高梨沙羅が失格で涙、スキー・ジャンプのスーツの測定規則と方法(今季FISガイドライン・英語)&15kmジョグ
(8日)JOG 15km,1時間19分54秒,平均心拍 151
消費エネルギー 806kcal(脂肪 129kcal)
五輪のモットーに「together」(一緒に)が加わったからなのか、最近は新たな団体種目が目立つようになってる。スキー・ジャンプの新種目、男女混合団体で、高梨沙羅の1回目の大ジャンプが失格と判定された。
下は本人の公式インスタグラムの最新投稿。真っ黒な画像というか背景の横で、ひたすら謝罪してる。競技直後にも、雪の上でテレビカメラに向かって頭を数秒間下げてた。いいね!は7万4000件。
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高梨は好きだし、メイク(お化粧)もカワイイから全然OK。そもそも私は、日本びいきの日本人で、国旗・日の丸掲揚も、君が代斉唱も好きな人間だ。物を買う時には、少しくらい高くても、日本製を選びたいと思う。
ただ、最初の報道で見たこの写真にはちょっと、アレッ?と思った。メディアの報道では誰も指摘してない気がするけど、これはどうなんだろう? ジャンプでは普通ということか。
日刊スポーツの写真で、正面から写してるけど、正直、脚が短くて太腿が太くて胴(特に下腹部)が長くて、股下の生地がかなり余ってるように見える。ミズノ製。
ジャンプ以外の競技だとあり得ないウェアで、膝を曲げてるのを考慮しても、かなり「攻めてる」スーツだろう。規程の範囲ギリギリで、風の空気抵抗を受ける表面積を増やして、最大限の浮力(揚力)アップを狙ってるわけか。メダル獲得、特に金メダルのために。ちなみに高梨のジーンズ姿の下半身は下の通りで、太腿も意外とスラッとしてる(インスタより)。
もちろん、2日前の個人種目ではそのスーツでOKだったという話も出てるし、極寒で痩せたとか、測定方法が変わったとかいう話もウワサされてる。ところが、その測定方法を厳密に引用した報道は一つも見てない。たかが、短いまとめなのだ。男子が1cm~3cm許容されるとか、女子は2cm~4cmとか。
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そこで早速、英語の情報をネットでチェック。以前、スケートか何か、別の競技で調べたこともあったから、すぐ発見できた。これだろう。FIS(国際スキー連盟)のpdfファイル。ちなみに、日本語訳は発見できてない(普通の競技規則の訳ならある)。
Guidelines for the Measuring Procedure (dated 08.11.2021) Ski Jumping Suits
測定手続きのガイドライン(21年11月8日付け) スキー・ジャンプスーツ
測定用の下着(ショーツ)の規定から始まってる。選手はこれだけになるらしい。女子も上半身を脱ぐわけか。
基本的には直立姿勢で、壁に背中側をぴったり付けるらしい。ただ、説明抜きで、水平に横たわって測定する写真が添付されてた。ひょっとすると、ワールドカップでは直立で測ってたのに、北京五輪では水平で測ったのかも。もしそうなら、この説明抜きの写真がミスリーディングな(誤解をまねきやすい)ものだろう。直立の写真はない。
測定する係員にとっては、股下(クロッチ)の場合、水平の方がゆっくり測りやすいような気はする。
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では、例の2cmとか4cmとか言われてる話の箇所を引用して、私が英文和訳してみよう。業界の慣例は知らないので、念のため。
Competition equipment control
競技用具の管理
Any point on the athlete's body can be measured and compared to the corresponding point on the suit.
選手の身体のあらゆるポイントが測定され、スーツ上の対応するポイントと比較される。
When the athlete is wearing the suit – the athlete must stretch his arms so, that the elbows are 30 cm from the body, when the measurements are taken.
選手がスーツを着用している時 ── 測定中、選手は腕を伸ばして、肘は身体から30cm離さなければならない。
Legs are also straight, feet 40 cm apart. Athlete must stand up in an upright position.
脚も真っ直ぐに、足は40cm離す。選手は直立姿勢で立たなければならない。
The jumping suit must in all places and parts be tight-fitting the athlete's body.
ジャンピング・スーツはすべての場所と部分において、選手の身体にぴったりフィットしていなければならない。
The measurements of the suit must conform the measurement of the body in an upright position with a tolerance of at least 1 cm in addition and a maximum of 3 cm to the body at any part of the suit (For Ladies at least 2 cm in addition and a maximum of 4 cm).
スーツの寸法は、直立姿勢において、身体の寸法に合っていなければならない。身体に対して追加されるゆとりの長さは、スーツのあらゆる部分において、少なくとも1cm、最大で3cm。(女子の場合、少なくとも2cm追加で、最大4cm。)
An exception is the part around the boot:
例外は、ブーツ周りの部分: (以下、略)
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理由はともかく、女子の方が、余裕のあるスーツを許可されてる。4cmのゆとりが許されてるのに2cmオーバーで失格と言うことは、合計6cm、身体より大きかったことになる。
この6cmの測り方は、ガイドラインに書かれてないから分からない。しかし、もし測り方がおかしいとか不公平とか抗議するのなら、少なくともこの種の規定(別の物も含む)や慣例と比べて何がどう違ってるのか、具体的に示すべきだろう。なるべく客観的なエビデンス(根拠)も添えて。
例えば、直立姿勢の股下の測定器具が水平になってなかったとか、足を70cmも開かれたとか、仰向け姿勢の股下の測定器具が斜めになってたとか。あるいは、股下や太腿への器具の押し付けが弱くて、測定結果が大きめの寸法になってしまったとか。
高梨の名前と顔は誰でも知ってることだし、人気も実績も十分。仮に引退するにせよ、何も困らないはず。引退すればお化粧もファッションも自由。ただ、個人的には、借りを返すためにもう少し競技生活を続けて欲しいと思う。女子の「レジェンド」目指して。いずれにせよ、今後の高梨の活躍に期待しよう♪
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一方、単なる一般ピープルは、1日休んだ後、昨日は15kmジョグ。あわよくば「RUN」ペースを狙おうと思ってたのに、心臓も脚も余裕が無かった。薬のおかげでプチ花粉症もどきは問題なかったから、言い訳もできない♪
トータルでは1km5分20秒ペース。あと5秒が遠かった。また、弾むシューズを使用。気温6度、湿度74%、風速1.5m。かなり高い心拍だけど、新・心拍計はほぼ正常に作動してると思う。ポラール心拍計のサイトによると、ややオーバートレーニングとのこと。心臓がプチ炎症を起こしてる状態か。呼吸はまだ余裕あるけど。
右膝の痛みが消えないどころか悪化して来たな・・とかボヤきつつ、ではまた。。☆彡
時間 平均心拍 最大
往路(2.4 km) 13分48秒 132 145
LAP 1(2.1) 11分37秒 147 153
2 11分17秒 153 156
3 11分10秒 157 161
4 11分02秒 159 162
5 10分59秒 161 163
復路(1.9) 10分02秒 159 163
計 15km 1時間19分54秒 151(86%) 163(93%)
(計 3245字)
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