ビートルズの曲名「Norwegian wood」、邦題「ノルウェーの森」は誤訳だけど上手い日本語訳(ChatGPT-4も同意♪)

まだ少ししか使ってないけど、世界で話題の対話型AI「ChatGPT」(最新model4)は、理数系の質問より、人文社会系の質問の方が得意なのかも知れない。

  

大規模な言語的データベースを使って答えると、自然にそうなるのかも。理数系の問題だと、ほんの少し数値が違うだけでも全く違う答になるから、ごまかしが効かない。もちろん、無数のパターンを全て記憶するのも不可能。

    

コンピューターだから得意だろうと思って、数学や論理の問題を出すと、レベルが低くても、意外とあっさり間違える。しかも堂々と、模範解答みたいな口調で (^^ゞ

    

それに対して人文社会系だと、似た質問には似た回答を示せば、それっぽく感じられる。AIなら、それで十分なのだ。そもそも人間にたずねても、そんなに素晴らしい回答が返って来るわけでもないから。

     

基本的に英語が土台のAIだから苦手だろうと思って、英語の曲名の日本語訳について尋ねると、見事な回答を示して来た♪ 具体的な分析が足りないとはいえ、今の時点(2023年5月)でこれだけ答えれるのなら、実に素晴らしい。既に、大部分の人間より上だと思う。ただし、今回の問題に限るなら。。

    

    

     ☆     ☆     ☆

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今回、ビートルズの曲に注目したのは、ネットで話題になってたから。超長寿番組『徹子の部屋』のスペシャル版に、バイオリニストの高嶋ちさ子の父・高嶋弘之氏が出演。昔のビートルズの暴露話をしたとのこと。

    

直ちに、TVerで動画配信をチェックしてみた。88歳にしては確かにお元気。若い頃は元気すぎて、業界人としてヤバイ情報操作も色々やってたらしい♪

    

ご本人によると、ロクに英語が出来ないのに、ビートルズのほとんどの曲に邦題をつけたそうで、英語の原題「Norwegian Wood」を「ノルウェーの森」にしたという逸話も披露。ご本人にとっては面白エピソードのつもりだろうけど、この面白さが分かるためには、元の歌詞を知ってる必要がある。

   

英語で歌詞を読めば、最初の方ですぐ「Norwegian wood」という表現が登場。彼女の部屋の、「ノルウェーの木材の家具」を指してるのが分かる。だから、曲名を直訳すると、「ノルウェー製の木材家具」とか♪ 音楽家の高嶋ちさ子は、流石に即答してた。

  

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     ☆     ☆     ☆

ちなみに、ノルウェー製の木材家具とかいうと、日本では北欧の高級なイメージが浮かぶと思うけど、元の歌詞は、当時流行ってた安物の(チープな)家具というニュアンスらしい。英語版ウィキペディアで、ポール・マッカートニーの説明が引用されてた。

   

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その場限りの若者の刹那的ライフスタイル。新しいものを次々と追い求める。まさに、歌詞の中での男女の関係がそうなってた。一夜限りの夢。

  

特に女性にとっては、一晩寝ただけの関係だったようで、最後は、男が火をつけて燃やすというオチになる(ネタバレ♪)。マッカートニーによると、男が女にリベンジ(復讐)したという意味らしい。

  

英語版ウィキでは、実在するモデルの名前まで挙げられてた。男は、浮気性のレノン。女は、クリーヴかフリーマンだろうと書かれてる。

    

      ☆     ☆     ☆

では、「ノルウェーの森」という邦題は、誤訳なのか? まず、ドラマレビューでもお馴染みのHI(人間知能)、ChatTEN4にたずねてみた♪

   

質問者  こんにちは😊 ビートルズの曲

     「Norwegian Wood」の邦題

     「ノルウェーの森」は誤訳ですか?

   

TEN4 こんにちは。誤訳とも言えますが、

     とても上手い訳だと思います😉

   

     もし、歌詞を部分的に直訳するなら、

     「wood」は「森」ではありません。

     辞書的・文法的にも、「木材」を

     表すのが普通。最後のフレーズでは、

     燃やす「まき」の意味もあります。

     彼女が朝からあっさり仕事に行って

     不満だったから、自慢の木製家具に

     放火して、まきにしたという意味。

        

     しかし、歌詞の全体を考えると、

     彼女の部屋とか、一夜限りの夢の

     世界を「wood」と表していると

     考えられるので、「」の方が曲の

     日本語タイトルとして良いでしょう。

     曲の副題「This Bird Has Flown」

     も、彼女(Bird)が飛び去って

     しまったという意味なので、wood

     は彼女という「鳥」が住む「森」

     結果的に、村上春樹のベストセラー

     小説『ノルウェイの森』にも

     つながりました。

     新たな価値を生み出す誤訳、

     生産的誤訳でもあるのです。

   

   

      ☆     ☆     ☆

このHI(人間知能)の解説を受けて、今度はAI(人工知能)にたずねてみた。チャットGPTの最新の有料サブスク・ヴァージョン、model4。

   

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AI 「ノルウェーの森」という訳について、

   実際の「Norwegian Wood」の

   直接的な意味とは異なりますが、歌詞の

   雰囲気やストーリーを考慮すると、実に

   うまく表現されていると言えるでしょう。

 

   直訳では「ノルウェー産の木材」となり

   ますが、「ノルウェーの森」という訳は、

   曲の神秘的で詩的な雰囲気を捉えており、

   日本語のリスナーにとっては、言葉の響きや

   意味がより理解しやすくなっているかも

   しれません。

 

   言語間の翻訳は、単なる文字通りの意味

   だけでなく、文化的なニュアンスや感覚

   を伝えることも重要です。

   その点で、「ノルウェーの森」という訳は

   適切であり、多くの日本語話者に

   受け入れられていると思われます。

    

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     ☆     ☆     ☆

私の誘導尋問に乗る形の応答とはいえ、瞬時にこれだけの人文的・人間的な回答ができるのは凄い。人間知能としては、人工知能が及ばない領域を開拓して行かないと、ほとんど無用のものになってしまうかも。

   

というわけで、今日のところはこの辺で。。☆彡

   

   

   

cf. 対話型AI「ChatGPT」(有料最新モデルGPT-4)の使用例、自然数パズル「ナンスケ」の簡単な問題を解かせると・・

    

      (計 2363字)

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坂本龍一&高橋幸宏追悼、世界の報道と、1983年のYMO音楽講座(NHK教育テレビの若者番組『YOU』動画)

(2日)WALK 5km(荷物 6kg)

   

高橋幸宏が1月に70歳で亡くなってから、僅か3ヶ月。今度は、坂本龍一の訃報が入った。2023年3月28日、他界。享年71歳。偶然にしてはタイミングが合い過ぎの感もあるから、やはり高橋の急逝による気落ちも影響したのかも。

     

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上は米国メディアCNN。「オスカー授賞の日本人作曲家 坂本龍一が71歳で死去」。米国在住だから、「日本の作曲家」とは訳さない方がいい。オスカーを冒頭に出す辺りが、米国的な視点。

   

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続いて、英国BBCニュース。坂本龍一 日本の電子音楽の巨匠が死去」。世界的・音楽史的には、こちらの見出しの方が普通の感覚だと思う。80年頃から一気に広がった、テクノ・ミュージック、デジタル文化の先駆者、開拓者(パイオニア)。

    

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フランスのル・モンドも、BBCとほぼ同じ見出しになってたフランス系の通信社・AFPとの共同記事。

     

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ちょっと違う報道形式は中国の環球時報(グローバル・タイムズ)。冒頭、「多家日媒」と書いてる。おそらく、日本の多くのメディアが報道、という意味だろう。隣国のニュースが独自取材でないのは微妙だけど、それを明示してるのは潔い姿勢。毎日新聞、読売新聞のサイトを見たと。

     

4つの外国の見出しに共通する特徴は、YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)を出してないところかも。3人組の1人ではなく、あくまで世界的な作曲家、一個人という扱い。

   

   

      ☆     ☆     ☆

さて、ここ最近、このブログは書き過ぎが続いてたので、今日も短めの記事にしたい。海外の報道に続いて、NHK動画の追悼配信を1つ、見てみよう

  

ちょうど40年前、1983年6月11日放送の若者番組『YOU』。この前の番組は『若い広場』だったらしいから、タイトルを見るだけで、かなり新しい挑戦だったことが想像できる。実際、番組冒頭のタイトルバックも、昭和の国営放送としては斬新。

      

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当時は、横4:縦3の画面比率。動画では、地デジに合わせたのか、左右に黄色を付け加えて、16:9くらいの比率に変えてる。

      

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第54回、誰でもミュージシャン パートⅡYMOの音楽講座。確かに、動画の中でも、こんなの誰でもできるということを強調してた。といっても、そもそも普通の人には機材がないんだけど。

  

このイラストは、渡辺直美の先駆者か♪ ちなみに、描いたのは『AKIRA』で有名な大友克洋。オープニングの軽いBGMは坂本龍一。

    

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あっという間に、YMOは細野晴臣ただ1人になってしまった。背景のイラストのテニス・ラケットがレトロ。ウッド(木)のフレームで、面が円形に近い

     

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司会の糸井重里が若いのはもちろん、荻野目慶子のヘアスタイルがレトロ可愛い。今では全く見かけない髪型。平成・令和的な感覚だと重いから、リバイバル・ブームも無さそう。平成以降、基本的に時代は、軽薄短小。良し悪しはさておき、全体的に軽くなってる。

        

   

     ☆     ☆     ☆

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「YMOは、シンセサイザーとコンピュータを使って」。年長の細野が、一番若い服装になってる。白いセーターを肩にかけるのは、石田純一くらい♪

    

