという過去の常識はもう、あまり通じない。

      

最近は、2008年~09年のリーマンショックが落ち着いて以降、10年ほど、ほぼ一方的に株価は上がり続けてるのだ。一般人の日々の生活実感とは無関係に。

   

    

     ☆     ☆     ☆

東日本大震災、新型コロナ、ウクライナvsロシア戦争、金利上昇、物価上昇、etc。この間、いくらでも暴落の要素はあったのに、中長期的に見ると、ほとんど下がってない。特に、コロナ初期の混乱の1年で急上昇したのには驚いた。日銀の強引な買い支えだけではない。

      

だからこそ、数十年ぶりの暴落リスクが高まってるという見方は一理も二理もあるけど、やっぱりどうも、投資の形が大幅に変わってしまったようだ。溢れ返る世界のマネーを、投資AIが強気、強気で膨らませ続けてるイメージ。この風船は、太い針がいくつも刺さっても、なかなか弾けない。

    

「理外の理」という言葉がある。普通の道理、過去の道理を外れた理屈が、ここ15年ほど、世界のマーケットを支配してる。この勢いが、33年ぶりくらいに日本市場に集中すると、バブル期のあの最高値(38900円ほど)を更新するくらい、簡単なことに見えて来る。

   

   

      ☆     ☆     ☆

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上は、過去50年の日経平均のチャート(値動きの推移グラフ)。株探HPより。「年足」(1年単位の変化)で見ると、ここ10年ほどの動きは、バブル前以来の右上がりになってるのが分かる。後はもう、39000円近くの史上最高値まで節目がない。

     

これだけなら、そろそろ下げに転換するようにも見えるけど、米国のダウ平均と見比べると、日本株は極端な出遅れになってるのだ。下は、英語版ウィキペディアより。画像の縦横の幅は、上の日経平均の画像と合わせてある。

   

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単に「円」で考えてもそうだから、最近のドル高・円安を考慮して「ドル建て」で考えると、金余りの外国人投資家にとっては狙いやすい。

    

   

      ☆     ☆     ☆

というわけで、対話型HI(人間知能)ChatTEN4は、株価のテクニカル分析だと数年以内に日経平均が4万円を目指しそうだと予測♪ 核戦争や巨大地震(首都圏、東海)、富士山噴火が起きない限りは。

     

では、対話型AIに質問したら、どう答えるか? ChatGPT(最新モデル4)と、Google Bard。おそらく、かなり控えめで慎重な回答だろうと思ってたけど、想像以上に慎重だった。

   

まず、すっかり友達になってる、ChatGPT-4の回答。冒頭はちょっと笑えた♪

    

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情報提供ありがとうございます。日経平均株価が30800円に達したというのは驚きのニュースです」(笑)

   

私に対する御礼の言葉からスタート。驚いたということは、知らなかったわけね♪ 一応、最近スタートした「ウェブ・ブラウジング」機能をONにしたんだけど、ネットから最新の株価データは集めてないし、リアルタイムの分析も自分では出来ないらしい。

   

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たぶん、大損した投資家による訴訟リスクとかを避けてるんだと思う。オープンAIは大赤字の新興企業だから、巨額な賠償金を支払う余裕はない。

  

   

     ☆     ☆     ☆

テクニカル分析による予測が4万円を目指すというのであれば、それは可能性としてあり得るでしょう。しかし、テクニカル分析は過去の価格動向を基に予測を立てるものであり、経済状況や企業の業績、地政学的なリスクなど、多くの要因によって実際の価格は影響を受けます。

   

だからと言って、その予測が間違っているとは言えません。確かに経済成長が続くと、それは可能性として考えられます。ただし、これらの予測は不確定性を伴うものなので、投資に関しては自己の判断とリスク容認度に基づいて行うべきです。・・・
   
   
何度か聞き直したし、個人的な投資とは無関係の話だということも伝えたけど、こんな感じでずっと慎重な受け答えだった。しかも、今の日本株に合わせた具体性がほとんど無くて、株価や分析に関する一般的な知識で語ってる。

   

まあ、別に有益な投資情報が得たかったわけではないから、別に構わない。少なくとも、日本語版が出たばかりのGoogleの対話型AI「Bard」よりは、親しみをもてるやり取りだった。有料会員だから、顧客サービスで愛想がいいのかも♪

   

     

      ☆     ☆     ☆

一方の試験運用中のグーグル「バード」。Birdなら鳥という意味だけど、Bard吟遊詩人という意味。この独特の洒落たネーミングを見ても、やっぱりグーグルという企業には遊び心がある。ただ、バードの回答には、まだ遊び心を感じない。お硬いのだ。

    

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バードは無料で一般公開されてるけど、使う前には、Googleアカウントにログインする必要がある。

    

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ChatGPT-4でも別の回答を表示できるけど、Bardの場合、最初から回答案が3つ提示される。ただ、最初は3つとも不愛想だった。語り口が微妙にきついのだ。話し相手として見た時、チャットGPTの方が遥かに感じいい。

       

テクニカル分析は、過去の価格データに基づいて将来の価格を予測する手法です。しかし、テクニカル分析は未来を予測する万能のツールではありません。過去のデータに基づいて未来を予測しても、必ずしも正確であるとは限りません。

日経平均株価が今後数年で4万円を目指す可能性もゼロではありませんが、確実なことは言えません。株価は経済情勢や企業業績など、様々な要因によって変動するため、将来の株価を予測することは困難です。  

投資をする際には、テクニカル分析のみに頼らず、経済情勢や企業業績など、様々な情報を参考にして判断することが重要です。

   

     

      ☆     ☆     ☆

タブレットとPCで2回、同じ質問をすると、回答案が合計6つ示されたけど、どれも似たような感じ。慎重で常識的だった。

  

そこで、「あえて、テクニカル分析だけで考えると予測はどうなりますか? 投資とは関係なく、単なるテクニカル分析」と入力。

  

改行して続けようとしたのに、シフト・キーの押し方が足りなかったのか、エンターになってしまったけど、質問の意図は通じたらしい。ちょっとマシな回答が返って来た。

   

テクニカル分析だけで考えると、日経平均株価は今後数年で4万円を目指す可能性があります。しかし、これはあくまでも可能性の一つであり、必ずしも実現するとは限りません。テクニカル分析はあくまでも過去の価格データに基づいた予測であり、未来を予測する万能のツールではありません。

   

日経平均株価が今後数年で4万円を目指すためには、いくつかの条件を満たす必要があります。まず、経済成長が継続し、企業業績が好調であることが必要です。また、円安が進み、輸出企業の業績が伸びることも必要です。さらに、外国人投資家が日本株に引き続き投資することも重要です。

   

