長方形の紙を多数の直線で切り分けると、いくつの部分になるか~灘中学校2026年入試、算数1・問題4の考え方・解き方
1ヶ月遅れですが、去年に続いて今年も、灘中学校2026年入試の算数1・問題4の解説をしてみます。
私は今は首都圏に住んでますが、生まれも育ちも瀬戸内海。場所的に、近くの難関中学というとまず第一に、灘中学でした。小学校の頃は、算数の参考書で灘中の問題を見て、その難しさとレベルの高さに驚いてたのです。校名の漢字の「灘」も、「難」しいという感じに似てるし♪
大人になった今でも、凄い入試だなと驚きますが、さすがに時間さえあれば分かるようになりました。去年は数の問題を扱ったので、今年は図形の問題にしてみましょう。
問題はいつものように、四谷大塚のHPを経由して引用させて頂きます。これから示す解き方は私が考えたもので、何も参考にしてません。生成系に限らず、AIも使ってません。解説用の図も自分で作った物です。
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誰でもすぐ気付く簡単な解き方は、実際にすべての線を引いて、いくつの部分ができるか数えることでしょう。それほどの時間も手間もかからないので、試験場ではかなりの受験生(小学生)がそうやって答を出したのだろうと思います。
ただ、キレイな図を書かないと数え間違いが起きやすいし、思考力のトレーニング、頭の体操にもなりません。以下では、きちんと筋道立てて、論理的に数えて行くことにします。解くための図も、筋道立てて少しずつ書いて行きます。
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まず上図のように、左上の角の頂点Dからの線だけ、6本引いてみます。すると、元々はただ1つの部分だった長方形が、7つの部分に分かれました。もっと細かく言うと、この場合(線が交わらない場合)は、1本引くごとに、部分が1つ増えるのです。

次に、Dの少し下の点Eから線を引いてみます。上図の青色の線です。左から順に引いて行くと、最初の1本では、部分が1つ増えるだけ。これは、先ほどのDからの線と同様に、他の線と交わってないからです。
しかし、左から2本目の線を引くと、交点が1つ出来ます。この時、その交点によって、青線が2つの短い線に分けられて、それぞれが新たな辺になって、1つずつ部分を増やします。つまり、部分が2つ増えるのです。

左から3本目の線を引くと、交点が2つ出来て、青線が3つの短い線に分けられて、部分が3つ増えます。4本目で部分が4つ増え、5本目で部分が5つ増え、6本目で部分が6つ増える。
結局、上図の青線6本で、部分は21増えてます。1+2+3+4+5+6=21。元は7つだったから、合計28の部分になってます。7+21=28。
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さらに、Eの下の点Fからの線も左から引いてみます。最初の赤線では、交点は無しで、部分は1つ増えるだけ。
しかし、2番目の赤線では交点が2つ出来て、その赤線が3つの線に分けられて、それぞれが新たな辺となって、部分は合計3つ増えてます。

上図のように、左から3番目の赤線では、交点が4つ出来て、部分が5つ増えます。4番目の赤線では部分が7つ増えて、5番目の赤線では部分が9つ増えて、6番目の赤線では部分が11増えます。
結局、上図の赤線6本で、部分は36増えてます。1+3+5+7+9+11=36。青線までで部分は28になってたので、合計64の部分になりました。28+36=64 ・・・答
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Dからの線、Eからの線、Fからの線。順にまとめて、左から書いて行くのがコツ、ポイントです。元の問題図では、Dからの線とEからの線とFからの線を混ぜて書いてるので、分かりにくくなってます。出題者がわざとやってる、意図的な描き方でしょう。
最初から最後まで、全体の計算を1つの式にまとめると、下のようになります。
1+(1+1+1+1+1+1)+(1+2+3+4+5+6)+(1+3+5+7+9+11)
=1+6+21+36
=64
もし、途中の増え方がよく分からなければ、自分の手でもっと大きな図を書いて、本当に1つずつ数えていけば、規則性とその理由が体感できるでしょう。見るだけ、読むだけでなく、書くこと、手で1つずつ数えることも大切。
図はスマホやタブレット、PCで書くとキレイだし、手描きするのも良い事でしょう。それでは今日はこの辺で。。☆彡
(計 1751字)























































































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