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高橋幸宏の服装は、1人だけ都会的なオシャレできめてる感じ。口調もきっちり丁寧で柔らかく。

  

「『テクノ・ミュージック』という新しい音楽を生み出したグループです」。正確にはその前から既にあったけど、日本の若者番組での簡単な紹介としてはOK。といってもNHK教育テレビ(現在のEテレ)だから、本当に10代~20代前半の若者が見てたかどうかは不明。むしろ音楽好きの大人の方が多かったかも。

        

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坂本龍一の赤い開襟シャツが目立ってるけど、スタイリストが選んだのか、あるいはグループを仕切ってたらしい高橋の助言か。あえて、芸術家や学者のイメージから大きく逸脱したと。

     

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坂本が弾いてた楽器(ドラムマシン)の映像をよく見ると、「Linn Drum」とか書かれてる。検索すると、有名なものらしい。色んな音を入れて、どこに何が入ってるか、紙のメモ(付箋)を付けてた♪ デジタルとアナログの融合。

    

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見た目も挙動も口調も圧倒的に若い坂本。タメ口で喋ってた。上の画像だと、ジャニーズの錦戸亮に似てるかも。

   

   

      ☆     ☆     ☆

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スタジオに集まった若者たちとも共演。若者の「楽器」は色々なんでもアリで、上はそろばん♪ 流石にこれはウケ狙いか。まあ、当時はまだ計算機として、そろばんがメジャーだった時代ではある。他に、カスタネット、リコーダー、鳩笛とか。

     

細野が弾いてたマシンがフロッピーディスクを使ってたのも80年代っぽくて面白い。HDDの普及は90年代だと思う。

  

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ともあれ、80年代から先端を走り続けた、才能あふれる2人のミュージシャンに合掌。どうか安らかに。。

    

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       (計 1951字)

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春はお別れの季節、大切なものに Good luck and Good bye♪&軽い10km走

(26日)RUN 10km,52分17秒,平均心拍 133

消費エネルギー 454kcal(脂肪 109kcal)

   

最近のブログ記事で2、3回、ぼそぼそと小さくつぶやいてたけど、昨日ようやく一段落ついた。手間ひまかけて、大切なものとお別れしたのだ。ピンポイントの個人情報満載だから、まだしばらくはボカして書く。

    

とりあえず、今日のブログ記事のタイトルをどうしようかと思って考えた時、最後のお別れのシーンが脳裏に浮かんだ。ちょっとドラマ的というか、映画的だったのだ。まあ、他人から見ると、この人、何やってんの?って感じだろうけど♪

    

   

      ☆     ☆     ☆

で、そのお別れはすごく悲しかったけど、気持ちのいい所もあった。切なくて甘い余韻の残るお別れ。・・ってことで、ユーミンの荒井由実時代の名曲の1つ、「グッド・ラック・アンド・グッドバイ」を意識してみた。

   

この曲名は、かなり書き方がバラついてるようで、英語だけでも少なくとも2通り出て来る。最初に収録されたアルバム『14番目の月』の画像検索をかけると、帯には「Good luck and Good-by」と書いてるように見える。B面(SIDE B)の4曲目。

  

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ただ、最後は「bye」の方が英単語として普通だと思うし、そこだけハイフンを使うのも違和感があるから、「Good luck and Good bye」と入力。実際、歌詞もそうなってるようだ(複数の種類があるのかも)。

    

するとまた、マイクロソフトの(?)機械的な突っ込みが入って来た (^^ゞ

      

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文法的に、「Goodbye」と1つにつなぐ方がベターだと(笑)。うっせ~わ!(早くも死語?♪)。当然、「無視」。Wordもそうだけど、ほとんどいつも無視してるのに、まったく学習してくれない。

   

    

      ☆     ☆     ☆

英語の単語・フレーズの綴りはさておき、試しに去年の秋に発売された50周年記念アルバムの収録曲を検索してみたら、入ってない! まさかの選外。それどころか、それ以前のベストアルバムにもほとんど入ってなくて、唯一、バラードのベストに入ってた。

  

いやぁ、個人的には、定番の『卒業写真』とかより泣ける曲で、好きだけどね♪ メロディーも歌詞も。著作権のチェックが厳しいから、歌詞はほとんど引用できないけど、ごく簡単に意味を解釈してみよう。

     

歌詞の全体は、明るい感じがするお別れの曲になってる。キレイなさよなら。懐かしいあの人に偶然会ったけど、傷ついた恋はもう跡形もない。私も彼も、それぞれ別の恋人が待ってる。

   

ところが、転調したようなサビの2回目で、気持ちが微妙に揺れ動く。やっぱり、これで本当の最後だろうから、あなたに見送ってほしい。もう顔も見えない、声も届かないほど、遠くから。

   

   

     ☆     ☆     ☆

だから、バスの後部座席のくもった窓に、大きな文字でメッセージを書いてみる。「大きく Good luck and Good bye」♪ (作詞、荒井由実)。

      

これ、2段にして書かないと見えないと思う(笑)。といっても、もちろん、彼が実際にその文字を見ることはない。私に気付くこともない。

    

「彼に見えるように」と、私が思えること。彼が見てくれる姿を、私がイメージできること。そのために、「幸せにね♪ さよなら♡」と書く。英語で、軽やかに。ハートマークは書かずに、気持ちだけ。

     

後ろ向きで文字を書いた後、チラッと窓の向こうを見て、私はすぐ前を向くはず。そしてまもなく、曇りガラスの文字は消えていく。文字通り、跡形もなく。

   

   

     ☆     ☆     ☆

で、こちらの私(テンメイ)は、別にバスには乗ってないし、新しい恋人も待ってないけど(笑)、気持ち的には、ちょっと無理した笑顔で大きく手を振るイメージだった。

     

もし、後でまた会おうと思えば、会えなくもないだろうけど、多分これで最後のお別れだと思う。だから、私も大きく書いてみよう。ホントに書くのが、マニアック・ブロガー♪ 

     

 Good luck and Good bye

    

   

     ☆     ☆     ☆

で、甘く切ないキレイなお別れの後は、余韻に浸りつつ、私も前に走り出したのだ。単なる公園ランニング♪ 運良く、ちょうど雨が上がった後。

  

もし雨だったらウォーキングだから、色々と過去を思い出してしまう。でも、ランニングだとあんまし余裕がない。特に昨日は、前日の第2回・1500m測定&13.5kmジョグの疲れがわりと少なかったから、スタスタとRUNペースで周回。

  

途中、細くて小柄の高速女性ランナーがスパッと抜いてくれたおかげで、ますますペースが上がった。それでも差は広がったけど(笑)。とにかく、10kmのトータルでは1km5分14秒ペース。気温12度、湿度100%、風速2m。湿度のせいで、上に2枚でも暑かったほど。

  

新・心拍計は、序盤で大きく高めにブレてたから補正した。相変わらず、調子の良し悪しが読みにくいハイテク装置だね。ベルトの緩みに加えて、電池切れが近かったからかも。

   

   

     ☆     ☆     ☆

とにかく、心にぽっかり穴が開いたっていう紋切り型の表現がピッタリだけど、人間そんなもんだろう。口からお尻まで、人間の中心にはぽっかり、長い穴が開いてる。

   

そこに色んなものを入れて、消化して、出す。その繰り返し。C’est la vie(セ・ラ・ヴィ)。これが人生さ♪ ではまた。。☆彡

   

   

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          平均心拍 最大

往路(2.4 km) 14分15秒 123 138 

LAP 1(2.1) 11分04秒 129 135

  2   10分18秒 138 144

  3(2)  9分43秒 140 151 

復路(1.3)   6分57秒 140 158

計 10km 52分17秒 133(78%) 158(93%)

    

      (計 2268字)

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戦場の男性(彼)への思いをのせた乙女の軍歌『カチューシャ』、ロシア語から英語への直訳で意味を解釈

一昨日(2023年2月23日)、NHK『ニュースウォッチ9』を流し見しながらPCをいじってると、冒頭から聞き覚えのあるメロディーが流れて来た。有名なロシア民謡だろうとは思うけど、曲名は分からない。

    

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ウクライナ侵攻1周年を前に、ロシアのモスクワでイベントが開かれて、「全員で戦地にいる兵士を思うロシアの有名な楽曲を合唱しました」。最後はプーチン大統領も登場、祖国と家族を守ろうと、檄を飛ばしたと。

  

産経新聞によると、このイベントは「祖国防衛の日」2月23日(祝日)の前日、22日にモスクワ中心部に近いルジニキ競技場で開催されたもので、若者向けのコンサートみたいな催しとのこと。

   

   

     ☆     ☆     ☆

有名なら曲名くらい出せばいいのに、西側の国営放送NHKとしては、悲惨な戦争と曲名を結び付けたくないということか。

   

マニアック・ブロガーとしては直ちに検索開始。Youtube動画で『カチューシャ』だと突き止めた後、歌詞の意味とか、髪飾り(ヘアバンド)のカチューシャとの関係とか、色々と調べることになった。

    

先に、ファッション用語としてのカチューシャについて簡単にまとめると、そもそも歌とは関係ないらしい。トルストイの小説『復活』のヒロイン、カチューシャの名前が、日本の舞台で演じた女優・松井須磨子の髪飾りと結びついたとかいうお話。

   

日本語のウィキペディアも含め、少ない情報が錯綜する中、最も信頼できそうなのは東京新聞の記事だろうか。とりあえず、今はこだわらないことにしよう。

    

    

      ☆     ☆     ☆

一方、歌詞の意味について。日本語のウィキは、もともと2番までしかなくて、ハッキリ戦争との関係を語る言葉はなかったと説明してるけど、何を根拠にしてるのか出典がついてないし、英語版ウィキにもフランス語、ドイツ語ウィキにも、そのような説明は見当たらない。

   

ここでは、4番までのロシア語を英語に直訳した(ように感じられる)歌詞の一種(ヴァージョン2)を参考に、私が日本語訳と感想を書いてみよう。世界中のサイトに各国語の歌詞が溢れてる100年近く前(1938年)の曲なので、著作権はあまり気にしなくていいと考える。

    

ちなみに、わりと有名な日本語の歌詞(関鑑子;り~んご~の花ほころ~び~・・)は、かなり意訳や省略が入ってるように思われる。特に、戦争とか兵士を思わせる言葉を全てカットしてるようだ。ある意味、非常に上手い和訳ではある。

    

   

      ☆     ☆     ☆

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 リンゴと梨の花が咲いた

 川には靄が立ち込めて来た

 彼女は川辺にやって来た カチューシャ!