これらの条件がすべて満たされれば、日経平均株価は4万円を目指す可能性があります。しかし、これらの条件がすべて満たされるとは限りません。・・・

    

  

     ☆     ☆     ☆

この回答は一見、具体性があるように見えるけど、よく読むとやっぱり、普通の考えの寄せ集めになってる。まあ、それを言うなら、経済の専門家とされる人間もそれほど違わないかも。

   

とにかく、30数年ぶりのバブル超えの可能性が出て来たのは確かだろう。もし、直前で失敗して下がっても、あるいは39500円くらいで急に反落しても、「失われた30年」はもう卒業。それほど遠くない将来、5万円を目指すはず。

    

まあ、それよりも、急落から復活して来たビットコインの1000万円の方が早そうな気はする。経済のファンダメンタル(基礎的条件)とほぼ無関係な仮想通貨=暗号資産こそ、「上がるから上がる」、「買われるから買う」のだ。

     

   

      ☆     ☆     ☆

なお、私個人としては、今まで通り、暴落の方が自然だと思ってるので、念のため。自分の願望として、上がると言ってるのではないし、買いの煽りなんてものとも全く無関係。あくまで、理数的で経済的な理屈へのマニアックな関心に過ぎない。

     

下がるべきなのに上がってしまう相場だからこそ、「理外の理」なのだ。ともあれ、今日はそろそろこの辺で。。☆彡

    

       (計 3482字)

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戦場の男性(彼)への思いをのせた乙女の軍歌『カチューシャ』、ロシア語から英語への直訳で意味を解釈

一昨日(2023年2月23日)、NHK『ニュースウォッチ9』を流し見しながらPCをいじってると、冒頭から聞き覚えのあるメロディーが流れて来た。有名なロシア民謡だろうとは思うけど、曲名は分からない。

    

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ウクライナ侵攻1周年を前に、ロシアのモスクワでイベントが開かれて、「全員で戦地にいる兵士を思うロシアの有名な楽曲を合唱しました」。最後はプーチン大統領も登場、祖国と家族を守ろうと、檄を飛ばしたと。

  

産経新聞によると、このイベントは「祖国防衛の日」2月23日(祝日)の前日、22日にモスクワ中心部に近いルジニキ競技場で開催されたもので、若者向けのコンサートみたいな催しとのこと。

   

   

     ☆     ☆     ☆

有名なら曲名くらい出せばいいのに、西側の国営放送NHKとしては、悲惨な戦争と曲名を結び付けたくないということか。

   

マニアック・ブロガーとしては直ちに検索開始。Youtube動画で『カチューシャ』だと突き止めた後、歌詞の意味とか、髪飾り(ヘアバンド)のカチューシャとの関係とか、色々と調べることになった。

    

先に、ファッション用語としてのカチューシャについて簡単にまとめると、そもそも歌とは関係ないらしい。トルストイの小説『復活』のヒロイン、カチューシャの名前が、日本の舞台で演じた女優・松井須磨子の髪飾りと結びついたとかいうお話。

   

日本語のウィキペディアも含め、少ない情報が錯綜する中、最も信頼できそうなのは東京新聞の記事だろうか。とりあえず、今はこだわらないことにしよう。

    

    

      ☆     ☆     ☆

一方、歌詞の意味について。日本語のウィキは、もともと2番までしかなくて、ハッキリ戦争との関係を語る言葉はなかったと説明してるけど、何を根拠にしてるのか出典がついてないし、英語版ウィキにもフランス語、ドイツ語ウィキにも、そのような説明は見当たらない。

   

ここでは、4番までのロシア語を英語に直訳した(ように感じられる)歌詞の一種(ヴァージョン2)を参考に、私が日本語訳と感想を書いてみよう。世界中のサイトに各国語の歌詞が溢れてる100年近く前(1938年)の曲なので、著作権はあまり気にしなくていいと考える。

    

ちなみに、わりと有名な日本語の歌詞(関鑑子;り~んご~の花ほころ~び~・・)は、かなり意訳や省略が入ってるように思われる。特に、戦争とか兵士を思わせる言葉を全てカットしてるようだ。ある意味、非常に上手い和訳ではある。

    

   

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 リンゴと梨の花が咲いた

 川には靄が立ち込めて来た

 彼女は川辺にやって来た カチューシャ!

 高い土手、険しい川岸に

   

 美しい故郷の姿と、霞(もや・かすみ)や高く険しい土手の対比が鮮明。もちろん、靄や土手は、遠くの厳しい状況を暗示する詩的表現。ちなみに、リンゴや梨の花が咲くのは春。桜の後くらいの時期らしい。

    

 彼女は歌いに来た

 若い友人 草原の青みがかった鷲のことを

 唯一 彼女が心から愛する人

 もらった手紙を大切な宝物にしてる相手

   

 2行目がちょっと変わった歌詞だけど、ロシア語で3行目に合わせて韻を踏んでるような気がする。青という色は、赤と共に国を表す色かも知れない。この記事冒頭のNHKの映像を参照。ロシアの国旗は、白・青・赤。青色は、名誉と純潔性を表すとのこと。

    

    

     ☆     ☆     ☆

 おぉ 少女の歌よ

 輝く太陽まで飛んで行け

 彼方の戦地にいる戦士を見つけて

 ずっと待ってるカチューシャの言葉を届けて

  

 4行目のカチューシャと訳した言葉は、カーチャ。どちらも、同じエカテリーナという名前を元にした愛称らしい。日本語なら例えば、まさこという名前を、まちゃこ、まこ、と略すようなもんだろう。

   

 彼が 若き乙女のことを思い出すように

 彼女がいま歌ってる声を届けて

 彼に 母国をしっかり守らせて

 愛は カチューシャが守るから

    

3番と4番は、この英訳で読む限り、いわゆる擬人法だろう。空高く飛んでいく歌声を、メッセンジャーみたいにとらえたもの。

  

手紙とかメールの類と違って、歌声は本人とつながったまま遠くに拡散する所が特徴的。短時間で消えてなくなる所も、人間的で切ない。。

  

   

      ☆     ☆     ☆

カチューシャの曲のウィキペディアは、世界51ヶ国の言語で書かれてる。それだけ普遍的な思いを乗せた名曲ということ。恋人や家族への思い、祖国への愛。政治・社会の態勢も、時代や人種も無関係。

       

いつ、どこでも、カチャーシャや彼が無数に存在してることは忘れないようにしたい。それでは今日はこの辺で。。☆彡

     

     (計 1827字)

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就活(就職活動)の履歴書は手書きすべきか?、論争に思うこと&再び13km走、脚の疲れが抜けきらず

(18日)WALK 6km(買い物ついで),約1時間半

(19日)RUN 13km,1時間06分10秒,平均心拍 141

消費エネルギー 573kcal(脂肪 138kcal)

     

昨日(日曜)の朝、niftyでメールをチェックするついでにニュース記事を流し読みしてると、履歴書の手書き論争が載ってた。その時点では、コメント・ランキング7位。ちなみにニフティのコメントは、ヤフーよりキツめのものが多くて、よく削除されてるし、掲示板の口ゲンカみたいなやり取りも珍しくない。

    

履歴書は、二重の意味で今どきの話題。まず、企業でも学校でも大幅にIT化が進んでるし、ちょうど大学3年生のシューカツ(就職活動)が活発化する時期だから。

  

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「今どき『手書きの履歴書』どう思う? 堀江貴文氏も過去に『やめてほしい』」。ここでは配信元のしらべぇの記事にリンクを貼っとこう。執筆は北田力也。経歴と内容から判断して、普通のライターだろうと思う。最低限の情報を手早くまとめてアップした感じの文章だ。

   

2023年2月17日、ツイッターのトレンドに、「手書きの履歴書」というワードが登場してたらしい。どこかの企業の就職担当者なのか、就活生への不満をツイート。

 

カラーコピーで来るのって今の常識なんですかね?? 本気で受かる気があるなら手書きできませんかね?」。

  

   

     ☆     ☆     ☆

これは挑発的な書き方のパターンで、炎上狙いにも見える。一般化すると、「・・・って常識なの? ・・・でないのが当たり前だと思うけど」というタイプ。・・・の箇所にはもちろん、賛否両論あるに決まってる事柄が挿入されてる。

  

早速、Googleで最初の文を打ち込んで検索すると、一瞬で元のツイートがヒット。某企業の社長のつぶやきらしい(2月16日)。

   

あえて名前やリンクは掲載しないけど、表示は2000万件(!)もあるのに、リツイートが約1500、いいねが約1200。読まれてるわりに反応は小さい。わずか1万分の1レベル。

   

深読みするなら、あえて何も反応しなかった読者ユーザーが多かったのかも。今どき、採用する側の担当者が応募者のSNSを調べるのは普通とか言われることもあるから。匿名アカウントとか裏アカの類まで、専門業者に頼んで調べるという話をどこかで読んだ覚えがある。法律的・倫理的にどうかはともかく、採用者としては自然な現代的行動だと思う。

    

    

    ☆     ☆     ☆

今ためしにGoogleで「履歴書 手書き」の検索をすると、上位に並んだ就活情報3つはどれも、原則的にPC入力でも手書きでもよいという感じのごもっともな事を書いてた。もちろん企業その他、採用する側からの指定があれば、合わせるのが当然だ。あえて逆らう強者は別として♪

 

ただ、それらの下にヒットしたのはリクナビの採用実態調査。Google上の情報だけ読むと、転職成功者1000人にアンケート調査して、手書きが7割だったとのこと。多過ぎる気がしてアクセスしてみると、2017年4月の記事だった。6年前なら、確かにそのくらいかも。

    

仮に私が担当者なら、PCか手書きかというより、読みやすいかどうか、丁寧(に見える)かどうかに注目する。PCでも、活字の大きさやフォント、位置のズレ、色合いとか、応募者によって違いが出るし、手書きでも個性の(?)差がかなり出る。頑張っても汚くて読みにくい字の人もいるのが実状。さらに、文字が小さくて行が斜めになってるとか。

  

おそらく、現代の家庭や学校教育だと、あまり指導されないのだろうと想像する。何事も、個性、多様性、包摂(インクルージョン)。あなたはあなたのままでいい、という時代だから。

   

私が応募者なら、応募先に合わせて適当に判断して使い分ける。お互い、忙しいから、なるべく質問は避けたい。

  

   

     ☆     ☆     ☆

なお、しらべぇの記事には、「履歴書を手書きしてしまうとスキャンができない」と書かれてたけど、単なるスキャンだけなら手書きもPCも関係ない。

     

スキャンで文字を読み取ってデータ化することができない、という意味だろうけど、日本語でも丁寧な手書き文字なら、今だとかなり読み取れるようになってる。今のOCR(光学文字認識)の機能は、ひと昔前とは格段にアップしてるのだ。昔は全く使い物にならなかった。

 

とはいえ、単なる応募者の履歴書情報をデータベースに入れていいのかどうか、その辺りはまた別の問題だろう。法的、社会的、倫理的に。。

   

   

     ☆     ☆     ☆

一方、運動について。土曜日は買い物ついでの6kmウォークのみ。軽くジョギングしようかとも思ったけど、小雨模様だから傘を持って歩くのを選択。ホントに後半は小雨だったから、正解だった。

   

昨日の日曜は、そろそろ脚が回復しただろうと思って、わりと真面目に13km走ったのに、イマイチかイマニの出来 (^^ゞ 心拍は低めだったけど、脚が重くて、呼吸もちょっとしんどかった。珍しく、体温がやや高め(36.9度)だったのも影響したかも。気温も高め。

  

トータルでは1km5分05秒ペース。気温10.5度、湿度57%、風速2.5m。新・心拍計は正常に作動。ちなみに、ウエストはまだ71.9cmをキープ中♪ 72cm前後で、激しい攻防が続いてる(笑)。それではまた明日。。☆彡

   

   

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          平均心拍 最大

往路(1.9km) 10分51秒 119 134 

LAP 1(3.1) 16分08秒 137  142

  2   15分36秒 146 151

  3   15分26秒 152 155

復路(1.7)  8分11秒 150 155

計 13km 1時間06分10秒 141(83%) 155(91%) 

    

      (計 2279字)

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日銀の金融緩和修正、軽いつぶやき&お疲れ気味15km走

(21日) RUN 15km,1時間16分43秒,平均心拍 141

消費エネルギー 680 kcal(脂肪 156kcal)

    

今日は、日銀の金融緩和の「修正」(とされるもの)についてマジメに書こうと思って準備してたけど、時間が全然足りない (^^ゞ 師走だから、師じゃなくても走らなきゃいけないのだ♪ 準備時間が勿体なかったか(セコッ・・)。

      

朝日新聞の長くて分かりにくい解説も熟読。銀行の株価急上昇も短期・長期チャートでチェック。長期金利や短期金利の推移まで調べてたのだ。

   

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なるほど。長期金利は一昨日(22年12月20日)のお昼まで、ほとんど0.25%に制御されてたわけね。短期金利はほとんど0%(!)のまま。不気味なくらい、変動がない。そんなコントロールが可能なほど、中央銀行には力があると。

   

   

     ☆     ☆     ☆

日本銀行が銀行券(紙幣)を印刷。国債を大量に買い続けて、国債の価格を高めに維持して、長期金利を無理やり下げる。膨大な購入代金(紙幣)が国に回って、日本社会に回って来る。

    