 高い土手、険しい川岸に

   

 美しい故郷の姿と、霞(もや・かすみ)や高く険しい土手の対比が鮮明。もちろん、靄や土手は、遠くの厳しい状況を暗示する詩的表現。ちなみに、リンゴや梨の花が咲くのは春。桜の後くらいの時期らしい。

    

 彼女は歌いに来た

 若い友人 草原の青みがかった鷲のことを

 唯一 彼女が心から愛する人

 もらった手紙を大切な宝物にしてる相手

   

 2行目がちょっと変わった歌詞だけど、ロシア語で3行目に合わせて韻を踏んでるような気がする。青という色は、赤と共に国を表す色かも知れない。この記事冒頭のNHKの映像を参照。ロシアの国旗は、白・青・赤。青色は、名誉と純潔性を表すとのこと。

    

    

     ☆     ☆     ☆

 おぉ 少女の歌よ

 輝く太陽まで飛んで行け

 彼方の戦地にいる戦士を見つけて

 ずっと待ってるカチューシャの言葉を届けて

  

 4行目のカチューシャと訳した言葉は、カーチャ。どちらも、同じエカテリーナという名前を元にした愛称らしい。日本語なら例えば、まさこという名前を、まちゃこ、まこ、と略すようなもんだろう。

   

 彼が 若き乙女のことを思い出すように

 彼女がいま歌ってる声を届けて

 彼に 母国をしっかり守らせて

 愛は カチューシャが守るから

    

3番と4番は、この英訳で読む限り、いわゆる擬人法だろう。空高く飛んでいく歌声を、メッセンジャーみたいにとらえたもの。

  

手紙とかメールの類と違って、歌声は本人とつながったまま遠くに拡散する所が特徴的。短時間で消えてなくなる所も、人間的で切ない。。

  

   

      ☆     ☆     ☆

カチューシャの曲のウィキペディアは、世界51ヶ国の言語で書かれてる。それだけ普遍的な思いを乗せた名曲ということ。恋人や家族への思い、祖国への愛。政治・社会の態勢も、時代や人種も無関係。

       

いつ、どこでも、カチャーシャや彼が無数に存在してることは忘れないようにしたい。それでは今日はこの辺で。。☆彡

     

     (計 1827字)

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ピアニスト反田恭平のデビューは12歳、指揮者で♪(『題名のない音楽会』振ってみまSHOW!)&15km走

(13日)RUN 15km,1時間14分26秒,平均心拍 147

消費エネルギー 683kcal(脂肪 150kcal)

   

テレビ朝日の『題名のない音楽会』。土曜の午前中にテレビを見ることはほとんどないし、2年ぶりくらいかな・・と思って過去のブログ記事で調べたら、4年3ヶ月ぶりだった(^^ゞ 光陰、矢の如し。あの時、初めて、ゲスト審査員の反田というピアニストを知って、すぐHPや演奏を見て感動した。

     

今日は、私の個人的知り合いに近い人が番組に出演するってことで、録画しながら、しっかりチェック。素晴らしかった♪ 観客の女の子のお母さんの可愛さが(笑)。そこか!

     

いや、あれは選んだ反田恭平も(無意識の内に)狙ってたと思う。まだ若いのに、ビジネスやマーケティング戦略を考えて積極的に主張してる、プロ意識の高いピアニストだから。何がウケるのか、いつも考えてる。まあ、あらかじめ放送作家が選んでたのかも知れないし、収録後の編集によるものかも知れないけど♪

   

   

     ☆     ☆     ☆

さて、先ほど(2023年1月14日)放送された『題名のない音楽会』は、ショパンコンクール2位で人気急上昇のピアニスト・反田恭平に関する企画。

  

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今現在、彼はジャパン・ナショナル・オーケストラ(JNO)を結成して、指揮者としても活躍してるけど、実は12歳の時、番組の企画で指揮者デビューしてたらしい。『振ってみまSHOW!』(振ってみましょう)。自分で応募してビデオ審査で選ばれただけあって、当時から既に上手いし、堂々としてる☆ 16年前の貴重映像。  

   

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オペラシティ(?)で、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団を指揮。右端のゲスト席には、作曲家の千住明の名前も見えた。「本当に感動したんです」。この感動が、音楽家の道に進むための原動力になったと。

    

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子どもの頃からメガネかけてたわけか。ちなみに、授業はつまんなそうに聞いてたとか、幼馴染のピアニスト・小林愛実が暴露してた(笑)。その斜(はす)に構えた所にも魅かれて、結婚したと♪

    

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      ☆     ☆     ☆

で、恩返しということで、指揮者の企画を復活。会場は奈良県文化会館・国際ホールで、11月16日に公開収録(公式ツイッター情報)。コロナ禍が続いてるから、有観客は久々だったらしい。行動制限が無くなったタイミング。応募などを仕切ったのは、番組やオーケストラ側ではなく、奈良県文化振興課とのこと。

   

満員の観客席から指揮者を選ぶ前に、反田が3つのポイントを解説。①指揮台に上がったら オーケストラを睨(にら)む♪ ②演奏を始めるときの「一振り目」でテンポを決める! ③演奏中は自分のテンポで振り切る。

   

実際の会場の様子は分からないけど、オンエアで最初に選ばれたのは、柚木心琴(ゆのきみこと)ちゃん。小3、9歳。一般男性の私が見ても、可愛いね♪ 洋服もオシャレで、テレビを意識してるみたい。案外、最初から出演が決まってたとか(笑)。コラコラ!

    

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ピアノをやってると言うから、反田が「僕の事 知ってたりする?」とたずねると、首を振って否定。場内、爆笑♪ 反田も思わず謝ってしまう。「あっ、すいません」。

   

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童顔のお母さんも可愛いね。マスクから鼻が出てるけど♪ たぶん、興奮したからだと思う。行け、行け!って感じで、手を突き出してた。お父さんはすかさずマスクを上げ直してる(細かい・・)。名前もルックスもキラキラしてる心琴(ミコト)ちゃん、これを機に、反田みたいに有名なミュージシャンになれるかも。。

      

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最後は、演奏家の皆さん。ジャパン・ナショナル・オーケストラは奈良が拠点で、反田が株式会社を作って運営。今のうちに知名度・資金・実績を積み上げて、将来はアカデミー創設を目指すとのこと。いいね♪ 奥さんの愛実ちゃんとお子さんと3人仲良く、頑張って! 

   

   

     ☆     ☆     ☆

一方、単なる小市民ランナーは、1日休んだ後、昨日は15km走。ちょっと気温が高めだったし、疲れが溜まってたけど、厚底カーボンシューズで何とか1km5分切り♪ トータルでは1km4分58秒ペース。

  

気温10.5度、湿度67%、風速2m。終盤になって小雨が降り出して、帰宅後は本降り。狙い通りだった♪ 偉いぞ、各種のお天気情報! 新・心拍計はほぼ正常に作動。最大値だけちょっと低めに補正した。

   

さて、今年の共通テストはどんな感じかな・・とか思いつつ、ではまた。。☆彡

    

   

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           平均心拍 最大

往路(2.4 km) 12分55秒 131 144 

LAP 1(2.1) 10分36秒 144 149

  2   10分25秒 150 152 

  3   10分27秒 152 155 

  4   10分19秒 153 157

  5   10分26秒 153 158

復路(1.9)   9分18秒 151 157 

計 15km 1時間14分26秒 147(86%) 158(93%)

   

      (計 1957字)

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NHK『紅白歌合戦 2022』(第73回)~LOVE&PEACEをシェア、初司会の橋本環奈は堂々たる強心臓♪

今回も普通のテレビの不調で、NHKプラスの動画を見ることになってしまった紅白歌合戦。2022年で第73回というのは、あらためて考えても堂々たる歴史だ。視聴率的にも、日本のテレビ番組の象徴。

    

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その司会に大抜擢された橋本環奈(23歳)も、オープニングからフィナーレまで、驚くほど堂々と仕事をこなしてた☆ NHKのプロデューサーも、リハーサル後に驚きを示してたほど。

    

「AKBとかで紅白に出演してたから、慣れてたのか?」・・と思って検索したら、AKBグループじゃなかった (^^ゞ そうなの? 福岡のご当地グループ、Rev. from DVL? 聞いたことはあるけど、紅白の出演はないし、5年前に解散。

  

  

     ☆     ☆     ☆

橋本というと、例の写真「奇跡の1枚」その他、ネットのニュースで見る程度だったから、お人形さんみたいなクリッとした目の可愛い系アイドルとしか思ってなかった。ところが、番組開始直後、舞台の幕が開く前から平然とニコニコしてて、緊張が見られない。

  

その後も、キレイに響く大きな声でハッキリ話して、表情や動きにもメリハリがある。身長152cmとか言われる小さな身体で、横の大泉洋(司会)や櫻井翔(スペシャルナビゲーター)より大きく見えるほど。正直、冒頭でいきなり噛んでしまった桑子真帆アナより上手かったかも。

    

度胸というより、強心臓という言葉の方が合ってると思う。単なる若者狙いの起用ではなかったわけネ。失礼しました♪<(_ _)> お仕置きしてください♡ そっちか! 優勝は白組だけど、客観的なMVPは橋本環奈でOK。途中、両目の下にクマがハッキリ見えたシーンまであったし、リハーサルも本番も長くて大変だったはず。

     

ちなみに個人的には、レコード大賞の有村架純の方が好みだ♪ 番組、見てないけど(笑)。コラコラ! ネットの写真だけで判断。あるいは、ちょっとたどたどしい、天然の綾瀬はるかとか。

  

    

     ☆     ☆     ☆

では、今回も基本的に全ての出演にコメントしよう。恐ろしく大変なわりにアクセスは少ないから、止めようかと思ったけど、ほぼ全部見てしまったし、書かないと損した気分になる。いや、ホントは、正月から苦労して書く方が大損だけど (^^ゞ

  

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今回のテーマは、LOVE&PEACE ~みんなでシェア~白組1番、Sixtones、3回目。『Good Luck!』。曲名はキンプリへの挨拶にもなってる。相変わらず「シックストーンズ」と読んでしまう人もいるはず♪ 他人事か! K-POP的なシャレた洋楽系じゃなくて、歌謡曲系のJ-POPだね。日本人なら老若男女、安心して聴ける。 

    

紅組1番、天童よしみ、27回目。『ソーラン祭り節』。どんどん減って来た演歌系の最後の砦の1人。昔の北島三郎の代わりだね。前の裸の2人(なかやまきんに君とか)は必要なかったかも♪ ちなみに、いつの間にかNHKの公式サイトだと、出場回数を強調しなくなってる。新人もベテランも一緒に仲良くってことか。

    

紅組2番、緑黄色野菜、初出場。『Mela!』。いい! 初めて聞いた気がするけど♪ ボーカルの女の子も、後ろのコもフツーに可愛かった。そうゆう見方か! いや、曲も、キレイに突き抜けた歌声も、いいね。野菜を摂りたくなるヘルシーな名前だし(笑)。今回のテンメイ賞、1組目

     

白組2番、郷ひろみ、35回目。『GO!GO!50周年!!SPメドレー』。50年は凄いけど、私の目線は、後ろでボンボン持ってミニスカで踊ってたスクールメイツかザ・バーズに釘付けだった(笑)。古っ! バーズは日テレだろ! 平成代表、金髪ルーズソックスのコギャル達は、制服ミニスカが長すぎ(細かっ・・)。

  

終わった後、ゲスト審査員の黒柳徹子がペンライトとマイクを持ち間違えて、横の羽生結弦(!)がやさしくフォローしたのが光ってた。私は一般男性だけど、羽生ならアリかも♪ オイッ!

     

白組3番、なにわ男子、初出場。『初心LOVE(うぶらぶ)』。あぁ、うぶな感じがする可愛い少年たちで、これは人気出るだろうね。SNSのいいねとかリツイートが、数分で100万超! ちょっと怖い気もするかも♪

     

紅組3番、水森かおり、20回目。『九十九里浜~謎解き紅白スペシャル~』。日テレ『頭脳王』で見てた松丸亮吾が出した謎、大泉洋の台本を盗んだのは誰? 桜の衣装→「さくらいしょう」→櫻井翔♪ 最初にアピールしてたピアスかイヤリングも、桜の柄だったのかも。

  

  

     ☆     ☆     ☆

紅組4番、LE SSERAFIM(セラフィム)、初出場。『FEARLESS -Japanese ver.-』。日本だと(?)サクラ(宮脇咲良)が前面に出てるけど、私は他のメンバーの方が萌える。特に、カズハとか♪ ルックスもスタイルも美しい♡ 

    

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白組4番、Saucy Dog(サウシードッグ)、初出場。『シンデレラボーイ』。歌う前、94歳のおばあちゃんの話が紅白っぽくて良かった。ドラムの女の子(せとゆいか)も地味に可愛いね。男性ボーカルも親しみやすいし、複雑な歌詞も意味深で面白かった。

   

白組5番、山内惠介、8回目。『恋する街角~きつねダンスRemix』。数少ない男性の演歌の星で、きつね色(笑)の衣装は豪華だったけど、私はファイターズガールしか見てない♪ 最初からイチオシだった滝谷美夢も、真ん中でひそかに目立ってた♡

  

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紅組5番、日向坂46、4回目。『キツネ』(笑)。NHKスタッフに、よっぽど、きつねダンスファンがいるってことか。何しろ、紅白の後番組『ゆく年くる年』まで、きつねダンスを踊ってたから(^^ゞ 本家のYlvis(イルヴィス)は、出演コストが高過ぎて断念したのかね?

    

白組6番、JO1、初出場。『無限大』。吉本興業(!)と韓国のユニットで、全員が日本人らしい名前。カッコイイ感じで決めてたのに、最初のトークで思い切り噛んでたのが可愛かった♪ 「初々しくて、いい!」(by大泉)。世界初、プロの取り巻き・白木善次郎? 検索、省略(笑)

   

紅組6番、milet(ミレイ)、3回目。『Fly High』。NHKのウインタースポーツ・テーマソングね。羽生がホントに歌ってたから、普段からホントに聴いてるのかも♪ 私は、高く跳ぶより、長く跳ぶ幅跳びや三段跳びの方が得意だった。今の人生はまったく飛んでない (≧▽≦) 自虐か!

   

  

     ☆     ☆     ☆

紅組7番、NiziU(ニジュー)、3回目。『CLAP CLAP』。これは黒柳枠?(笑)。なぜか黒柳徹子のお気に入りらしい。今回初めて、K-POP系との違いが何となく分かった気がする。ちょっと親しみやすい路線だと。よく見ると、可愛いコもいた♪ コラッ!

     

白組7番、鈴木雅之、5回目。『違う、そうじゃない』。曲紹介で大泉洋が思い切りボケて、橋本が大笑い♪ アドリブだったのかね? それに櫻井がすかさず「違う、そうじゃない」と突っ込んで、大泉が爆笑。「ハッハッハッハ!」。もしそうなら、エリート一家の櫻井はやっぱり頭が回るんだね。会場からも拍手。

   

白組8番、BE:FIRST、初出場。『Shining One』。ダンス路線ね。基本的に一個人で立ち上げたってこと? まあ、そうゆう形にしたって部分もあるかも知れないけど、凄いね☆

   

紅組8番、SEKAI NO OWARI、6回目。『Habit』。SNS中心に爆発的ヒットで、日本レコード大賞も受賞。わざわざ櫻井がその話をしてた。歌詞も曲もテンポが良くて、ダンスも面白かったと。私がまったく知らなかったのは、YouTubeやTikTokをほとんど見ないからか。

   

白組9番、三浦大知、4回目。『燦燦』。朝ドラ『ちむどんどん』の主題歌。ヒロインの黒島結菜が登場して、お嬢様路線にちょっと萌えた♪ ドラマは全く見てないけど、色々騒がれた中での主役、大変だったろうね。 

    

紅組9番、IVE、初出場。『ELEVEN -Japanese ver.-』。一番期待してたのに、曲紹介で大泉洋が思い切り滑ってたから台無し (^^ゞ レイと並んでお気に入りのユジンに、日本語の語尾に「ござる」と付けると丁寧になると教えたらしくて、ホントに言わせてた。真冬の寒さか! 曲とダンスとビジュアルはエロくて、「ブラボー」(大泉)♪

   

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     ☆     ☆     ☆

白組10番、Snow Man、2回目。『ブラザービート~紅白みんなでシェー!SP~』。紅白テーマのシェアに合わせて、シェー?(^^ゞ この辺りだけ、台本がオヤジギャグ系になってる♪ 中高年がチャンネルを変えないようにと(笑)

   

紅組10番、Perfume、15回目。『紅白 Medley 2022』。ウチがブログを作った17年半前くらいから活躍してるグループで、当時、ブロガー仲間のお気楽さんに、パフューム知らないんですか?!って感じで本気で驚かれたのをよく覚えてる(笑)。お気楽さん、お元気ですか~♪

     

特別企画 THE LAST ROCKSTARS。曲名も同じく、『THE LAST ROCKSTARS』? 中心メンバーの(?)YOSHIKIは先日、NHKの特番を流し見。お母さんがすごく感じ良かった♪ さて、世界のロックスターになれるかな。羽生は手を上げて大喜び♪

   

紅組11番、Aimer、初出場。『残響散歌』。『鬼滅の刃』遊郭編ね。全集中で、年間総合チャート1位? まったく知らなかった私は誰? 素の声がハスキーで色っぽい♪ この曲の作曲者との結婚を発表! おめでとう☆

    

紅組12番、坂本冬美、34回目。『お祭りマンボ~スカパラSP~』。もし、石川さゆりが50回で引退したら、坂本が演歌のトップになる。顔や髪型も、元祖の女王・美空ひばりに似てる気がした。

   

曲の後、着物姿の芦田愛菜も、昔の出演を思い出しつつ「感慨深い」とコメント。ひそかに、将棋の天才・藤井聡太との交際宣言を待ってるんだけど、高校卒業後かな♪ 七冠王と慶応のタレント女子大生のカップルとか、夢じゃない。

  

   

     ☆     ☆     ☆

ここでニュースが入って、前半終了。みんな、トイレに行くか、チャンネルを変えると♪

  

紅組13番、ウタ、初出場。『新時代』。映画『ONE PIECE FILM RED』のキャラが、3Dモデルで紅白会場に登場。曲もAdoのボーカルもいいんだけど、ウタの髪の毛が左目を隠してるのが気になりすぎ (^^ゞ CG作成は、VTuberキズナアイと同じ会社とのこと。

     