お金のプリントごっこで、本当の物やサービスが動く。違法ではないにせよ、どう考えてもおかしな政策なのに、日銀や国が破綻しないのもおかしな話。

     

国債購入はさらに増やすのに、長期金利の変動幅を±0.25%から±0.5%に拡大。分かりにくい。購入を拡大するのに、国債価格が下がって金利が上がる? さらなる将来を先読みした市場関係者らの思惑ってことでいいのかね? 日銀の買いを上回る国債売りで、世界が応えると。

   

   

     ☆     ☆     ☆

ドルと国債を売った金で(?)、日本「円」を買い戻して、円高に。一方、日銀はETFの買い入れも維持すると発表したのに、マーケットは株売りで応答して、株安に。

    

ただし銀行株は、利ざやで稼ぐ余地が生じるから急上昇。預金の金利を上げてマイナスになる可能性とか、眼中にないと。金利が上がれば貸し出しも減ると思うけど、そのマイナスより、プラスの側面の方が大きいと見るわけか。バブル崩壊後の金融業界の苦境とかも、忘れたと。あるいは、杞憂に過ぎないと。

    

まあ、とりあえず、極端な円安の流れを少し押し戻したのは、短期的・心理的には良いことに見える。ちょっとは物価上昇の抑制になるのかも。

     

しかし、10年近くも続けて来た異次元の緩和をもし本当に反転させると、この先どうなるのか。景気、不動産価格、住宅ローン、設備投資。前例がほとんど無いから、やってみないと分からない。同じではないけど、バブル景気終焉の引き金になった引き締め策の場合、失われた20年~30年につながってしまった。。

   

    

     ☆     ☆     ☆

・・とか書いてる場合じゃない。年末は仕事納めもあるし、年1回の「写経」修行、手書きの年賀状もあるのだ♪ 美容室にも歯医者にも行かなきゃいけないのに、歯医者の予約が取れなかった (^^ゞ なぜか電話が留守電になってるから、HPにアクセスしたけど、半月も先まで空きが無し。

     

みんな、同じ事を考えるのかね。年末年始の前に行っとくとか、休み明けに行くとか。まあ、別に歯が痛いわけじゃなくて、定期健診の勧誘が来ただけだから、年明けでいいか。今年最後の不燃ごみはちゃんと出したし♪ 細かっ!

     

で、そんな中でも昨夜はまた15km、走って来た。2日連続だし、スピードを出すつもりもないけど、足慣らしで厚底カーボンシューズを使用。前日の無理な走りでちょっと右膝の痛みがぶり返してたし、左踵の痛みは相変わらず。

   

おまけに、最後は雨まで降り出したけど、これは予想通りだったから、帰宅して何とかセーフ♪ エライぞ、気象庁の短時間降水情報!

    

  

     ☆     ☆     ☆

トータルでは、1km5分07秒ペース。ビミョー。。(^^ゞ 5分を切るのが大変になってしまってる。気温8度、湿度60%、風速1.5m

   

新・心拍計は久々に、大幅に高くなってたから補正した。やっぱり、細めの左手首にはめるとダメって ことかね? 太めの右手首の方が反応がいい。心拍より、脚と背筋が疲れてる。

   

コロナの新規感染確認は4ヶ月ぶりに、全国で20万人! 気合で乗り切るぞ!・・とか精神論に頼りつつ、ではまた。。☆彡 

   

  

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往路(2.4 km) 13分27秒 126 143    

LAP 1(2.1) 11分04秒 140 146

  2   10分41秒 142 149

  3   10分26秒 143 149  

  4   10分28秒 145 151 

  5   10分19秒 148 154

復路(1.9)   10分18秒 148 153

計 15km 1時間16分43秒 142(81%) 156(89%)

    

     (計 1827字)

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藤井風の動画に混入してたNワード(黒人差別語)、英和辞典にない変化形で聴き取りも困難・・&1km4分台で15km走

(2日)RUN 15km,1時間14分01秒,平均心拍 146

消費エネルギー 730kcal(脂肪 131kcal)

    

多様性の共存とか異文化交流とか、ここ15年ほど盛んに叫ばれてるけど、決して簡単な話ではない。そういった現実を改めて思い出させてくれたのが、昨日(22年11月2日)くらいから一部で話題の出来事だった。

   

藤井風というと、去年の暮れの紅白歌合戦で、マフマフと共に目立ってた若手実力派ミュージシャン。その彼の4年前の動画に、「Nワード」が混入してたのが、最近になって海外で問題視されたとのこと。黒人を差別する(とされる)言葉で、語源的にはラテン語のブラック(黒)。

    

私は昨夜、J-CASTがYahoo!に配信した記事で知った。ここでは元記事にリンクを付けとこう。

   

  

     ☆     ☆     ☆

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藤井は最初、Twitterで遠回しに謝罪。無知によるミスで、本当に申し訳ない。誰も傷つけるつもりは無かったし、二度と繰り返さない。簡単な英語で、丁寧かつ素直に反省を示してる。

   

ただ、具体性が無かったので、少し後に英語ツイートを2つ追加。2018年のカバー・ビデオに、決して私が使ってはならない単語が1つあった。その言葉の背景を知らなかったのを恥じている。言い訳はしない。最初のツイートではっきり書かなかった点も公開してる。。

   

ところで、ツイッターにもJ-CASTの記事にも、細かい具体的説明は書かれてないし、J-CASTがリンクを張ってる海外の藤井風紹介動画を見ても、何も分からなかった。こうなるともう、自分で最後まで調べるしかない。

   

   

     ☆     ☆     ☆

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この黒人YouTuberは、Fujii Kaze(藤井)のその動画を小さく組み込む形で、非常に好意的にノリノリで紹介してくれてる。つまり、彼にとっては黒人差別どころか、最高の「マッシュアップ」動画なのだ。私もお世辞抜きで、素晴らしくセンスがいいオシャレな動画だと思った。才能と音楽の素養が溢れてる。

   

このマッシュアップという言葉。ネットでは、毎度お馴染み、日本語のウィキペディアの説明の冒頭が拡散してる。

  

「2つ以上の曲の片方はボーカルトラック、もう片方は伴奏トラックを取り出して、それらをもともとあった曲のようにミックスし重ねて一つにした音楽の手法である」。

   

しかし、少なくとも藤井のその動画を見た限り、この説明にぴったり合う形にはなってないし、コトバンクで各種の辞典・辞書類の説明を読んでも、もって広い意味で説明されてる。

  

そもそもの英語のフレーズ「mash up」は、ごちゃ混ぜにするというような意味。すりつぶしたマッシュポテトを作るイメージなのだ。合成語の「Mashup」で音楽用語やテクノロジー用語として考える時にも、要するに混ぜ合わせ、ミックスというのが基本の意味だろう。昔からある、もっと一般的な用語なら、合成、コラージュとか。リミックスはちょっと違うかも。