白組11番、King Gnu、2回目。『Stardom』。NHKのサッカーW杯のテーマ曲? W杯、NHKでも見たけど、聴いた覚えがないんだけど (^^ゞ 私が試合そのものの放映しか見てないからか。ゲストの長友はもちろん、ブラボー♪ 審査員の森保監督もステージに上がって、真面目に力強く挨拶してた。大人しそうに見えて、熱い人。

  

白組12番、三山ひろし、8回目。『夢追い人~第6回けん玉世界記録への道~』。これ、曲を聴いてる人、いるの?(笑)。しかし、一番カンタンな大皿とはいえ、あのプレッシャーの中でよく127人みんな成功させたね☆ ギネス公式認定員の女性もやたら目立ってる♪ 三山の後ろの女の子も可愛かった。森保監督まで、ブラボー(笑)

  

紅組14番、TWICE、4回目。『Celebrate』。前から私のお気に入り♡ 新人グループに追われる立場だけど、やっぱりヴィジュアルのレベルが高いね。9人揃えてキープするのは至難。小市民ランナーの体重も57kgくらいでキープ中! 聞いてない? あっ、そう♪

    

  

     ☆     ☆     ☆

特別企画、ディズニースペシャルメドレー。あぁ、久々にディズニーシーに行きたい・・と思わせるタイアップか♪ 『星に願いを』は名曲☆

    

白組13番、Vaundy(バウンディ)、初出場。『怪獣の花唄』。素晴らしい! テンメイ賞、2組目☆ ボーカルもキャラも際立ってた。フツーすぎる外見も逆に凄い♪ 紅白こんなもんか?!とか、観客をあおるパフォーマンスも、意外と珍しい。 

  

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紅組15番、milet×Aimer×幾田りら×Vaundy。『おもかげ』。バウンディのノリが良すぎて、もう1曲コラボで歌わせたってこと? 幾田りら(YOASOBIのikura)も結構、好き♪

   

白組14番、純烈、5回目。『プロポーズ~白い雲のように』。有吉弘行とダチョウ倶楽部が加わって、上島竜兵を追悼。白い雲のように。少し後で登場した荒井由実『ひこうき雲』も思い出すところ。誰も気づかず、ただひとり、昇っていく。。

     

特別企画、back number。『アイラブユー』。朝ドラ『舞いあがれ!』の主題歌なんだ。見たことないもんで (^^ゞ 福原遥と言えばやっぱり『正直不動産』・・っていうのは、一部読者へのご挨拶♪ 橋本環奈とも仲良しらしい。いや、福原のことね(笑)

  

   

     ☆     ☆     ☆

紅組16番、乃木坂46、8回目。『裸足でSummer』。冬なんだけど (^^ゞ 齋藤飛鳥の卒業記念で、初センター曲ね。申し訳ない。私でも名前が浮かぶのは、白石麻衣、西野七瀬、生田絵梨花くらいか。

    

紅組17番、工藤静香、9回目。『35周年SPメドレー』。エッ、そんなに紅白に出てたの?! 24年ぶり☆ 本人の歌も、長女のCocomiのフルートも、流石だね。もちろん、家でお留守番しながらテレビ見てる(?)パパの話は一切なし♪ 「あ~らしを~」の腕のフリがちょっと遠慮がちだったかも(笑)

     

白組15番、King&Prince、5回目。『ichiban』。脱退する平野が先に挨拶して、次が残る永瀬。ジャニーズ事務所的には、これでいいのかね? まあ、25歳と23歳だから、年上を立てたとか。「ただやる 一心不乱 さぁ行こうか 時はついに満ちた」(作詞・KREVA)。最後は深々とお辞儀。先輩の審査員、松潤の目もちょっとウルウル。。

     

白組16番、Official髭男dism、3回目。『Subtitle』。素晴らしいドラマ・・あっ、やっぱり『silent』ね。最初の内に見て、レビューしようと思ってたら、そのままになってしまった (^^ゞ 昔はドラマブログと呼ばれたこともあったのに。。(遠い目♪)

   

紅組18番、あいみょん、4回目。『ハート~君はロックを聴かない』。初出場の時、私なんてすぐ消えますとかコメントしてたのが印象的だった♪ 名前の付け方も上手いね。私が「てんぴょん」に改名したら、どれぐらいアクセスが減るかな?♪ 自虐か! 歌詞も曲も似てないと思うけど、ユーミンのファンとのこと。2世代後の斬新な翻案か。

   

特別企画、加山雄三。『海 その愛』。85歳(!)でコンサート活動引退。CDや作曲は続けるし、自分の歯がまだ27本も残ってるらしい(笑)。タレントは、顔も歯も気を使って大変だろうね。この年までフツーにタレント活動継続。首都圏からすぐの越後湯沢にスキー場を持ってたのも素晴らしい☆ 黒柳徹子、「ハンサムでした」♪

  

   

     ☆     ☆     ☆

紅組19番、Superfly、6回目。『Beautiful』。メジャーデビュー15周年ってことかね。NHKとの関連もいくつかあると。

  

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白組17番、藤井風、2回目。『死ぬのがいいわ』。追加出演が決まったのを知らなかった (^^ゞ いや、藤井がなんで出ないのか、不思議だったのだ。あふれ出る才能、世界的センス、ピアノ、イケメン♪ 先日、Nワードがプチ炎上したのも、世界的だからこそ。この曲名と歌詞でもNHK的に大丈夫だと。23ヶ国で1位☆ 最後はステージ上で倒れて「死んで」た。 

   

紅組20番、篠原涼子、2回目。『恋しさと せつなさと 心強さと 2023』。2022じゃなくて♪ 28年ぶりの出演! ドラマ『ハケンの品格』で大泉と共演?! 後ろでシレーッと小室哲哉がピアノ♪ これはいずれ、小室自身も紅白復活か。色々あり過ぎたけど。ロングスカートのスリットから、美脚がのぞいてた。歌唱後は小室先生に配慮、笑顔で紹介。

    

白組18番、ゆず、13回目。『夏色』。冬なんだけど♪ ・・っていうか、自転車の危険な2人乗り(笑)が歌詞に出てるけど、NHKでもOKなわけね。「この長い長い下り坂を 君を自転車の後ろに乗せて」♪ いや、真面目な話、最近は2人乗りというものをほとんど見かけなくなってるな・・とか、自転車好きは思うのであった。

  

白組19番、関ジャニ∞、11回目。『T.W.L』。ゆずの北川が作った、クレヨンしんちゃんの歌なんだ。曲名の意味はそのまんま、ToWeL(タオル)でいいの?♪ 昔のオープニング・アニメを見たら、ホントにタオルを振り回してた。客席のタオルは、配ったってことかね? マイ・タオル持参が観覧の応募条件だったとか(笑)

   

白組20番、星野源、8回目。『喜劇』。悔しいけど、いい曲とボーカルだね。悔しいけど♪ 和風の藤井風とか。でも、褒めたくないのだ。ガッキーと結婚したから(笑)。いつまでも許せない♪ 妊娠のウワサまで浮上中。コウノトリだと信じよう。

    

特別企画、氷川きよし。いやぁ、ここ数年、ホントに突き抜けたね。「彼」か「彼女」か知らないけど。突き抜け過ぎて、疲れたと。休養後に必ず戻って来るようなことを話してた。この『限界突破×サバイバー』に限らず、ちょっと紅白の演出が地味めだったと思う。予算削減の流れなのか、やや小さめのNHKホールに戻って来たからか。

   

  

     ☆     ☆     ☆

特別企画、松任谷由実 with 荒井由実。『Call me back』。50周年企画「AI荒井由実」は、AI美空ひばりよりは自然に見えた♪ 歌声は元の音源もかなり使えたから、ひばりに新曲を歌わせた時より条件は緩い。

    

前に紅白で声がかすれた時があったけど、今回は余裕を持って、最後は高音へのアレンジ。郷ひろみに、「60周年もここでお会いしたいですね」♪ あいみょんがすごく嬉しそうにしてた。『卒業写真』は泣ける名曲。。

   

白組21番、Kinki Kids、2回目。『25th Anniversary Medley』。まだ2回目?! この2人は仲良さそうに見えて、いいね♪ 初の関西ジャニーズなのか。私も西日本だから、言葉とかノリとか、何となく親しみが湧くのだ。

  

特別企画、安全地帯。『I Love Youからはじめよう』。デビュー40周年だけど、今月・・じゃなくて先月、ドラムのメンバー・田中裕二が死去。37年ぶり。玉置浩二のボーカルは安心して楽しめる♪ サザンの桑田とかより、3学年も下なのか。上かと思った♪

   

紅組21番、石川さゆり、45回目!☆ 『天城越え』。この曲が紅白から消えると、ウチの歌詞解説記事でアクセスを稼げなくなってしまう(笑)。50回の限界を突破して、60回目指して欲しいね♪ 曲自体は津軽海峡・冬景色の方が好き。ああああぁ~~と、あんまし「あ」を続けると、Googleのロボット君にスパム記事扱いされそうだから止めとこ(笑)

   

特別企画、桑田佳祐feat.佐野元春、世良公則、Char、野口五郎。『時代遅れのRock’n’Roll Band』。66歳~67歳の同期。チャーって、10歳くらい上かと思ってた (^^ゞ ギターはさすがにチャーが中心。政治的主張はさておき、桑田を始めとして、みんな元気だね。軽音楽部の演出や、加山雄三へのリスペクトも、Good。

     

紅組22番、MISIA、7回目。『希望のうた』。前の曲から次の曲まで、最後はLOVE&PEACE路線で統一。意外なことに、明石家さんまと仲良しらしい♪ どうゆう交流関係や! ほんじゃ、今年は紅白、落選した方がいいかも。で、『明石家サンタ』で不幸話の電話かけて合格、プレゼントのパネルでハズレを引いて、「うらみます」を自分で熱唱とか(笑)