   

  

     ☆     ☆     ☆

で、藤井は日本のm-floの『come again』に、3曲を混ぜ合わせてるようだ。『Call Me Maybe』、『Shape Of You』、『Super Bass』。

      

この最後の曲の歌詞に一ヶ所だけ、Nワードの変化形が複数形で入ってて、元のラッパー歌手、ニッキー・ミナージュ(Nichi minaj)のMVでは今でもそのまま歌われてる。11年前から10億回(!)近くも再生されてるヒット作品。

   

これを藤井がカバーした動画のオリジナルは既に削除されたようだが、例の黒人の紹介動画の中で小さく組み込まれてて、そこではNワードの箇所にはごく短くピー音が入ってるから、聴き取りは不可能。どこか分からない人も多いだろうけど、6分49秒くらいの箇所だ。元の昔のラップ動画でもあまりにも早口だから、英語の歌詞を知ってても聴き取りにくいほど。

     

ピー音など無くても、ほとんどの日本人には意味が分からないはずだ。私が手元に持ってる『ウィズダム英和辞典 第4版』(2019年)には、普通の形の言葉しか載ってない。英語版ウィクショナリーで検索して、初めて変化形の複数形だと分かった。そこには、使用上の注意も珍しいほど長々と書かれてた。

    

世界を舞台にして英語で情報発信すると、全く思いがけない摩擦も生じて来る。特に個人でやってる場合、その辺りの細かいチェックは困難だから大変だろう。藤井には、これに懲りずに今後も世界に発信して欲しい。

  

ちなみに私が昔、ドラマ『ガリレオ』の数式記事を英語でアップした時には、しばらくの間、Google検索で全くヒットしなかった。日本語記事には大量のアクセスが入ってた時期でさえ、そんな扱い。おそらく、怪しいスパム記事扱いになったんだと思う。私はそれに懲りて、すぐ撤退してしまったけど、またいずれ再挑戦するかも。。

   

   

      ☆     ☆     ☆

最後に、昨日の走りについて一言。2日休んで、1km4分台の15km走に挑戦。序盤からかなりペースを上げたし、気温がちょっと高めだったこともあって、呼吸はハーハーゼーゼー。今シーズンでは一番きつい走りになった。

   

それでも何とか頑張って、トータルでは1km4分56秒ペース♪ しかし、キツかったから、さらに距離を伸ばすのはしばらく先にしよう (^^ゞ 気温16度、湿度75%、風速1.5m

  

新・心拍計はまた途中から異常に高い値になってしまったから、旧・心拍計で修正。何でかね? 腕ふりの強さも関係してるのかも。ともあれ、今日の所はこの辺で。。☆彡

   

   

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           平均心拍 最大

往路(2.4 km) 12分57秒 130 144 

LAP 1(2.1) 10分40秒 141 149

  2   10分26秒 148 153

  3   10分15秒 151 154 

  4   10分19秒 151 155

  5   10分11秒 153 158

復路(1.9)   9分14秒 149 155

計 15km 1時間14分01秒 146(83%) 158(90%)   

   

      (計 2406字)

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安倍晋三・元首相の国葬(儀)、ナレーション抜きのライブ動画最後の映像と感想

平日の午後に行われた、安倍晋三・元首相の国葬、または国葬儀。日本の政治家の国葬を見るのはこれが最初で最後かも知れないから、NHKのサイトのLIVE動画終盤(18時以降)とNHKプラスの動画(録画)で、一通り拝見した。

   

ニュースの類は、あえてほとんど見てない。葬儀そのものを自分の目で見た。絶賛や感動を呼び起こしてる、友人代表、菅・元首相の弔辞も含めて。

      

まず、感想を一言でまとめると、何事もなく無事に終了して良かったのはもちろんとして、皆さん、お疲れさまでしたということ。これに尽きる。

  

  

     ☆     ☆     ☆

良し悪しや賛否よりまず、これだけ大規模で長時間の儀式を粛々と行うのは大変だろう。その努力と忍耐、セルフ・コントロールlに敬意を表したい。ご遺族と共に遺骨が武道館に到着して、再び出発するまでだけでも、4時間半もあった。

   

昭恵夫人、岸田首相(葬儀委員長)をはじめとして、参列者全員が大変だし、自衛隊と警察の大勢の皆さんも本当にお疲れさまでした。特に警察は、文字通り致命的なミスの直後だから、並々ならぬ緊張感があったはず。

     

日本武道館だけでなく、一般向けの献花台の長い行列に並んだ方々も、長時間の辛抱になったようで、午後には少なくとも3時間待ちという話も出てた。開始予定時刻は10時で、早い人は朝7時くらいから並んで整理券をもらったとのこと。

     

私がいつも気になるのは、トイレの問題。一部の報道によると、武道館の男性用トイレには長蛇の列が出来てたとのこと。普通、行列は女子トイレだが、今回は男性の割合が圧倒的だったということだろう。ジェンダー的な問題、偏りを感じる話ではある。

   

   

      ☆     ☆     ☆

ところで、この記事を書き始める時、タイトルに「国葬」と書くか「国葬儀」と書くか、ちょっと迷った。

   

国葬と呼ばれる方が圧倒的だが、武道館には「国葬儀場」と大きく掲示されてたし、過去の情報を検索すると、55年前の吉田茂首相の時にも「国葬儀」という書き方が一応あった。もちろん、検索の際には「-安倍」「-岸田」といったマイナス検索で、今回の関連記事は除外してある。

     

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ただ、コトバンクの辞書・百科事典類には国葬儀という言葉は見当たらなかったし、このWindowsの日本語変換でも、「こくそうぎ」では「国葬儀」にならない。

  

というわけで、記事タイトルには国葬(儀)と書いておいた。では本題の、ライブ動画の最後の感想に入ろう。NHKがテレビ放送を補うためにウェブで行ってたもので、18時から見始めて、18時20分には唐突に終了。

   

半世紀に一度の厳粛な葬儀なのだから、もうちょっと終わり方に工夫が欲しかったと思う。そもそも、サイトでは動画をあまりアピールしてなかったし、検索してもヒットしないから、テレビ画面のQRコードを経由しないと見づらい形になってた。画像は、スマホの画面をiPadで写したもので、画質は良くない。悪しからず。

     

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      ☆     ☆     ☆

私が葬儀の途中、初めてテレビ画面を見たのは、15時過ぎ。ちょうど佳子さまの「供花」が終わった時だった。マスク姿を一目見ただけでも、流石にすぐ分かった。やはり皇族は別格で、先に献花するということか。普通に考えると、これし「献花」だと思うが、なぜか皇族の時には「供花」とされてた。

     

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では、私が本当に生で見たライブ動画。既に、参列者の大半が帰った後で、武道館はガラーンとした状態。フジテレビの現役ベテラン・アナウンサー、島田彩夏の司会の透き通った声も(ほとんど)無し。NHKでも民放でも生中継が終わってた。

   

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ただ、ナレーションその他、音声がほとんど無い映像というのは、葬儀にふさわしいと思った。厳粛な雰囲気を醸し出してる。

   

祭壇はシンプルな富士山型で鮮やか。昭恵夫人が選んだという安倍氏の遺影も、斜め上を見ながら微笑む、らしい姿だ。大型スクリーンの大きさ・位置・映像も適切。国旗・日の丸の大きさと設置場所も、よく考えられてる。

     

実は、後で録画を見ると、葬儀の冒頭、1分の黙とうの時まで生演奏の音楽が大音量で流れてた。自衛隊の音楽隊の皆さんもお疲れさまだが、黙とうは静かに厳かに行う方がいい。といっても、過去の前例の踏襲とかがあるのかも知れない。

     

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夫人は目を閉じて、静かに個人を思い出してるように見える。帯を締めて、姿勢を正して6時間前後か。長年、ファースト・レディーを務めてるから、その辺りは鍛えられてるだろう。

  

   

     ☆     ☆     ☆

ちなみに、後で録画をチェックすると、海外からの外国人の参列者もみんなマスクをしてた。鼻が出てる人はいたが、マスクをしてない人は全く見当たらなかった。そう言えば、国歌・君が代も音楽だけで、歌声なし。コロナ対策は日本のやり方でしっかり実施。

    

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雑音みたいな小さな音声がかすかに聞こえて、どうも車の到着を待ってたような感じだった。やがて、自衛隊の儀仗隊(ぎじょうたい)が隊列を組んで整然と入場行進。

    

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祭壇の中央に置かれてた遺骨の箱が、順に手渡しされて行く。ほとんど誰もいない会場でも、緩みはない。

  

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後ろの音楽隊が、全くこちらを見てないのも興味深い。譜面や指揮者に集中してるのか。既に4時間も演奏してることになる。

  

   

     ☆     ☆     ☆

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岸田首相から昭恵夫人に遺骨が渡されて、いよいよご退場。見る人はいなくても、スポットライトはちゃんと当てられてる。主に撮影用の演出か。儀仗隊の敬礼(お辞儀)は、遺族や首相に対してというより、遺骨に対するもののように見えた。

     

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ようやく演奏も終了。儀仗隊も整然と退場して、儀式の終了の雰囲気が醸し出される。椅子はかなり簡素なものか。

    

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     ☆     ☆     ☆ 

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日本武道館から退館。館内に見えるのは、安倍首相の写真か。そう言えば、後で見た葬儀のメモリアル映像でも、かつての懐かしい姿が溢れてた。病気と闘いつつ、67歳まで精力的に活動。岸田文雄首相も、午前中から弔問外交をこなして、既に夜。65歳でも若々しい。これが国家のトップか。

     

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録画を見ると、遺骨の到着時には夫人が持ってたが、帰りは男性のご遺族が持ってた。自衛隊の弔砲というか、弔銃というか、銃を鳴らしてた気がするが、よく覚えてない。

  

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というわけで、国論を二分する国葬(または国葬儀)も無事に終了。首相その他は、これからも国葬をめぐる論戦が続くだろうが、ご遺族にはゆっくり休んで頂きたい。

    

皆さん、本当にお疲れさまでした。安部元首相に合掌。どうか、安らかに。。☆彡

     

      (計 2615字)

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安全な日本で選挙演説中、手作り銃による暗殺・・最後まで一生懸命だった安倍晋三・元首相、どうか安らかに・・

本当に衝撃を受けた。。 驚きはもちろんあるが、それよりむしろ、やっぱりそうなのか・・という思いが強い。有名人は、いつ、どこで、誰に殺されるか分からないのだ。

  

職場から帰る途中の電車で、NHKニュース動画の岸田首相の緊急会見を見ながら、私もつい目がうるんでしまった。会見前に涙を流したように見える、赤く腫れた目元。何度も上を向いたのも、涙が落ちるのを必死に我慢したのだと思う。私も途中で、画面から目をそらしたほど。。

    

   

     ☆     ☆     ☆

別に政治家や選挙に限らず、有名人というものは常に不特定多数と接するから、いつも様々な危険がある。特に、命を狙われる危険。8年前のAKB48襲撃事件も、華やかなアイドル活動が危険と隣り合わせだということを示してた。

   

誰でも殺されるリスクはあるが、控えめな生活を送ればリスクは減る。職場や学校と自宅との往復で我慢するとか、人間関係を絞り込んで、なるべく穏やかに生きるとか。

   

ところが、有名人は表に出る必要がある。強いて言うなら、Youtuberはどこかにこもることも出来なくはないけど、実際にはかなり表に出てる。撮影もあるし、交流やプライベートも派手になっていくから。

   

    

      ☆     ☆     ☆

安倍晋三・元首相が選挙の応援演説中に銃撃されたと知ったのは、昨日(2022年7月8日)の昼。ネットでYahoo!にアクセスすると、トピックスのトップに心肺停止のニュースが出てた。

   

MBSの記事が国内アクセスランキング1位で、「わかりやすい」という反応は23000くらいも付いてた。2万超というのは見覚えがない。

   

その後、仕事の合間に、NHK NEWS WEBのトップページをリロード(更新)し続けても、死亡の報道はなし。ひょっとして救命医療が成功したのかと思ってたら、18時半くらいに死亡の報道を発見。新聞社・テレビ局、メジャーなサイトは全てチェックしたが、どこも死亡と報道。まだ67歳の若さ。政治家としても人間としても、これから楽しみだったのに。

      

あくまで個人的な想像だが、ドクターヘリ搬送した奈良県立医科大学附属病院の死亡確認が17時03分というのは、安倍昭恵夫人の到着と確認の時刻であって、その2時間ほど前には既に手の施しようがなかったのかも。

     

実際、少なくとも2つの死亡情報が病院発表より早めに拡散されてる。その不謹慎さを非難する声が出るのは自然だが、どちらも単なる誤報や虚偽ではないように見える。

   

  

      ☆     ☆     ☆

それにしても、安全なはずの日本で白昼堂々、手作りの銃による殺人。選挙とか民主主義への挑戦とかいうより、日本の安全神話に対するテロ行為だろう。ローンウルフ(一匹狼)型のテロだと、予測も防御も不能。有名人ほどの危険性はないとしても、一般人でも狙われるリスクはある。

   

銃弾や火薬の類をどうするのかはともかく、金属パイプを2本つないで手製の銃を作れるのなら、日本でも米国みたいな銃犯罪を想定する必要がある。単なるパイプを規制することはできない。

    

ところで、この銃撃による殺人をどう呼べばいいのか。海外の反応関連で(?)、「暗殺」という言葉が使われてるのが気になった。

       

暗殺というと、公人をひそかに殺すことかと思ったら、単に殺すだけでも「assassinate」と言うような感じだ。それを単純に日本語に翻訳すると、「暗殺」になる。

   

   

      ☆     ☆     ☆   

下は、安部元首相と仲が良かったドナルド・トランプ前米国大統領の言葉。独自のSNS、Truth Social(真実のソーシャル)より(米国バズフィードから孫引き)。He was assassinated。彼は暗殺された。

     

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Few people know what a great man and leader Shinzo Abe was, but history will teach them and be kind.