   

白組22番、福山雅治、15回目。『桜坂』。冬なんだけど♪ 坂道グループの名前にも似てたりする。この曲の歌詞、別れのせつない内容だけどね (^^ゞ まあ、「君よ ずっと幸せに ・・・ 愛は今も 愛のままで」だから、永遠のLOVE&PEACEだと。桜色というより、鮮やかなパープルのスーツが凄い☆ スラッとした長身だし、素直にカッコイイ。。

   

  

      ☆     ☆     ☆

フーッ・・・やっと終わった。まさかの8300字 (^^ゞ しんどいわ! そして審査の結果は、審査員が紅組(7vs3)。会場の野鳥たち(笑)が白組(821vs1561)。女性ファン・・じゃなくて視聴者の投票は白組(1586214 vs 2685356)。

     

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というわけで、1対2。優勝は3年ぶりに白組☆ ところが優勝旗授与はなし。できるだけ仲良く、優劣や争いごとはなるべく避けると。でも、勝ち負けつけるんだから、これまでの伝統の優勝旗はあった方がいいと思うな。NHKのスタッフさん♪ W杯も含めて、ゲームは勝ち負けがあるから盛り上がるのだ。

    

来年こそは、この膨大な労力とお別れかも♪ 年末年始の修行、荒行は、年賀状の手書きだけで十分だ(笑)。それでは今日はこの辺で。パァ~~~ン!☆彡

   

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      (計 8339字)

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藤井風の動画に混入してたNワード(黒人差別語)、英和辞典にない変化形で聴き取りも困難・・&1km4分台で15km走

(2日)RUN 15km,1時間14分01秒,平均心拍 146

消費エネルギー 730kcal(脂肪 131kcal)

    

多様性の共存とか異文化交流とか、ここ15年ほど盛んに叫ばれてるけど、決して簡単な話ではない。そういった現実を改めて思い出させてくれたのが、昨日(22年11月2日)くらいから一部で話題の出来事だった。

   

藤井風というと、去年の暮れの紅白歌合戦で、マフマフと共に目立ってた若手実力派ミュージシャン。その彼の4年前の動画に、「Nワード」が混入してたのが、最近になって海外で問題視されたとのこと。黒人を差別する(とされる)言葉で、語源的にはラテン語のブラック(黒)。

    

私は昨夜、J-CASTがYahoo!に配信した記事で知った。ここでは元記事にリンクを付けとこう。

   

  

     ☆     ☆     ☆

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藤井は最初、Twitterで遠回しに謝罪。無知によるミスで、本当に申し訳ない。誰も傷つけるつもりは無かったし、二度と繰り返さない。簡単な英語で、丁寧かつ素直に反省を示してる。

   

ただ、具体性が無かったので、少し後に英語ツイートを2つ追加。2018年のカバー・ビデオに、決して私が使ってはならない単語が1つあった。その言葉の背景を知らなかったのを恥じている。言い訳はしない。最初のツイートではっきり書かなかった点も公開してる。。

   

ところで、ツイッターにもJ-CASTの記事にも、細かい具体的説明は書かれてないし、J-CASTがリンクを張ってる海外の藤井風紹介動画を見ても、何も分からなかった。こうなるともう、自分で最後まで調べるしかない。

   

   

     ☆     ☆     ☆

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この黒人YouTuberは、Fujii Kaze(藤井)のその動画を小さく組み込む形で、非常に好意的にノリノリで紹介してくれてる。つまり、彼にとっては黒人差別どころか、最高の「マッシュアップ」動画なのだ。私もお世辞抜きで、素晴らしくセンスがいいオシャレな動画だと思った。才能と音楽の素養が溢れてる。

   

このマッシュアップという言葉。ネットでは、毎度お馴染み、日本語のウィキペディアの説明の冒頭が拡散してる。

  

「2つ以上の曲の片方はボーカルトラック、もう片方は伴奏トラックを取り出して、それらをもともとあった曲のようにミックスし重ねて一つにした音楽の手法である」。

   

しかし、少なくとも藤井のその動画を見た限り、この説明にぴったり合う形にはなってないし、コトバンクで各種の辞典・辞書類の説明を読んでも、もって広い意味で説明されてる。

  

そもそもの英語のフレーズ「mash up」は、ごちゃ混ぜにするというような意味。すりつぶしたマッシュポテトを作るイメージなのだ。合成語の「Mashup」で音楽用語やテクノロジー用語として考える時にも、要するに混ぜ合わせ、ミックスというのが基本の意味だろう。昔からある、もっと一般的な用語なら、合成、コラージュとか。リミックスはちょっと違うかも。

   

  

     ☆     ☆     ☆

で、藤井は日本のm-floの『come again』に、3曲を混ぜ合わせてるようだ。『Call Me Maybe』、『Shape Of You』、『Super Bass』。

      

この最後の曲の歌詞に一ヶ所だけ、Nワードの変化形が複数形で入ってて、元のラッパー歌手、ニッキー・ミナージュ(Nichi minaj)のMVでは今でもそのまま歌われてる。11年前から10億回(!)近くも再生されてるヒット作品。

   

これを藤井がカバーした動画のオリジナルは既に削除されたようだが、例の黒人の紹介動画の中で小さく組み込まれてて、そこではNワードの箇所にはごく短くピー音が入ってるから、聴き取りは不可能。どこか分からない人も多いだろうけど、6分49秒くらいの箇所だ。元の昔のラップ動画でもあまりにも早口だから、英語の歌詞を知ってても聴き取りにくいほど。

     

ピー音など無くても、ほとんどの日本人には意味が分からないはずだ。私が手元に持ってる『ウィズダム英和辞典 第4版』(2019年)には、普通の形の言葉しか載ってない。英語版ウィクショナリーで検索して、初めて変化形の複数形だと分かった。そこには、使用上の注意も珍しいほど長々と書かれてた。

    

世界を舞台にして英語で情報発信すると、全く思いがけない摩擦も生じて来る。特に個人でやってる場合、その辺りの細かいチェックは困難だから大変だろう。藤井には、これに懲りずに今後も世界に発信して欲しい。

  

ちなみに私が昔、ドラマ『ガリレオ』の数式記事を英語でアップした時には、しばらくの間、Google検索で全くヒットしなかった。日本語記事には大量のアクセスが入ってた時期でさえ、そんな扱い。おそらく、怪しいスパム記事扱いになったんだと思う。私はそれに懲りて、すぐ撤退してしまったけど、またいずれ再挑戦するかも。。

   

   

      ☆     ☆     ☆

最後に、昨日の走りについて一言。2日休んで、1km4分台の15km走に挑戦。序盤からかなりペースを上げたし、気温がちょっと高めだったこともあって、呼吸はハーハーゼーゼー。今シーズンでは一番きつい走りになった。

   

それでも何とか頑張って、トータルでは1km4分56秒ペース♪ しかし、キツかったから、さらに距離を伸ばすのはしばらく先にしよう (^^ゞ 気温16度、湿度75%、風速1.5m

  

新・心拍計はまた途中から異常に高い値になってしまったから、旧・心拍計で修正。何でかね? 腕ふりの強さも関係してるのかも。ともあれ、今日の所はこの辺で。。☆彡

   

   

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           平均心拍 最大

往路(2.4 km) 12分57秒 130 144 

LAP 1(2.1) 10分40秒 141 149

  2   10分26秒 148 153

  3   10分15秒 151 154 

  4   10分19秒 151 155

  5   10分11秒 153 158

復路(1.9)   9分14秒 149 155

計 15km 1時間14分01秒 146(83%) 158(90%)   

   

      (計 2406字)

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オリビア・ニュートン=ジョン追悼、最大のヒット曲『Physical』(1981)のMV映像レビュー

オリビア・ニュートン=ジョン(Olivia Newton-John)というと、私の感覚では、『Have You Never Been Mellow』(邦題・そよ風の誘惑、1975年)が代表曲。個人的にはこの曲がベストだし、少なくとも日本ではそうだろう・・と思ってたが、レコード売り上げとかヒットという観点だと違うらしい。

     

下は同名のアルバムのカバー。英語版ウィキペディアより。ビートルズその他でも有名な、英国・アビーロードスタジオでの録音。この写真は日本でも使われたものだが、シングルのカバーはかなり違ってる。

      

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既に27歳だから、意外なほど遅咲きのスターだ。可愛い女の子というより、キレイなお姉さん、美しい女性。英国生まれでオーストラリア育ちという経歴も関係してるのかも。彼女が最も成功したのは、3番目の国である米国の市場だから。

    

   

     ☆     ☆     ☆

米国その他、世界レベルの商業的成績でいうと、オリビアの最大のヒット曲は『Physical』(フィジカル、1981年)。

   

特に全米では10週連続ビルボード1位だから、素晴らしい☆ 映画なら、ミュージカルの『Grease』(グリース、1978年)。楽曲と映画、これら2作の成功が断トツのようだ。

      

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そこで今日は、『Physical』のMV(ミュージック・ビデオ)を細かく分析してみよう。上はシングル・レコードのカバーで、英語版ウィキより。あえぐような官能的な表情を見せてる。同名アルバムのカバーはまた別。

      

前から書いてるように、映像の分析は、世界的にも非常に少ない。映画やドラマでも、MVでも同様。ということは、記事を書いても需要も少ないわけだが、私自身が興味あるので問題ない。単なる歌詞の(簡単な)解説なら、あちこちにあるだろうし、奥行きが足りない。

   

   

      ☆     ☆     ☆

利用したのは、YouTubeで公開されてるVEVOの公式映像。一応、リマスター版とされてるけど、昔のままの動画と比べてもそれほど変わってない気がした。静止画と比べて動画の変換は遥かに難しいし、たぶん元の動画が古過ぎるのだと思う。

   