シンゾー・アベがどれほど偉大な男で、どれほど偉大なリーダーだったか、知る人は少ない。しかし、歴史がやさしく教えてくれるだろう。

   

安部元首相ほど有名な政治家について、「知る人は少ない」とまで書くのは、トランプ自身が特別によく知ってることを示してる。人間的にうまが合う2人だったんだと思う。

    

それを言うなら、実はロシアのプーチン大統領もそう。ウクライナ問題で大揺れの中でも、心のこもった弔電を公表してた。ファーストネームでシンゾーと語りつつ。。

   

  

     ☆     ☆     ☆

一方、気になるのは、容疑者というより犯人といっていい山上徹也(41歳)の動機や背景。特定の宗教団体と安倍元首相がつながってると考えて銃撃? この団体が何なのかは、まだ明らかになってない。

   

そして、奈良県警も記者会見で口を濁してた、警備の問題。現役の首相ではなく、前首相でもなく、元首相だから、大勢のSPや警官をつけるのは難しかったのかも知れない。

  

しかし、後ろからスタスタと歩いて接近、3m~5mほどの至近距離から2発も銃撃する動画には驚く。その間、2秒くらいは空いてたから、プロの警護なら最悪の事態は防げたはずと批判的に語る専門家も複数いた。とりあえず、参院選の選挙運動の最終日である今日、何事もないことを祈ろう。

    

まだ心肺停止の段階だった時の、小池百合子・都知事の涙の会見にも心を打たれた。それでは今日はこの辺で。

    

 いつも一生懸命で笑顔も忘れなかった安倍晋三・元首相、どうか安らかに。。☆彡

   

       (計 2203字)

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2022全仏オープンを妨害した女性環境活動家、Tシャツの「残り1028日」の意味と計算♪&腰痛ハーフジョグ

(4日) JOG 21.1km,1時間54分34秒,平均心拍 140

消費エネルギー 1022 kcal(脂肪 266 kcal)

    

2022年6月3日に起きた、テニスの全仏オープン、男子シングルス準決勝での乱入事件。一般社会から見れば過激で狂信的なトンデモ行動だけど、政治的・環境保護的な活動家としては大成功かも。

       

知名度も人気も低い団体のメンバーなのに、世界中で写真や動画、ニュースが流れてるし、おそらく処罰は大した事ないだろうから。物が壊れたわけでも、人が殺傷されたわけでもない。テレビ視聴率や動画の再生数はむしろ上がったはず。

    

   

      ☆     ☆     ☆

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団体名は、Derniere Renovation(最後の(最新の)改革)。絞首刑みたいに首をネットにくくりつけた女性客の名前は、公式ツイッターによると、Alizee(アリゼ)。22歳。フォロワーはおそらく最初は500人前後しかいなかったと思われるけど、今は1500人になってる。3倍増。

     

日本赤軍の重信房子は懲役20年だったけど、この彼女はせいぜい2日の拘束くらいか。今後の模倣犯の登場には注意が必要。

   

ちなみに私は、環境活動家というものには基本的に冷めた態度を示してるので、念のため。北欧の少女を正義のヒロイン(?)として担ぎ上げる大人たちもスルー。といっても一応、ニュースは見てるし、誰が担いでるのかはチェックしてるけど♪

    

   

      ☆     ☆     ☆

日本のメディアも、Tシャツの写真は載せてるけど、「WE HAVE 1028DAYS LEFT」(残り1028日)という文字が何を主張してるのか、英語の意味はどこにも書いてない。

      

英語で海外のニュースを探すと、すぐに国連のレポートを受けたものだと分かった。ただ、具体的な話や計算まではさすがに無いから、私が計算式を示そう。ネットでは世界初かも♪

   

破局を避けるためには3年以内に温室効果ガスの排出量を減少させる必要があるという、国連・IPCC(気候変動に関する政府間パネル)のレポートの発表日は4月4日。これだと、少しだけ計算が合わない。

  

   

     ☆     ☆     ☆

2025年3月27日を社会改革のタイムリミットとして計算してるのだ。2025年3月27日の3年前、うるう年も加味して1096日(365+366+365)前が、2022年3月27日。だから、1065日前が4月27日。1035日前が5月27日。1028日前が、6月3日。

  

 2025年3月27日-1028日=22年6月3日

      

おそらく、国連のレポート発表の前のオンライン会議を受けて、団体が22年3月28日に「3年以内」という警告を発したようだ。下はフランス語の公式サイトより。「3年」には、警告の当日も含めてるので、リミットは25年3月27日。現在は「我々に残されてるのは1027日」とされてる。

   

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わざとかも知れないけど、本気で温暖化対策をアピールしたいのなら、せめて国連のレポート発表日の4月4日から計算した方が良かったと思う。まあ、それでも、ほとんど誰も日数や計算を気にしないだろうけど。極東のマニアを除いて♪

   

   

     ☆     ☆     ☆

あぁ、また週間制限字数15000字を超えてしまったから、走りについては一言だけ。仕事に追われて3日休んだ後、昨日は12日ぶりのハーフ。前回はレース用シューズで右ふくらはぎ痛が悪化して辛かったから、今回は柔らかくて弾むシューズを使用。

  

ただ、これが最近の腰痛には良くない気もする。珍しく、腰の鈍い痛みが続いてて不快なのだ。それでも何とか身体を誤魔化して21.1km完走。トータルでは1km5分26秒ペース。ま、心拍は低いから良しとしようか♪

  

気温19度、湿度78%、風速2.5m。6月としては恵まれてる方だろうけど、蒸し暑く感じた。新・心拍計は終盤、高めに乱れてたから補正。

  

なお、今週は計15429字で終了。来週こそ、字数制限厳守! ではまた。。☆彡

    

       

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往路(2.4 km) 13分42秒 126 140 

LAP 1(2.1) 11分42秒 137 144

  2   11分48秒 140 146

  3   11分44秒 139 146

  4   11分34秒 141 145

  5   11分22秒 142 148

  6   11分12秒 145 149

  7   11分29秒 144 149 

  8   11分13秒 147 151

復路(1.6)    8分48秒 146 150

計 21.1km 1時間54分34秒 140(80%) 151(86%) 

     

       (計 1791字)

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「テルアビブ空港乱射事件」50年、出所した日本赤軍の元最高幹部・重信房子が「リッダ闘争(斗争)」と呼ぶ理由・背景

この記事を書く直前、念のために日経新聞HPと読売新聞HPで「テルアビブ」の検索をかけると、50周年に関する記事はそれぞれ1本しかヒットしなかった。NHKだと0本で、重信房子の記事に「イスラエルの空港」と書かれてるだけ。

   

ところが、私が購読してる朝日新聞だと、紙面掲載記事だけで4本、他にサイトの記事もある。なるほど。やはり朝日は左派・リベラル新聞なんだと改めて確認できた。

   

今回、私が気になったのは単純なことで、「テルアビブ空港」という名前の空港は存在しないらしい。22年5月27日の朝日新聞の記事は、大見出しが「日本赤軍 テルアビブ空港乱射50年」となってるが、本文では「テルアビブのロッド国際空港」と書かれてる。

  

日本語のウィキペディアだと、項目名は「テルアビブ空港乱射事件」となってるものの、続く冒頭の要約文では、「イスラエルのテルアビブ近郊都市ロッドに所在するロッド国際空港(現:ベン・グリオン国際空港)で発生した・・・」と書かれてる。

  

それなら「ロッド空港乱射事件」とか呼ぶべきでは?・・と思ってたら、重信房子が「リッダ闘争」と呼んでるのを見て、単純な疑問がさらに深まったのだ。この錯綜した呼び名には、何か意味や背景があるはず。。

   

   

      ☆     ☆     ☆

というわけで、まずイスラエルの詳しい地図をネット検索してみると、意外なほど見当たらない。これは政治的な理由なのか? 安全保障とか、国家としての承認の問題とか。

   

英語で検索すると、ウィキメディアの地図が一応ヒット。テル・アビブ(TEL AVIV)と空港のマークならあるが、ロッドという都市名は無い。

           

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ところが、あの事件は、英語版ウィキの項目名だと「Lod Airport massacre」(ロッド空港虐殺)なのだ。そこから「Lod」に飛ぶと、アラビア語でリッドとかラッド、リッダと読むらしいことは分かった。

  

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ただ、グーグル翻訳で発音を聴くと、冠詞付きで(?)「アラッド」と聞こえる。リッダとか、アラッダには聞こえない。パレスチナ的な発音がリッダということか?

    

英語版ウィキには、位置もごく簡単に示されてた。確かに、テル・アビブの近郊(南東)の市らしい。

   

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これがどうして「テルアビブ空港」となったのか。おそらく、テルアビブの方が大きくて分かりやすいということだろうが、50年前の日本人のほとんどは「テルアビブ」と言われても分からなかったはず。

   

マスメディアの判断かと思って、当時の朝日新聞を調べてみると、第一報は1972年5月31日の夕刊。イスラエルの現地時間なら5月30日、日本時間だと5月31日の午前5時半過ぎだったらしい。小見出しにも、続くリード(要約)にも、テルアビブ空港と書かれてた。この表記が、現在まで続いてるわけか。

   

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ただ、その後の新聞報道も見てみると、大がかりな続報というわけでもなかった。はるか中東の事件ということもあるし、既に連合赤軍のあさま山荘事件も解決した後で、新左翼の過激派に対する社会的な関心が薄れていたことの表れかも知れない。

    

    

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一方、2022年5月28日の朝、出所した、日本赤軍の元最高幹部、重信房子(76歳)。下は、読売新聞HPより

  

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重信の直接の容疑は、オランダのハーグ事件への「間接的」関与だが、確定判決は懲役20年。その他諸々の事件が影響してるのは間違いない。ちなみに上の読売の記事では、「イスラエルの空港」という表現がある。

    

重信の出所直後の質疑応答では、「リッダ斗争」という表記があった(産経新聞HP)。出所に合わせて公刊された著書『戦士たちの記録』(幻冬舎)では、帯や本文で「リッダ闘争」と書かれてる。もちろん、そんな堅苦しい闘争用語より、美人とか可愛いと言われてたらしい顔写真に目が行く人が多いだろうが。

          

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「リッダ」は「ロッド」だとしても、「闘争」という呼び方にはかなり違和感がある。しかし、彼女的にはあれは闘争らしい。 「斗」争という漢字の使い方は、彼女の個人的な好みだろうか。

    

一応、出所の際の手記、質疑応答と、上の著書の試し読み部分を軽く読んでみると、それなりに筋が通ってるような気もしてしまった。

  

要するに、人を大量に殺したのは悲惨な事実だが、それを「乱射」「虐殺」「テロ」などと呼ぶかどうか。その点が問題、論争点なのだ。

  

   

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確かに、ロシアの侵攻を受けてウクライナは激しく応戦してるが、ウクライナがロシア兵を「虐殺」したというような否定的表現は全く見かけない。それどころか、日本や欧米では、拍手するような雰囲気もある。

        

また、過去のアメリカの歴史を見ても、人を大量に殺してるのは間違いないが、それはあまり(orほとんど)問題視されない。それどころか、空港乱射の1万倍の死者を出した広島・長崎の原爆投下でさえ、米国的には正当化されてる。

    

それなのに、どうしてパレスチナのために行ったイスラエルへの「報復」攻撃だけが、ネガティブに、乱射・虐殺・テロとされるのか? 重信が「ダブル・スタンダード(二重基準)」だと批判するのは一理か半理ある。彼女に言わせると、テロリズムとかテロリストなどという言葉自体も、非常にアメリカ的なものらしいのだ。

  

  

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とはいえ、戦争にせよ、抵抗・解放運動にせよ、それぞれ特有の複雑な事情があるので、一概に同一視することもできない。日本赤軍が本当にパレスチナ解放のために戦ったのかどうかもまだよく分からないというか、かなり疑問ではある。

      

とりあえず、報道における殺傷行為の呼び名には注意することにしよう。なお、アラビア語のウィキペディアで空港の事件を見ると、非常にあっさりとした説明しかなかった。パレスチナでは日本赤軍が英雄視されてるという情報には、ちょっと注意が必要かも知れない。たとえ、岡本公三が今でも亡命先のレバノンで厚遇されてるのは事実としても。

  

それでは今日はこの辺で。。☆彡

   

   

P.S. 22年6月1日の朝日新聞・夕刊では、1面トップで生き残りの岡本の記事が大きく掲載された。見出しの2行目には、「テルアビブ空港」乱射事件50年と書かれてるが、次のリード冒頭では「ロッド空港(現ベングリオン空港)」と書かれてた。

      

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