ミュージック・ビデオというものが一般的になったのは1970年代後半くらいからで、一躍メジャーにしたMTVが誕生したのが1981年の夏

   

『フィジカル』のビデオは82年2月に発表されてるから、かなり初期の作品だし、そもそもオリビアは音楽ビデオの世界で先駆者の1人らしい。ビジュアル、ルックスに恵まれてるのも、分かりやすい理由の一つだろう。結果的に、完全に正しい選択と判断だった。年齢的にも33歳だから、童顔にも助けられて何とか間に合った形か。

       

     

      ☆     ☆     ☆

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では、実際の映像を見て行こう。全体は1つのコミカルな物語。当時、急激に流行り始めたらしいフィットネス・クラブ(ジム)で、オリビアがエアロビック・ダンスの派手なコスチューム(レオタード)を着用。女性インストラクターとかトレーナーとして、太った(ふくよかな)男性たちをビシビシ鍛えるストーリー。

     

ちなみに、全米No.1とNo.2のクラブがほぼ同じ時期に誕生してる。これは、70年代に広まった有酸素運動(本来の意味のエアロビクス)の影響もあると思うが、いつの間に無酸素運動の筋トレが前面に出て来たのかは、まだ調べてない。無酸素の方がダイエットに効果的だという理論は、当時まだほとんど無かったと思う。

     

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この曲は、歌詞もビデオも明らかにセクシャル(性的)で、当時でさえかなり問題視されたらしい。今の日本では絶対に作れないはず。例えば、上のカット。オリビアの手が「男性」を撫でてるようにも見える。完全にギリギリを狙った、1秒ほどの短いシーン。

  

この辺りの英語の歌詞に、「I gotta handle you ・・・」と書かれてる。あなたを操作しなきゃ♪ 私が言ってる事、わかるでょ♡ 歌詞というか、曲の作者(ソングライター)は、Steve Kipner と Terry Shaddick 。

      

ヒット曲『カントリーロード』の素朴な歌詞とは大違いだが、実は『そよ風』の歌詞には、軽くほのめかすようなフレーズもかなり入ってる。オリビアの清純なイメージと爽やかなメロディーで、性的な暗示(ほのめかし)が隠されてるのだ。

    

   

     ☆     ☆     ☆

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オリビアのコスチュームもギリギリで、色使いとか派手だが、露出は少ない。上のように胸をアピールするカットでも、胸の形さえ浮き上がらないようになってる。6人のふくよかな男性も、エッチな視線にはなってない。

     

上からの連続映像で出て来る、股を開いて腰(お尻)を突き出すカットでも、上下逆転させて周囲も切り取ってるから、それほどエロチックでもない・・と私は思う。制作者サイドと共に♪ 股間もカラータイツとレオタードで二重にガードされてるし、表情も明るく健康的。

    

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最初、短めのレッグウォーマーを身に付けてるのかと思ったが、アップで確認するとソックスみたいだ。シューズはジャズ・ダンス風のものか。今なら、ジョギングシューズみたいな靴がフツーだと思う。私は時々、ジムに行ってるけど、ダンスレッスンに参加したことはまだない。遠くからチラ見するだけ。

   

上のシーンは、オリビアがランニングマシン(トレッドミル)のスピードを上げて、男の生徒を鍛えてる所。いきなりマシンの負荷を最大レベルまで上げるパワハラ的シーンもある。

  

なお、レッグウォーマーとレオタードが目立つ映画『フラッシュダンス』は1983年。それを考えても、『フィジカル』の音楽ビデオは時代を先取りする企画になってる。

   

      

      ☆     ☆     ☆

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端的に言うなら、女性インストラクターは「女王様」だ。それに気づくと、上の画像はボンデージ的な調教のパロディだと分かるし、後でなぜテニスが出て来るかも分かる。ラケットが、お尻叩きとかに使うSM調教グッズ(パドル)のパロディになってるのだ。

      

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途中でバテバテでダウンした生徒たちにあきれたオリビアは、シャワーを浴びに行く。セクシーな表情のサービス・シーンであると同時に、あらすじ的な転換点。

    

ここはギターのソロ演奏が目立つ箇所だが、ギターの代わりになってるのは、筋トレ器具のエキスパンダー♪ 案外、エアギターのはしりのお遊びかも。

     

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シャワーを浴びること自体、次にする事の準備という意味も含んでるし、「液体を受ける」ことのメタファー(比喩)にもなってる。歌詞は、もう話すことなんてないわ。フィジカル(肉体的、身体的)になりましょ♡ 「Let's Get Physical」が曲の原題だったらしい。

          

話がズレるというか、ズレてないのかも知れないが、実はオリビアの祖父は、ノーベル物理学賞に輝いたボルン。アインシュタインともつながってる大物だ。物理学を表す英単語は Physics だから、曲名と歌詞は「物理学的にいきましょ」という意味も含むことになる。

  

   

     ☆     ☆     ☆

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で、彼女がシャワーを浴びて出て来ると、バテバテだったふくよかな男性たちも準備万端。小さい下着1枚のムキムキ・マッチョになってるのだ。顔までイケメンで、ポーズもしっかり取ってる。

       

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驚いたオリビアは、喜んで男性と背中合わせ(&お尻合わせ)に。この背中というのがポイントで、もし右側の男性が逆向きになってたら、完全に「3P」モードになってしまうからマズイのだ。男2人に女1人が挟まれる形。左側の男性が何気にモッコリしてる点も見逃せない。このカットでは、オリビアの胸もやや目立ってる。

     

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さあ、一緒に「テニス」しましょ♡ 美しいプロポーションの全身を誇示するオリビア。白いショートパンツとソックスの間に、細長い美脚が伸びる。テニス(tennis)という言葉が、音声的にも文字的にも、「男性自身」とそっくりな点も興味深い。精神分析的な見方。

    

   

      ☆     ☆     ☆

最後は、現代だと無理そうなオチがついてる。イケメンのマッチョたちは、ゲイ(男性同性愛者)のカップルになって、2人ずつ仲良く部屋から出てしまう。

    

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取り残されて慌てたオリビアが隣の部屋に向かうと、ふくよかな男性が1人残ってた。いつの間にか、こちらもテニス・ラケットを持って。

    

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というわけで、最後は仲良く「テニス」のゲームをプレイ。歌詞は、「Let's get animal」。動物になりましょ♡ ハーハー、息を切らせながら、美女と野獣が動物的なボディー・ランゲージ(身体言語)をかわす。あなたのボディー・トークを聞かせて♪

      

メロディーやアレンジがいいのはもちろんとして、歌詞とビデオが非常にセクシャルで攻めてるのがよく分かった。ひょっとすると、これを見る人には、オリビアではなく男性俳優目当ての人が結構、含まれてるのかも。ふくよか派にせよ、マッチョ派にせよ、BL派にせよ。

      

   

      ☆     ☆     ☆

なお、この曲は当初、ロッド・スチュワートやティナ・ターナーといった大物に提供される予定だったが、結局はオリビアの元へ。それが最大のヒットとなったのだから、半ば偶然のラッキー。

  

もちろん、そうした幸運には、実力や努力も必要なのであった。音楽、映画、乳がんとの長年の闘い。73年間の輝く人生を終えたオリビア・ニュートン=ジョン、どうか安らかに。。☆彡

     

       (計 3711字)

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中島みゆき『ホームにて』の歌詞の意味と解釈、ダチョウ倶楽部・上島竜兵は汽車に飛び乗ったのか・・&11km走

(15日) RUN 11km,55分18秒,平均心拍 140

消費エネルギー 491kcal(脂肪 113kcal)

    

ダチョウ倶楽部の上島竜兵が自宅で自殺した(とされる)のが、2022年5月11日。0時過ぎに発見・確認されてるので、実際は10日の夜遅くだったと思われる。人気も実績も人望もあるベテラン芸人の突然の訃報に、数々の有名人のコメントが続いて来た。

   

その中でも、最も親密な後輩の1人だったと報道されてる有吉弘行が、5月15日の夜のラジオで語ったエピソードは印象深かった。

     

上島は中島みゆきの『ホームにて』という曲が好きで、カラオケで号泣しながら歌ってたという。そのうち、有吉も好きになったらしい。いじられキャラ、ボケ、リアクション芸人とか言われる上島の芸風から考えるとちょっと意外だけど、素の性格にはそんな側面もあったということか。

      

この曲、私も一応知ってて、歌詞はキレイだしメロディーも心地よいけど、聴く機会はずっと無かった。そこで早速、歌詞だけ検索。著作権に触れない程度に引用して、ごく簡単に意味を解釈してみよう。歌詞の全文を知りたい方は、検索すればあちこちの商業サイトに掲載されてて、無料で登録なしに読むことが可能。

   

   

      ☆     ☆     ☆

『ホームにて』は1977年(昭和52年)の曲で、有名な『時代』でブレイクした2年後の作品。作詞・作曲、中島みゆき。

   

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大ヒットしたシングルレコード『わかれうた』のB面(カップリング曲)で、同年のアルバム『あ・り・が・と・う』ではB面の2曲目として収録されてる。

  

当時のシングルレコードのジャケットをamazonで見ると、『ホームにて』は極端に小さな活字で隅に書かれてるから、気付かないほど。売れ線のA面の曲だけをプッシュする時代だったということか。個人的には、『ホームにて』の方が好きだ。

    

スポニチの上島・有吉関連の記事では、「夢破れた人がふるさとへ帰りたいと思うものの帰れない思いを歌った」と一言でまとめてる。

  

本人とか関係スタッフがそう説明したことがあるのかも知れないが、歌詞だけ読むなら「夢破れた」と解釈する理由は特にないし、もともと中島の歌詞は適度に多義的な性格を持ってる。

  

夢がかなっていようが、かなえつつあろうが、破れていようが、都会からふるさとの田舎へ帰りたいのに帰れない。そういった普遍的なもどかしい思い、切ない感情や状況が歌われてるのだ。

  

大まかに言って、都会の人口の半分くらいは地方出身者。都会の生活の中でふと、故郷の田舎を思い出す人は非常に多いことになる。特に、昔の都会は地方出身者が多かった。中島は北海道。上島は、兵庫県の北側にかなり入った辺りの春日町(現在は丹波市)の出身らしい。下はGoogleマップより。

   

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 「ふるさとへ 向かう最終に

  乗れる人は 急ぎなさいと

  

駅長のやさしいアナウンスから始まる歌詞はその後、全体的に、乗れない気持ち、乗れなかった状況を表してる。夜の最終列車の中には、やわらかい車内の灯りのもとで楽しげに見える人達の姿。

   

私も乗りたい。でも、その前に、都会で身に着けた様々な余計なもの(「かざり荷物」)を捨てないと。そして、都会の街にお別れの挨拶をしないと。そうしてる間に、「汽車」のドアは閉まってしまう。

   

お別れの挨拶が余計のようにも思われるけど、都会の「ネオンライト」も第二のふるさと。夜の街は上島竜兵も大好きだったはずで、そう簡単にふり捨てることも出来ない。結局、故郷に帰りたくても帰れない状態がずっと続くから、「ふるさと行きの乗車券」やキップが溜まってしまう。

   

ちなみに、JR東日本(87年の分割民営化までは国鉄)のプリペイドのイオカード導入は1991年。ICカードのSuicaは2001年らしい。ということは、80年代後半~90年頃のバブル期までは、切符の時代だった。

   

   

     ☆     ☆     ☆

ところで、歌詞には「汽車」という古い言葉が使われてるけど、1977年(昭和52年)の時点で既に、「蒸気機関車」は僅かになってる。だから汽車というのは、それ以前の心象風景の列車か、僅かに残る本物を指すのだろう。中島は1952年生まれだから、子どもの頃は蒸気機関車を見てたはずだし、北海道ならかなり遅くまで残ってたと思う。

  

国鉄(JR)の電車を慣習的に「汽車」と呼んでたという話もあるけど、それだとこの歌詞には合わないのだ。2番に「手のひらに残るのは 白い煙と乗車券」というフレーズが入ってて、白い煙が指すものは汽車(の出発)だと思われるから。

   

もし冬の設定なら、吐く息の白さとも考えられるけど、冬を表す言葉は入ってないし、白い煙は手のひらの乗車券と結び付けられてるので、汽車の煙のイメージだろう。具体的には、乗車券を持ったままの手を上げて、発車してしまった汽車に「待って~~!」とか叫ぶ。すると、手と白い煙と乗車券が本当に重なる。

  

試しにGoogleで「蒸気機関車 煙」の画像検索をすると、下のような感じになった。煙は、汽車の象徴。必ずしも白くはないけど、歌詞では美しいふるさとのイメージと融合してるから、白い煙ということになる。

   

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      ☆     ☆     ☆ 

結局、上島竜兵は、ずっと乗り損ねてた汽車に飛び乗ったということか。既に最終列車も出てしまった後の深夜だから、ホームを間違えたのかも知れないし、特別列車だったのかも知れない。芸人が集まった葬儀では、笑いもかなりあったようだから、暗い車内には灯りもともってたことになる。

      

偶然なのか、それとも深層意識的に関係してるのか、上島のふるさとに向かうJR福知山線(南側の区間の愛称はJR宝塚線)で検索すると、107名の死亡者を出した2005年の大事故の記事が多数ヒットする。

      

さらに、「空色」の汽車やキップという珍しい歌詞で思い出すのは、中島みゆきの永遠のライバル、ユーミン=荒井由実=松任谷由実の73年の名曲『ひこうき雲』。

    

ウィキペディアは「少年の死」がモチーフとだけ書いてるが、歌詞を読んでも、産経の記事を読んでも、明らかに自殺を描いたものだろう。口に出すか出さないかという違いがあるだけであって、大人の社会では口に出さないのが普通なのだ。「美化」などと炎上させるわけにはいかない、代表曲の一つだから。作詞・作曲、荒井由実。

       

 「空に憧れて 空をかけてゆく

  あの子の命は ひこうき雲

   

ほかの人にも、本人にも分からないような、心の動きがあるのかも。ともあれ、残された者としては、ホームにて、あるいは都会にて、合掌。。

   

      

     ☆     ☆     ☆

予想外に長くなってしまったから、最後は一言だけ。一昨日(15日)の走りについて。11kmだけ、またレース用シューズを履いてスタスタ走って来た。

  

トータルでは1km5分02秒ペース。相変わらず5分を切れず。気温16度、湿度80%、風速1.5m。新・心拍計はほぼ正常に作動したけど、少し補正した。グラフの序盤が変なのは、連続3回も信号待ちで止められたから。かなり脚の付け根にダメージが溜まって来たな・・とか思いつつ、ではまた。。☆彡

   

  

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往路(2.4 km) 13分17秒 123 140 

LAP 1(2.1) 10分49秒 138 145

  2   10分29秒 146 151

  3   10分08秒 151 158

復路(2)    10分34秒 148 158

計 11km 55分18秒 140(80%) 158(90%) 

    

       (計 3001字)

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北京冬季五輪パラリンピック2022開閉会式テーマ曲『雪花』(雪の結晶、snowflakes)、中国語と英語の歌詞・発音・意味・簡体字変換

北京五輪の時から気になってた、少年少女合唱団の美しい唱歌。昨日、パラリンピックの閉会式を動画で見て、最後にまた美しい歌声を聞いたので、何と歌ってるのか知りたくなった。ちなみに昨日の閉会式記事はこちら。

  

発音と意味が分かれば、私でもひそかに鼻歌で歌える♪ 本物の日本の少年少女たちでも取り組みやすいはず。私が軽く検索をかけた限りでは、曲全体の歌詞・発音・意味をハッキリ書いてるサイトは見当たらなかったので、自分で書いてみよう。

   

といっても、中国語の知識はほとんど無いから、複数の中国語関連サイト(変換、説明)を読み比べた上で、実際の歌声も何度も聞き直して、自分なりにアレンジした。

    

中国での漢字の発音表記「ピンイン」も調べてみたが、ピンインの発音自体が分かりにくいのでいま一つ参考にならなかった。ピンインを普通のアルファベットやローマ字と混同する誤読もあるらしい。

    

   

     ☆     ☆     ☆

最初は曲名と歌詞。NHKの放送で確か『雪の結晶』と話してたし、ネット上には『雪花』という情報もあったから、まず雪花で検索。いま一つだったから、英語の「snowflakes」(雪のかけら達)で検索すると、歌詞が出て来た。映像やYouTube動画の歌声とも合ってるので、おそらく正しい。

   

普通は、曲の歌詞というものは著作権の管理が厳しくて、ブログでは書きにくい。しかし今回は、世界有数のイベントのテーマ曲で、歌詞も実質的には2行しかないので、広告ゼロの非営利の個人ブログで全訳しても問題はないと考える。

    

重複をのぞくと、漢字で34文字しかないし、独自の表現もほぼ無いし(「万千你我」くらいか)、英訳なら公開されてるのだ。作詞・作曲、張帥(チャン・シャイ)

   

ではまず、私が英語検索で発見した歌詞の前半を縮小引用してみよう。後半は単なる繰返しだから、要するにこれですべて。漢字4行と、その英訳。ただし英訳も歌詞の一部なので、念のため。聞き直してみると、確かに英語が半分混ざってた。

         

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     ☆     ☆     ☆

では少しずつ、歌詞・発音・意味を照らし合わせてみる。中国独特の漢字の形(簡体字)は、日本の漢字の形に直した。

   

歌詞が英語になってる部分は、直前の中国語とほとんど同じ意味だし、中学1年か2年レベルのごく簡単な英語なので、説明は一ヶ所だけにする(後述)。

      

  千万    雪花     競相    開放

 チェンワン シュエファ  ジンシャン カイファン

(いくつもの 雪のかけらが  競い合うように 開いてる)

   

  万千    你我     彙聚成    一個家

 ワンチェン ニーウォ  フィジュチョン イーグェジャ

 (無数の あなたと私も  集まって作ってる 一つの家を)

   

  雪花    雪花     開在    陽光下

 シュエファ シュエファ  カイザイ ヤングァンシァ

 (雪のかけら 雪の結晶が  開いてる 陽光の下で)

   

   在故郷     在遠方      都一様     閃亮

 ザイグーシャン ザイユェンファン  ドウイーヤン シャンリャン

 (ふるさとでも 遠くでも      全く同じように 輝いてる)

   

   

     ☆     ☆     ☆

最後に、中国語と英語のわずかな違いについて。

   

中国語が「在故郷 在遠方」となってる部分は、少し後の英語の歌詞だと「All around, all around」(オール・アラウンド、オール・アラウンド)となってる。日本語に直すと、どこでも、どこでも。

  

これはおそらく、そのまま英訳すると上手く行かないからだろう。例えば直訳なら「In my hometown in the distance」。長すぎる。少し短くまとめた英語でも、「Whether home or far」で、メロディーには乗せにくい。

   

なお、「万千你我」(無数のあなたと私)という表現は初めて聞いた気がする。あえて普通の言い方に直すなら、「あなたと私も含めて、無数の人々が」。あるいは、「あなたと私、親しい2人の関係が無数に集まって」とか。人々を表す中国語や英語を使うより、你我とか you and me の方が心に沁みると思う。

   

当ブログとしては短い記事だけど、調べるのに大変な手間ひまがかかってるから、今日はもうこれで終了としよう。再見(ザイジェン)♪☆彡

     

        (計 1675字)

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